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*キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明
 
*キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明
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見た目は幼い少女だが、その実態は狂えるアラブ詩人アブドゥル・アルハザードによって[[西暦]]730年に書かれた魔導書「ネクロノミコン」の原典、「アル・アジフ」の精霊。「アル・アジフ」とはアラブの言葉で「魔物の咆吼」を意味する<ref>ただし、この名称は米国の作家であるH.P.ラヴクラフトの創作で、実際のアラビア語には「アジフ」という言葉は無い。</ref>。性格は傲慢不遜で尊大そのものだが、正義感は強い。魔導書として戦いに明け暮れてきたため年齢の割に世間知らずな一面もあり、内面は外見通り子供っぽい。一人称は「妾(わらわ)」、二人称は主に「汝(なれ)」、その複数形は「汝等(なんじら)」。
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見た目は幼い少女だが、その実態は狂えるアラブ詩人アブドゥル・アルハザードによって[[西暦]]730年に書かれた魔導書「ネクロノミコン」の原典、「アル・アジフ」の精霊。「アル・アジフ」とはアラブの言葉で「魔物の咆吼」を意味する<ref>ただし、この名称は[[クトゥルフ神話]]の作家であるH.P.ラヴクラフトの創作で、実際のアラビア語には「アジフ」という言葉は無い。</ref>。性格は傲慢不遜で尊大そのものだが、正義感は強い。魔導書として戦いに明け暮れてきたため年齢の割に世間知らずな一面もあり、内面は外見通り子供っぽい。一人称は「妾(わらわ)」、二人称は主に「汝(なれ)」、その複数形は「汝等(なんじら)」。
    
遥か昔から数多の「主」と共に邪神やその下僕と戦い続けており、本編冒頭にて主を喪った状態で[[マスターテリオン]]と交戦するも、所有していた鬼械神「アイオーン」を完全に破壊されて自身もまた[[アーカムシティ]]に落下。その身を狙う秘密結社[[ブラックロッジ]]に襲われるが、偶然出会った九郎の才能を見出し、強引に契約を結ぶ。絶大な力を有する反面、下記のアイオーンの項目にあるように魔術師の魂をも消費し尽くし死に至らしめる存在であり、魔術師を消耗品、自らを武器と割り切ることで長い間戦い続けてきた。しかし、かつての「主」達とは違い、自分のことを魔導書ではなくどこまでも「人間」として扱い接してくる九郎に対して当初は戸惑いながらも次第に好意を抱いていく。しかし、同時に今まで死なせていった「主」達に対する強い後悔の念にも苛まれていくようになり、そのことが彼女の行動を大きく変化させていくこととなる。
 
遥か昔から数多の「主」と共に邪神やその下僕と戦い続けており、本編冒頭にて主を喪った状態で[[マスターテリオン]]と交戦するも、所有していた鬼械神「アイオーン」を完全に破壊されて自身もまた[[アーカムシティ]]に落下。その身を狙う秘密結社[[ブラックロッジ]]に襲われるが、偶然出会った九郎の才能を見出し、強引に契約を結ぶ。絶大な力を有する反面、下記のアイオーンの項目にあるように魔術師の魂をも消費し尽くし死に至らしめる存在であり、魔術師を消耗品、自らを武器と割り切ることで長い間戦い続けてきた。しかし、かつての「主」達とは違い、自分のことを魔導書ではなくどこまでも「人間」として扱い接してくる九郎に対して当初は戸惑いながらも次第に好意を抱いていく。しかし、同時に今まで死なせていった「主」達に対する強い後悔の念にも苛まれていくようになり、そのことが彼女の行動を大きく変化させていくこととなる。
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:初登場作品。原作通り後半でしばらく離脱してしまい、その間はデモンベインが著しく弱体化する。
 
