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| [[御使い]]の一人にして、哀しみを司るモノ。翠の髪の女神の様な姿をしている。[[真化]]しない種と、御使いの行いの双方をいつも哀しんでいる。 | | [[御使い]]の一人にして、哀しみを司るモノ。翠の髪の女神の様な姿をしている。[[真化]]しない種と、御使いの行いの双方をいつも哀しんでいる。 |
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− | [[怒りのドクトリン]]が[[バアル]]となる可能性を持った種を滅殺して回る一方で、真化の可能性を持った種を己の裁量で守ろうとし、地球の指標として[[Z-BLUE]]となった面々に[[烙印]]を刻んだ。結果、[[破界事変]]において[[ZEUTH]]の一部メンバーが[[ADW]]へと転移する原因となった。そして[[翠の地球]]にドクトリンの注意を集め、[[新世時空震動]]により、真化の要素たる5要素の因子を持つ者達を火の文明の世界に送り込み、[[蒼の地球]]に自らが見出した者達と共に配置、[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]によって静止した楽園を作り上げようとした。この際、蒼の地球に集められたZ-BLUEの記憶を封じていた「'''針'''」の正体は、恐らくサクリファイの能力だと思われる。 | + | [[怒りのドクトリン]]が[[バアル]]となる可能性を持った種を滅殺して回る一方で、真化の可能性を持った種を己の裁量で守ろうとし、地球の指標として[[Z-BLUE]]となった面々に[[烙印]]を刻んだ。結果、[[破界事変]]において[[ZEUTH]]の一部メンバーが[[ADW]]へと転移する原因となった。そして[[翠の地球]]にドクトリンの注意を集め、[[新世時空震動]]により、真化の要素たる5要素の因子を持つ者達を火の文明の世界に送り込み、[[蒼の地球]]に自らが見出した者達と共に配置、[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]によって静止した楽園を作り上げようとした。<ref>この際、蒼の地球に集められたZ-BLUEの記憶を封じていた「'''針'''」の正体は、恐らくサクリファイの能力だと思われる。</ref> |
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− | しかし、監視者として送り込んだ[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]は、その意志を外れて蒼の地球を滅ぼそうと動き出したため、やむなく[[鬼宿]]の隊長[[尸空]]に命令し、ジェミナイド最後の希望[[アンナロッタ・ストールス|アンナロッタ]]を排除させた。
| + | 御使いの中では一応の穏健派かと思われたが、やはり他の御使い同様に強い傲慢と独善に染まっており、完全に人間を見下している。その行動も身勝手で一方的な独善の押し付けでしかない上に、目的の障害となる者は容赦なく始末する<ref>時獄篇では[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]の監視者として送り込んだ[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]がその意志を外れて蒼の地球を滅ぼそうと動き出したため、[[尸空]]に命令し、ジェミナイド最後の希望[[アンナロッタ・ストールス|アンナロッタ]]を排除させた。</ref>等、冷酷な面も窺える。「哀しみ」を司るが、あくまでも自分の行為が理解されず報われないことへの哀しみでしかないため他者を理解できない。御使いとしての意志に反した行動を執った為、[[カオス・コスモス]]の次元牢に閉じ込められていたが、己の哀しみを理解しなかったZ-BLUEを敵と定め、自らドクトリンの元に戻った。 |
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− | 御使いの中では一応の穏健派かと思われたが、やはり他の御使い同様に強い傲慢と独善に染まっており、完全に人間を見下している。その行動も身勝手で一方的な独善の押し付けでしかない上に、目的の障害となる者は容赦なく始末する等、冷酷な面も窺える。「哀しみ」を司るが、あくまでも己のもの(要は自分の行為が理解されず報われないことへの哀しみ)でしかないため他者を理解できない。御使いとしての意志に反した行動を執った為、[[カオス・コスモス]]の次元牢に閉じ込められていたが、己の哀しみを理解しなかったZ-BLUEを敵と定め、自らドクトリンの元に戻った。
| + | [[惑星エス・テラン]]では、[[アンゲロイ|アンゲロイ・アルカ]]を差し向けてくるが、その中でZ-BLUEと戦う[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の姿を見て命の意味を思い出し、自分達に御使いになる資格が無かった事、そして人は結局神にはなれない事を悟るが、御使いの存在意義を否定したため突如現れた[[アドヴェント]]に吸収され消滅する最期を遂げた。その後、同じく吸収されたドクトリン、[[楽しみのテンプティ|テンプティ]]、アサキムと共に[[至高神Z]]誕生の生贄となる。 |
