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=== スパロボシリーズにおいて ===
 
=== スパロボシリーズにおいて ===
 
[[Zシリーズ]]に登場した単語で、[[アサキム・ドーウィン]]曰く「宇宙全ての源理、全ての事象の始まりと終わりを司る意志」とのこと。
 
[[Zシリーズ]]に登場した単語で、[[アサキム・ドーウィン]]曰く「宇宙全ての源理、全ての事象の始まりと終わりを司る意志」とのこと。
[[OG外伝]]で[[ダークブレイン]]が言及した「至高天」、[[第2次OG]]で[[孫光龍]]が述べた「大羅天」と同一の存在の可能性が高い。その詳細は現在のところ不明。第2次OGにおいては、泰北が本来の意味で使用している。
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[[OG外伝]]で[[ダークブレイン]]が言及した「至高天」、[[第2次OG]]で[[孫光龍]]が述べた「大羅天」と同一の存在の可能性が高い。
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シリーズの開始時点では何らかの理由によって失われ、破界篇ではスフィアを指すと思われる「12の鍵」と「幾多の英知」に分かれ、砕け散ったとされている。[[ガイオウ]]が言う「ソルの記憶」や、[[アイム・ライアード]]が口走る御使いが集めるという「ソルの心」は、12の鍵か幾多の英知を指していると思われる。
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Zシリーズにおけるその正体は、[[惑星エス・テラン]]にて、かつてオリジン・ローを制御するためのシステムとして生み出された人造神、「'''至高神ソル'''」である。
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Zでのアサキムの言動からすると、時空制御技術を持つと言う事は即ち太極への扉を開くに等しいことらしい。
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本編開始の1万2000年前、[[御使い]]の行いを戒めるため、自我に目覚めたソルは自らを破壊したのだが、この時に生まれたのが、心の欠片たる[[スフィア]]と、記憶の欠片たる[[黒の英知]]である。さらに、肉体の残骸から造られた神器が、抜け殻から成る[[ヘリオース]]と台座たる[[ブロディキウム]]であり、力から生まれたのが黒い太陽である。
   −
Zにおいては新たな世界のひな形として、[[パラダイムシティ]]を創造している。さらに[[ゴードン・ローズウォーター]]にエグゼクターシステムの顛末までを含む黒歴史の全てを描いた小説「メトロポリス」の執筆を命じ、シティの住人達をさまざまな世界から集めてメモリーを奪うなど、『THE ビッグオー』と大きく関わっている。<br />また、この一連の流れにおいて、ゴードンはシティに来る以前の、メモリーを失う前の[[ロジャー・スミス]]に対し、「この世界が大きなステージなら、人間は役割を演じる役者に過ぎないが、それを変えられる者がいてもいいはず。だから、この世界を演出する存在(つまりは太極と、その意志を現す者)と交渉してもらいたい」と依頼している。「メモリーズ」においてロジャーはその契約を全うすることになるが、それがやがて思わぬ事態を招くことに……[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|。]]
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陰陽の概念から成る太極=至高神ソルのあり方は、矛盾を孕みながら生きていく'''人間'''そのものであり、スフィアのうち「いがみ合う双子」はそのミニチュアとしての側面を持っている。
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太極の意志に反して次元力の行使を行うと、その者は「大罪人」と看做され、太極の呪いを受けて並行世界を放浪する身となる。そうでない場合は歴史から存在が消されるが、「存在した」という事実は太極の力を以ってしても消すことが出来ないため、代わりに存在した証である記憶を消す。そうして記憶=メモリーを奪われた者は、「Z」においてはパラダイムシティの住人となり、自身の役割のメモリーを残したまま生きていくことになる。
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1億2000万年に一度の大崩壊を阻止すべく、御使いによってスフィアの収集によるソルの再誕が急がれたが、独自の目的のもと行動していたアドヴェントにより、「いがみ合う双子」「悲しみの乙女」「傷だらけの獅子」「揺れる天秤」の代わりに御使い3人とアサキムの存在を生贄にすることで、新たな姿'''[[至高神Z]]'''として新生することになった。
 