:初登場作品。原作通り後半でしばらく離脱してしまい、その間はデモンベインが著しく弱体化する。
 
:なお原作ゲームでは離脱後比較的すぐ復活するのだが、本作ではシナリオの都合上、三ヶ月以上も復帰まで間が空く事に。
 
:なお原作ゲームでは離脱後比較的すぐ復活するのだが、本作ではシナリオの都合上、三ヶ月以上も復帰まで間が空く事に。
:また、なんと部隊のメンバー全員がいる場で九郎に[[告白シーン|告白]]する羽目になってたりする(完全にシリアスな場面だったので誰も気にしていないが)
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:また、なんと部隊のメンバー全員がいる場で九郎に[[告白シーン|告白]]する羽目になっている(完全にシリアスな場面だったので誰も気にしていないが)。
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== パイロットステータスの傾向 ==
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== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
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;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
:[[魔導書]]
 
:[[魔導書]]
:「魔導書」のスキルレベルが上がるごとに、デモンベインのMP(EN相当)の最大値と回復量が上がる。最高位の魔導書という設定の表れか、同レベル帯のアンチクロスが持つ「魔導書」と比べてもレベルが高く、おかげで序盤から潤沢なMPを確保できる。断片集めの関係か、ストーリーの進行に応じて技能LVが上がる。
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:「魔導書」のスキルレベルが上がるごとに、デモンベインの[[MP]]の最大値と回復量が上がる。最高位の魔導書という設定の表れか、同レベル帯のアンチクロスが持つ「魔導書」と比べてもレベルが高く、おかげで序盤から潤沢なMPを確保できる。断片集めの関係か、ストーリーの進行に応じて技能LVが上がる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:アル・アジフの「アトラック=ナチャ」に関する記述が書かれたページ。ヒトの姿を取る際は、ピンク色の髪に蜘蛛の意匠を汲んだ妖艶な美女の姿をとる。その美貌とスタイルで男女問わずアーカムシティの住人たちを誘惑し、蜘蛛の糸で捕らえて精気を奪っていたが…。
 
:アル・アジフの「アトラック=ナチャ」に関する記述が書かれたページ。ヒトの姿を取る際は、ピンク色の髪に蜘蛛の意匠を汲んだ妖艶な美女の姿をとる。その美貌とスタイルで男女問わずアーカムシティの住人たちを誘惑し、蜘蛛の糸で捕らえて精気を奪っていたが…。
 
;ニトクリスの鏡
 
;ニトクリスの鏡
:アル・アジフの「ニトクリスの鏡」に関する記述が書かれたページ。ヒトの姿を取る際は、紫水晶色の瞳と緑色の髪に褐色の肌をし、ナイフよりも長く鋭い爪をもつ、名前の由来でもある『女王ニトクリス』の姿をとる。
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:アル・アジフの「ニトクリスの鏡」に関する記述が書かれたページ。ヒトの姿を取る際は、紫水晶色の瞳と緑色の髪に褐色の肌をし、ナイフよりも長く鋭い爪をもつ、名前の由来でもある「女王ニトクリス」の姿をとる。
:UXでは[[孔明リ・ガズィ]]の作戦で'''反乱軍の拠点ごと'''コピーし、[[ホウジョウ軍]]をはめることに成功。
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:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では[[孔明リ・ガズィ]]の作戦で'''反乱軍の拠点ごと'''コピーし、[[ホウジョウ軍]]をはめることに成功。
:原作ゲーム版ではナイアに確保され細工を施された後、[[ライカ・クルセイド|ライカ]]の教会の孤児アリスン(SRW未登場)の手に、ナイアから『魔法のコンパクト』として渡されるが…。
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:原作ゲーム版ではナイアに確保され細工を施された後、[[ライカ・クルセイド|ライカ]]の教会の孤児アリスン(SRW未登場)の手に、ナイアから「魔法のコンパクト」として渡されるが…。
 
