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| これでも妻子持ちである。ただし設定のみで、劇中で直接登場はしない。 | | これでも妻子持ちである。ただし設定のみで、劇中で直接登場はしない。 |
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− | 同様に劇中で描写されていない設定として、開戦前はコーディネイターを憎んではいたものの、彼らの虐殺を企てるほど憎んでいた訳ではなく、戦争の狂気というものに当てられてしまったが為にコーディネイターに対する狂気染みた憎悪に取り憑かれてしまったらしい。ただし彼はあくまでも大企業の経営者でありプロの軍人や政治家ではなく、それゆえか、後のジブリールと比較すると、この争いを一種のビジネスライクなもののように、何処か醒めた捉え方をしていたようではある。その彼が連合軍の[[指揮官]]になってしまったことが、戦線を拡大させてしまったことは間違いない(実際、彼のそういった意識の現れとして劇中において「(戦争とは)こちらの被害を少なく、なおかつ敵の被害を大きくするものである」という趣旨の発言をしている)。しかしそれでいて、相手に反撃されるリスクを考えずに大量破壊兵器である[[核ミサイル|核]]を躊躇なく使用し、実際に報復を受けた途端に自らの決断の結果であるにも関わらず、他人に責任を押し付け、さらに最大の脅威であるジェネシスを放置してプラントの破壊を命じるなど彼の判断は最悪の結果を自ら招こうとしているかのようであり(仮にプラントを殲滅した場合、ジェネシスに残されたザフト司令部が報復として[[地球]]を撃つ可能性を全く考慮していない)結局は本人も知らずのうちに、前述のような過去のトラウマもあってかいわば「合理性を超越した純度の高い狂気」に、いつの間にか取り憑かれてしまっていたという事なのだろうか。 | + | 同様に劇中で描写されていない設定として、開戦前はコーディネイターを憎んではいたものの、彼らの虐殺を企てるほど憎んでいた訳ではなく、戦争の狂気というものに当てられてしまったが為にコーディネイターに対する狂気染みた憎悪に取り憑かれてしまったらしい。ただし彼はあくまでも大企業の経営者でありプロの軍人や政治家ではなく、それゆえか、後のジブリールと比較すると、この争いを一種のビジネスライクなもののように、何処か醒めた捉え方をしていたようではある。その彼が連合軍の[[指揮官]]になってしまったことが、戦線を拡大させてしまったことは間違いない(実際、彼のそういった意識の現れとして劇中において「(戦争とは)こちらの被害を少なく、なおかつ敵の被害を大きくするものである」という趣旨の発言をしている)。しかしそれでいて、相手に反撃されるリスクを考えずに大量破壊兵器である[[核ミサイル|核]]を躊躇なく使用し、実際に報復を受けた途端に自らの決断の結果であるにも関わらず、他人に責任を押し付け、さらに最大の脅威であるジェネシスを放置してプラントの破壊を命じるなど彼の判断は最悪の結果を自ら招こうとしているかのようであり(仮にプラントを殲滅した場合、ジェネシスに残されたザフト司令部が報復として[[地球]]を撃つ可能性を全く考慮していない)結局は本人も知らずのうちに、前述のような過去のトラウマもあってかいわば「合理性を超越した純度の高い狂気」に、いつの間にか取り憑かれてしまっていたという事なのだろうか。 |
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| なお、アズラエルの名前の由来は、イスラムにおいて死を司る[[天使]]アズラーイールの[[英語]]読みから。劇中において、アズラエルの管轄下にあった[[ドミニオン]][[ナタル・バジルール|隊に]][[フレイ・アルスター|所属]][[オルガ・サブナック|して]][[クロト・ブエル|いた]][[シャニ・アンドラス|者]](アズラエル自身を含めて)全員が死亡した結末を考えると、皮肉めいた名前かもしれない。 | | なお、アズラエルの名前の由来は、イスラムにおいて死を司る[[天使]]アズラーイールの[[英語]]読みから。劇中において、アズラエルの管轄下にあった[[ドミニオン]][[ナタル・バジルール|隊に]][[フレイ・アルスター|所属]][[オルガ・サブナック|して]][[クロト・ブエル|いた]][[シャニ・アンドラス|者]](アズラエル自身を含めて)全員が死亡した結末を考えると、皮肉めいた名前かもしれない。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | スパロボにおいても[[ブルーコスモス]]の盟主として他作品の悪役キャラと結託する等の暗躍を見せ、さらに戦闘で台詞があったりと存在感が強いが、敵対する[[パトリック・ザラ]]と同様に[[異星人]]等の人外の脅威を軽視した言動が目立ち、他作品のキャラ達がその事に苦言を呈してもはなから馬鹿にした態度でそれを否定する等、どうにも空気を読んでいない滑稽なイメージも強い。
| + | SRWにおいても[[ブルーコスモス]]の盟主として他作品の悪役キャラと結託する等の暗躍を見せ、さらに戦闘で台詞があったりと存在感が強いが、敵対する[[パトリック・ザラ]]と同様に[[異星人]]等の人外の脅威を軽視した言動が目立ち、他作品のキャラ達がその事に苦言を呈してもはなから馬鹿にした態度でそれを否定する等、どうにも空気を読んでいない滑稽なイメージも強い。 |
