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=== [[機動戦士ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
 
;「私もよくよく運のない男だな。作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは」
 
;「私もよくよく運のない男だな。作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは」
:第1話での最初の台詞。元々別の作戦が終了して、[[サイド3]]へ帰還しようした途中で、[[サイド7]]に入港する[[ホワイトベース]]を発見したため、武器・弾薬全て底を付いた状態で偵察任務をしなくてはならなくなった。
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:第1話での記念すべき最初の台詞。
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:元々別の作戦が終了して[[サイド3]]へ帰還せんとした途中、[[サイド7]]に入港する[[ホワイトベース]]を発見したため、武器・弾薬全て底を付いた状態で[[偵察]]任務をしなくてはならなくなった。
 
;「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを…」
 
;「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを…」
 
:部下が先走って、結果的に二人のパイロットと2機の[[ザク]]を失った時の言葉。ただ自分のミスを悔やむのにこんな大仰な台詞を使うことで、このキャラクター及び作品自体のカラーを如実に表現している。
 
:部下が先走って、結果的に二人のパイロットと2機の[[ザク]]を失った時の言葉。ただ自分のミスを悔やむのにこんな大仰な台詞を使うことで、このキャラクター及び作品自体のカラーを如実に表現している。
 
:[[声優]]の池田秀一氏も指摘しているが、本人(この時点で20歳である)が若造だということは言うまでもない。なお、[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|CB]]の[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]では、[[DVE]]で収録されている。
 
:[[声優]]の池田秀一氏も指摘しているが、本人(この時点で20歳である)が若造だということは言うまでもない。なお、[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|CB]]の[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]では、[[DVE]]で収録されている。
:余談ではあるが、この台詞は元々脚本にはなく富野監督がシリーズ構成を担当した脚本家の星山博之氏に何の相談もなく勝手に追加したため、後にこのことを知った星山氏が激怒したとの事である。
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:余談ではあるが、この台詞は元々脚本には無く富野監督がシリーズ構成を担当した脚本家の星山博之氏に何の相談もなく勝手に追加したものであった。そのため、後にこのことを知った星山氏が激怒したとの事である。
 
;「戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ。スレンダーは脱出した。ということは、逆もまた可能ではないのかな?」
 
;「戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ。スレンダーは脱出した。ということは、逆もまた可能ではないのかな?」
:第2話にて。[[ドズル・ザビ|ドズル]]に[[補給]]を要請した直後にその到着を待たず突撃隊員を召集した事をいぶかしむ[[ドレン]]に対して。
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:第2話にて。上司の[[ドズル・ザビ|ドズル]]に[[補給]]を要請した直後にその到着を待たず突撃隊員を召集した事をいぶかしむ[[ドレン]]に対して。
 
;「見せてもらおうか…連邦のモビルスーツの性能とやらを!」
 
;「見せてもらおうか…連邦のモビルスーツの性能とやらを!」
 
:[[ガンダム]]の実力を試すために、自身の[[シャア専用ザク|ザク]]で出撃する。
 
:[[ガンダム]]の実力を試すために、自身の[[シャア専用ザク|ザク]]で出撃する。
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:なお、[[機動戦士ガンダムUC|後年の作品]]における「[[フル・フロンタル|シャアの再来]]」もまたシャアと同様の趣旨の台詞を吐いている。
 
;「どうだ!」<br />「…っ!? ば、馬鹿な? 直撃のはずだ!!」
 
;「どうだ!」<br />「…っ!? ば、馬鹿な? 直撃のはずだ!!」
 
:[[ビームライフル]]を構えて銃口を向けるガンダムの視界から、素早く死角に飛び込んでザクマシンガンをお見舞いして先手を打つ。
 
:[[ビームライフル]]を構えて銃口を向けるガンダムの視界から、素早く死角に飛び込んでザクマシンガンをお見舞いして先手を打つ。
:しかし、普通の相手なら今の一撃で撃破されてるのが普通だが、ルナ・チタニウム合金で出来たガンダムの厚い装甲の前にはマシンガンの直撃もノーダメージであったため、これには赤い彗星も唖然とするしかなかった。
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:しかし、普通の相手なら今の一撃で撃破されてるのが普通だが、[[ガンダリウム合金|ルナ・チタニウム合金]]で出来たガンダムの厚い装甲の前にはマシンガンの直撃もノーダメージであったため、これには赤い彗星も唖然とするしかなかった。
 