;バルザイの偃月刀
 
;バルザイの偃月刀
:アル・アジフの「バルザイの偃月刀」に関する製法などの記述が書かれたページ。他のページモンスターのような人間態をとらず、剣の姿でいろいろなものを斬りまくって暴れたのち九郎と[[エルザ]]の連携で倒され、ページの断片になるところまではUXと同じだが、原作ゲームでは回収される直前に[[ドクター・ウェスト|ウェスト]]に奪われ、ニトクリスの鏡ではなく彼(?)が[[デモンペイン]]の動力源にされる<ref>ただし、その際のデモンペインは偃月刀は使わなかったが。</ref>。ちなみに覇道財閥の地下基地の秘密倉庫には、アル・アジフの記述が実体化したものではなく現実に鍛造された『偃月刀の現物』も存在し、アルの戦線離脱中に九郎が武器として使用している。
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:アル・アジフの「バルザイの偃月刀」に関する製法などの記述が書かれたページ。他のページモンスターのような人間態をとらず、剣の姿でいろいろなものを斬りまくって暴れたのち九郎と[[エルザ]]の連携で倒され、ページの断片になるところまでは『UX』と同じだが、原作ゲームでは回収される直前に[[ドクター・ウェスト|ウェスト]]に奪われ、ニトクリスの鏡ではなく彼(?)が[[デモンペイン]]の動力源にされる<ref>ただし、その際のデモンペインは偃月刀は使わなかったが。</ref>。ちなみに覇道財閥の地下基地の秘密倉庫には、アル・アジフの記述が実体化したものではなく現実に鍛造された『偃月刀の現物』も存在し、アルの戦線離脱中に九郎が武器として使用している。
 
;シャンタク
 
;シャンタク
 
:アル・アジフの「シャンタク」に関する記述が書かれたページ。ニトクリスの鏡のようにナイアの手元に確保されていた模様だが、他のページモンスターのようにアーカムの怪異として暴れる機会はなかった。
 
:アル・アジフの「シャンタク」に関する記述が書かれたページ。ニトクリスの鏡のようにナイアの手元に確保されていた模様だが、他のページモンスターのようにアーカムの怪異として暴れる機会はなかった。
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;ド・マリニーの時計
 
;ド・マリニーの時計
 
:アル・アジフの「ド・マリニーの時計」に関する記述が書かれたページ。角川スニーカー文庫の公式外伝小説に登場。不思議の国のアリスの時計ウサギの意匠を汲んだ少女の姿をしており、時間操作(エピソード中では主に時間巻き戻し)の力を持つ。
 
:アル・アジフの「ド・マリニーの時計」に関する記述が書かれたページ。角川スニーカー文庫の公式外伝小説に登場。不思議の国のアリスの時計ウサギの意匠を汲んだ少女の姿をしており、時間操作(エピソード中では主に時間巻き戻し)の力を持つ。
:ちなみに九郎の通っていたミスカトニック大学の時計塔にはド・マリニーの時計の『現物』が組み込まれており、アーカムシティの危急の際には大学一帯の時空間を捻じ曲げて保護する結界のような役割を果たす<ref>これはミスカトニック大が、アーカム市内では覇道財閥に並ぶ対怪異機関である為。</ref>。
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:ちなみに九郎の通っていたミスカトニック大学の時計塔にはド・マリニーの時計の「現物」が組み込まれており、アーカムシティの危急の際には大学一帯の時空間を捻じ曲げて保護する結界のような役割を果たす<ref>これはミスカトニック大が、アーカム市内では覇道財閥に並ぶ対怪異機関である為。</ref>。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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:色んな意味で彼女に狙われることに。
 
:色んな意味で彼女に狙われることに。
 
;『二闘流』九朔
 
;『二闘流』九朔
:続編「機神飛翔デモンベイン」に登場したキャラ。アナザーブラッドを追い九郎らと共闘する。そして、九郎やアルと意外な関係を持つ。九郎に対して反発するのとは対照的に、アルには素直。
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:続編『機神飛翔デモンベイン』に登場するキャラ。アナザーブラッドを追い九郎らと共闘する。そして、九郎やアルと意外な関係を持つ。九郎に対して反発するのとは対照的に、アルには素直。
:UXでもエンディングにてその存在が示唆されている。
+
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』でもエンディングにてその存在が示唆されている。
 