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
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| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
| :第1部から登場。物語前半から[[デキム・バートン|デキム]]や[[レナード・テスタロッサ|レナード]]、[[コルベット]]らと結託して様々な暗躍を見せる。今回、[[フレイ・アルスター|フレイ]]が生き残るために'''[[ニュートロンジャマーキャンセラー|勝利の鍵]]'''は渡らず、原作通りにならないと思いきや、よりにもよって'''[[核ミサイル|核]]より危険'''なフェルミオンミサイルで決戦に出てくる。[[叢雲劾]]から[[プレア・レヴェリー|プレア]]、[[カナード・パルス|カナード]]、[[生体CPU]]のような存在を生み出す者として狙われており、ナタルを撃とうとしたところを劾に阻止され、彼に徹底的に追い詰められた挙句、半ば[[自爆]]同然の最期を迎えるという原作以上に悲惨な結末に。今回は[[ガオガイガー]]と戦えない。 | | :第1部から登場。物語前半から[[デキム・バートン|デキム]]や[[レナード・テスタロッサ|レナード]]、[[コルベット]]らと結託して様々な暗躍を見せる。今回、[[フレイ・アルスター|フレイ]]が生き残るために'''[[ニュートロンジャマーキャンセラー|勝利の鍵]]'''は渡らず、原作通りにならないと思いきや、よりにもよって'''[[核ミサイル|核]]より危険'''なフェルミオンミサイルで決戦に出てくる。[[叢雲劾]]から[[プレア・レヴェリー|プレア]]、[[カナード・パルス|カナード]]、[[生体CPU]]のような存在を生み出す者として狙われており、ナタルを撃とうとしたところを劾に阻止され、彼に徹底的に追い詰められた挙句、半ば[[自爆]]同然の最期を迎えるという原作以上に悲惨な結末に。今回は[[ガオガイガー]]と戦えない。 |
− | ===単独作品=== | + | |
| + | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] | | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] |
| :基本的に原作通りの扱いだが、オーブ戦においては連合軍に帯同しておらず、オーブ戦の直後に[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]のデータをアレハンドロより受け取っている等、多少の違いも見られる。最終的には[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]共々撃破され戦死する。 | | :基本的に原作通りの扱いだが、オーブ戦においては連合軍に帯同しておらず、オーブ戦の直後に[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]のデータをアレハンドロより受け取っている等、多少の違いも見られる。最終的には[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]共々撃破され戦死する。 |
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| ;ウィリアム・サザーランド | | ;ウィリアム・サザーランド |
| :[[地球連合軍]]内部の[[ブルーコスモス]]派筆頭。実質的にはアズラエルの腹心で、片腕ともいえる人物。第2次[[ヤキン・ドゥーエ]]宙域戦において、艦のブリッジに直撃を受けて戦死した。 | | :[[地球連合軍]]内部の[[ブルーコスモス]]派筆頭。実質的にはアズラエルの腹心で、片腕ともいえる人物。第2次[[ヤキン・ドゥーエ]]宙域戦において、艦のブリッジに直撃を受けて戦死した。 |
− | :スパロボでは概ね他作品のキャラクターが代役を務める為、現時点では未登場。 | + | :SRWでは概ね他作品のキャラクターが代役を務める為、現時点では未登場。 |
| ;[[ラウ・ル・クルーゼ]] | | ;[[ラウ・ル・クルーゼ]] |
| :敵である[[ザフト]]の人間だが、密かに取引しており、フレイを通して[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]の情報を入手し、狂喜する。取引相手の掌で踊っていることに気づかずに…。 | | :敵である[[ザフト]]の人間だが、密かに取引しており、フレイを通して[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]の情報を入手し、狂喜する。取引相手の掌で踊っていることに気づかずに…。 |
