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| ;「君達が開けたのは、ラプラスの箱じゃない……あれは、いわゆるパンドラの箱なんだよ。だから、絶望が吹き出した」<BR/>「だが、その底には希望がある……」 | | ;「君達が開けたのは、ラプラスの箱じゃない……あれは、いわゆるパンドラの箱なんだよ。だから、絶望が吹き出した」<BR/>「だが、その底には希望がある……」 |
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− | ;「私達は[[サイデリアル]]の上位者だ。スフィア・リアクターに限らず、彼らが強くあるように導かなければならない」<BR/>「それは君たちに対しても同じだ」<BR/>「だから、時に味方として、時に敵として君達を真理へ導いてきた」<BR/>「その結果、君たちは[[新地球皇国]]を打倒し、こうして御使いと対面することも出来たんだよ」 | + | ;「私達は[[サイデリアル]]の上位者だ。スフィア・リアクターに限らず、彼らが強くあるように導かなければならない。だから、私は敢えて障害となった。そして、それは君たちに対しても同じだ」<BR/>「だから、時に味方として、時に敵として君達を真理に導いてきた。その結果、君たちは[[新地球皇国]]を打倒し、こうして御使いと対面する事も出来たんだよ」 |
| :第51話「運命への出航」にて、なぜ[[時獄戦役]]でサイデリアルの一部であった[[ジェミニス]]と敵対していたのかを問う[[アムロ・レイ|アムロ]]に対し。ジェミニスへの敵対行動は[[御使い|自分達]]が導かねばならないサイデリアルの上位者としての責務だったと告げるが…。 | | :第51話「運命への出航」にて、なぜ[[時獄戦役]]でサイデリアルの一部であった[[ジェミニス]]と敵対していたのかを問う[[アムロ・レイ|アムロ]]に対し。ジェミニスへの敵対行動は[[御使い|自分達]]が導かねばならないサイデリアルの上位者としての責務だったと告げるが…。 |
− | ;「神ならぬ身では、さすがにそんなことは出来ない。彼がいがみ合う双子のスフィアと接触したのは、幾つかの偶然が重なった結果だよ」<BR/>「そして、私が彼に興味を持ったのは彼の母親に起因する」<BR/>「彼女は優秀な人間だったよ」「超時空物理学と考古学を組み合わせることで先史文明の遺跡から、独自に御使いの存在に触れようとしたのだから」<BR/>「だから私は罰を与えた」「彼女に絶望を与え、愛する息子の命を奪うように仕向けた」<BR/>「驚いたのはそこからだ。彼女は意志の力によって絶望と希望を超え、自ら命を絶つことで息子の命を守ったのだ」<BR/>「そういうこともあって、私はその息子……ヒビキ・カミシロに興味を持った」「もしかすると、彼にも絶望を与えることで、母親と同じ希望と絶望を超える力を得るかもしれない、とね」<BR/>「その彼が、いがみ合う双子に出会った。だから、世界というのは面白い」 | + | ;「神ならぬ身としては、そこまでは出来ない。彼がいがみ合う双子と接触したのは、幾つかの偶然が重なった結果だ。そして、私が彼に興味を持ったのは彼の母親に起因する」<BR/>「彼女は優秀な人間だったよ。超時空物理学と考古学を組み合わせることで先史文明の遺跡から、独自に御使いの存在に触れようとしたのだから。だから私は罰を与えた」<br/>「彼女に絶望を与え、愛する息子の命を奪うように仕向けた。驚きなのはそこからだ。彼女は意志の力で絶望と希望を超え、自らの生命を絶つことで息子を守ったんだ」<BR/>「それから私は、その息子…つまりヒビキ・カミシロに興味を持った。もしかしたら、彼にも絶望を与える事で、母親のように希望と絶望を超える力を身につけるかもしれない…と」<BR/>「その彼が、いがみ合う双子に出会うとはね。だから、世界は面白い」 |
| :ヒビキとの関連の真相。裏を返せば、ヒビキが最初の最初、[[陣代高校]]でたまたま意識を失い[[黒の英知|マトリクス]]に触れ[[ジェニオン]]のパイロットにならなければ、生きていなかったのだろう……。 | | :ヒビキとの関連の真相。裏を返せば、ヒビキが最初の最初、[[陣代高校]]でたまたま意識を失い[[黒の英知|マトリクス]]に触れ[[ジェニオン]]のパイロットにならなければ、生きていなかったのだろう……。 |
| :この話を聞いたヒビキはメグミへの憎悪や恐怖を振り切り、御使いを完全に叩き潰す決意を固めることになる。 | | :この話を聞いたヒビキはメグミへの憎悪や恐怖を振り切り、御使いを完全に叩き潰す決意を固めることになる。 |
− | ;「そう特別な話ではないよ。彼のように私の実験の対象となった子供達は、全宇宙で9万3472人ほどいる」 | + | ;「そう特別な事ではないよ。彼のように私の実験の対象となった子供達は、全宇宙で9万3274人ほどいる」 |
| :[[Z-BLUE]]からの怒りの言葉に返した、余りに非道な実験をヒビキ以外(おそらくシンヤやミサコを含む)にも行っていたことを当たり前の様に答えて。方向性は全く違うが[[トレーズ・クシュリナーダ]]の様な言い回しである。 | | :[[Z-BLUE]]からの怒りの言葉に返した、余りに非道な実験をヒビキ以外(おそらくシンヤやミサコを含む)にも行っていたことを当たり前の様に答えて。方向性は全く違うが[[トレーズ・クシュリナーダ]]の様な言い回しである。 |
− | ;「確かに行為そのものは破壊だが、それは宇宙全体を救済するために必要な行動だ」<BR/>「それを下した喜びを私は感じる」 | + | ;ドクトリン「誤るな、始原の特異点よ。私は強い怒りの下、これを責務として行っている」<br/>テンプティ「テンプティは楽しいからだけどね」<br/>アドヴェント「確かに行為を見れば、破壊ではあるが、それは宇宙全体を救済するためには必要な事だ。それを下した喜びを私は感じる」 |
| :メイオール銀河破壊の後のコメント。ドクトリンは怒りを以って審判を下し、テンプティはそれ自体を楽しみ、アドヴェントはそれによる宇宙の救済を喜ぶ(そして、恐らくサクリファイは破壊された銀河を哀しむ)。本来複雑に絡み合って存在する感情を分割したがゆえのメンタリティの歪みがここに垣間見られる。 | | :メイオール銀河破壊の後のコメント。ドクトリンは怒りを以って審判を下し、テンプティはそれ自体を楽しみ、アドヴェントはそれによる宇宙の救済を喜ぶ(そして、恐らくサクリファイは破壊された銀河を哀しむ)。本来複雑に絡み合って存在する感情を分割したがゆえのメンタリティの歪みがここに垣間見られる。 |
| ;「私の意志は変わらない。彼らをここで脚止めしろ。命に代えてもだ」 | | ;「私の意志は変わらない。彼らをここで脚止めしろ。命に代えてもだ」 |