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*コールサイン:ウルズ7
 
*コールサイン:ウルズ7
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[[フルメタル・パニックシリーズ]][[主人公]]。
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[[フルメタル・パニックシリーズ]]』の[[主人公]]。
    
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
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=== 人物 ===
 
=== 人物 ===
幼少期の育った環境のため、感情表現が苦手(つまり、彼は笑う・泣くことが出来ない)。平和な社会の常識がなく、基本的に寝る時はナイフを握り目を開けたままベッドの下で眠り、2時間ごとに目を覚ます。「見ず知らずの人間が刃物を持って背後に立つ」という状況が耐え難いため、理髪店に行くこともできず、散髪は自分で済ませている。紛争地の古強者の感覚で現代日本社会に入り込んだ事によって、彼の周囲では火薬の匂いが絶えることがない。もっとも、前述の通り物語が進むにつれ人間らしさと常識を身につけており、本人も「いつかは銃の必要のない人間になる」と発言しており、当初は1日に3回あった爆破騒ぎも、作中で半年が過ぎるころには、3日に1回にまで減っていった。
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幼少期の育った環境のため、感情表現が苦手(つまり、彼は笑う・泣くことが出来ない)。平和な社会の常識がなく、基本的に寝る時はナイフを握り目を開けたままベッドの下で眠り、2時間ごとに目を覚ます。「見ず知らずの人間が刃物を持って背後に立つ」という状況が耐え難いため、理髪店に行くこともできず、散髪は自分で済ませている。紛争地の古強者の感覚で現代日本社会に入り込んだ事によって、彼の周囲では火薬の匂いが絶えることがない。もっとも、前述の通り物語が進むにつれ人間らしさと常識を身につけており、本人も「いつかは銃の必要のない人間になる」と発言しており、当初は1日に3回あった爆破騒ぎも、作中で半年が過ぎるころには、3日に1回にまで減っていった。ただし、人間らしさを身に着けていくにつれ、自分の生きてきた酷い経歴について考え、自分の居場所は平和な世界ではないという考えも出てきた(生きるために、泣いて命乞いする捕虜を殺すといった非道な行為を平然と行ってきたため)。
ただし、人間らしさを身に着けていくにつれ、自分の生きてきた酷い経歴について考え、自分の居場所は平和な世界ではないという考えも出てきた(生きるために、泣いて命乞いする捕虜を殺すといった非道な行為を平然と行ってきたため)
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作中初期に任務のための偽装とはいえ、学校に通うことは喜んで受け入れており、授業態度は非常にまじめ。これは、紛争地域で育ったがゆえに、まともな教育を受けたことが無く、その価値を知っているため。そのため、かなめが学校をサボろうとしたときは、「世の中には勉強したくてもできない子供がたくさんいるのに」という、小学生に対する母親のような説教をしたこともあった。職業柄、理数系科目は得意だが、日本人としての文化的背景を要する国語・日本史は苦手。
 
作中初期に任務のための偽装とはいえ、学校に通うことは喜んで受け入れており、授業態度は非常にまじめ。これは、紛争地域で育ったがゆえに、まともな教育を受けたことが無く、その価値を知っているため。そのため、かなめが学校をサボろうとしたときは、「世の中には勉強したくてもできない子供がたくさんいるのに」という、小学生に対する母親のような説教をしたこともあった。職業柄、理数系科目は得意だが、日本人としての文化的背景を要する国語・日本史は苦手。
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長年の経験から兵士としての技能やマインドセットは非常に高く、各種兵装に精通しており、若年ながらミスリルのSRT(特別対応班)に選抜されるほどである。専門分野は偵察作戦とサボタージュ(『破壊活動』の意であり、一般的な用例である『怠業』とは異なる)、[[アーム・スレイブ|AS]]の操縦。この内、ASの操縦にかけては、ASが実戦投入された最初期から鹵獲した[[Rk-92 サベージ|サベージ]]に乗ってソ連軍と戦っていたため、世界屈指の実力を持っている。
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長年の経験から兵士としての技能やマインドセットは非常に高く、各種兵装に精通しており、若年ながらミスリルのSRT(特別対応班)に選抜されるほどである。専門分野は偵察作戦とサボタージュ(『破壊活動』の意であり、一般的な用例である『怠業』とは異なる)、[[アーム・スレイブ|AS]]の操縦。この内、ASの操縦にかけては、ASが実戦投入された最初期から鹵獲した[[Rk-92 サベージ|サベージ]]に乗ってソ連軍と戦っていたため、世界屈指の実力を持っている。幼少期から戦場で生き抜いてきたため、人を殺した数は軽く3桁を超え、息をするように人を殺せる。命乞いする捕虜を射殺した経験や、背中を見せ泣いて逃げる敵兵を殺した経験もなどあり、本編では作中で目的のために非人道的行動を取る事もある。しかし、育ての親であるカリーニンからは最終決戦時に「(兵士としての)才能が無い」と言われ、本人もそれを自覚していた。
幼少期から戦場で生き抜いてきたため、人を殺した数は軽く3桁を超え、息をするように人を殺せる。命乞いする捕虜を射殺した経験や、背中を見せ泣いて逃げる敵兵を殺した経験もなどあり、本編では作中で目的のために非人道的行動を取る事もある。
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しかし、育ての親であるカリーニンからは最終決戦時に「(兵士としての)才能が無い」と言われ、本人もそれを自覚していた。
      
