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| 『[[機動戦士ガンダムAGE]]』第一部・フリット編の[[主人公]]にして、作品自体を通しての主人公とも呼べる重要人物。 | | 『[[機動戦士ガンダムAGE]]』第一部・フリット編の[[主人公]]にして、作品自体を通しての主人公とも呼べる重要人物。 |
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− | 技術者「モビルスーツ鍛冶」として有名なアスノ家<ref>なお、第1話におけるフリットの回想(ヴェイガンの襲撃によって彼の母マリナを失う前の時点)の中に、フリットを「坊ちゃん」と呼び掛けた執事が存在していた事を鑑みると、アスノ家は資産家だった模様。</ref>の出身であり、自身も[[科学者・技術者|技術者]]としての高い素質を持ち、若年でありながらガンダムAGE-1の設計・開発を担当する。 | + | 技術者「モビルスーツ鍛冶」として有名なアスノ家<ref>なお、第1話におけるフリットの回想(ヴェイガンの襲撃によって彼の母マリナを失う前の時点)の中に、フリットを「坊ちゃん」と呼び掛けた執事が存在していた事を鑑みると、アスノ家は資産家だった模様。</ref>の出身であり、自身も[[科学者・技術者|技術者]]としての高い素質を持ち、若年でありながら[[ガンダムAGE-1グランサ|ガンダムAGE-1]]の設計・開発を担当する。 |
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| === 来歴 === | | === 来歴 === |
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| ;[[スーパーロボット大戦BX]] | | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
| :初登場作品。本作ではシナリオの都合上、第3部の姿での登場となるが、第41話「君の中の英雄」で一度だけ少年時代の姿が見られる。 | | :初登場作品。本作ではシナリオの都合上、第3部の姿での登場となるが、第41話「君の中の英雄」で一度だけ少年時代の姿が見られる。 |
− | :序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス|BX]]の[[まとめ役|首脳陣]]の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]』のみならず[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]や『[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]』、[[マクロスシリーズ]]の[[世界観/BX|歴史を内包した世界観を持つ本作の世界]]で[[前大戦|長きにわたる戦い]]を生き続け、十分なまでの[[エース|勇名]]を馳せている為その存在感は非常に大きい。特にガンダムシリーズでは『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』が参戦している都合上、[[ティターンズ]]や[[アロウズ]]など軍内部の醜い争いを繰り返す上に'''[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]、[[セルゲイ・スミルノフ|セルゲイ]]など自分より下の後輩が次々と死ぬ'''という、責任感をより深めかねない原作以上に過酷な状況と化している。また、その[[年齢]]と経歴ゆえ、物語開始以前から幾人もの他作品のキャラクターと面識を持っている。 | + | :序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス|BX]]の[[まとめ役|首脳陣]]の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]』のみならず[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]や『[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]』、[[マクロスシリーズ]]の[[世界観/BX|歴史を内包した世界観を持つ本作の世界]]で[[前大戦|長きにわたる戦い]]を生き続け、十分なまでの[[エース|勇名]]を馳せている為その存在感は非常に大きい。特にガンダムシリーズでは『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』が参戦している都合上、[[ティターンズ]]や[[アロウズ]]など軍内部の醜い争いを繰り返す上に'''[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]、[[セルゲイ・スミルノフ|セルゲイ]]など自身よりも[[年齢]]が下である後輩が次々と死ぬ'''という、責任感をより深めかねない原作以上に過酷な状況と化している。また、その[[年齢]]と経歴ゆえ、物語開始以前から幾人もの他作品のキャラクターと面識を持っている。 |
