差分
→総論
しかし、もしこれらの因子を完全に切り替え、計画が成功したとしても、それは即ち因果律改変を意味するため、[[太極]]の[[呪われし放浪者|怒りに触れる]]か、[[イングラム・プリスケン|虚空からの]][[クォヴレー・ゴードン|使者]]によって討たれるだろうことは疑いない(裏を返せば、'''イングラムに倒されることで因果の鎖からは逃げられるが、破滅の運命そのものからは絶対に逃げられない''')。
しかし、もしこれらの因子を完全に切り替え、計画が成功したとしても、それは即ち因果律改変を意味するため、[[太極]]の[[呪われし放浪者|怒りに触れる]]か、[[イングラム・プリスケン|虚空からの]][[クォヴレー・ゴードン|使者]]によって討たれるだろうことは疑いない(裏を返せば、'''イングラムに倒されることで因果の鎖からは逃げられるが、破滅の運命そのものからは絶対に逃げられない''')。
=== ラオデキヤとユーゼス ===
現在までにここまでの事項が挙げられているが、謎が一つ残っている。それは、スーパーヒーロー作戦におけるラオデキヤの行動である。
当該作品において、クロスゲートの検出方法が見いだせず悩んでいるユーゼスのもとに、並行世界からラオデキヤが現れ、ジュデッカの機体フレームのデータを与えている。第2次OGにおいて多くの事象が判明した今となってもなお、この行動の意味は全くわかっていない。現在の推測で有力なのは、「このラオデキヤはαにおける二人目であり、αにおいて自分を造り出させるためにユーゼスのもとに現れた」というもの。時空を超えられるジュデッカと言えばαの「ブラック・デスクロス」しかないため、この説には一応の説得力がある。
だが、これが正しい場合、ラオデキヤは自らがαのユーゼスの操り人形であった事実を知っていることになるが、αにおいてはそのような動向は一切見られなかった。
当時のラオデキヤの台詞の全文はこうなる。
「余は……ラオデキヤ=ジュデッカ=ゴッツォ」<br/>
「次元を越え、平行宇宙を越え、お前と因果律で結ばれた者」<br/>
「余は別の宇宙でお前に造り出された者……そしてお前はこの宇宙で余に造り出される者……」<br/>
「余とお前は平行宇宙を超えた因果の鎖で結ばれている。我々は運命共同体なのだ」<br/>
「お前へ啓示を与えに」<br/>
「別次元で余という存在を確立させるために…お前のシステムをより完全なものに近づけてやる」<br/>
「そうだ。このズフィルード…ジュデッカの機体フレームを…使えば時空を超えることが出来る」<br/>
「そしてお前の目的を、野望を達成するがいい」<br/>
「その行為は別の宇宙に存在するお前と余の存在を…確立することになる…」
後の展開を加味しつつ字面のままに受け取れば、やはりαにおける自分達の存在を確立するため、という説が濃厚だが、裏を返せば、そうしなければα世界にはユーゼスも(恐らく二人目の)ラオデキヤも存在できなかったということである。
SHOに現れたラオデキヤは果たして何者だったのか、決戦まで誰も知らなかったブラック・デスクロスのデータをどうやって入手したのか、なぜそれをSHOのユーゼスに与えたのか、それによってαに、OGにどのような影響が齎されたのか。現在の所、それが残された謎となっている。
== 登場作品 ==
== 登場作品 ==