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パラダイムシティは、「根源的な災厄」により世界が滅却された後、新たな世界を作るためのシミュレーターとも言うべき存在であり、ゴードンの言によれば宇宙の死と新生とすら、全く無関係に存在し続けているという。詳しくは後述。
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また、[[呪われし放浪者]]に課せられた、不老不滅の「生き続ける呪縛」は、太極の使者にして、Zシリーズの誕生と共にあったという「御使い」なる存在が元凶らしい。さらにこの「御使い」は[[ガンレオン]]の中にその記憶を宿しているという。
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なお、この「太極」は前述の通り、スフィア12個を手にすることで成り代わることが可能とされるが、これは裏を返すと、'''人が成り代われる存在=元々人に近しい、あるいはそのもの'''ということになる。この事から、性質的には[[ケイサル・エフェス]]と似たようなプロセスで存在しているものと思われる。
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前述の通り失われたとされているが、その一方でパラダイムシティへの干渉や特異点のリセットを行っているなど、実は現状からして矛盾と謎が多い。
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時獄篇の情報からすると、太極そのものは力の塊であり、問題なのはそれを扱う者(神?)であるらしい。
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=== 太極とソルの記憶、黒の英知と12のスフィア ===
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太極がいつ、どのようにして、なぜ失われたのかはわかっていないが失われた太極は12の鍵と幾多の叡智に分かれたらしい。
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12の鍵はスフィア、幾多の叡智は黒の英知と見て間違いないだろうが、彼らが口にする言葉の中にはもう一つ「ソルの記憶」「ソルの心」と呼称される存在が介在している。「御使い」なる存在がこれを集めているらしいが、関連情報がまるで存在しないため推測は不可能。この「御使い」の記憶がガンレオンに宿っているらしいが、それが「御使い」自身の記憶なのか、それともそれに関する記録なのかは全くわかっていない。
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「ソル」とは太陽を意味する言葉であり、スフィアのネーミングを考えると黄道十二星座を統べる太陽=ソル⇒12のスフィアを統べる存在=太極と読め、「ソルの記憶=太極の記憶」と読み替えられる。であれば、スフィアに深く同調することによって黒の英知を垣間見る、という現象を加味して推量すれば、「'''幾多の叡智=黒の英知、太極の記憶=ソルの記憶'''」とも取れる。
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スフィアは属性と性質の差こそあれ、基本的には次元力を引き出すエンジンであることを考えると、黒の英知とは乱暴な言い方をすれば、'''次元力とそれに関わる要素の取扱説明書'''のようなものだと考えられる。
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スフィアは完全覚醒することで「スフィア・アクト」を発現し、己の属性に応じた事象の制御を可能とするが、宇宙全体から見るとその規模はきわめて小さいものとなっている。また、スフィアそれぞれに固有の因果があり、それらが互いに打ち消す、あるいは高めあう間柄であることを考えると、全てのスフィアの集合体=太極が全ての事象を全ての規模で自在に制御できる存在あるいは力であることは容易に推測できる。
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アサキムはスフィアを集めることでこの太極に成り代わろうとしているが、ガイオウはスフィアとソルの記憶が集まることを危惧している節がある。さらに、アイムの台詞の中には「御使いはソルの記憶を集めて、全ての宇宙を!」というものがある。これらの要素に時獄篇で示唆された要素を合わせて考えるとZシリーズ全体の裏で進んでいる次の状況が見えてくる。
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*かつて、太極と言う存在があった。そしてそれは何らかの理由により、12のスフィアと無数の叡智に分かれ、砕け散った。
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*12のスフィアは並行世界に散らばり、目覚めるための器となる[[スフィア・リアクター]]を待つようになった。
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**また、恐らくこの前後のタイミングでとある青年が「[[呪われし放浪者]]」として魂を呪縛され、「[[アサキム・ドーウィン]]」の名で呼ばれるようになる。
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*いくつかの並行世界が時間の環に囚われ、多元世界としてループし始める。この途中で文明のリセットシステムである[[エグゼクター]]が確立される。
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**この中で太極にもっとも近しい「神」なる何者かを殺すべく、ヴァイオレイション・システムとその統括者である四人の「次元将」が生み出された。彼らはゲッター線の使徒であるどこかの世界の[[流竜馬]]や[[アポロニアス]]、[[バジュラ]]と共に[[バアル]]と戦っていたが、敗北を喫した。
