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134 バイト追加 、 2013年1月23日 (水) 21:27
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家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。<br />しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかも[[ハガネ]]の場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。<br />そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。[[シロガネ]]の入手を目論む[[シャドウミラー]]によって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。
 
家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。<br />しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかも[[ハガネ]]の場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。<br />そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。[[シロガネ]]の入手を目論む[[シャドウミラー]]によって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。
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その後、連邦軍と[[インスペクター]]によるラングレー基地攻防戦([[オペレーション・プランタジネット]])では、空間転移によって[[ハガネ]]の隙を突き、[[ダイテツ・ミナセ]]艦長を討ち取る事に成功する。<br />しかし、この時期をきっかけにシャドウミラーは異星人である[[インスペクター]]と手を組む。互いに利用し合い、後々の破棄を前提とした同盟ではあったろうが、リーにとっては極めて皮肉な状況となった。当然リーは不満を抱いていたが、「最強の軍隊を作り、宇宙において地球人類の確たる地位を築く」という大目的のために我慢したようである。<br />その後、ホワイトスター周辺宙域での交戦において、ダイテツの遺志を受け継いだテツヤによって[[シロガネ]]を大破されて止む無く戦域から離脱する(OG2では撃墜されシロガネごと爆散し死亡)。
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その後、連邦軍と[[インスペクター]]によるラングレー基地攻防戦([[オペレーション・プランタジネット]])では、空間転移によって[[ハガネ]]の隙を突き、[[ダイテツ・ミナセ]]艦長を討ち取る事に成功する。<br />しかし、この時期をきっかけにシャドウミラーは異星人である[[インスペクター]]と手を組む。互いに利用し合い、後々の破棄を前提とした同盟ではあったろうが、リーにとっては極めて皮肉な状況となった。当然リーは不満を抱いていたが、「最強の軍隊を作り、宇宙において地球人類の確たる地位を築く」という大目的のために我慢したようである。<br />その後、ホワイトスター周辺宙域での交戦において、ダイテツの遺志を受け継いだテツヤによって[[シロガネ]]は大破。止む無く戦域から離脱(OG2では撃墜されシロガネごと爆散し死亡)して行方不明になるが…
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ある意味、OG世界で最もリアルかつ模範的な軍人なのだが、作中では何かと嫌な上司としての印象の方が強く、現実的で非情な判断が完全に間違っている訳ではないのだが、部下達からは理解されず反感を買う場面も多い。イングラムの離反に起因する家族の死が深いトラウマとなり、悪夢に魘される場面もあるなど同情すべき点も多々あるのだが、プレイヤー部隊にはもっぱら怒りをぶつけるだけになってその内情を理解してもらおうとしないうえ、あれ程までに裏切りを嫌っておきながら自分は堂々と裏切り、更にはダイテツを死に追いやったという印象の悪さは拭えない。そして何より、ハガネ隊を憎む理由が結果的には逆恨みにしかなっていないのも大きい。
ある意味、OG世界で最もリアルかつ模範的な軍人なのだが、作中では何かと嫌な上司としての印象の方が強く、現実的で非情な判断が完全に間違っている訳ではないのだが、部下達からは理解されず反感を買う場面も多い。前述の歪んでしまった背景などを考えると、同情すべき点も多々あるのだが(事実、家族の死はトラウマになっており、悪夢に魘される場面もある)、プレイヤー部隊にその内情を理解してもらおうとしないうえ、あれ程までに裏切りを嫌っておきながら自分は堂々と裏切り、更にはダイテツを死に追いやったという印象の悪さは拭えない。そして何より、ハガネ隊を憎む理由が結果的には逆恨みにしかなっていないのも大きい。
   
<br />'''「上官の命令は絶対であり意見は許さん」'''とは事あるごとに主張する彼の持論であり、理想とする軍隊なのだが、自身の上官とも言えるケネスを筆頭とする軍の上層部には納得がいかないからと意見したり、文句を垂れた他、散々批判していたイングラムを棚上げしての裏切り行為や、本来倒すべきはずの異星人と手を組んだこと、そしてハガネ隊への逆恨みと八つ当たりも踏まえれば、建前は上下関係を厳しく主張しているが、その主張も「任務に忠実な兵士による最強の軍隊を率いる」という目的でしかなく、傍から見れば極めて我儘で自分勝手な人間である。<br />ただし、物語構成上で彼の負う役割は「規律に五月蠅い嫌な上司」「裏切り者として嫌われる事」というものであり、そういった意味で彼は己の役目をしっかりと果たしている。
 
