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| 恒星間航行用超弩級宇宙戦艦。識別番号は「BBY-01」、計画名は「A201F5-E」。2199年進宙。 | | 恒星間航行用超弩級宇宙戦艦。識別番号は「BBY-01」、計画名は「A201F5-E」。2199年進宙。 |
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− | 元は「イズモ計画」用の移民船として建造されていたが、物語開始の1年前にイスカンダルから「次元波動エンジン」の技術供与を受け、地球人類史上初の恒星間航行用宇宙船として建造された。ガミラスによる発見を避けるため、遊星爆弾によって干上がった九州坊ノ岬沖の戦艦大和の残骸に偽装して建造が進められた。なお、偽装解除前に攻撃してきたガミラスのポルメリア級強襲航宙母艦を主砲(三式融合弾)で撃墜し、出航前に初戦果を上げている。
| + | 元は「イズモ計画」用の移民船として建造されていたが、物語開始の1年前にイスカンダルから「次元波動エンジン」の技術供与を受け、地球人類史上初の恒星間航行用宇宙船として建造された。 |
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| + | ガミラスによる発見を避けるため、遊星爆弾によって[[海]]が干上がった[[日本]]の九州・坊ノ岬沖において第二次世界大戦末期の[[西暦]]1945年に沈没していた戦艦大和の残骸に偽装して建造が進められた。なお、偽装解除前に攻撃してきたガミラスのポルメリア級強襲航宙母艦を主砲(三式融合弾)で撃墜し、出航前に初戦果を上げている。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :正式名称は「48サンチ三連装陽電子衝撃砲塔」。3基9門を搭載、波動エンジンからのエネルギー供給を受けて発射する陽電子砲。実体弾である三式融合弾も使用可能。 | | :正式名称は「48サンチ三連装陽電子衝撃砲塔」。3基9門を搭載、波動エンジンからのエネルギー供給を受けて発射する陽電子砲。実体弾である三式融合弾も使用可能。 |
| ;副砲 | | ;副砲 |
− | :正式名称は「20サンチ3連装の副砲塔」。こちらも実体弾を搭載可能。 | + | :正式名称は「20サンチ三連装の副砲塔」。こちらも実体弾を搭載可能。 |
| ;波動砲 | | ;波動砲 |
| :正式名称は「次元波動爆縮放射機」。口径は200サンチ。波動エンジン内で生成された余剰次元を艦首から軸線上に展開、その際に生まれては消滅を繰り返すマイクロブラックホールの熱量が射線上のあらゆる物質を破壊する。 | | :正式名称は「次元波動爆縮放射機」。口径は200サンチ。波動エンジン内で生成された余剰次元を艦首から軸線上に展開、その際に生まれては消滅を繰り返すマイクロブラックホールの熱量が射線上のあらゆる物質を破壊する。 |
− | :木星での戦闘にて初めて使用した際には、オーストラリア大陸級の浮遊大陸を一撃で消滅させるほどの威力を見せた。 | + | :[[木星]]での戦闘にて初めて使用した際には、[[オーストラリア]]大陸級の浮遊大陸を一撃で消滅させるほどの威力を見せた。 |
| + | :ヤマトの艦体を丸ごと砲身として使用する『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』を代表する最終兵器。発射シークエンス時の遣り取り<ref>特に、'''「エネルギー120%充填完了!」「対ショック・対閃光防御!」'''等の台詞が有名。</ref>もまた、有名である。 |
| + | :版権作品・[[バンプレストオリジナル]]を問わず、[[母艦]]や人型機動兵器等に同様の武装が取り入れられる事がしばしばあり、後世の作品に多大な影響を与えた武装である。 |
| ;ミサイル発射管 | | ;ミサイル発射管 |
− | :実際の大和の煙突にあたる部分に八連装のものを1基、艦底部にも8門搭載。 | + | :実際の大和の煙突にあたる部分に八連装のものを1基、艦底部にも8門搭載。 |
| ;魚雷発射管 | | ;魚雷発射管 |
− | :艦首及び艦尾両舷に12門を搭載するほか、両舷側面に短魚雷発射管も16門を搭載。 | + | :艦首及び艦尾両舷に12門を搭載するほか、両舷側面に短魚雷発射管も16門を搭載。 |