ガウルンからは、少年時代の名前である「カシム」と呼ばれている。ミスリルの傭兵スカウト訓練キャンプにおいて、宗介と初めて出会った際に、[[メリッサ・マオ|マオ]]は「ソウスキー・セガール」と誤って読んでいた。また、ミスリルに入る前まで(傭兵時代)の知り合いも「セガール」と呼ぶ。
 
ガウルンからは、少年時代の名前である「カシム」と呼ばれている。ミスリルの傭兵スカウト訓練キャンプにおいて、宗介と初めて出会った際に、[[メリッサ・マオ|マオ]]は「ソウスキー・セガール」と誤って読んでいた。また、ミスリルに入る前まで(傭兵時代)の知り合いも「セガール」と呼ぶ。
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少年期の大半をアフガニスタンという多民族地帯で過ごし、その後世界各地の戦場を転戦したため、話せる言語は確認できたうちでも日本語、[[英語]]、ロシア語、アフガン方言でのペルシャ語、スペイン語、ウルドゥー語と実に幅広い。戒律を守ることには熱心ではない(豚肉を平気で食べるなど)が、イスラム教徒であり、コーランの暗唱ができる。逆に日本文化との接点に欠けるため古文・日本史が苦手で、日本語自体も相手の質問に「肯定だ(アファーマティブ)」と答えるなど、軍用語の直訳を多用し、若干肩肘を張った感がある。ただし、これは彼に日本語を教えた人物であるカリーニンの影響によるところが大きい。
 
少年期の大半をアフガニスタンという多民族地帯で過ごし、その後世界各地の戦場を転戦したため、話せる言語は確認できたうちでも日本語、[[英語]]、ロシア語、アフガン方言でのペルシャ語、スペイン語、ウルドゥー語と実に幅広い。戒律を守ることには熱心ではない(豚肉を平気で食べるなど)が、イスラム教徒であり、コーランの暗唱ができる。逆に日本文化との接点に欠けるため古文・日本史が苦手で、日本語自体も相手の質問に「肯定だ(アファーマティブ)」と答えるなど、軍用語の直訳を多用し、若干肩肘を張った感がある。ただし、これは彼に日本語を教えた人物であるカリーニンの影響によるところが大きい。
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知識や経験が豊富なため、基本どのような武器でも兵器でも使いこなすことができるが、信頼性の高い武器や兵器を好み、逆に[[ラムダ・ドライバ]]のような必要な時に確実に動作しない兵器は毛嫌いしている。
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知識や経験が豊富なため、基本どのような武器でも兵器でも使いこなすことができるが、信頼性の高い武器や兵器を好み、逆に[[ラムダ・ドライバ]]のような必要な時に確実に動作しない兵器は毛嫌いしている。AS搭乗時の主武装は機種を問わず、多種多様な弾頭をセレクトできるOTOメララ社の「ボクサー」57mm散弾砲および76㎜散弾砲。また手錠を付けられた状態から、武装した警官数人を殺す事も可能であり、基本的に状況を選ばず戦える。
AS搭乗時の主武装は機種を問わず、多種多様な弾頭をセレクトできるOTOメララ社の「ボクサー」57mm散弾砲および76㎜散弾砲。
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また手錠を付けられた状態から、武装した警官数人を殺す事も可能であり、基本的に状況を選ばず戦える。
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=== 小説版での動向 ===
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=== [[小説|小説版]]での動向 ===
 
物語初期は任務で各地を転戦する傍ら、陣代高校で囮としてとんちんかんな学生生活を続けながらも、かなめを狙う敵と戦っていたが、中盤からはこれを根底から引っ繰り返す悲劇に見舞われる。
 
物語初期は任務で各地を転戦する傍ら、陣代高校で囮としてとんちんかんな学生生活を続けながらも、かなめを狙う敵と戦っていたが、中盤からはこれを根底から引っ繰り返す悲劇に見舞われる。
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その後は米軍にレーバテインごと鹵獲され、後にカリフォルニアに移送されるはずだったが、アルを奪って脱走。救出に来たクルツ達にアルを渡すと自身はその足で陣代高校に直行し、ようやくかなめとの再会を果たした。
 
その後は米軍にレーバテインごと鹵獲され、後にカリフォルニアに移送されるはずだったが、アルを奪って脱走。救出に来たクルツ達にアルを渡すと自身はその足で陣代高校に直行し、ようやくかなめとの再会を果たした。
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その後の動向は明確にされていないが、アマルガムの息が掛かった米軍に追われていることや、かなめがささやきを失っても、ウィスパード時代に蓄積されたブラックテクノロジーの記憶や異常に発達した知能を狙う組織や企業が多いことから、逃亡生活に移ってると思われる。ちなみに戸籍も学籍も偽装が日本政府にバレているため使う事はできない。このため、かなめを助け出してもなお宗介の戦いは当分終わることがないと思われる。
 
その後の動向は明確にされていないが、アマルガムの息が掛かった米軍に追われていることや、かなめがささやきを失っても、ウィスパード時代に蓄積されたブラックテクノロジーの記憶や異常に発達した知能を狙う組織や企業が多いことから、逃亡生活に移ってると思われる。ちなみに戸籍も学籍も偽装が日本政府にバレているため使う事はできない。このため、かなめを助け出してもなお宗介の戦いは当分終わることがないと思われる。
 
ナムサクでクラマから受けた傷が肝臓に達していたため代謝機能に後遺症が残っている。
 
ナムサクでクラマから受けた傷が肝臓に達していたため代謝機能に後遺症が残っている。
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