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− | == スヴァイサー(Svizur) ==
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| *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] | | *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] |
| **[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]] | | **[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]] |
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| *性別:男 | | *性別:男 |
| *所属:[[アグラッドヘイム]] | | *所属:[[アグラッドヘイム]] |
− | <!-- *[[年齢]]:? -->
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− | <!-- *メカニックデザイン:斉藤和衛(推測) -->
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− | [[無限のフロンティアEXCEED]]本編の最終ボス。アグラッドヘイムの王『[[ガグン・ラウズ]]』が、魂を宿していたW05『ギムノス・バシレウス』の身にヴェルトバオムの樹の力を受け、究極体へと変質した姿。 | + | == 概要 == |
| + | 『[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]]』本編の最終ボス。アグラッドヘイムの王「[[ガグン・ラウズ]]」が、魂を宿していたW05「ギムノス・バシレウス」の身にヴェルトバオムの樹の力を受け、究極体へと変質した姿。 |
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− | その身にはち切れんばかりの魂のエネルギーを宿しているため、彼が倒れても、無論彼がアレディらを倒した場合でも、いずれにせよ倒れた側の魂を吸収することでヴェルトバオムに蓄えられた力は臨界点を突破し、転移に至るという状況となってしまう。
| + | その身にはち切れんばかりの魂のエネルギーを宿しているため、彼が倒れても、無論彼が[[アレディ・ナアシュ|アレディ]]らを倒した場合でも、いずれにせよ倒れた側の魂を吸収することでヴェルトバオムに蓄えられた力は臨界点を突破し、転移に至るという状況となってしまう。 |
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− | 転移を防ぐ術はもはや残されていないかと思われたが、元のボディがアンドロイドであった事が仇となり、[[ハーケン・ブロウニング|ハーケン]]の援護を受けて[[アレディ・ナアシュ|アレディ]]が放った対羅刹機用の秘技「封魂の掌打」によりエネルギーの暴走は食い止められ、更に[[楠舞神夜|神夜]]と[[ネージュ・ハウゼン|ネージュ]]の力によってヴェルトバオム共々力を抜かれ、最期を迎えることとなった。 | + | 転移を防ぐ術はもはや残されていないかと思われたが、元のボディがアンドロイドであった事が仇となり、[[ハーケン・ブロウニング|ハーケン]]の援護を受けてアレディが放った対羅刹機用の秘技「封魂の掌打」によりエネルギーの暴走は食い止められ、更に[[楠舞神夜|神夜]]と[[ネージュ・ハウゼン|ネージュ]]の力によってヴェルトバオム共々力を抜かれ、最期を迎えることとなった。 |