;「当たらなければどうということはない」
 
;「当たらなければどうということはない」
:ガンダムのビームライフルに怯える[[スレンダー]]に対して。彼の戦場における豪胆さを示す台詞であり、類似の台詞やパロディも数多い。なお、スパロボ的には、リアル系機体の運用時の合言葉になっている。
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:ガンダムのビームライフルに怯える[[スレンダー]]に対して。
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:シャアの戦場における豪胆さを示す台詞であり、類似の台詞やパロディも数多い。なお、スパロボ的には、リアル系機体の運用時の合言葉になっている。
 
;「ス、スレンダー! い、一撃で! 一撃で撃破か!!」<br />「なんということだ…あのモビルスーツは、戦艦並のビーム砲を持っているのか!?」
 
;「ス、スレンダー! い、一撃で! 一撃で撃破か!!」<br />「なんということだ…あのモビルスーツは、戦艦並のビーム砲を持っているのか!?」
 
:スレンダーのザクがガンダムの放った[[ビームライフル]]の一撃に撃ち抜かれて撃破されたのを目の当たりにして。
 
:スレンダーのザクがガンダムの放った[[ビームライフル]]の一撃に撃ち抜かれて撃破されたのを目の当たりにして。
 
:自分達のMSとは桁違いの火力を前に、シャアは勿論撃った[[アムロ・レイ|アムロ]]ですら戦慄を覚えた。
 
:自分達のMSとは桁違いの火力を前に、シャアは勿論撃った[[アムロ・レイ|アムロ]]ですら戦慄を覚えた。
 
;「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないことを、教えてやる!!」
 
;「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないことを、教えてやる!!」
:第3話にて。
+
:第3話にて。シャアを代表する名台詞の一つ。「[[赤い彗星]]」という[[異名]]を持つ[[ジオン軍]]の[[エース]]としてのシャアの自負心がうかがえる。
 +
:シャアはそんな台詞を吐くに相応しい実力者であったのだが、パイロットとしては(紙一重の差で)アムロに勝つ事ができずに終わってしまった…。
 +
:ちなみに、[[機動戦士ガンダム00|後年の作品]]における[[グラハム・エーカー|敵エース]]がこれと同様の趣旨の台詞を吐いているのだが、彼の場合は見事に[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム|有言実行してみせた]]。
 
;「ええぃ! 連邦のモビルスーツは化け物か!!」
 
;「ええぃ! 連邦のモビルスーツは化け物か!!」
:第3話にて。起動したばかりのガンダムに集中攻撃を仕掛けるが、ほぼ無傷であったことから出た台詞。
+
:第3話にて。起動したばかりのガンダムに集中攻撃を仕掛けるが、ほぼ無傷であったことから出た台詞。シャアならずとも、ガンダムを「化け物」だと言いたくなるだろう。
 
;「勝利の栄光を君に!」
 
;「勝利の栄光を君に!」
 
:第10話にて。[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]の前で出撃する前に敬礼するが、すでに彼の策略が張り巡らされていた……
 
:第10話にて。[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]の前で出撃する前に敬礼するが、すでに彼の策略が張り巡らされていた……
;「フハハハハ…ガルマ、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい!」<br />「そう、不幸だ」<br />「君は良い友人だったが、君の父上がいけないのだよ!」
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;「フハハハハ…ガルマ、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい!」<br />「そう、不幸だ」<br />「君は良い友人だったが、君の[[デギン・ソド・ザビ|父上]]がいけないのだよ!」
 