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| ;「あそこに!! あんなもの残していくわけにはいかないんだよ! 何がナチュラルの野蛮な核だ…! あそこからでも地球を撃てる奴らのこのとんでもない兵器の方がはるかに野蛮じゃないか! そしてもう、いつその照準が地球に向けられるかわからないんだぞ! 撃たれてからじゃ遅い…!」<br />「無茶でも何でも絶対に破壊してもらう! あれとプラントを…地球が撃たれる前に!」 | | ;「あそこに!! あんなもの残していくわけにはいかないんだよ! 何がナチュラルの野蛮な核だ…! あそこからでも地球を撃てる奴らのこのとんでもない兵器の方がはるかに野蛮じゃないか! そしてもう、いつその照準が地球に向けられるかわからないんだぞ! 撃たれてからじゃ遅い…!」<br />「無茶でも何でも絶対に破壊してもらう! あれとプラントを…地球が撃たれる前に!」 |
| :第48話より。[[ジェネシス]]の発射に怒って。悪役の台詞ではあるが、なかなか[[熱血]]な台詞。また、[[地球]]が危機的な状態にある事を一応は理解している模様。 | | :第48話より。[[ジェネシス]]の発射に怒って。悪役の台詞ではあるが、なかなか[[熱血]]な台詞。また、[[地球]]が危機的な状態にある事を一応は理解している模様。 |
− | :尤も、自分が核攻撃を仕掛けた事でジェネシスを使用させる口実を与えてしまった事。そして、補給部隊も(文字通り)全滅してしまった地球連合軍に[[プラント]]と[[ジェネシス]](or[[ヤキン・ドゥーエ]])の両方を破壊するだけの力が残ってない事は認識していないようである(ジェネシスの存在は発射の直前まで隠蔽されていてアズラエルにも予想外のことではあったが)。 | + | :尤も、自分が核攻撃を仕掛けた事でジェネシスを使用させる口実を与えてしまった事。そして、補給部隊も(文字通り)全滅してしまった地球連合軍に[[プラント]]と[[ジェネシス]](or[[ヤキン・ドゥーエ]])の両方を破壊するだけの力が残ってない事は認識していないようである(ジェネシスの存在は発射の直前まで隠蔽されていてアズラエルにも予想外のことではあったが)。 |
| ;「自軍の損失は最小限に! そして敵には最大の損害…戦争ってのはそうやるもんだろ!」 | | ;「自軍の損失は最小限に! そして敵には最大の損害…戦争ってのはそうやるもんだろ!」 |
| :第49話より。言っている事自体は戦争の進め方としては当然の事であり、一般兵にしてみればアズラエル側で闘っていれば命を落とす確率も減るわけで、そういう点ではジェネシスの射線上にまだ[[ザフト|自軍]]がいるのも構わず発射を急がせた[[パトリック・ザラ]]とは対照的である。 | | :第49話より。言っている事自体は戦争の進め方としては当然の事であり、一般兵にしてみればアズラエル側で闘っていれば命を落とす確率も減るわけで、そういう点ではジェネシスの射線上にまだ[[ザフト|自軍]]がいるのも構わず発射を急がせた[[パトリック・ザラ]]とは対照的である。 |
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| === 第3次α === | | === 第3次α === |
| ;「でも、あの異星人と地底人達、僕達には攻撃を仕掛ける気がないようです」<br />「これはチャンスですよ。奴らの力を利用して、オーブを叩き、[[αナンバーズ]]を服従させましょう」 | | ;「でも、あの異星人と地底人達、僕達には攻撃を仕掛ける気がないようです」<br />「これはチャンスですよ。奴らの力を利用して、オーブを叩き、[[αナンバーズ]]を服従させましょう」 |
− | :第33話アラスカ行ルート「暁への脱出」より。[[オーブ]]を襲撃の最中、[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]と[[地底帝国]]が乱入した際、αナンバーズに協力してそれらを撃退するよう[[エイパー・シナプス|シナプス]]に進言されるも、当のアズラエルは彼の進言に耳を貸さずに漁夫の利を狙おうとした。当然、シナプスは激怒し… | + | :第33話アラスカ行ルート「暁への脱出」より。[[オーブ]]を襲撃の最中、[[ムゲ・ゾルバドス帝国]]と[[地底帝国]]が乱入した際、αナンバーズに協力してそれらを撃退するよう[[エイパー・シナプス|シナプス]]に進言されるも、当のアズラエルは彼の進言に耳を貸さずに漁夫の利を狙おうとした。当然、シナプスは激怒し…。 |
| ;「僕はね…! 彼らの戦力を手に入れろと君達に命じたはずだよ!確かに邪魔者は消えたさ。でも、これじゃあ僕の目的は半分しか達せられないじゃあないか!」 | | ;「僕はね…! 彼らの戦力を手に入れろと君達に命じたはずだよ!確かに邪魔者は消えたさ。でも、これじゃあ僕の目的は半分しか達せられないじゃあないか!」 |
| :第37話「果て無き旅路の始まり」より。αナンバーズを太陽系追放に追い込んだものの、戦力を手に入れられなかった事で[[三輪防人|三輪]]の不手際を責め立てる。キレ方が玩具を買って貰えずに駄々をこねる子供のようにも見え、彼の普段の紳士的な面の裏に隠された幼児性が垣間見える場面である。 | | :第37話「果て無き旅路の始まり」より。αナンバーズを太陽系追放に追い込んだものの、戦力を手に入れられなかった事で[[三輪防人|三輪]]の不手際を責め立てる。キレ方が玩具を買って貰えずに駄々をこねる子供のようにも見え、彼の普段の紳士的な面の裏に隠された幼児性が垣間見える場面である。 |