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− | ガグンが[[ウォーダン・ユミル]]を彷彿とさせる意匠であるなら、スヴァイサーは彼の乗機・[[スレードゲルミル]]を想起させるデザインとなっている。主な差異としては、本来の得物である[[斬艦刀]]がドリル状の槍「'''ディバイン・ドリラー'''」に差し替えられ、逆に額のドリルがブレードになっている点、また両腕にはブーストナックルの代わりに大型化したマシンキャノン『'''ゴールド・バングル'''』が内蔵されていること、スレードゲルミルにあった自己修復機能がないことなどが挙げられる。 | + | ガグンが[[ウォーダン・ユミル]]を彷彿とさせる意匠であるなら、スヴァイサーは彼の乗機・[[スレードゲルミル]]を想起させるデザインとなっている。主な差異としては、本来の得物である[[斬艦刀]]がドリル状の槍「'''ディバイン・ドリラー'''」に差し替えられ、逆に額のドリルがブレードになっている点、また両腕にはブーストナックルの代わりに大型化したマシンキャノン「'''ゴールド・バングル'''」が内蔵されていること、スレードゲルミルにあった自己修復機能がないことなどが挙げられる。 |
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− | その実体もまた[[ゼンガー・ゾンボルト|ゼンガー]](ウォーダン)&スレードゲルミルそのものといった趣で、α外伝での初登場以来常に際立った存在感を放ち続けてきた彼らが遂に最終ボスとしてデビューを果たしたとでもいうべき存在。戦闘方法は正に親分そのもので、HP回復や状態異常、EVA値への依存などといった小細工は一切弄せず、画面の半分を占めようかという巨体から繰り出すド迫力の攻撃と分厚い装甲、更にはHPが残り僅かになると「再動」「戦慄」の同時がけによる疑似3~4回連続行動でひたすらに力押しを仕掛けてくる。声優の小野氏の熱演、また彼が斬艦刀の代わりに新たな得物として所持することとなった星穿の神槍のド迫力の演出も相まって、彼との戦闘内容は非常に熱いものになることは間違いない。その豪快な戦闘スタイルは「'''漢型最終決戦兵器'''」とでも形容するのが相応しく、歴代のスパロボでもいそうでいなかった、新しいジャンルの最終ボスである。 | + | その実体もまた[[ゼンガー・ゾンボルト|ゼンガー]](ウォーダン)&スレードゲルミルそのものといった趣で、『α外伝』での初登場以来常に際立った存在感を放ち続けてきた彼らが遂に最終ボスとしてデビューを果たしたとでもいうべき存在。戦闘方法は正に親分そのもので、HP回復や状態異常、EVA値への依存などといった小細工は一切弄せず、画面の半分を占めようかという巨体から繰り出すド迫力の攻撃と分厚い装甲、更にはHPが残り僅かになると「再動」「戦慄」の同時がけによる疑似3~4回連続行動でひたすらに力押しを仕掛けてくる。声優の小野氏の熱演、また彼が斬艦刀の代わりに新たな得物として所持することとなった星穿の神槍のド迫力の演出も相まって、彼との戦闘内容は非常に熱いものになることは間違いない。その豪快な戦闘スタイルは「'''漢型最終決戦兵器'''」とでも形容するのが相応しく、歴代のスパロボでもいそうでいなかった、新しいジャンルの最終ボスである。 |
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− | ちなみに「スヴァイサー」の由来は現在の所ソースがなく、不明。アグラッドヘイムの関係者は元ネタが[[北欧神話]]縛りであり、このキャラクターもモチーフは明らかにオーディンであるため、それに倣うならばオーディンの偽名の一つである「スヴィズル(槍を持つ者)」辺りであろうと思われる。この名前のつづりは「svizur」であるため、これの読み方を変えてネーミングしたのであろう。
| + | ちなみに「スヴァイサー」の由来は不明。アグラッドヘイムの関係者は元ネタが[[北欧神話]]縛りであり、このキャラクターもモチーフは明らかにオーディンであるため、それに倣うならばオーディンの偽名の一つである「スヴィズル(槍を持つ者)」辺りであろうと思われる。この名前のつづりは「svizur」であるため、これの読み方を変えてネーミングしたのであろう。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ;[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]] | | ;[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]] |
