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| 「マクロス」強攻型は応急的に生み出された形態であったため、以下に挙げられる数多くの弊害が劇中において描写された。 | | 「マクロス」強攻型は応急的に生み出された形態であったため、以下に挙げられる数多くの弊害が劇中において描写された。 |
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− | そもそも「マクロス」強攻型は本来想定していなかった形態であったため、動力部と主砲は変形しただけでは完全には繋がらず、何と変形の度毎に搭乗員やバトロイドが巨大な回線を抱えて艦内を走り回り手作業で接続している。その上艦内のそれらの接続コネクタの位置は1,200m級という艦体の巨大さおよび応急的な変形シーケンス故に全く同じ位置に固定されることは少なく、変形の度毎に数10m単位で誤差を伴っていた。
| + | そもそも、「マクロス」強攻型は本来想定していなかった形態であったため、動力部と主砲は変形しただけでは完全には繋がらず、何と変形の度毎に搭乗員やバトロイドが巨大な回線を抱えて艦内を走り回り手作業で接続している。その上、艦内のそれらの接続コネクタの位置は、1,200m級という艦体の巨大さおよび応急的な変形シーケンス故に全く同じ位置に固定されることは少なく、変形の度毎に数10m単位で誤差を伴っていた。 |
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− | また'''「マクロス」強攻型はその巨体故に変形に3分以上の時間を必要とする'''。しかも対空・迎撃のために配備されている味方部隊も変形の際には一旦艦内に収容されるため、変形中は防空体制が脆弱化してしまう。その上要塞型の際の航法システムとは噛合わず、推進系や重力制御系に不都合が生じて変形後は巡航速度が極端に低下する。あくまでも敵艦等の大型目標に対する主砲発射の戦闘用形態であるため、接近してくる敵小型機動兵器の迎撃は[[VF-1 バルキリー|バルキリー]]等の航空部隊の奮闘に期待するしかなかった。
| + | ついでに、'''「マクロス」強攻型はその巨体故に変形に3分以上の時間を必要とする'''。しかも、対空・迎撃のために配備されている味方部隊も変形の際には一旦艦内に収容されるため、変形中は防空体制が脆弱化してしまう。その上、要塞型の際の航法システムとは噛合わず、推進系や重力制御系に不都合が生じて変形後は巡航速度が極端に低下する。あくまでも敵艦等の大型目標に対する主砲発射の戦闘用形態であるため、接近してくる敵小型機動兵器の迎撃は[[VF-1 バルキリー|バルキリー]]等の航空部隊の奮闘に期待するしかなかった。 |
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− | さらに先に収容した[[南アタリア島]]の[[民間人|住民]]がマクロス内部(強攻型でいう脚部)に都市を建造していたのだが、変形の際には艦内の構造も複雑に変動する。そのため初めてトランスフォーメーションをした際には、変形など想定していなかった市街地は住居が押し潰され、メインストリートは一時[[宇宙|宇宙空間]]にそのまま繋がってしまい内部の物が外に吸い出されてしまう等、事前通達の不十分も相まって多数の犠牲者を出すことになってしまった。
| + | さらに、先に収容した[[南アタリア島]]の[[民間人|住民]]がマクロス内部(強攻型でいう脚部)に都市を建造していたのだが、変形の際には艦内の構造も複雑に変動する。そのため、初めてトランスフォーメーションをした際には、変形など想定していなかった市街地は住居が押し潰され、メインストリートは一時[[宇宙|宇宙空間]]にそのまま繋がってしまい内部の物が外に吸い出されてしまう等、事前通達の不十分も相まって多数の犠牲者を出すことになってしまった。 |
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− | 上記の問題の反省を受けてその後は艦内構造の移動に合わせ区画整理が行われ、各箇所にシェルターが設置された他、トランスフォーメーションの際には、'''変形警報'''が発令され、マクロスの変形の指示と共に市民への避難誘導を行うようになった。もっとも、住民もその後迅速に避難する等慣れてはきたが、変形の度毎に減少はしたものの被害は出ていた<ref>劇場版では変形に巻き込まれた犠牲者の生首が飛んでいくというショッキングなカットも存在する。</ref>。また艦体ブロックの移動に伴い、区画によっては一時的に出口の無い閉鎖空間になってしまい、変形時に住民が内部に閉じ込められる事態もしばしば発生した。
| + | 上記の問題の反省を受けてその後は艦内構造の移動に合わせ区画整理が行われ、各箇所にシェルターが設置された他、トランスフォーメーションの際には、「'''変形警報'''」が発令され、マクロスの変形の指示と共に市民への避難誘導を行うようになった。その甲斐あって住民も迅速に避難する等、マクロスが変形する事態には慣れている。しかし、それでも(変形の度毎に減少はしているが)人的およぶ物的被害は出ていた。<ref>実際例として、[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]では'''「[[マクロス]]の[[変形]]に巻き込まれた犠牲者の生首が飛んでいく」'''という[[トラウマイベント|ショッキングなカット]]も存在している。</ref>また、艦体ブロックの移動に伴い、区画によっては一時的に出口の無い閉鎖空間になってしまい、変形時に住民が内部に閉じ込められる事態もしばしば発生した。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :通常艦へと戻る。 | | :通常艦へと戻る。 |
| ;[[ピンポイントバリア]] | | ;[[ピンポイントバリア]] |
− | :フォールド装置は消失したが、消失した空間には未知のエネルギーが充満しており、これを利用して装甲の一部をエネルギーフィールドで覆う「ピンポイントバリア」が生み出された。専門のオペレーターが随時操作し、的確な場所にバリアを発生させている。 | + | :[[フォールド]]装置は消失したが、消失した空間には未知のエネルギーが充満しており、これを利用して装甲の一部をエネルギーフィールドで覆う「ピンポイントバリア」が生み出された。専門のオペレーターが随時操作し、的確な場所に[[バリア]]を発生させている。 |
| ;全方位バリア | | ;全方位バリア |
| :マクロス全体を覆う全方位バリアも開発されたが、TV版第19話「バースト・ポイント」において全方位バリアの発動時に、敵艦の攻撃を長時間受け続けた影響でバリアが暴走してしまい、[[柿崎速雄]]がこの時に戦死している。SRWでは未再現。 | | :マクロス全体を覆う全方位バリアも開発されたが、TV版第19話「バースト・ポイント」において全方位バリアの発動時に、敵艦の攻撃を長時間受け続けた影響でバリアが暴走してしまい、[[柿崎速雄]]がこの時に戦死している。SRWでは未再現。 |
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| :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』および『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for Dreamcast]]』ではLL表記だが、[[全長一覧|全長]]が1,200mなので現在では'''3L'''に相当する。 | | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』および『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for Dreamcast]]』ではLL表記だが、[[全長一覧|全長]]が1,200mなので現在では'''3L'''に相当する。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
| {{マクロスシリーズ}} | | {{マクロスシリーズ}} |
| {{DEFAULTSORT:まくろす きようこうかた}} | | {{DEFAULTSORT:まくろす きようこうかた}} |
| [[Category:登場メカま行]] | | [[Category:登場メカま行]] |
| [[Category:マクロスシリーズ]] | | [[Category:マクロスシリーズ]] |