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『周易』における概念であり、万物の根源とされる存在である。中国語読みでは「タイチー」。日本語読みでは「たいきょく」。太極に至るためには「十二の鍵」が必要とされている。
 
『周易』における概念であり、万物の根源とされる存在である。中国語読みでは「タイチー」。日本語読みでは「たいきょく」。太極に至るためには「十二の鍵」が必要とされている。
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太極図と俗に言われる図は「陰陽魚」という、白と黒二色の勾玉が合わさった真円で表される。黒は陰を表し、下降する気を意味し、白は陽を表し、上昇する気を意味する。領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば陽に変じ、陽が極まれば陰に変じる。
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「太極図」と俗に言われる図は「陰陽魚」という、白と黒二色の勾玉が合わさった真円で表される。黒は陰を表し、下降する気を意味し、白は陽を表し、上昇する気を意味する。領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば陽に変じ、陽が極まれば陰に変じる。
    
また、それぞれの「魚」の目の部分にある対称色の点は、「陰の中の陽」「陽の中の陰」を表している。どんなに陰が強まっても、その中には必ず陽があり、やがて陰が極まればそれは陽へと転じる。逆に陽が強まっても、その中には陰があり、陽が極まればそれは陰に変じる。陰陽魚の太極図は、これをどこまでも繰り返すことを示している。
 
また、それぞれの「魚」の目の部分にある対称色の点は、「陰の中の陽」「陽の中の陰」を表している。どんなに陰が強まっても、その中には必ず陽があり、やがて陰が極まればそれは陽へと転じる。逆に陽が強まっても、その中には陰があり、陽が極まればそれは陰に変じる。陰陽魚の太極図は、これをどこまでも繰り返すことを示している。
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この通り、リアクターと陰陽の割り振りはほぼ一致しているが、尸空の登場で崩れている。
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この通り、リアクターと陰陽の割り振りはほぼ一致しているが、尸空の登場で崩れている。<ref>ただし、尸空が搭乗する巨大生物の死骸・[[尸逝天]]には
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幼生(子供)である[[尸冥爪]]の存在が確認されているため「'''雌'''」という可能性がある。もし、そうであるならば、「リアクターと陰陽の割り振りが(変則的な形で)一致している」という事になる。</ref>
    
=== 太極とタロット ===
 
=== 太極とタロット ===
太極の欠片とされる十二のスフィアはそれぞれ、対応する星宮に関連付けられるタロットの寓画・寓意を元ネタとする能力や属性を持っているが、このタロットの中にはZシリーズにおいて太極そのものの代名詞となっている「'''太陽'''」が存在する。
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太極の欠片とされる十二のスフィアはそれぞれ、対応する星宮に関連付けられる[[タロット]]の寓画・寓意を元ネタとする能力や属性を持っているが、このタロットの中には[[Zシリーズ]]において太極そのものの代名詞となっている「'''[[太陽]]'''」が存在する。
    
前記した要素や情報を踏まえて太陽の示す寓意を見てみると、正位置が「成功」「誕生」、逆位置が「不調」「衰退」である。正位置の中には「約束された将来=運命」もあり、運命そのものと言える太極に関連できる。
 
前記した要素や情報を踏まえて太陽の示す寓意を見てみると、正位置が「成功」「誕生」、逆位置が「不調」「衰退」である。正位置の中には「約束された将来=運命」もあり、運命そのものと言える太極に関連できる。
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また、登場人物である双子(正確にはほぼ同じ外見+同じもしくは真逆の特性を持つ1対)というファクターはタロットでも度々登場している重要要素であり、双子座のスフィアが持つ特性も「相反する二つ」をテーマとしているなど浅からぬ関係が伺える。なお、双子相当の要素を持つタロットは女教皇・教皇・戦車・吊られた男・悪魔・月・太陽と、恋人も加えると1/3以上のアルカナに登場している。
 
また、登場人物である双子(正確にはほぼ同じ外見+同じもしくは真逆の特性を持つ1対)というファクターはタロットでも度々登場している重要要素であり、双子座のスフィアが持つ特性も「相反する二つ」をテーマとしているなど浅からぬ関係が伺える。なお、双子相当の要素を持つタロットは女教皇・教皇・戦車・吊られた男・悪魔・月・太陽と、恋人も加えると1/3以上のアルカナに登場している。
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この「太陽」における二つの要素の接触は、きわめて重要な本質的変革(=シンカ)の一歩目であり、「人が太陽の時代を生き、シンカの入り口に立った」時獄篇の物語を連想することが出来る。それは、破界篇・再世篇において多くの者が試みた「人の意志の合一」が「根源的な災厄」への対抗策だとされていることからも伺える。
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この「太陽」における二つの要素の接触は、きわめて重要な本質的変革(=[[真化|シンカ]])の一歩目であり、「人が太陽の時代を生き、シンカの入り口に立った」時獄篇の物語を連想することが出来る。それは、破界篇・再世篇において多くの者が試みた「人の意志の合一」が「根源的な災厄」への対抗策だとされていることからも伺える。
    
さらに大アルカナはこの「太陽」の次に「審判」「世界」の2枚が続くが、この2枚はZシリーズの物語を表すかのような寓意・寓画が続いている。それを示すように人間が干渉しうるアルカナは太陽までであり、残る2枚は超常的な意思に依存する=キャラが関知し得ないストーリー展開と言える。
 