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− | [[惑星エス・テラン]]では、[[アンゲロイ|アンゲロイ・アルカ]]を多く差し向けてくるが、その中でZ-BLUEと戦う[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の姿を見て命の意味を思い出し、自分達に御使いになる資格が無かった事、そして人は結局神にはなれない事を悟るが、御使いの存在意義を否定したため突如現れた[[アドヴェント]]に吸収され消滅する最期を遂げた。その後、同じく吸収されたドクトリン、[[楽しみのテンプティ|テンプティ]]、アサキムと共に[[至高神Z]]誕生の生贄となる。 | |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| === 天獄篇 === | | === 天獄篇 === |
| ;「[[至高神ソル]]…。それは私達が生み出した新たな太陽…1億2000万年前、私達を御使いへと生まれ変わらせたオリジン・ローを制御するためのシステム…」 | | ;「[[至高神ソル]]…。それは私達が生み出した新たな太陽…1億2000万年前、私達を御使いへと生まれ変わらせたオリジン・ローを制御するためのシステム…」 |
− | :第58話「哀しき墓守」より。至高神の正体を[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に聞かれた際の台詞。ここで[[太極]]=至高神ソルの正体は、御使いが無限の[[次元力|オリジン・ロー]]を生み出す為に、自分達の理想の[[神]]として作り出したシステムである事が判明する。 | + | :第58話「哀しき墓守」より、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に聞かれた事でZ-BLUEに至高神の真相を明かす。ここで[[太極]]=至高神ソルの正体は、御使いが無限の[[次元力|オリジン・ロー]]を生み出す為に、自分達の理想の[[神]]として作り出したシステムである事が判明する。 |
| ;「あなた達は…私の気持ちを何もわかってくれない…」<br/>「私達のやってきた事は間違いではなかった…。私の行為こそが誤りだった…あなた達のような未熟な種に私を理解してもらおうとした事は無駄でした」<br/>「何故、御使いである私が、あなた達と共に歩まねばならないのです…あなた達は私の慈悲を受け、永遠の中で生きていきさえすれば、よかったのです」<br/>「私は…あなた達の存在を認めません」 | | ;「あなた達は…私の気持ちを何もわかってくれない…」<br/>「私達のやってきた事は間違いではなかった…。私の行為こそが誤りだった…あなた達のような未熟な種に私を理解してもらおうとした事は無駄でした」<br/>「何故、御使いである私が、あなた達と共に歩まねばならないのです…あなた達は私の慈悲を受け、永遠の中で生きていきさえすれば、よかったのです」<br/>「私は…あなた達の存在を認めません」 |
| :同上。やはり彼女も他の御使いと変わらず、自分達以外の生命を見下す傲慢と独善に凝り固まっていた。尤も、[[エタニティ・フラット|その慈悲]]は'''永遠とは程遠い牢獄'''でしか無い…。 | | :同上。やはり彼女も他の御使いと変わらず、自分達以外の生命を見下す傲慢と独善に凝り固まっていた。尤も、[[エタニティ・フラット|その慈悲]]は'''永遠とは程遠い牢獄'''でしか無い…。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *名前の由来は「犠牲」「生贄」を意味する「Sacrifice」。 | | *名前の由来は「犠牲」「生贄」を意味する「Sacrifice」。 |
− | *上記の通り、彼女がエタニティ・フラットの仕掛け人であるが、時の牢獄はOGでの[[ナシム・ガンエデン]]、魔装機神での[[ヨーテンナイ]]が企んだ計画と類似する点がみられる。それは、形は異なるがいずれも「'''地球を封鎖して人の進化を停滞させる'''」ということ。また、この3名は「'''神の代理人たる存在で、エゴの下に主人公に敵対し、敗れた後は新たなる神を自称する存在によって利用される'''」という共通点がある。また、ガンエデンが座していた塔の名前「[[バラル]]」とは混沌という意味であり、ヨーテンナイが座していた「調和」の塔とは対義語になる。そして、サクリファイが座していた原初の宇宙「[[カオス・コスモス]]」は、それぞれ「混沌」と「調和」を意味しているなど、浅からぬ関係性が感じられる。加えて、サクリファイの行った行為はガンエデンのように問題の直視を避けた押しつけがましい善意であり、ヨーテンナイのように自分を憐れんで他者を拒絶する悪意でもあるといえる。 | + | *上記の通り、彼女がエタニティ・フラットの仕掛け人であるが、時の牢獄はOGでの[[ナシム・ガンエデン]]、魔装機神での[[ヨーテンナイ]]が企んだ計画と類似する点がみられる。それは、形は異なるがいずれも「'''地球を封鎖して人の進化を停滞させる'''」ということ。また、この3名は「'''神の代理人たる存在で、エゴの下に主人公に敵対し、敗れた後は[[ユーゼス・ゴッツォ|新たなる神を]][[カドゥム・ハーカーム|自称する]][[アドヴェント|存在]]によって利用される'''」という共通点がある。また、ガンエデンが座していた塔の名前「[[バラル]]」とは混沌という意味であり、ヨーテンナイが座していた「調和」の塔とは対義語になる。そして、サクリファイが座していた原初の宇宙「[[カオス・コスモス]]」は、それぞれ「混沌」と「調和」を意味しているなど、浅からぬ関係性が感じられる。加えて、サクリファイの行った行為はガンエデンのように問題の直視を避けた押しつけがましい善意であり、ヨーテンナイのように自分を憐れんで他者を拒絶する悪意でもあるといえる。 |
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