;アナザーブラッド
 
;アナザーブラッド
:続編「機神飛翔デモンベイン」に登場したキャラ。「血の怪事件」を起こし、九郎や九朔と敵対するが…。そして、彼女も九朔同様に、九郎やアルと意外な関係を持つ。こちらはとある事情からアルに対して憎悪を抱いており、その存在を消し去ろうと執拗に狙って来る。
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:続編『機神飛翔デモンベイン』に登場するキャラ。「血の怪事件」を起こし、九郎や九朔と敵対するが…。そして、彼女も九朔同様に、九郎やアルと意外な関係を持つ。こちらはとある事情からアルに対して憎悪を抱いており、その存在を消し去ろうと執拗に狙って来る。
:UXでもエンディングにてその存在が示唆されている。
+
:『UX』でもエンディングにてその存在が示唆されている。
 
;リトル・エイダ(LA)
 
;リトル・エイダ(LA)
:外伝小説「軍神強襲」に登場したキャラ。[[覇道鋼造]]がアル不在の状態でもデモンベインを動かす手段として作り上げた魔導書「ネクロノミコン・機械語写本」が精霊化した存在であり、後に鋼造が彼女とデモンベインを駆って戦う際も(アルほどという訳でもないであろうが)曲がりなりにも[[リベル・レギス]]と渡り合えている。
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:外伝小説『軍神強襲』に登場するキャラ。[[覇道鋼造]]がアル不在の状態でもデモンベインを動かす手段として作り上げた魔導書「ネクロノミコン・機械語写本」が精霊化した存在であり、後に鋼造が彼女とデモンベインを駆って戦う際も(アルほどという訳でもないであろうが)曲がりなりにも[[リベル・レギス]]と渡り合えている。
:アルの原型が『本』であったのに対し、彼女の原型は『無数のパンチカードの集合体』である。アルのページから生まれた怪異達と毛色は違うが、彼女も「魔導書ネクロノミコン」として、その原書であるアルと対面した際には「我が原書(はは)」と呼んでいる。
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:アルの原型が「本」であったのに対し、彼女の原型は「無数のパンチカードの集合体」である。アルのページから生まれた怪異達と毛色は違うが、彼女も「魔導書ネクロノミコン」として、その原書であるアルと対面した際には「我が原書(はは)」と呼んでいる。
 
:名前の由来は、彼女が精霊化した頃、既に覇道家と懇意になっていたオーガスタ・エイダ・ダーレス(後の[[覇道瑠璃]]の母)から。ゲーム・アニメ両本編に未登場であり、覇道鋼造が最後に使用していた魔導書は新訳ネクロノミコンなので彼女がどうなったかは明かされていない。
 
:名前の由来は、彼女が精霊化した頃、既に覇道家と懇意になっていたオーガスタ・エイダ・ダーレス(後の[[覇道瑠璃]]の母)から。ゲーム・アニメ両本編に未登場であり、覇道鋼造が最後に使用していた魔導書は新訳ネクロノミコンなので彼女がどうなったかは明かされていない。
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=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
 
;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]
 
;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]
:UXで共演。主である九郎と仲がいいので必然的に良く絡む。
+
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』で共演。主である九郎と仲がいいので必然的に良く絡む。
 
;[[ゴゴール]]
 
;[[ゴゴール]]
:UX世界における異星からの侵略者であり、人類に仇なすものとして敵対。最終決戦では自らの再生のために仲間を喰らった禍々しい姿を、邪神に近い存在になったと断言する。
+
:『UX』世界における異星からの侵略者であり、人類に仇なすものとして敵対。最終決戦では自らの再生のために仲間を喰らった禍々しい姿を、邪神に近い存在になったと断言する。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[孔明リ・ガズィ]]
 
;[[孔明リ・ガズィ]]
:UX中盤の[[バイストン・ウェル]]ルートにて、彼の考案した「魔導遁甲・空城の陣」に協力し、見事に[[ホウジョウ軍]]の奸計を打ち破る。
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:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』中盤の[[バイストン・ウェル]]ルートにて、彼の考案した「魔導遁甲・空城の陣」に協力し、見事に[[ホウジョウ軍]]の奸計を打ち破る。
 