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**スフィアを得た者達の間で、太極の後釜争いである「聖鍵戦争」が始まる。アサキムはこれに参加しようとスフィアを狙い始める。
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***未確定情報だが、この戦争に[[ギリアム・イェーガー]]が参戦を試みた節がある。事実であったとすると、彼にはスフィアを奪い取ることは出来なかったらしい。また、その一方で[[ダークブレイン]]がスフィアの統合を狙っていたと推測される。
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*その中のとあるループで、堕天翅族とアポロニアスの戦いが起きる。これは時獄篇の時系列では24000年前とされているが、1億と2000万年まえから延々と繰り返されてきた現象である。
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**スフィアに同調した者達はこれを通じて[[黒の英知]]を垣間見る。
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***太極の意思により、[[ゴードン・ローズウォーター]]が[[黒歴史]]と[[エグゼクター]]による、世界の破壊と再生の顛末を記した「[[メトロポリス]]」を執筆する。さらにゴードンは、当時まだメモリーを持っていた[[ロジャー・スミス]]と接触し、「世界がひとつの舞台であるならば、人間は役柄を演じる役者に過ぎないが、それを変えられる者がいてもいい。だから、この世界を演出する存在と交渉してもらいたい」と、太極の意思とのネゴシエイトを依頼している。ロジャーはこの依頼を承諾したが、後に自らの意思でメモリーを捨て去り、依頼についても忘れていた。
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****パラダイムシティは太極が作り上げた世界のひな形とでもいうべき存在であり、その意志に反して次元力を行使した者達が、メモリーを奪われて放り込まれる牢獄に近い存在である。Z終盤、太極は世界のリセットを決定するが、その実行者となった[[エンジェル]]に対し、ゴードンから改めて交渉依頼の内容を説明されたロジャーはその依頼を実行。結果、リセットの阻止に成功する。
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***次元境界線安定後、エグゼクターが起動。しかし、マスターコアとなっていたオーバーマン・[[XAN-斬-]]の意思とZEUTHの奮闘によりシステムは停止、XAN-斬-も何処かへ消えた。
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**この後、もう一つの多元世界において[[カラミティ・バース]]が発生。これにより、[[呪われし放浪者]]の候補となっていたZEUTHの主だった面々が各地に転移、「烙印」を受けたことにより元の世界との因果を失うこととなった。
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*太極にかかわる、あるいは「神」の使徒である「御使い」という存在がいる。アサキムを呪縛したと思しき彼らは、聖鍵戦争を横目にソルの記憶を集めようとしている。これについての記憶が[[ガンレオン]]の中に宿されている。
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*時間の環の切断により、聖鍵戦争の状況が一気に動く。これによって「傷だらけの獅子」「悲しみの乙女」「偽りの黒羊」「揺れる天秤」「尽きぬ水瓶」「知りたがる山羊」他一つと、12個中実に7つものスフィアが一堂に会する状況となった。
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*「御使い」はこの裏でソルの記憶の収集を進めている。その目的は、「全ての宇宙を」終焉に導く「根源的な災厄」あるいは「大いなる終焉」を導くことであると思われる。
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*再世戦争後、三つの多元世界が時空振動で融合。
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**この後に「アクエリオンEVOL」の世界が融合したことで状況がさらに変転する。なお、これもサイデリアルによるものであった。
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***新生時空震動により「EVOL」の1万2000年前の世界は「時獄」に囚われ、あらゆる世界の地球の命が吸い尽くされようとした。この時は神話型アクエリオンによって食い止められたが、引き換えにアポロと頭翅が落命。彼らは後に転生することになるが、アポロの魂は頭翅の闇の転生であるミカゲによって分断され、片方がアマタとなる。また、これによって「EVOL」の地球が真っ二つに分裂。片方がアルテア界となり、もう片方のヴェーガは12000年の時を経、時空崩壊で時間軸を飛び越えて新生時空震動直後の多元世界と融合した。
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****この顛末を語った[[クレア・ドロセラ]]の言を信じるならば、「EVOL」の世界は初代Zの歴史(メンバー全員が帰還、エグゼクターと戦った「完全安定エンド」)ではなく、その並行世界に当たる「安定エンド」の世界だと考えられる。
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***旧ZEUTH・旧ZEXISのメンバー達からディーバのエレメントたちやザンボットチーム、ブルーフィクサー、スコート・ラボなどに関する記憶が消失。後にこれは[[ガドライト・メオンサム]]によるものだったことが判明。