<br />'''「上官の命令は絶対であり意見は許さん」'''とは事あるごとに主張する彼の持論であり、理想とする軍隊なのだが、自身の上官とも言えるケネスを筆頭とする軍の上層部には納得がいかないからと意見したり、文句を垂れた他、散々批判していたイングラムを棚上げしての裏切り行為や、本来倒すべきはずの異星人と手を組んだこと、そしてハガネ隊への逆恨みと八つ当たりも踏まえれば、建前は上下関係を厳しく主張しているが、その主張も「任務に忠実な兵士による最強の軍隊を率いる」という目的でしかなく、傍から見れば極めて我儘で自分勝手な人間である。<br />ただし、物語構成上で彼の負う役割は「規律に五月蠅い嫌な上司」「裏切り者として嫌われる事」というものであり、そういった意味で彼は己の役目をしっかりと果たしている。
 
このように「嫌な上司」という印象が拭えないリーであったが、アニメ[[ジ・インスペクター]]においては尺の都合上これらの負の一面が悉くカットされ、「イヤミだが、根は良識的な軍人」という扱い(ある意味、本来のリーの性格)になっている。しかし考え方によっては、負の面が無くなったことで敵役としての見せ場を失ったとも言える。
 
このように「嫌な上司」という印象が拭えないリーであったが、アニメ[[ジ・インスペクター]]においては尺の都合上これらの負の一面が悉くカットされ、「イヤミだが、根は良識的な軍人」という扱い(ある意味、本来のリーの性格)になっている。しかし考え方によっては、負の面が無くなったことで敵役としての見せ場を失ったとも言える。
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:フリーバトルのみ登場。
 
:フリーバトルのみ登場。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
:声優が岡野浩介氏に変更された。序盤はゲームと同様の扱いだが、家族を失った過去や、テツヤとの因縁は描かれず、ハガネ登場後にシロガネ修復のために撤退して以来、最終話まで全く登場しなくなる。そのため、シャドウミラーに寝返る事も、ダイテツの死の原因になる事もない。そして最終話にて宇宙に出ていたシロガネからキョウスケ達とベーオウルフの死闘を見届け、戦闘後、キョウスケ達の回収を指示するというまさかの見せ場が与えられた。結果として、出番がなくなったために負の面が描かれず、良い目を見たとも言えなくはない。
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:声優が岡野浩介氏に交代。序盤はゲームと同様の扱いだが、家族を失った過去や、テツヤとの因縁は描かれず、ハガネ登場後にシロガネ修復のために撤退して以来、最終話まで全く登場しなくなる。そのため、シャドウミラーに寝返る事も、ダイテツの死の原因になる事もない。そして最終話にて宇宙に出ていたシロガネからキョウスケ達とベーオウルフの死闘を見届け、戦闘後、キョウスケ達の回収を指示するというまさかの見せ場が与えられた。結果として、出番がなくなったために負の面が描かれず、良い目を見たとも言えなくはない。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
:「カーリー・ナウマン」の名で登場。撤退した後スレイ達に発見されたらしく、アルテウル旗下で[[エア・クリスマス]]の艦長として動いている。テツヤに完全敗北したことで人間的に更生しており、まともな軍人らしくなっている。中盤以降、[[鋼龍戦隊]]が反逆者に仕立てられてからは何度か対決するが、鋼龍戦隊に勝つ事は出来なかった。このまま前作の二の轍を踏むと思われたが、不可解な行動を取るアルテウルに次第に疑念を抱くようになる。そして、最終局面で彼が[[ユーゼス・ゴッツォ]]としての正体を現し、更に家族を失ったL5戦役の黒幕だと知って激昂、エア・クリスマスで[[アダマトロン]]に特攻した上にアダマトロンの内部に空間跳躍して自爆させるという離れ業をやってのける。
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:「カーリー・ナウマン」の名で登場。撤退した後スレイ達に発見されたらしく、アルテウル旗下で[[エア・クリスマス]]の艦長として動いている。テツヤに完全敗北した後に自分を省みたようでまともな軍人らしくなっている。中盤以降、[[鋼龍戦隊]]が反逆者に仕立てられてからは何度か対決するが、鋼龍戦隊に勝つ事は出来なかった。このまま前作の二の轍を踏むと思われたが、不可解な行動を取るアルテウルに次第に疑念を抱くようになる。そして、最終局面で彼が[[ユーゼス・ゴッツォ]]としての正体を現し、更に家族を失ったL5戦役の黒幕だと知って激昂、エア・クリスマスで[[アダマトロン]]に特攻した上にアダマトロンの内部に空間跳躍して自爆させるという離れ業をやってのける。
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[テツヤ・オノデラ]]
 
