差分

316 バイト除去 、 2017年2月7日 (火) 20:29
編集の要約なし
1行目: 1行目: −
== ミラージュコロイド(Mirage Colloid) ==
+
ミラージュコロイド(Mirage Colloid)とは、[[コズミック・イラ]]系作品に登場する用語。
 +
 
 +
== 概要 ==
 
可視光線や赤外線を含む電磁波を遮断する特殊なコロイド状の微粒子、およびそれを利用した技術。
 
可視光線や赤外線を含む電磁波を遮断する特殊なコロイド状の微粒子、およびそれを利用した技術。
   7行目: 9行目:     
*隠密性はあくまで'''静止状態'''に限定する事だけであって、地上の場合は足跡や航跡をはじめとする「動作によって生じる影響」やそれに伴って発生する音は消去できず、宇宙の場合は真空であるため音こそ発生しないものの、移動にスラスター噴射等を必要とするため、ノズル周囲の粒子が吹き飛ばされ熱紋・電磁波の秘匿ができなくなるという別の問題が出てくる。
 
*隠密性はあくまで'''静止状態'''に限定する事だけであって、地上の場合は足跡や航跡をはじめとする「動作によって生じる影響」やそれに伴って発生する音は消去できず、宇宙の場合は真空であるため音こそ発生しないものの、移動にスラスター噴射等を必要とするため、ノズル周囲の粒子が吹き飛ばされ熱紋・電磁波の秘匿ができなくなるという別の問題が出てくる。
*ミラージュコロイド使用中の電力消費量が大きいため長時間の使用は困難。そのためか、同じく電力を使用する[[フェイズシフト装甲]]との併用ができない(ただし、電力供給に制限がない[[核エンジン]]及び[[ハイパーデュートリオンエンジン]]を搭載したMSはその問題を解消できる)。なお『フルメタル・パニック』の[[ECS]]と違い、排熱・冷却に関する詳細な設定はなされていない。
+
*ミラージュコロイド使用中の電力消費量が大きいため長時間の使用は困難。そのためか、同じく電力を使用する[[フェイズシフト装甲]]との併用ができない(ただし、電力供給に制限がない核エンジン及び[[ハイパーデュートリオンエンジン]]を搭載したMSはその問題を解消できる)。なお『フルメタル・パニック』の[[ECS]]と違い、排熱・冷却に関する詳細な設定はなされていない。
 
*コロイドは水に溶解してしまい、装甲に定着しないため、水中での使用は不可能。
 
*コロイドは水に溶解してしまい、装甲に定着しないため、水中での使用は不可能。
 
*コロイド粒子は機体色が黒でなければ定着させる事が出来ない為、基本的に黒い機体でなければならない。当初カラーリングが白だったゴールドフレームが黒へと変更されたのはこれが理由の一つ。これに関しては後に『DESTINY』においてオーブ軍(ロンド派のみ)に限り、機体色に関係なくミラージュコロイドの使用が可能になっている。また、ザフトも独自に機体色に関係なく定着させる事に成功(リジェネレイトなど)している。
 
*コロイド粒子は機体色が黒でなければ定着させる事が出来ない為、基本的に黒い機体でなければならない。当初カラーリングが白だったゴールドフレームが黒へと変更されたのはこれが理由の一つ。これに関しては後に『DESTINY』においてオーブ軍(ロンド派のみ)に限り、機体色に関係なくミラージュコロイドの使用が可能になっている。また、ザフトも独自に機体色に関係なく定着させる事に成功(リジェネレイトなど)している。
   −
後に[[C.E.]]73に施行された[[ユニウス条約]]によってミラージュコロイドの軍事利用は禁止され、本来のステルス用途を初めとする関連技術の一切が封印された。しかしその効力はさほど大きなものとは言えず、水面下ではミラージュコロイドを搭載した[[ガーティ・ルー]]や、廃棄コロニーに超大型の[[ゲシュマイディッヒパンツァー]]を搭載することで狙えないはずのコロニーを破壊可能とした大量破壊兵器[[レクイエム]]等の条約に違反する兵器、MSが開発されることとなった。
+
後に[[C.E.]]73に施行されたユニウス条約によってミラージュコロイドの軍事利用は禁止され、本来のステルス用途を初めとする関連技術の一切が封印された。しかしその効力はさほど大きなものとは言えず、水面下ではミラージュコロイドを搭載した[[ガーティ・ルー]]や、廃棄コロニーに超大型のゲシュマイディッヒパンツァーを搭載することで狙えないはずのコロニーを破壊可能とした大量破壊兵器[[レクイエム]]等の条約に違反する兵器、MSが開発されることとなった。
    