;[[フェストゥム]]、[[ELS]]、[[バジュラ]]
 
;[[フェストゥム]]、[[ELS]]、[[バジュラ]]
:最初はいずれも人類に仇なす異形として敵対視。後に対話の可能性があることを知ると、対話の方向性を自軍と模索する。
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:『UX』では最初はいずれも人類に仇なす異形として敵対視。後に対話の可能性があることを知ると、対話の方向性を自軍と模索する。
 
;[[電脳貴族]]
 
;[[電脳貴族]]
:神を嘯く[[マクロス・ギャラクシー船団]]の黒幕たちを「数多ある邪神の中でも最悪の部類」と吐き捨てる。
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:『UX』では神を嘯く[[マクロス・ギャラクシー船団]]の黒幕たちを「数多ある邪神の中でも最悪の部類」と吐き捨てる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「我が名はアル・アジフ! アブドゥル・アルハザードによって記された、世界最強の魔導書なり!」
 
;「我が名はアル・アジフ! アブドゥル・アルハザードによって記された、世界最強の魔導書なり!」
 
:[[大十字九郎|九郎]]との契約時の台詞。彼女の尊大さを象徴する台詞と言える。事実最高位の魔導書なので、それほど過大な発言でもないが。
 
:[[大十字九郎|九郎]]との契約時の台詞。彼女の尊大さを象徴する台詞と言える。事実最高位の魔導書なので、それほど過大な発言でもないが。
;「識を伝え式を編む我、魔物の咆吼たる我」<br>「死を超ゆる、あらゆる写本(子)の原本(母)たる我、『アル・アジフ』の名に於いて問う」<br>「鋼鉄(はがね)を鎧い刃金を纏う神、人の造りし神、鬼械の神よ。汝は何者ぞ」
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;「識を伝え式を編む我、魔物の咆吼たる我」<br />「死を超ゆる、あらゆる写本(子)の原本(母)たる我、『アル・アジフ』の名に於いて問う」<br />「鋼鉄(はがね)を鎧い刃金を纏う神、人の造りし神、鬼械の神よ。汝は何者ぞ」
 
:[[デモンベイン]]を初起動した時の台詞。原作では格納庫内で搭乗する直前の台詞だが、アニメではこの台詞と共に地上に招喚した。また、アニメでは何やら奇怪な動きをしながら述べる。
 
:[[デモンベイン]]を初起動した時の台詞。原作では格納庫内で搭乗する直前の台詞だが、アニメではこの台詞と共に地上に招喚した。また、アニメでは何やら奇怪な動きをしながら述べる。
:ちなみに、この時のアルはマギウス状態のちびアルだったが、声音は通常のものになっている。UXではこの直後の台詞まで含めて本作初の[[DVE]]であり、初っ端から非常に長い。
+
:ちなみに、この時のアルはマギウス状態のちびアルだったが、声音は通常のものになっている。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』ではこの直後の台詞まで含めて本作初の[[DVE]]であり、初っ端から非常に長い。
 