| :原作同様[[ヴェイガン]]に対して強い憎悪を向ける場面では周囲に戸惑いを与える事もあるが、同時に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。終盤には原作同様、地球連邦軍の総司令に復帰する。精神世界での[[ユリン・ルシェル|ユリン]]との邂逅、そこから続く戦場全域への協力要請イベントはDVEつきでしっかり再現されている。 | | :原作同様[[ヴェイガン]]に対して強い憎悪を向ける場面では周囲に戸惑いを与える事もあるが、同時に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。終盤には原作同様、地球連邦軍の総司令に復帰する。精神世界での[[ユリン・ルシェル|ユリン]]との邂逅、そこから続く戦場全域への協力要請イベントはDVEつきでしっかり再現されている。 |
| :当初は[[ディーヴァ]]の[[サブパイロット]]として参入し、終盤で[[ガンダムAGE-1グランサ]]のパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ一軍になれるだけの能力はあるのだが、'''ディーヴァを使っていないと低レベルで加入する事になる'''のが最大の難点。そのディーヴァも比較的性能が低く、他の[[母艦]]に押され気味で出番が少ない。 | | :当初は[[ディーヴァ]]の[[サブパイロット]]として参入し、終盤で[[ガンダムAGE-1グランサ]]のパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ一軍になれるだけの能力はあるのだが、'''ディーヴァを使っていないと低レベルで加入する事になる'''のが最大の難点。そのディーヴァも比較的性能が低く、他の[[母艦]]に押され気味で出番が少ない。 |
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| ;マリナ・アスノ | | ;マリナ・アスノ |
| :母。フリットが7歳の時に屋敷を襲撃され落命。死に際にAGEデバイスを彼に託した。 | | :母。フリットが7歳の時に屋敷を襲撃され落命。死に際にAGEデバイスを彼に託した。 |
− | :なお、名前が同じ『[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]』の[[マリナ・イスマイール]]とは声優も同じく、恒松あゆみ氏が演じている。 | + | :なお、名前が同じ『[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]』の[[マリナ・イスマイール]]とは[[声優]]も同じく、恒松あゆみ氏が演じている。 |
| ;[[エミリー・アモンド]](エミリー・アスノ) | | ;[[エミリー・アモンド]](エミリー・アスノ) |
| :幼馴染。後に結婚する。'''[[小説|小説版]]の描写によると、恐妻家な一面も見受けられる'''。 | | :幼馴染。後に結婚する。'''[[小説|小説版]]の描写によると、恐妻家な一面も見受けられる'''。 |
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| ;「また、あの時の夢見ちゃったよ…。母さん」 | | ;「また、あの時の夢見ちゃったよ…。母さん」 |
| :第1話プロローグより。フリットが見た悪夢の内容とは、「フリットが7歳だった時にUEによって母マリナの命を奪われてしまう」という現実に起こった惨劇であった。 | | :第1話プロローグより。フリットが見た悪夢の内容とは、「フリットが7歳だった時にUEによって母マリナの命を奪われてしまう」という現実に起こった惨劇であった。 |
− | :そして、フリットは母が死ぬ間際に自分に託したAGEデバイスの中に記録されていた[[モビルスーツ|MS]]の設計図を元に、「救世主」となる機体「ガンダムAGE-1」を造り上げた。 | + | :そして、フリットは母が死ぬ間際に自分に託したAGEデバイスの中に記録されていた[[モビルスーツ|MS]]の設計図を元に、「救世主」となる機体「[[ガンダムAGE-1グランサ|ガンダムAGE-1]]」を造り上げた。 |
| ;「さあ行こう、ガンダム。僕達がみんなを救うんだ! フリット・アスノ。ガンダム、出ます!」 | | ;「さあ行こう、ガンダム。僕達がみんなを救うんだ! フリット・アスノ。ガンダム、出ます!」 |