上記の通り、様々な欠点こそあるもののパイロット・機体双方の視界から「完全に姿を消す」効果は使用者に圧倒的なアドバンテージを齎した。ミラージュコロイド搭載機と戦闘を行ったパイロットの大半は殆どが何も出来ずに撃墜され、熟練したパイロットならば瞬時に敵の懐に飛び込みビームサーベルで確実に敵機を葬るというアサシンのような戦法も可能で正に「禁忌」とも言える技術。ゆえに後年には「ミラージュコロイド・デテクター」という専用の特殊レーダーが開発されている(アウトフレームDのように戦闘力をある程度犠牲にできるのなら、MSサイズの機体にも搭載可能な程度の大きさ)。
 
上記の通り、様々な欠点こそあるもののパイロット・機体双方の視界から「完全に姿を消す」効果は使用者に圧倒的なアドバンテージを齎した。ミラージュコロイド搭載機と戦闘を行ったパイロットの大半は殆どが何も出来ずに撃墜され、熟練したパイロットならば瞬時に敵の懐に飛び込みビームサーベルで確実に敵機を葬るというアサシンのような戦法も可能で正に「禁忌」とも言える技術。ゆえに後年には「ミラージュコロイド・デテクター」という専用の特殊レーダーが開発されている(アウトフレームDのように戦闘力をある程度犠牲にできるのなら、MSサイズの機体にも搭載可能な程度の大きさ)。
35行目: 37行目:  
:NJCが稀少であるにもかかわらず少数が量産されており、諜報・偵察・破壊工作・護衛任務などで連合の戦線を陰から支え続けていた。ヘブンズベースにも連合の戦力として配備されていたはずだが、この時は常時ミラージュコロイドを展開していたのか姿の確認は出来ない。
 
:NJCが稀少であるにもかかわらず少数が量産されており、諜報・偵察・破壊工作・護衛任務などで連合の戦線を陰から支え続けていた。ヘブンズベースにも連合の戦力として配備されていたはずだが、この時は常時ミラージュコロイドを展開していたのか姿の確認は出来ない。
 
;[[リジェネレイトガンダム]]
 
;[[リジェネレイトガンダム]]
:ザフトが11番目に開発した核動力搭載MS。 外見といい能力といい運用法といい、ボス級悪役らしくやたらと悪趣味。 核エンジンによりミラージュコロイド(機体色が黒ではないので発展型と思われる)とPS装甲を無制限に使用できる他、中破しても即座に戦線復帰できる特異な構造、可変機能による2種類のMA形態(ビームサーベルの位置といい、イージスそっくり)、ジェネシスαとの連携による特殊な運用法、本体(バックパック)側の接触ハッキングによる敵機体の乗っ取り、など多数の固有能力を有する。
+
:ザフトが11番目に開発した核動力搭載MS。外見といい能力といい運用法といい、ボス級悪役らしくやたらと悪趣味。核エンジンによりミラージュコロイド(機体色が黒ではないので発展型と思われる)とPS装甲を無制限に使用できる。
 
;ディンレイヴン
 
;ディンレイヴン
 
:大戦末期に開発された特殊部隊用のミラージュコロイド搭載機。改良型のミラージュコロイドを採用しており、通常の塗装での展開が可能となっている。
 
:大戦末期に開発された特殊部隊用のミラージュコロイド搭載機。改良型のミラージュコロイドを採用しており、通常の塗装での展開が可能となっている。