;「油断大敵だぞ。 機械人形如きに遅れを取っているようでは……」
 
;「油断大敵だぞ。 機械人形如きに遅れを取っているようでは……」
 
:序盤、マギウス・スタイルとなった九郎を圧倒する[[エルザ]]をアトラック=ナチャで捕縛して。そしてエルザの胸の上で仁王立ちしてこの台詞を言うが……(後述)。
 
:序盤、マギウス・スタイルとなった九郎を圧倒する[[エルザ]]をアトラック=ナチャで捕縛して。そしてエルザの胸の上で仁王立ちしてこの台詞を言うが……(後述)。
 
;「勝手に死ぬな。それと勝手に死なすな。無責任過ぎるぞ」
 
;「勝手に死ぬな。それと勝手に死なすな。無責任過ぎるぞ」
 
:終盤、ベルゼビュートの攻撃によってデモンベインもろとも自身も吹き飛んだと確信した九郎が見たのは、消滅したはずの愛しき魔導書―――アルだった……。
 
:終盤、ベルゼビュートの攻撃によってデモンベインもろとも自身も吹き飛んだと確信した九郎が見たのは、消滅したはずの愛しき魔導書―――アルだった……。
;九郎「……奇跡だ」<br>アル「否。それは違う。……汝は闘った。マギウスの力を失い、デモンベインを失い、それでも汝は戦った」<br>「絶望的な戦力差だった。瞬滅されてもおかしくはなかった。総てを諦め投げ捨てても、誰にも責めることなど出来はしなかったろう」<br>「だが汝は戦った。戦い抜いた。戦って戦って戦って……今の今まで堪え続けたのだ。彼奴等を前に一歩も引かず。だから……」<br>「妾が間に合った」<br>九郎「アル―――――――――――――――ッ!」<br>アル「そういうことだ! これは奇蹟などではない! 確実に汝がもたらした、当然の結果としての勝利だ! 我が主、大十字九郎!」
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;九郎「……奇跡だ」<br />アル「否。それは違う。……汝は闘った。マギウスの力を失い、デモンベインを失い、それでも汝は戦った」<br />「絶望的な戦力差だった。瞬滅されてもおかしくはなかった。総てを諦め投げ捨てても、誰にも責めることなど出来はしなかったろう」<br />「だが汝は戦った。戦い抜いた。戦って戦って戦って……今の今まで堪え続けたのだ。彼奴等を前に一歩も引かず。だから……」<br />「妾が間に合った」<br />九郎「アル―――――――――――――――ッ!」<br />アル「そういうことだ! これは奇蹟などではない! 確実に汝がもたらした、当然の結果としての勝利だ! 我が主、大十字九郎!」
:復活直後の会話。闘い闘い闘い抜いて、絶望的な闘いになお闘い続けた九郎が呼んだ奇蹟。それを彼女は奇蹟などではないと嘯く。必然の勝利だと。光の粒子が、最強の魔導書がデモンベインに流れこむ。今こそ魔を断つ剣は真の三位一体を取り戻したのだ。<br>UXでは九郎がこれの対になるセリフを第一部クライマックスで述べている。
+
:復活直後の会話。闘い闘い闘い抜いて、絶望的な闘いになお闘い続けた九郎が呼んだ奇蹟。それを彼女は奇蹟などではないと嘯く。必然の勝利だと。光の粒子が、最強の魔導書がデモンベインに流れこむ。今こそ魔を断つ剣は真の三位一体を取り戻したのだ。
;「それは違うぞ。無貌の」<br>「幻ではない。喩え宇宙が覚えておらずとも、総てが消えゆくとしても、意志は其処に在ったのだ。其れを消すことなど如何なる存在にも出来ぬ。妾にも、神たる汝にも、時たるヨグ=ソトースにも、全たるアザトースにも。決して。決して」<br>「意志は確かに存在するのだ。そしてその意志が、未来を創っていく。此奴等の様に―――」
+
:『UX』では九郎がこれの対になるセリフを第一部クライマックスで述べている。
:原作[[覇道瑠璃|瑠璃]]ルートトゥルーエンディングより。消え去る因果の中で、溢れる無限光の中で、邪神へ間違いを糺す魔導書は消えていった―――<br>正しき出逢いを迎えるであろう、主とその恋人を祝するかのように―――<br>このセリフはアルルートノーマルエンドの最後のモノローグと対になっている。
+
;「それは違うぞ。無貌の」<br />「幻ではない。喩え宇宙が覚えておらずとも、総てが消えゆくとしても、意志は其処に在ったのだ。其れを消すことなど如何なる存在にも出来ぬ。妾にも、神たる汝にも、時たるヨグ=ソトースにも、全たるアザトースにも。決して。決して」<br />「意志は確かに存在するのだ。そしてその意志が、未来を創っていく。此奴等の様に―――」
 +
:原作[[覇道瑠璃|瑠璃]]ルートトゥルーエンディングより。消え去る因果の中で、溢れる無限光の中で、邪神へ間違いを糺す魔導書は消えていった―――
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:正しき出逢いを迎えるであろう、主とその恋人を祝するかのように―――
 +
:このセリフはアルルートノーマルエンドの最後のモノローグと対になっている。
 