:ガルマを謀殺した際の台詞。
 
:ガルマを謀殺した際の台詞。
 
;「坊やだからさ」
 
;「坊やだからさ」
:第12話にて。ガルマを見殺しにした(実際は率先して戦死するよう仕向けた)ために左遷された後、場末の酒場で[[ギレン・ザビ]]の「ガルマは死んだ。何故だ!」のガルマ追悼演説を聴いたときに受け答える形で呟いた言葉。シャアの台詞で最も有名なものの一つだろう。
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:第12話にて。ガルマを見殺しにした(実際は率先して戦死するよう仕向けた)ためにドズルから左遷された後、場末の酒場で[[ギレン・ザビ]]の「ガルマは死んだ。何故だ!」のガルマ追悼演説を聴いたときに受け答える形で呟いた言葉。シャアの台詞で最も有名なものの一つだろう。
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;「フフフ、それでいい。ブーン、私はこれだけは私の手で倒したいと思っているくらいなんだ」<br />「子供じみているだろう。フフフ。そう、私のプライドを傷付けたモビルスーツだからな」
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:(第12話以来の再登場となる)第26話より。シャアが率いるマッドアングラー隊所属の[[ゴッグ]]2機がガンダムに撃破されたとの報告を受けて。
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:仮面の下に感情や本音を隠しているシャアであるが、ガンダムへの執着心に関してはもはや隠しきれない[[レベル]]にまで強くなっていた。
 
;「さらに出来るようになったな、ガンダム!」
 
;「さらに出来るようになったな、ガンダム!」
 
:第29話にて。[[ジャブロー]]でガンダムと戦った時のセリフ。
 
:第29話にて。[[ジャブロー]]でガンダムと戦った時のセリフ。
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:ウッディに攻撃された際の台詞。
 
:ウッディに攻撃された際の台詞。
 
;「それ見たことか、付け焼刃に何ができる!」
 
;「それ見たことか、付け焼刃に何ができる!」
:第37話にて。テキサスコロニーでアムロの乗るガンダムに敗れ戦死した[[マ・クベ]]を皮肉をこめて言ったセリフ。
+
:第37話にて。テキサスコロニーでアムロの乗るガンダムに敗れ戦死した[[マ・クベ]]を皮肉をこめて言った台詞。
 +
;「ララァ、ニュータイプは万能ではない! 戦争の生み出した人類の悲しい変種かもしれんのだ」
 +
:第39話にて。[[シャリア・ブル]]戦死の報を聞いて出撃せんとするララァを制止して。
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:後年の[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]における戦争の中で[[覚醒]]していった[[ニュータイプ]](や[[強化人間]])達の事を考えると、あながち間違いであるとは言い切れないだろう。
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:ちなみに、[[機動新世紀ガンダムX|異なる作品]]における[[D.O.M.E.|人類初の]][[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]もまた、シャアと同様の趣旨の台詞を言っている。
 
;「ララァ! 奴との戯れ言はやめろ!!」
 
;「ララァ! 奴との戯れ言はやめろ!!」
 
:第41話にて、ガンダムのパイロットである[[アムロ・レイ|アムロ]]と[[ララァ・スン|ララァ]]が互いの[[ニュータイプ]]能力によって共鳴し、分かり合えるかもしれない途中で、ジェラシー全開で割って入った台詞。
 
:第41話にて、ガンダムのパイロットである[[アムロ・レイ|アムロ]]と[[ララァ・スン|ララァ]]が互いの[[ニュータイプ]]能力によって共鳴し、分かり合えるかもしれない途中で、ジェラシー全開で割って入った台詞。
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;「ガルマ、私からの手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい…」
 
;「ガルマ、私からの手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい…」
 
:この台詞と共に手持ちのバズーカで[[キシリア・ザビ|キシリア]]を謀殺。[[ザビ家]]への復讐を完遂したシャアもまた、炎上する[[ア・バオア・クー]]に消えたはずであったが……。
 