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**新たな多元世界が「エタニティ・フラット」と呼ばれる状況に陥る。これは、世界の絶対時間の経過が停止するという現象であり、隔絶された次元における限定的法則操作による。これが「時獄」であり、完全に完成するとその宇宙は緩やかな滅びに向かって転がり落ちていくことになる。なお、片割れである「天獄」については不明。
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***これはサイデリアルのトップによる行動で、バアルと神の戦いたる真戦の影響から地球を守るためだった。そのために揃っていた獣の血(=チームD)、風の行き先(=シモン)、火の文明(=ニュータイプ)、太陽の輝き(=鉄人)、それぞれの象徴に加え、足りない水の交わり(=アクエリオン)の象徴を集めることで時獄の構成をより完全にしようとした。この時、未だ進んでいる途中の「火の文明」がバランスを崩した時に備え、1万2000年前の「火の文明」の時代から予備のシンボルとしてガンバスター&ノリコが引きずり込まれた。
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****また、聖天使学園の転移時に桂が呼び込まれる。これは、サイデリアルから彼とオルソン、そしてもう一人の特異点を隠すためだとされているが、誰が行ったのかは不明。
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*新たな多元世界での戦いにおいて、さらに「いがみ合う双子」「沈黙の巨蟹」の二つのスフィアが聖戦に参加。これにより、12個中[[ガンレオン|しし座]]・[[バルゴラ・グローリー|おとめ座]]・[[アリエティス|おひつじ座]]・[[リ・ブラスタ|てんびん座]]・[[聖王機ジ・インサー|みずがめ座]]・[[シュロウガ|やぎ座]]・[[ジェミニア|ふたご]][[ジェニオン|座]]・[[尸逝天|かに座]]、ここにアサキムのひとつを加え、9つのスフィアが確認されたことになる。
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*初代Zの時点から続いてきた、1億2000万年の時間の環が最終ループに突入。「根源的な災厄」「神話の果ての終焉」が現実味を帯び始める。
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**現在のZ世界は「太陽の時代」に当たる。これはマヤの終末予言にある「獣の時代、水の時代、風の時代、火の時代、太陽の時代」と同じ意味であるが、ただのカレンダーだったあちらと違いこちらはZ世界の構成を意味する。
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***獣の時代から3つの時代を経て太陽の時代に至ると、その時代の終わりがすなわち1万2000年の環の終焉となり、バアルとの決戦たる神と悪魔の戦い「真戦」が勃発する。これを一部の人間は「太陽が沈む」と評し、太古の昔からそれに備えていくつもの計画が実行されてきた。それがラグナレクの接続であり、人類補完計画であり、イノベイターの覚醒である。
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**パラダイムシティにおいて、太極が用意していた、世界をリセットする「システム」が再起動。「メトロポリス」の最終章を読み、すべての真実を知って絶望したエンジェルが[[ビッグ・ヴィヌス]]を覚醒、すべてのメモリーが抹消されかけるが、ロジャーの交渉によって阻止される。
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***この「システム」はZにおいても起動したが、この時は特異点であるZEUTHのメモリーのみをリセットするために起動していた。
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*[[シャア・アズナブル]]により、[[アクシズ]]落としが実行される。これは、その是非が世界そのものを左右する……つまりシャアが特異点であり、アクシズが大特異点であったため、アクシズ落としによって逆に人々の意識をそこに集め、時空修復で時獄の檻を破るのが目的。片割れの特異点である[[フル・フロンタル]]により妨害されかけるが、最終的にはフロンタルが現れたのが決定打となって時空修復は成功した。
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*アンチスパイラルにより、「根源的な災厄」の正体が「スパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒り」であることが判明。この「ナニモノカ」は、太陽の時代を生きる生命体が進化から「シンカ」に差し掛かる(「グレンラガン」の原作的にいうと螺旋力が一定以上まで高まる)のを感知すると、その宇宙のすべてを滅却することでスパイラルネメシスを阻止するという。これが「根源的な災厄」であり、「宇宙の生命究極の敵」であり、「神の怒り」である。ガイオウ達次元将の敵たる「神」はこの「ナニモノカ」であり、アサキムを呪縛した「彼ら」もこの「ナニモノカ」である。
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*時獄の檻の崩壊に先んずる形で「サイデリアルの鬼宿」を名乗る男・[[尸空]]がZ-BLUEの前に出現、交戦の後撤退。直後に檻は崩壊し、結果時空を異にする二つの地球が出会うこととなった。
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**なお、この現象はネオ・ディーバにて[[不動ZEN]]が所有する「蒼星の書」に記されていた。