| ;94式爆雷投射機 | | ;94式爆雷投射機 |
| :マスト付け根に搭載。 | | :マスト付け根に搭載。 |
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| ;波動防壁 | | ;波動防壁 |
| :正式名称は「次元波動振幅防御壁」。次元波動理論を応用した[[エネルギーフィールド]]。 | | :正式名称は「次元波動振幅防御壁」。次元波動理論を応用した[[エネルギーフィールド]]。 |
− | :20分程度しか展開できず、耐圧限界点を超えると突破されてしまうといった弱点を持つが、ガミラス艦の陽電子ビームにも十分耐えることが可能。 | + | :20分程度しか展開できず、耐圧限界点を超えると突破されてしまうといった弱点を持つが、ガミラス艦の陽電子ビームにも充分耐えることが可能。 |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| ;[[コスモゼロ]] | | ;[[コスモゼロ]] |
− | :正式名称は「零式52型空間艦上戦闘機」。艦載機として二機を搭載。 | + | :正式名称は「零式52型空間艦上戦闘機」。艦載機として2機を搭載。 |
| ;コスモファルコン | | ;コスモファルコン |
− | :正式名称は「99式空間戦闘攻撃機」。艦載機として、予備機4機を含む36機を搭載。 | + | :正式名称は「99式空間戦闘攻撃機」。艦載機として予備機4機を含む36機を搭載。 |
| ;'''戦艦大和''' | | ;'''戦艦大和''' |
− | :当艦のモデルとなった作中の時代から約250年前に実在した大日本帝国海軍の超弩級[[戦艦]]。 | + | :当艦のモデルとなった実在した大日本帝国海軍の超弩級[[戦艦]]。[[西暦]]1945年4月7日、第二次世界大戦末期の「天一号作戦」の折に坊ノ岬沖にて奮戦虚しく沈没した。 |
− | :第二次世界大戦末期の天一号作戦の折に坊ノ岬沖にて奮戦むなしくも沈没し、250年経過した後も残骸が残っていた。 | + | :戦艦大和が沈没して約250年後の[[世界観|世界]]を舞台にした『宇宙戦艦ヤマト』では、「遊星爆弾によって[[海]]が干上がり露わになった戦艦大和の残骸を隠れ蓑に、宇宙戦艦として生まれ変わったヤマトが極秘裏に建造されていた」という設定になっている。 |
− | :ヤマトは海が干上がりあらわになった戦艦大和の残骸を隠れ蓑に極秘裏に建造されていた。
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *リメイク前の「宇宙戦艦ヤマト」では戦艦大和の残骸を'極秘裏に修復し'''そのまま'''宇宙戦艦に改造したものとなっていた。が、実際の大和の残骸は船体自体が三つに分断されており、'''極秘裏に修理することなど到底無理'''であった。 | + | *リメイク前の『宇宙戦艦ヤマト』では「第二次世界大戦末期に沈没した戦艦大和の残骸を極秘裏に修復し、そのまま宇宙戦艦に[[改造]]した」という設定であった。…が、実際の戦艦大和の残骸は船体自体が三つに分断されており、'''極秘裏に[[修理]]することなど到底無理'''であった。 |
− | **その事を後に知った当時のスタッフは大いに落胆し、松本零士に至っては悔し泣きをするほどであったという。そのため、リメイクである2199では「残骸に偽装して新規建造」という無理のない設定となっている。 | + | **この事実を後に知った当時の制作スタッフは大いに落胆し、松本零士氏に至っては悔し泣きをする程であったという。そのため、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』では「戦艦大和の残骸に偽装して、宇宙戦艦ヤマトを新規建造した」という無理のない設定となっている。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
| {{DEFAULTSORT:やまと}} | | {{DEFAULTSORT:やまと}} |
| [[Category:登場メカや行]] | | [[Category:登場メカや行]] |
| [[Category:宇宙戦艦ヤマト2199]] | | [[Category:宇宙戦艦ヤマト2199]] |