;「愚かなり、アズラッド! 魔物の咆吼たる我、最強の魔導書【アル・アジフ】は、自らを手にする者全てを血を啜り、魂を喰らい、禍々しき力を蓄えていくのだ!! アズラッド、我が主よ! 妾を憎め! 妾を呪え! 然るのち、邪悪の書に触れた己の不明を、地獄で悔やむがよい!!」
 
;「愚かなり、アズラッド! 魔物の咆吼たる我、最強の魔導書【アル・アジフ】は、自らを手にする者全てを血を啜り、魂を喰らい、禍々しき力を蓄えていくのだ!! アズラッド、我が主よ! 妾を憎め! 妾を呪え! 然るのち、邪悪の書に触れた己の不明を、地獄で悔やむがよい!!」
 
:前日譚『斬魔大聖デモンベイン 機神胎動』で死に瀕した主のアズラッドを前にしながら。本編中の彼女からは想像もできない完全に悪役の台詞だが、前述の通り「魔術師は消耗品、魔導書は武器」と割り切っているためである。
 
:前日譚『斬魔大聖デモンベイン 機神胎動』で死に瀕した主のアズラッドを前にしながら。本編中の彼女からは想像もできない完全に悪役の台詞だが、前述の通り「魔術師は消耗品、魔導書は武器」と割り切っているためである。
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;「ご、ご主人様ぁ…(ニヤリ)」
 
;「ご、ご主人様ぁ…(ニヤリ)」
 
:このセリフで追い打ちをかける。九郎の言うように確信犯(もしくは悪ノリ)であることが即座に判明。
 
:このセリフで追い打ちをかける。九郎の言うように確信犯(もしくは悪ノリ)であることが即座に判明。
:PC版では九郎はライカにこのあと十八禁丸出し(一部省略という名の自主規制付き)の変態じみた悪口を言われる羽目になってしまった。
+
:原作ゲームPC版では九郎はライカにこのあと十八禁丸出し(一部省略という名の自主規制付き)の変態じみた悪口を言われる羽目になってしまった。
:[[続編]]の機神飛翔ではよりにもよって教授陣が勢ぞろいしている状態で発言し、九郎は正真正銘のペドフィリアと評されたり、ペドは専門ではないとか散々な事を言われてしまう。
+
:[[続編]]『機神飛翔』ではよりにもよって教授陣が勢ぞろいしている状態で発言し、九郎は正真正銘のペドフィリアと評されたり、ペドは専門ではないとか散々な事を言われてしまう。
;「にゃにゃぁぁっ!?」<br>「はぅぅぅぅ~~~~~~?」<br>「ぬぅぅぅぅ~~~~……お、おのれっ!」
+
;「にゃにゃぁぁっ!?」<br />「はぅぅぅぅ~~~~~~?」<br />「ぬぅぅぅぅ~~~~……お、おのれっ!」
 
:[[エルザ]]はアトラック=ナチャを怪力で引き千切り、その勢いで弾き飛ばされてしまう。「油断大敵だぞ」と言っておいてこのザマなので、九郎から「'''油断大敵だな、おい'''」と自分に跳ね返ってしまう。
 
:[[エルザ]]はアトラック=ナチャを怪力で引き千切り、その勢いで弾き飛ばされてしまう。「油断大敵だぞ」と言っておいてこのザマなので、九郎から「'''油断大敵だな、おい'''」と自分に跳ね返ってしまう。
 
;「好きに生きろ」
 
;「好きに生きろ」
153行目: 156行目:  
;「警告は無駄だったようだな。所詮、汝は生粋の性犯罪者よ」
 
;「警告は無駄だったようだな。所詮、汝は生粋の性犯罪者よ」
 
:[[エンネア]]を助けた翌朝、九郎の腹の上で裸の上にワイシャツ一丁といった格好ではしゃぐ彼女を見て、九郎に放った辛辣なお言葉。そして九郎も彼女を異端審問官呼ばわりしたり…。
 