| :同じく第1話より。[[スペースコロニー|コロニー]]「ノーラ」に出現したUEのMSを倒すべくガンダムAGE-1で出撃する際の台詞。初の実戦闘故にフリットは苦戦するも、辛うじてUEのMSガフランの撃破に成功する。 | | :同じく第1話より。[[スペースコロニー|コロニー]]「ノーラ」に出現したUEのMSを倒すべくガンダムAGE-1で出撃する際の台詞。初の実戦闘故にフリットは苦戦するも、辛うじてUEのMSガフランの撃破に成功する。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *アセム編からフリットを演じている井上和彦氏は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ナレーション]]も兼任している。 | + | *アセム編からフリット・アスノ役を演じている井上和彦氏は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ナレーション]]も兼任している。 |
| **この事から、『機動戦士ガンダムAGE』は「フリットが語り継ぐアドバンス・ジェネレーションの戦乱の物語」であるとも言える。 | | **この事から、『機動戦士ガンダムAGE』は「フリットが語り継ぐアドバンス・ジェネレーションの戦乱の物語」であるとも言える。 |
− | *フリット編第9話にて「[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用していない状態で目と耳を塞ぎながら生身で宇宙空間に出て、(生身で宇宙空間にいられる15秒以内に)シャルドールからガンダムAGE-1 タイタスに[[乗り換え]]する」場面が存在する。 | + | *フリット編第9話にて「フリットが[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用していない状態で目と耳を塞ぎながら生身で宇宙空間に出て、(生身で宇宙空間にいられる15秒以内に)シャルドールからガンダムAGE-1 タイタスに[[乗り換え]]する」場面が存在する。 |
| **補足すると、フリットは生身で宇宙空間に出る前に肺から空気を吐き出し、[[太陽|太陽光]]を浴びないように双方のMSの位置を調整した上で宇宙空間に出ている。'''極めて科学的に正しい描写である'''。 | | **補足すると、フリットは生身で宇宙空間に出る前に肺から空気を吐き出し、[[太陽|太陽光]]を浴びないように双方のMSの位置を調整した上で宇宙空間に出ている。'''極めて科学的に正しい描写である'''。 |
| **しかしながら、上記の([[クェス・パラヤ]]の様に)フリットがノーマルスーツを着用せずに宇宙空間に出る場面は、視聴者にとっては安全面等において賛否両論であったようである。 | | **しかしながら、上記の([[クェス・パラヤ]]の様に)フリットがノーマルスーツを着用せずに宇宙空間に出る場面は、視聴者にとっては安全面等において賛否両論であったようである。 |
− | *現時点の[[ガンダムシリーズ]]において、幼少期から老年期までの活躍が描かれた数少ない[[主人公]]でもある。また、現役パイロットの[[年齢]]では[[ウモン・サモン]](70歳目前)に次ぐ。 | + | *フリットアスノは現時点の[[ガンダムシリーズ]]において、幼少期から老年期までの活躍が描かれた数少ない[[主人公]]でもある。ついでに、現役パイロットの[[年齢]]では[[ウモン・サモン]](70歳目前)に次ぐ。<ref>ただし、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』のエピローグ部分も含むならば、[[キャプテン・アッシュ|アセム・アスノ]](78歳)が最年長である。</ref> |
− | **ただし、エピローグも含むならば、[[キャプテン・アッシュ|アセム・アスノ]](78歳)が最年長である。
| + | **また、フリット・アスノは映像作品としては唯一父親<ref>ただし、非映像作品も含めれば『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(SRW未参戦)における[[アムロ・レイ]]も含まれる。</ref>および祖父になったガンダムシリーズ主人公である。 |
− | **また、映像作品としては唯一父親になったガンダム主人公である(非映像作品も含めれば『ベルトーチカ・チルドレン』での[[アムロ・レイ|アムロ]]も含まれる) | |
| *壮年期以降のフリットには、視聴者から少年期との区別も込めてそれぞれに'''「オジット」'''あるいは'''「ジジット」'''という[[俗語・俗称|あだ名]]が付けられている。 | | *壮年期以降のフリットには、視聴者から少年期との区別も込めてそれぞれに'''「オジット」'''あるいは'''「ジジット」'''という[[俗語・俗称|あだ名]]が付けられている。 |
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