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***時獄篇の舞台となった地球は「アオの星」、もうひとつの地球は「ミドリの星」と呼称されている。サイデリアルはこのうち「アオの星」の地球人を抹消しようとしているらしい。
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*サイデリアルが本格的な侵攻を開始。
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**火星のZONEに封印されているアサキム・ドーウィンを何者かが目覚めさせようとしている。天獄へと向かうにあたり、彼にはなさねばならないことがあるらしい。
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また、これらの事象に関するヒントだが、実は[[ユーゼス・ゴッツォ]]である。彼の目的は因果律改変によって新たな世界とそれを統べる理を造り出し、破滅の運命を逃れることだが、「聖鍵戦争」における「全てを手にした最後の勝利者」がどうなるのかがここから読み取れる。
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太極とは前述の通り「宇宙全ての原理にして、あらゆる事象の始まりと終わりを司る存在」であるが、言い換えるとこれは「因果律を自在に操ることの出来る存在」となる(完全に動作する[[クロスゲート・パラダイム・システム]]のようなものと考えればいいだろう)。12のスフィア(≒ソルの記憶?)を手にした時、その人物はいわば「太極そのもの=因果律を自在に操作できる存在」となる。であるならば、スフィアの争奪戦の果てに待っているのは、因果律操作による'''何らかの形での全ての宇宙のリセット'''であると見ることも出来る。Z世界の全ては次元力による定義づけの元に成り立っているため、次元力を自在に操れる太極の意志による審判となれば、それは確かに「根源的な」災厄と言える。
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また、[[黒の英知]]の項にあるように、「根源的な災厄」「審判の日」「神話の果ての終焉」を乗り越えるための打開策として純粋種のイノベイターの覚醒、ラグナレクの接続などが挙げられているが、いずれも類似しているのは「意志の統一」である。この内イオリアだけはイノベイターによる「人類の意志の同調」を目指しているが、他は「人類の意志の融合による統一」を目指している点で異なる。
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これは、MXにおける並行世界増殖とそれに対応するための[[人類補完計画|多元世界補完計画]]に関係性が似ている。そして、時獄篇では劇場版設定とはいえ、その原型である人類補完計画が進行していることから考えても、終焉の日を乗り越えることは'''人類の意志がバラバラのままでは不可能'''ということになる。
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時獄篇においては、特定のステージ開始時に謎のメッセージが表示されるが、文面と提示された情報からするに恐らくは「神」あるいは「御使い」の呟きと思われる。
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*第1話
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**獣の血、水の交わり、風の行く先、火の文明、そして、太陽の輝き<BR/>終天の静穏を、あなた達に……
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*第15話
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**楽園の監視者 哀しき残され人<BR/>だから、せめてあなた達だけでも……
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*第35話
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**廻る宇宙、廻る生命<BR/>誰もがそこから抜け出ることを願う<BR/>それがシンカへの道……
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*第49話
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**静謐な時の流れ<BR/>誰にも侵されぬ安寧の日々<BR/>何故… 何故あなた達は、それを拒む?
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*第59話
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**可能性という名の絶望<BR/>進化という名の滅亡<BR/>扉は開けられ、未来は閉ざされる<BR/>私には、もう救えない……
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  −
恐らくは「神」であろうと思われるが、文面からすると「天獄」による滅びに対して完全に諦めてしまっている様子。
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またこの呟きが誰に向けられたものかは不明だが、2番目の「哀しき残され人」は[[アドヴェント]]が使用したことから、ジェミナイドのことだと思われる。<br/>
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あるいは、サイデリアルが時獄を「救済」としていたことからすれば、時獄を仕掛けた張本人のセリフである可能性もある(4番目のメッセージなどは神主観だと若干おかしい)。
      