:[[エンネア]]を助けた翌朝、九郎の腹の上で裸の上にワイシャツ一丁といった格好ではしゃぐ彼女を見て、九郎に放った辛辣なお言葉。そして九郎も彼女を異端審問官呼ばわりしたり…。
;アル「……変態め」<br>九郎「バレてるっ!?」
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;アル「……変態め」<br />九郎「バレてるっ!?」
 
:エンネアを何とかどかして起き上がった九郎に放った辛辣な言葉。無理もない。九郎はエンネアの「大事な部分」を(不可抗力とはいえ)チラ見してしまったのだから。どうしてこうなった。
 
:エンネアを何とかどかして起き上がった九郎に放った辛辣な言葉。無理もない。九郎はエンネアの「大事な部分」を(不可抗力とはいえ)チラ見してしまったのだから。どうしてこうなった。
 
;「めしー」
 
;「めしー」
159行目: 162行目:     
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
;アル「人ならざる存在となっても、まだ尚、友と呼び続けるか…」<br/>「ならば、九郎よ。妾たちの為すべきことはひとつだ!」<br/>九郎「応よ! 一騎たちの友達を奪おうとする理不尽。俺たちでぶっ潰してやらぁ!」
+
;アル「人ならざる存在となっても、まだ尚、友と呼び続けるか…」<br />「ならば、九郎よ。妾たちの為すべきことはひとつだ!」<br />九郎「応よ! 一騎たちの友達を奪おうとする理不尽。俺たちでぶっ潰してやらぁ!」
:[[UX]]第29話での[[戦闘前会話]]。人ならざる存在と化した[[春日井甲洋|甲洋]]を必死に守ろうとした一騎達を見たアルは自分たちが何をすべきかを知った。
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:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第29話での[[戦闘前会話]]。人ならざる存在と化した[[春日井甲洋|甲洋]]を必死に守ろうとした一騎達を見たアルは自分たちが何をすべきかを知った。
 
:[[真壁一騎|一騎]]達や甲洋の未来を奪おうとする理不尽をこの「魔を断つ剣」で断ち切るのみである。
 
:[[真壁一騎|一騎]]達や甲洋の未来を奪おうとする理不尽をこの「魔を断つ剣」で断ち切るのみである。
;「汝が如何なる存在だったとて、何も気にはせん。むしろ、もっと堂々とするがよい」<br/>九郎「お前はもう少し謙虚にした方がいいと思うけどな…」
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;「汝が如何なる存在だったとて、何も気にはせん。むしろ、もっと堂々とするがよい」<br />九郎「お前はもう少し謙虚にした方がいいと思うけどな…」
:[[UX]]第29話でのエンドデモにて、人間と[[フェストゥム]]の独立融合体である[[皆城乙姫|乙姫]]をUXと同じく受け入れた。九郎はアルに突っ込みを入れたが、アルの考えに対しては同意した。
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:『UX』第29話でのエンドデモにて、人間と[[フェストゥム]]の独立融合体である[[皆城乙姫|乙姫]]をUXと同じく受け入れた。九郎はアルに突っ込みを入れたが、アルの考えに対しては同意した。
 
;「我欲にまみれ、己の器すら見失うとは、愚かさを越えて滑稽ですらあるな!」
 
;「我欲にまみれ、己の器すら見失うとは、愚かさを越えて滑稽ですらあるな!」
:[[UX]]第49話での[[ハザード・パシャ|ハザード]]との戦闘前会話。「自分が[[宇宙]]の支配者となるのを見届けに来たのか」と嘯く、[[ナイア|邪神]]にも劣らぬ醜悪さを纏う男に対し、嫌悪も露わに吐き捨てる。
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:『UX』第49話での[[ハザード・パシャ|ハザード]]との戦闘前会話。「自分が[[宇宙]]の支配者となるのを見届けに来たのか」と嘯く、[[ナイア|邪神]]にも劣らぬ醜悪さを纏う男に対し、嫌悪も露わに吐き捨てる。
    
== 搭乗・関連機体 ==
 
== 搭乗・関連機体 ==
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