差分
→人物
=== 人物 ===
=== 人物 ===
幼少期はやんちゃで乱暴者な性格であったが、自らの浅はかな行動によって日本がブリタニアの制圧下に置かれてしまったのを機に、「間違ったやり方で何かを得ても意味がない」という考えに至り、結果より過程を重んじ、性格も温厚かつ生真面目になった。ただし、その振る舞いは、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を演じる[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の様に、ある意味で「仮面を被った演技」とも言え、物語が進んでいくにつれ、本来の苛烈な面が見える様になっていった。
人死にを嫌いながらも人を殺さない訳にはいかない軍隊に所属しているという矛盾を持っており、ロイドからも指摘されたことがある。さらに「ブリタニアを内部から変える」と言っているが、まったくそれを成し遂げていないうちから本人はすぐに自分を死に追いやろうとすることも矛盾の一つといえる。また、過剰なまでに自分の決めた理念に拘り、それを時には他人にまで強制する事もあるが、スザク自身はカレンに反発されるまで気付けなかった。
同胞である日本人からはブリタニア側についたことにより裏切り者として、ブリタニア人からは元イレブンという理由で軽蔑の対象になっている。その後、ユーフェミアの騎士に任命されたことでブリタニアに恭順する日本人には希望の象徴になり、ブリタニア人からも一目置かれる存在になっているが、ブリタニアを憎む日本人からは「枢木のやっていることは奴隷の平和だ」と批判されてもいる。<br />R2では虐殺を引き起こしたユーフェミアの騎士だったということから彼女に媚を売って従っていたと誤解され、さらにゼロを皇帝に引き渡してナイトオブラウンズに出世したのでますます日本人からは敵視されるようになり、暗殺もされかかっている。さらに、ナイトオブラウンズへの出世後は非情で手段を選ばない面も見せるようになり、捕虜となったカレンにリフレインを使用してルルーシュがゼロであるのかを吐かせようとした事もあり、本人に自覚は無かったが、ブリタニアの思想に染まりつつあった節がある。<br />しかし、他者から非難されても仕方のない手段をとってまでもブリタニアで自身の出世を図った理由は、後述のR2編での来歴にもあるとおり、ブリタニア皇帝からエリア11を賜って日本を解放するためでもあった。
ルルーシュが基本的に結果を重視しているのに対し、スザクは模範的で過剰なまでに過程に拘るなど、親友同士でありながらも、ルルーシュとは対極的な位置にある存在である。また、ルルーシュは後方から指揮する軍師タイプであることに対し、スザクが前線で戦う戦士タイプであること。ルルーシュが作戦立案能力には優れていても予想外の出来事に致命的に対応できないことに対して、スザクがいかなる戦場でも臨機応変に戦えるが常時は優柔不断な性格が垣間見えることなども、二人が真逆な存在であることを更に強調している(ただし、やることなす事が裏目に出やすいのはルルーシュと同じと言える)。能力上、ルルーシュはナイトメアに乗って活躍する事が少ない半面、スザクは超人的な身体能力(ドラマCDのセシルの回想では'''ランスロットの足を素手で持ち上げていた''')と卓越したKMF操縦能力を持ち、ナイトメアで戦場を駆け回る事が非常に多い。
ちなみに、基本的にスザクの使う一人称・二人称は「僕」「君」だが、感情が高ぶるか怒りに駆られると「俺」「お前」になる。
ちなみに、基本的にスザクの使う一人称・二人称は「僕」「君」だが、感情が高ぶるか怒りに駆られると「俺」「お前」になる。