:この台詞と共に手持ちのバズーカで[[キシリア・ザビ|キシリア]]を謀殺。[[ザビ家]]への復讐を完遂したシャアもまた、炎上する[[ア・バオア・クー]]に消えたはずであったが……。
:なお、この時キシリアを射殺するシーンでは、演出を担当した板野一郎氏によって、首を吹き飛ばされたキシリアの内臓も飛び散るというスプラッタなものであったが、富野監督が「やり過ぎだ!」と激怒し、点滅画面に差し替えられている。
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:ついでに、この時キシリアを射殺するシーン(TV版)では、演出を担当した板野一郎氏によって、首を吹き飛ばされたキシリアの内臓も飛び散るという[[トラウマイベント|スプラッタなもの]]であったが、富野監督が「やり過ぎだ!」と激怒し、点滅画面に差し替えられている(もっとも、劇場版ではグロテスクなバージョンになっているのだが…)。
 
:なお、[[α]]では[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]がこの台詞を言う。αのクワトロはガルマを謀殺した事を深く後悔している発言もあるので、微妙に台無しのような気がしないでもない。
 
:なお、[[α]]では[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]がこの台詞を言う。αのクワトロはガルマを謀殺した事を深く後悔している発言もあるので、微妙に台無しのような気がしないでもない。
 
;「ルロイッ!! ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
 
;「ルロイッ!! ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
:小説版にて、ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、[[ガンダム|「連邦の白いヤツ」]]は[[宇宙]]に消える……
+
:[[小説|小説版]]にて、ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、[[ガンダム|「連邦の白いヤツ」]]は[[宇宙]]に消える……
 
:余談だが、初代HDリメイク版ではガンダムタイプのユニットによるジオングへの説得成功時の台詞はこの台詞が元になっている。
 
:余談だが、初代HDリメイク版ではガンダムタイプのユニットによるジオングへの説得成功時の台詞はこの台詞が元になっている。
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:復活したシャアを最も表現できるセリフ。
 
:復活したシャアを最も表現できるセリフ。
 
;「これでは道化だよ」
 
;「これでは道化だよ」
:部下の[[カイザス・M・バイヤー|カイザス]]らに「これで兵の士気も上がる」と言われてもらした一言。
+
:部下の[[カイザス・M・バイヤー|カイザス]]らに「これで兵の[[士気]]も上がる」と言われてもらした本音。
 
;「私はお前と違って、パイロットだけをやっているわけにはいかん!」
 
;「私はお前と違って、パイロットだけをやっているわけにはいかん!」
:[[ロンド・ベル]]隊の本拠地とも言える[[ロンデニオン]]に居ることをアムロに見咎められて。事実シャアは連邦高官との裏取引の為にこの地を訪れていたわけである。また、総帥をやっている己を「道化」と称するシャアの、昔と変わらず一介のパイロットのままであるアムロに対する嫉妬も含まれているのだろう。
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:[[ロンド・ベル隊]]の本拠地とも言える[[ロンデニオン]]に居ることをアムロに見咎められて。事実シャアは[[アデナウアー・パラヤ|連邦高官]]との裏取引の為にこの地を訪れていたわけである。
:なお、Dでは指導者としてのシャアの姿に感心しているアムロに対して、「私はお前と違ってパイロットだけをやっているわけにはいかなかったのでな」と皮肉を交えた発言をしている。
+
:また、[[ネオ・ジオン]]の総帥をやっている己自身を「道化」と称するシャアの、昔と変わらず一介のパイロットのままであるアムロに対する嫉妬も含まれているのだろう。
:第3次Z時獄編では、戦闘マップではなくロンデニオン/地上(ルートによる)で偶然アムロと遭遇した際に発言。この作品ではシャアの行動原理が異なっているので、アクシズでの戦闘では下記のようなセリフは一切なく、後述の「スパロボシリーズの名台詞」のセリフとなる。
+
:なお、[[D]]では指導者としてのシャアの姿に感心しているアムロに対して、「私はお前と違ってパイロットだけをやっているわけにはいかなかったのでな」と皮肉を交えた発言をしている。
;「ならば、今すぐ愚民共すべてに叡智をさずけてみせろ!」
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:[[第3次Z時獄篇]]では、戦闘マップではなくロンデニオン/地上(ルートによる)で偶然アムロと遭遇した際に発言。この作品ではシャアの行動原理が異なっているので、アクシズでの戦闘では下記のような台詞は一切無く、後述の「スパロボシリーズの名台詞」の台詞となる。
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;「ならば、今すぐ愚民共すべてに[[ニュータイプ|叡智]]を授けてみせろ!」
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:取っ組み合いをしたアムロから「人間の知恵はそんなもん(=人間のエゴ)だって、乗り越えられる!」という言葉への反論。
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:[[地球]]を汚染している存在であり重力に[[魂]]を縛られている(自己中心的な)[[アースノイド]]に対するシャアの強い失望感がうかがえる。
 