さらに大アルカナはこの「太陽」の次に「審判」「世界」の2枚が続くが、この2枚はZシリーズの物語を表すかのような寓意・寓画が続いている。それを示すように人間が干渉しうるアルカナは太陽までであり、残る2枚は超常的な意思に依存する=キャラが関知し得ないストーリー展開と言える。
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「審判」は「発展」/「行き詰まり」を表しており、寓画は「光と音で逃れられない干渉を行う天使と、三位一体となって復活した人物」を描いている。この天使は「恋人」のものとは異なり、人間がその存在を認識した上で意識的にコンタクトを取っているとされており、「神の使徒=代行者」の意志に従って永遠を甘受しようとする[[クロノ]]保守派の動向と関連している。さらに「光と音で干渉する天使」という存在は、ヒビキが物語以前に遭遇し、笑い声と次元震の光と共に多くの人間の心を破壊した「テンシ」を思わせる。
 
「審判」は「発展」/「行き詰まり」を表しており、寓画は「光と音で逃れられない干渉を行う天使と、三位一体となって復活した人物」を描いている。この天使は「恋人」のものとは異なり、人間がその存在を認識した上で意識的にコンタクトを取っているとされており、「神の使徒=代行者」の意志に従って永遠を甘受しようとする[[クロノ]]保守派の動向と関連している。さらに「光と音で干渉する天使」という存在は、ヒビキが物語以前に遭遇し、笑い声と次元震の光と共に多くの人間の心を破壊した「テンシ」を思わせる。
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またこのアルカナの正位置と逆位置は、シンカ=「発展」の方向性を誤って可能性を潰した=「行き詰まり」に至った存在への「審判」を連想させる。関連要素の数まで参考にしていると思われるZシリーズにおいて、3人の人物と天使はそれぞれ誰に割り当てられるのだろうか。ちなみに、カード自体は最後の審判をモチーフとしており、この審判では全ての死者は蘇り永遠の命を得るか地獄に落ちるという。[[アサキム・ドーウィン|太極によって'''永遠に生きるという地獄'''に落ちた男]]が登場しているが、関係性は不明。
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またこのアルカナの正位置と逆位置は、シンカ=「発展」の方向性を誤って可能性を潰した=「行き詰まり」に至った存在への「審判」を連想させる。関連要素の数まで参考にしていると思われるZシリーズにおいて、3人の人物と[[天使・悪魔|天使]]はそれぞれ誰に割り当てられるのだろうか。ちなみに、カード自体は最後の審判をモチーフとしており、この審判では全ての死者は蘇り永遠の命を得るか地獄に落ちるという。[[アサキム・ドーウィン|太極によって'''永遠に生きるという地獄'''に落ちた男]]が登場しているが、関係性は不明。
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そして最後の「世界」は「完全」/「臨界点・調和の崩壊」を意味しており、止まった時間の中でゆっくりと滅んでいくエタニティ・フラットとの関連が予想できる。また、描かれている人物は最初の「愚者」に戻って新しい旅=ループを始めるという解釈もあり、この説では「世界」は終わりであると同時に始まりでもあり、輪廻転生を繰り返すことで限りなく終わりに近づいていくことが重要だという。これは、12000年周期でループを繰り返し、その果てに終焉を迎えようとしている多元世界そのものの設定元とも取れる。寓画のデザインは楕円状に伸びる植物に囲まれた性別不詳の人物を中心に、四大属性を象徴する存在が四隅に配置されている、という構成が特徴。この4体を御使いとするなら、その中心に座するのは至高神ソルもしくはZであるとも取れる。
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そして最後の「世界」は「完全」/「臨界点・調和の崩壊」を意味しており、止まった時間の中でゆっくりと滅んでいくエタニティ・フラットとの関連が予想できる。また、描かれている人物は最初の「愚者」に戻って新しい旅=ループを始めるという解釈もあり、この説では「世界」は終わりであると同時に始まりでもあり、輪廻転生を繰り返すことで限りなく終わりに近づいていくことが重要だという。これは、12000年周期でループを繰り返し、その果てに終焉を迎えようとしている多元世界そのものの設定元とも取れる。寓画のデザインは楕円状に伸びる植物に囲まれた性別不詳の人物を中心に、四大属性を象徴する存在が四隅に配置されている、という構成が特徴。この4体を御使いとするなら、その中心に座するのは[[至高神ソル]]もしくはZであるとも取れる。
 
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なお、十二星座と無関係な他のアルカナも太陽と同じくZシリーズに関与しているのかは不明(確証はないが、何人かのキャラがタロット及び「神」なる力と関連している様子がある)。
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なお、十二星座と無関係な他のアルカナも太陽と同じくZシリーズに関与しているのかは不明(確証はないが、何人かのキャラがタロット及び「[[神]]」なる力と関連している様子がある)。
    
== 関連作品 ==
 
== 関連作品 ==
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:[[シュテルン・ノイレジセイア]]との決戦で[[ギリアム・イェーガー]]が発言。単語が初登場した作品である。
 
:[[シュテルン・ノイレジセイア]]との決戦で[[ギリアム・イェーガー]]が発言。単語が初登場した作品である。
 
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
:[[ダークブレイン]]が言及した。今後のOGシリーズの伏線を匂わせている。
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:[[ダークブレイン]]が言及した。今後のOGシリーズの[[伏線]]を匂わせている。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
:[[孫光龍]]は「大羅天」と呼んでおり、遠回しではあるが[[黒の英知]]に触れた者達や[[バアル]]の存在にも言及している。
 
:[[孫光龍]]は「大羅天」と呼んでおり、遠回しではあるが[[黒の英知]]に触れた者達や[[バアル]]の存在にも言及している。
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
:[[アサキム・ドーウィン]]はこの太極に至る為に[[スフィア]]を求めているようだ。概要はリンク先参照。
 
:[[アサキム・ドーウィン]]はこの太極に至る為に[[スフィア]]を求めているようだ。概要はリンク先参照。
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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