− | :ガグンが進化を遂げて到達する最終ボスで、所謂「第二形態突入」のパターン。登場時点でまずそのバカデカさに驚かされ、そしてHPが半分を割ってからの火力の鬼畜ぶりには更に驚かされることになる。<br />何回か戦闘して攻撃パターンを掴めば比較的簡単に決着することも出来るため、一周した段階では「最終ボスとしては弱め」という評価をしてしまいがちだが、それは表の彼だけを見た場合の話。覇龍の塔の34階では更なる実力を発揮した彼によって、真の地獄を見せられることになるだろう。詳しくは後述。 | + | :ガグンが進化を遂げて到達する最終ボスで、所謂「第二形態突入」のパターン。登場時点でまずそのバカデカさに驚かされ、そしてHPが半分を割ってからの火力の鬼畜ぶりには更に驚かされることになる。 |
| + | :何回か戦闘して攻撃パターンを掴めば比較的簡単に決着することも出来るため、一周した段階では「最終ボスとしては弱め」という評価をしてしまいがちだが、それは表の彼だけを見た場合の話。覇龍の塔の34階では更なる実力を発揮した彼によって、真の地獄を見せられることになるだろう。詳しくは後述。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| ;[[スレードゲルミル]] | | ;[[スレードゲルミル]] |
| :本機のデザインの原型となった機体。各種の武装も基本的に同機のものを踏襲しているが、位置や使い方が違う。 | | :本機のデザインの原型となった機体。各種の武装も基本的に同機のものを踏襲しているが、位置や使い方が違う。 |
− | ;[[アルクオン]]<br />[[フェイクライド]] | + | ;[[アルクオン]]、[[フェイクライド]] |
| :覇龍の塔の最上階ではスヴァイサーにこの2機をあわせた3機が最後の敵として立ちはだかる。スヴァイサーHP692900の配下にHP639600のアルクオン、HP612950のフェイクライドという構成は何か間違っているとしか思えない鬼畜ぶりで、しかも精神コマンドの使用条件は全く緩和されていない。パーティー全員がLv99でも敗北を喫することはしばしばで、安定して勝つには「ファッティ・ヘンゼル」特製の大量の消費菓子が必要になるだろう。 | | :覇龍の塔の最上階ではスヴァイサーにこの2機をあわせた3機が最後の敵として立ちはだかる。スヴァイサーHP692900の配下にHP639600のアルクオン、HP612950のフェイクライドという構成は何か間違っているとしか思えない鬼畜ぶりで、しかも精神コマンドの使用条件は全く緩和されていない。パーティー全員がLv99でも敗北を喫することはしばしばで、安定して勝つには「ファッティ・ヘンゼル」特製の大量の消費菓子が必要になるだろう。 |
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| ;ゴールド・バングル | | ;ゴールド・バングル |
| :W05内蔵のヘビー・マシンキャノンを大型化・強化した射撃兵器。通常技コンボに組み込まれる他、対3体攻撃の特殊技版もある。通常技版は最初に左手から撃ち込み、その後両腕からの銃撃に切り替える。 | | :W05内蔵のヘビー・マシンキャノンを大型化・強化した射撃兵器。通常技コンボに組み込まれる他、対3体攻撃の特殊技版もある。通常技版は最初に左手から撃ち込み、その後両腕からの銃撃に切り替える。 |
− | :特殊技版は最初から両腕を使用。スヴァイサーの攻撃でもっとも恐ろしいのがこの特殊技版であり、[[戦慄]]付きで使われた場合が最も危険。日本語訳は『黄金の腕輪』で、本編最終ダンジョンのシュテルベン・シュロスでは、そちらの名で全員装備可能な武器として入手可能。由来は北欧神話においてオーディンが所持する黄金の腕輪「ドラウプニル」から。スロウ効果つきなのが面倒なところで、「戦慄」の後にこれを食らってスロウを受けた場合、「電瞬」をかけていても先手を打たれてしまう。 | + | :特殊技版は最初から両腕を使用。スヴァイサーの攻撃でもっとも恐ろしいのがこの特殊技版であり、[[戦慄]]付きで使われた場合が最も危険。日本語訳は「黄金の腕輪」で、本編最終ダンジョンのシュテルベン・シュロスでは、そちらの名で全員装備可能な武器として入手可能。由来は北欧神話においてオーディンが所持する黄金の腕輪「ドラウプニル」から。スロウ効果つきなのが面倒なところで、「戦慄」の後にこれを食らってスロウを受けた場合、「電瞬」をかけていても先手を打たれてしまう。 |