;「そして、私は父ジオンのもとに召されるであろう!!」
 
;「そして、私は父ジオンのもとに召されるであろう!!」
:[[第2次ネオ・ジオン抗争]]での演説の締めの台詞。「父ジオンの元に召される」とは「ジオン・ダイクンが予言したニュータイプの象徴として君臨する」とも「仮に成功しても、大儀のためとはいえ人類粛清という大罪を犯してしまうわけであり、その場合は贖罪のため自らも処断する」とも取れる台詞である。大分酔狂な気もしないでもないが。
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:[[第2次ネオ・ジオン抗争]]での演説の締めの台詞。
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:「父ジオンの元に召される」とは「ジオン・ダイクンが予言したニュータイプの象徴として君臨する」とも「仮に成功しても、大儀のためとはいえ人類粛清という大罪を犯してしまうわけであり、その場合は贖罪のため自らも処断する」とも取れる台詞である。大分酔狂な気もしないでもないが。
 
;「アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!」
 
;「アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!」
:[[アクシズ]]を[[地球]]へ向けて発進させる際に発した台詞。時獄篇では事情が異なるのか[[フル・フロンタル|ある人物]]に取られてしまった。
+
:[[アクシズ]]を[[地球]]へ向けて発進させる際に発した台詞。なお、第3次Z時獄篇では事情が異なるのか[[フル・フロンタル|ある人物]]に取られてしまった。
 
;「やるな、ブライト」
 
;「やるな、ブライト」
:UCシリーズの戦艦は、戦闘では単なる的に過ぎないことが多いが、ブライトはシャアにこの台詞を戦闘で言わしめた。劇場版では[[核ミサイル]]を持ち出してきたことに対する台詞だが、小説版ではシャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存したことに対する台詞。
+
:UCシリーズの[[母艦]]は、戦闘では単なる的に過ぎないことが多いが、[[ブライト・ノア|ブライト]]はシャアにこの台詞を戦闘で言わしめた。
 +
:劇場版では[[核ミサイル]]を持ち出してきた事に対する台詞だが、[[小説|小説版]]ではシャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存したことに対する台詞。
 