;[[テツヤ・オノデラ]]
:同期だが、士官学校で自分以下の成績であった彼の事を一貫して“ナンバー2の男”として見下していた。しかし、いざテツヤと敵対関係になると、DC戦争・L5戦役を戦い抜いてきたテツヤとの実戦経験の差が浮き彫りとなった挙句、最後は彼を見下す余り、よりにもよって'''ドリル戦艦である[[クロガネ]]に突撃命令を下してしまう'''。案の定、クロガネのドリルでシロガネを大破させられ、行方不明に(OG2ではシロガネごとドリルで粉砕される)。
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:同期だが、士官学校で自分以下の成績であった彼の事を一貫して“ナンバー2の男”として見下していた。しかし、いざテツヤと敵対関係になると、DC戦争・L5戦役を戦い抜いてきたテツヤとの実戦経験の差が浮き彫りとなった挙句、最後は彼を見下す余り、よりにもよって'''ドリル戦艦である[[クロガネ]]に突撃命令を下してしまう'''。案の定、クロガネのドリルでシロガネを大破させられ、行方不明に(OG2ではシロガネごとドリルで粉砕される)。ただし、この経験から人間的にはまともになった。
 
;[[ダイテツ・ミナセ]]
 
;[[ダイテツ・ミナセ]]
 
:彼を討ち取る事に成功する。
 
:彼を討ち取る事に成功する。
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:亡き妻。彼女と両親を失った事がリーの運命を狂わせていく。
 
:亡き妻。彼女と両親を失った事がリーの運命を狂わせていく。
 
;[[ケネス・ギャレット]]
 
;[[ケネス・ギャレット]]
:上官。内心軽蔑していた。部下には「上官の命令は絶対」と散々主張するくせに、気に食わない上官には平然と文句を垂れる辺り、リーのご都合主義が表れている(後述)。
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:上官。メーカーと癒着する腐敗ぶりに内心軽蔑していた。しかし、そんな上司だとしてもリー自身は部下には「上官の命令は絶対」と散々主張しているので、プレーヤーにはご都合主義と揶揄される(後述)。
 
;[[ヴィンデル・マウザー]]
 
;[[ヴィンデル・マウザー]]
:彼の理想に賛同して配下に加わる。しかし、ヴィンデルにとってリーはあくまで駒の一つでしかなかった。まあ、人を駒としてしか見ない組織こそリーが理想としていた軍隊ではあるのだが、シャドウミラー側はリー自身の目的などあまり理解していなかった。また結果的にリーは方法の為に目的を忘れた形になった。ちなみにジ・インスペクターではリーの代わりにダイテツを討ち取っている。
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:彼の理想に賛同して配下に加わる。しかし、ヴィンデルにとってリーはあくまで駒の一つでしかなかった。人を駒としてしか見ない組織こそリーが理想としていた軍隊ではあるのだが、シャドウミラー側はリー自身の目的などあまり理解していなかった。また結果的にリーは方法の為に目的を忘れた形になった。ちなみにジ・インスペクターではリーの代わりに彼がダイテツを討ち取っている。
 
;[[イングラム・プリスケン]]
 
;[[イングラム・プリスケン]]
 
:直接面識はないが、彼の裏切り行為のために家族を失ってしまい、リーはハガネに不信感と恨みを抱くとともに、異星人を倒すことに執念を燃やすことになる。無論彼の真意など知る由もなかった。
 
:直接面識はないが、彼の裏切り行為のために家族を失ってしまい、リーはハガネに不信感と恨みを抱くとともに、異星人を倒すことに執念を燃やすことになる。無論彼の真意など知る由もなかった。
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;「生存機を回収しろ」
 
;「生存機を回収しろ」
:[[ジ・インスペクター]]最終話にて、[[ベーオウルフ]]との死闘の後、生き残ったキョウスケ達を発見しての一言。こちらのリーはなんだかんだでキョウスケ達を認めたようで、僅かながら柔和で優しげな笑みを見せている。
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:[[ジ・インスペクター]]最終話にて、[[ベーオウルフ]]との死闘の後、生き残ったキョウスケ達を発見しての台詞。こちらのリーはなんだかんだでキョウスケ達を認めたようで、僅かながら柔和で優しげな笑みを見せている。
 
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