| ;ディバイン・ドリラー | | ;ディバイン・ドリラー |
| :両肩のパーツを分離・合体させて柄とし、巨大なドリルを発生させ、一旦下がってから突進し敵を穿つ。キャラクターの耐久力次第では、この技の段階でKOに至ったり、[[強制回避]]されないギリギリまで削られて星穿の神槍をぶち込まれることも。 | | :両肩のパーツを分離・合体させて柄とし、巨大なドリルを発生させ、一旦下がってから突進し敵を穿つ。キャラクターの耐久力次第では、この技の段階でKOに至ったり、[[強制回避]]されないギリギリまで削られて星穿の神槍をぶち込まれることも。 |
− | :スレードゲルミルが元であることやこの技の名前からも明らかなようにドリルは彼にとっての主兵装であり、彼の得物も名称こそ槍であるものの、その実態は漢の象徴とも言うべき『'''超大型ドリル'''』である。また、変異前である[[ガグン・ラウズ]]やこの「スヴァイサー」という名前の元ネタが北欧神話のオーディンの偽名であるので、元ネタであるオーディンが槍使いである事を再現しているといえる(「FF」シリーズのオーディンは刀剣を使っているが、北欧神話では正真正銘の槍使いの達人)。無論元ネタはスレードの斬艦刀だが、こちらは両肩合わせて一つの槍を形成する(つまりスレードのように両手に持てるわけではない)。 | + | :スレードゲルミルが元であることやこの技の名前からも明らかなようにドリルは彼にとっての主兵装であり、彼の得物も名称こそ槍であるものの、その実態は漢の象徴とも言うべき「'''超大型ドリル'''」である。また、変異前である[[ガグン・ラウズ]]やこの「スヴァイサー」という名前の元ネタが北欧神話のオーディンの偽名と思われるので、元ネタであるオーディンが槍使いである事を再現しているといえる。無論元ネタはスレードの斬艦刀だが、こちらは両肩合わせて一つの槍を形成する(つまりスレードのように両手に持てるわけではない)。 |
| :元ネタは「グングニルの槍」。 | | :元ネタは「グングニルの槍」。 |
| ;星穿の神槍(ほしうぎのしんそう) | | ;星穿の神槍(ほしうぎのしんそう) |
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| == メモ == | | == メモ == |
| 覇龍の塔最終戦での鬼畜性能ぶりは上述の通りだが、この激戦を制すると、スヴァイサーは自身の得物である「星穿の神槍」をドロップする。この武器は「'''SPD・TECが-125、CRTも-15と激減'''する代わりに'''ATK+250'''」という、[[マ改造]]を彷彿とさせる超攻撃特化型兵器となっている。攻撃をミスし易くなる、行動順が遅くなるなどのデメリットを回避するため、デメリットを全て切り札で帳消しにできるハーケン、必中効果が含まれる奇跡使いの神夜、必中のコストが安いアクセル、電瞬持ちの零児などと相性が良い。 | | 覇龍の塔最終戦での鬼畜性能ぶりは上述の通りだが、この激戦を制すると、スヴァイサーは自身の得物である「星穿の神槍」をドロップする。この武器は「'''SPD・TECが-125、CRTも-15と激減'''する代わりに'''ATK+250'''」という、[[マ改造]]を彷彿とさせる超攻撃特化型兵器となっている。攻撃をミスし易くなる、行動順が遅くなるなどのデメリットを回避するため、デメリットを全て切り札で帳消しにできるハーケン、必中効果が含まれる奇跡使いの神夜、必中のコストが安いアクセル、電瞬持ちの零児などと相性が良い。 |
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| また、SPD超低下のデメリットは戦慄再動祭りのスヴァイサーの4連続行動阻止に非常に役立つ(といっても、入手までに最低2回はスヴァイサーを倒さねばならないのだが)。 | | また、SPD超低下のデメリットは戦慄再動祭りのスヴァイサーの4連続行動阻止に非常に役立つ(といっても、入手までに最低2回はスヴァイサーを倒さねばならないのだが)。 |
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