:[[スーパーロボット大戦64|64]]では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
 
:[[スーパーロボット大戦64|64]]では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
 
;「情けないモビルスーツと戦って、勝つ意味があるのか!?」
 
;「情けないモビルスーツと戦って、勝つ意味があるのか!?」
:アムロに対してサイコフレームを流出させた理由。結局はアムロと決着を付けたいだけだったのだが、小説版『ハイ・ストリーマー』ではこの理由の他に地球潰しを行う自分に怖れを抱き、自分を止めてもらうためにアムロに[[サイコフレーム]]を託した事が判明する。
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:アムロに対してサイコフレームを流出させた理由。
;「結局、遅かれ早かれこんな悲しみだけが広がって、地球を押しつぶすのだ。ならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して、贖罪しなければならん! アムロ、なんでこれがわからん!」<br />「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ! そのララァを殺したお前に言えた事か!」
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:結局はアムロと決着を付けたいだけだったのだが、小説版『ハイ・ストリーマー』ではこの理由の他に地球潰しを行う自分に怖れを抱き、自分を止めてもらうためにアムロに[[サイコフレーム]]を託した事が判明する。
:『[[逆襲のシャア]]』のラストシーンでアムロに対して言ったセリフ。悲しみに引き摺られているのが分かるがこの期に及んで逆恨み(ララァの件はアムロの指摘通り、戦場に連れ出したシャアにも責任はある)である。
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;「結局、遅かれ早かれこんな悲しみだけが広がって、地球を押しつぶすのだ。ならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して、贖罪しなければならん! アムロ、なんでこれがわからん!」<br />「[[ララァ・スン]]は私の母になってくれるかもしれなかった女性だ! そのララァを殺したお前に言えた事か!」
:お互いをよりよく解りあえるはずの[[ニュータイプ]]である[[主人公]]2人の末路が相互否定であり、これまで数々の名台詞を発したシャアの最後の言葉が甘ったれた恨み言であるというのが妙に考えさせられる。
+
:『[[逆襲のシャア]]』のラストシーンでアムロに対して言ったセリフ。悲しみに引き摺られているのが分かるがこの期に及んで逆恨み(確かに、ララァの件はアムロの指摘通り、戦場に連れ出したシャアにも責任は有る)である。
:時獄篇ではフロンタルが負の部分を担った関係でこのやり取りはないが、'''最終話の多元宇宙迷宮でこの顛末がまるごと再現されている。'''迷いを越えた後にこんなものを見ることになったシャアの心境やいかに。
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:'''「お互いをよりよく解りあえるはずの[[ニュータイプ]]である[[主人公]]2人の末路が相互否定であり、これまで数々の名台詞を発したシャアの最後の言葉が甘ったれた恨み言であった」'''という事実が妙に考えさせられる。
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:第3次Z時獄篇では[[フル・フロンタル|フロンタル]]がシャアの負の部分を担った関係でこのやり取りはないが、'''最終話の多元宇宙迷宮でこの顛末がまるごと再現されている。'''迷いを越えた後にこんなものを見ることになったシャアの心境やいかに。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 
;「くそぉ、今度は劇場で仕返ししてやる」
 
;「くそぉ、今度は劇場で仕返ししてやる」
:『機動戦士SDガンダム』より。劇場公開のνガンダムに敗れ、逃げたシャアは仕返しのために密かに[[サザビー|赤いモビルスーツ]]を作っていた。その仕返しの内容は推して知るべし。ちなみにこの時ヘルメットを置いていき、サングラスだったため、厳密にはクワトロ状態である。
+
:『機動戦士SDガンダム』より。劇場公開のνガンダムに敗れ、逃げたシャアは仕返しのために密かに[[サザビー|赤いモビルスーツ]]を作っていた。その仕返しの内容は推して知るべし。
 +
:ちなみにこの時ヘルメットを置いていき、サングラスだったため、厳密にはクワトロ状態である。
 
;「……しかし、アルテイシア、この結果は、地球に住んでいるアルテイシアには、よかったのだな……」
 
;「……しかし、アルテイシア、この結果は、地球に住んでいるアルテイシアには、よかったのだな……」
 
:小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』での最期の台詞。今際の際にララァに関する甘ったれた恨み事を言った劇場版とは違い、地球に住んでいる[[セイラ・マス|妹]]を巻き添えにせずに済んだことにシャアは安堵していた。
 
:小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』での最期の台詞。今際の際にララァに関する甘ったれた恨み事を言った劇場版とは違い、地球に住んでいる[[セイラ・マス|妹]]を巻き添えにせずに済んだことにシャアは安堵していた。
 
