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| === キャラクターの総評 === | | === キャラクターの総評 === |
− | ジュリオは父母を死に追いやった上でミスルギ皇国の帝位を簒奪したり、「傲慢な野心家でナルシストでヘタレ」と、どうしようもない悪党としか言いようのない人物ではあるが、一方でジュリオによって抹殺されかけた長妹アンジュリーゼ(アンジュ)は「最後まで解り合う事が出来なかった」として複雑な表情を見せたり、ジュリオを利用していたはずのリィザにも思うところがあった様子を見せているため、ノーマに対する差別意識はともかくジュリオには悪辣とも言い切れない一面もあった事が伺える。実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、立場が違っていたらジュリオと同じ事をしていた可能性がある。そういう意味では、ジュリオも歪んだ世界の犠牲者であったとも言える。
| + | ジュリオは父母を死に追いやった上でミスルギ皇国の帝位を簒奪したり、「傲慢な野心家でナルシストでヘタレ」と、どうしようもない悪党としか言いようのない人物ではあるが、一方でジュリオによって抹殺されかけた長妹アンジュリーゼ(アンジュ)は「最後まで解り合う事が出来なかった」として複雑な表情を見せたり、ジュリオを利用していたはずのリィザにも思うところがあった様子を見せているため、(ノーマに対する差別意識はともかく)ジュリオには悪辣とも言い切れない一面もあった事が伺える。 |
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| + | 実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性がある。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦V]] | | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | :初登場作品。NPCで戦闘には参加しない。概ね原作通りの役回り。 | + | :初登場作品。[[NPC]]で戦闘には参加しない。概ね原作通りの役回り。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| ;「無様な末路だな。落ちぶれ果てた皇女殿下の哀れな末路に相応しい」<br />「そうそう、そのマヌケ面が見たかったのだ。これでおびき出した甲斐があったというものだ」<br />「さぁ、断罪を始めようアンジュリーゼ。お前と言う罪の…ハッハッハッハ!」 | | ;「無様な末路だな。落ちぶれ果てた皇女殿下の哀れな末路に相応しい」<br />「そうそう、そのマヌケ面が見たかったのだ。これでおびき出した甲斐があったというものだ」<br />「さぁ、断罪を始めようアンジュリーゼ。お前と言う罪の…ハッハッハッハ!」 |
| :第9話より。シルヴィアに罵倒され、呆然とするアンジュリーゼ(アンジュ)の前に現れて。ジュリオの醜悪な[[性格]]が前面に出た台詞である。 | | :第9話より。シルヴィアに罵倒され、呆然とするアンジュリーゼ(アンジュ)の前に現れて。ジュリオの醜悪な[[性格]]が前面に出た台詞である。 |
− | ;「痛い・・・痛いよぉぉぉ…!お父さぁぁん…!」 | + | ;「痛い…痛いよぉぉぉ…! お父さぁぁん…!」 |
− | :第10話より。逃亡するアンジュが放った手裏剣で左頬を負傷した事で錯乱。国民の前で醜態を晒す羽目になった。'''自分で父親を処刑しておきながらこのザマである'''。そのためか、『V』では若干改変されている。 | + | :第10話より。逃亡するアンジュが放った手裏剣で左頬を負傷した事で錯乱。国民の前で醜態を晒すハメになった。 |
− | ;「ま、待てッ! 話が違う、早まるな要求は何でも聞く。ッそうだ、お前の皇室復帰を認めてやろうアンジュリーゼ。どうだ、悪くない話だろう! だから、殺さないでくれ~~ッ!」 | + | :'''自分で父親を処刑しておきながら、このザマである'''。そのためか、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では若干改変されている。 |
| + | ;「ま、待てッ! 話が違う、早まるな要求は何でも聞く。ッそうだ、お前の皇室復帰を認めてやろうアンジュリーゼ。どうだ、悪くない話だろう! だから、殺さないでくれ~~ッ!」 |
| :第13話より。アンジュに旗艦以外の艦隊を壊滅させられ、旗艦のブリッジは破壊、更に自身は足を銃で撃ち抜かれ、アンジュの虐殺停止要求を受け入れて戦闘を停止させた直後に殺されそうになった際の命乞い。 | | :第13話より。アンジュに旗艦以外の艦隊を壊滅させられ、旗艦のブリッジは破壊、更に自身は足を銃で撃ち抜かれ、アンジュの虐殺停止要求を受け入れて戦闘を停止させた直後に殺されそうになった際の命乞い。 |
− | :アルゼナルのノーマを子供も問わずに殺戮しておきながら自分が追いつめられるとこの醜態。侮蔑を通り越して呆れるしかない状態である。当然許されるはずもなくアンジュからは「'''生きる価値もないクズ'''」として、[[ヴィルキス]]のビームサーベルで一刀両断に切り裂かれそうになるが…… | + | :アルゼナルのノーマを子供も問わずに殺戮しておきながら、逆に自分自身が追いつめられると、この醜態。侮蔑を通り越して呆れるしかない状態である。 |
− | ;「エ、エンブリヲ様! コイツを、アンジュリーゼをぶっ殺して下さいッ! 今すぐにぃッ!」 | + | :当然許されるはずもなく、アンジュからは「'''生きる価値も無いクズ'''」として[[ヴィルキス]]の[[ビームサーベル]]で一刀両断に切り裂かれそうになるが…。 |
− | :アンジュのヴィルキスに一刀両断されかかったのをエンブリヲに助けられて。清々しいまでの掌返しを見せつける。アンジュもそうだがミスルギの皇室関係者は追い詰められたりすると途端に口が悪くなったりする傾向がある。 | + | ;「エ、エンブリヲ様! コイツを、アンジュリーゼをぶっ殺して下さいッ! 今すぐにぃッ!」 |
− | :ちなみにエンブリヲがアンジュの攻撃を防いだのは彼女が血の繋がりのあるジュリオを殺して血に穢れる事を良しとしなかったためである。そしてこの直後・・・ | + | :アンジュのヴィルキスに一刀両断されかかったのを[[エンブリヲ]]に助けられて。清々しいまでの掌返しを見せつける。 |
| + | :アンジュも該当するが、ミスルギの皇室関係者(ただし、一部を除く)は、自分が追い詰められたりすると途端に口が悪くなったりする傾向がある模様。 |
| + | :ちなみにエンブリヲがアンジュの攻撃を防いだ理由は、「アンジュが血の繋がりのある兄ジュリオを殺す事によって彼の血で穢れる事を良しとしなかったため」である。そしてこの直後…。 |
| ;「あ、あああ、ああ、アアアアァァァァ~~~ッ!!」 | | ;「あ、あああ、ああ、アアアアァァァァ~~~ッ!!」 |
− | :断末魔。エンブリヲに助けを求めたが、ラグナメイル「ヒステリカ」のディスコード・フェイザーで乗艦のエンペラージュリオ一世諸共消し飛ばされた。 | + | :断末魔。エンブリヲに助けを求めたが、彼の[[ラグナメイル]]「[[ヒステリカ]]」のディスコード・フェイザーで乗艦のエンペラージュリオ一世諸共消し飛ばされた。 |
− | :鳥海浩輔氏の名演(怪演?)によるどことなく情けなさを含んだ悲鳴はヘタレな彼にピッタリであろう。必聴。 | + | :鳥海浩輔氏の名演(怪演?)による、どことなく情けなさを含んだ悲鳴はヘタレなジュリオにピッタリであろう。必聴。 |
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