;「脆弱は美徳ではないよ! アムロ! 大衆を見ろ! 官僚を見ろ! 連中は狂うか!? 何が起こっても平然として、生き長らえている! 才能があることで脆弱なのは美徳だと思っている連中は、その大衆に呑み込まれて行く。それが現実だ!」
 
;「脆弱は美徳ではないよ! アムロ! 大衆を見ろ! 官僚を見ろ! 連中は狂うか!? 何が起こっても平然として、生き長らえている! 才能があることで脆弱なのは美徳だと思っている連中は、その大衆に呑み込まれて行く。それが現実だ!」
:小説版『逆襲のシャア ハイ・ストリーマー』にてアムロが「カミーユをシャアが狂わせた」と批難した際に言い放つ。劇場版や『ベルトーチカ・チルドレン』では描かれなかったカミーユへの言及で、カミーユの悲劇がシャアの心に暗い影を落とし、反乱の一因になった事が窺える。
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:小説版『逆襲のシャア ハイ・ストリーマー』にてアムロが「[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]をシャアが狂わせた」と批難した際に言い放つ。
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:劇場版や『ベルトーチカ・チルドレン』では描かれなかったカミーユへの言及で、カミーユの悲劇がシャアの心に暗い影を落とし、反乱の一因になった事がうかがえる。
 
;「ああ……そう思うよ。しかし、それだけでもない。地球を汚染する怖さを償いたい気持ちもあった。それをアムロ、お前の力に賭けたんだ……しかし、今起こっていることは、わたしも予定しなかったことだ……」
 
;「ああ……そう思うよ。しかし、それだけでもない。地球を汚染する怖さを償いたい気持ちもあった。それをアムロ、お前の力に賭けたんだ……しかし、今起こっていることは、わたしも予定しなかったことだ……」
:同じく『ハイ・ストリーマー』より。アムロとの決着がついた後、彼自身も内心では地球を滅ぼすことに恐れを抱いていたが故に、アムロにそれを阻止させるべく[[サイコフレーム]]の技術を流出させたという真相を明かした。なお、最初の「そう思うよ」という台詞の前には、劇場版通り「アムロと互角の戦いを行うためにサイコフレームを流出させた」という台詞に対するアムロの「馬鹿にしてくれた」という反応が入る。シャア自身もアムロと互角の戦いを行うために、そのアムロを侮辱する行動を取ってしまっているという自覚はあったようである。
+
:同じく『ハイ・ストリーマー』より。アムロとの決着がついた後、彼自身も内心では地球を滅ぼすことに恐れを抱いていたが故に、アムロにそれを阻止させるべく[[サイコフレーム]]の技術を流出させたという真相を明かした。
:なお、『第2次α』では拒絶ルートの最終決戦でこの台詞を言うのだが、「それだけでもない」の前に「ララァを殺したお前が言えたことか!」のやり取りがある上に元々『α』の段階でサイコフレームを流出させているため、原作とは微妙に意味合いが変わってしまっている。
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:なお、最初の「そう思うよ」という台詞の前には、劇場版通り「アムロと互角の戦いを行うためにサイコフレームを流出させた」という台詞に対するアムロの「馬鹿にしてくれた」という反応が入る。シャア自身もアムロと互角の戦いを行うために、そのアムロを侮辱する行動を取ってしまっているという自覚はあったようである。
 +
:なお、[[第2次α]]では拒絶ルートの最終決戦でこの台詞を言うのだが、「それだけでもない」の前に「ララァを殺したお前が言えたことか!」のやり取りがある上に元々[[α]]の段階でサイコフレームを流出させているため、原作とは微妙に意味合いが変わってしまっている。
    
;「腕前はなかなかのようだな。だが、この距離から私に命中させる自信はあるかな?ブリッジを当てずに、私に命中させる腕は持っているだろう?さぁ、最後の決着をつけようじゃないか」
 
;「腕前はなかなかのようだな。だが、この距離から私に命中させる自信はあるかな?ブリッジを当てずに、私に命中させる腕は持っているだろう?さぁ、最後の決着をつけようじゃないか」
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