=== 太極とその関連ワード ===
 
=== 太極とその関連ワード ===
関係性が複雑に絡まっているため断定は出来ないが、時獄篇終了の時点で提示・示唆された情報を元に、太極とスフィア、聖戦に関するキーワードを簡単に整理するとこのようになる。
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;時間の環
 
;時間の環
 
:無印Zのはるか古から延々と続いてきた、1億2000万年周期で訪れる無限平行世界の分離・再融合の繰り返しのこと。Zの時点では時空振動弾発動→時空崩壊で融合→黒歴史に突入して分岐→どこかの世界で時空振動弾発動……というループだったが、ZEUTHにより切断。だが、これによって閉ざされていた可能性、特にアクエリオンと天翅族の因果が解放され、時獄篇の時点では後述の黒歴史がスラングとなるほど未来の時系列……つまり「EVOL」の世界が時間の環に組み込まれ、さらに時間の環それ自体が最後の一周に突入しているらしい。つまり時間の環には次の周回がなく、その末端に存在するのが「根源的な災厄」の訪れによる「神話の果ての終焉」であろうと考えられる。宇宙魔王やグーラがかつていた宇宙はこの時間の環の終焉により崩壊している。
 
:無印Zのはるか古から延々と続いてきた、1億2000万年周期で訪れる無限平行世界の分離・再融合の繰り返しのこと。Zの時点では時空振動弾発動→時空崩壊で融合→黒歴史に突入して分岐→どこかの世界で時空振動弾発動……というループだったが、ZEUTHにより切断。だが、これによって閉ざされていた可能性、特にアクエリオンと天翅族の因果が解放され、時獄篇の時点では後述の黒歴史がスラングとなるほど未来の時系列……つまり「EVOL」の世界が時間の環に組み込まれ、さらに時間の環それ自体が最後の一周に突入しているらしい。つまり時間の環には次の周回がなく、その末端に存在するのが「根源的な災厄」の訪れによる「神話の果ての終焉」であろうと考えられる。宇宙魔王やグーラがかつていた宇宙はこの時間の環の終焉により崩壊している。
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:ちなみに最初の時代は「けもののじだい」ではなく「'''じゅうのじだい'''」と読む。
 
:ちなみに最初の時代は「けもののじだい」ではなく「'''じゅうのじだい'''」と読む。
 
;「神」
 
;「神」
:太極を語る上で外せないファクター。「不死であり、そうであることを望み、己を神と自覚する、永遠を得た存在」。現在のところ該当するのは[[ハーデス神]]、[[ゼウス神]]、[[ワイズマン]]、[[アーカーシャの剣]]の集合無意識(「神の存在」)、[[宇宙魔王]]など。候補は[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]]。何らかの方法で正誤を問わずシンカを遂げた存在が該当するが、正しくシンカしていない場合は人の姿を保っていない(人の「形」をしていても怪物じみている)。
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:「不死であり、そうであることを望み、己を神と自覚する、永遠を得た存在」。現在のところ該当するのは[[ハーデス神]]、[[ゼウス神]]、[[ワイズマン]]、[[アーカーシャの剣]]の集合無意識(「神の存在」)、[[宇宙魔王]]など。候補は[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]]。何らかの方法で正誤を問わずシンカを遂げた存在が該当するが、正しくシンカしていない場合は人の姿を保っていない(人の「形」をしていても怪物じみている)。
:次元将の敵たる存在も「神」と呼ばれており、その正体は未だ不明だが[[ガイオウ]]の語ったところによると、「星は砕け、月は墜ち、太陽も消えた…」とあるため、まさに宇宙を滅ぼせる程の凄まじい力を持った存在であることが示唆されている。
+
;[[御使い]]
:なお、[[ルルーシュ・ランペルージ]]は再世戦争で突入した[[アーカーシャの剣]]において「神」と形容された集合無意識にギアスを使用しており、そのせいか「神の存在の継承者」と呼ばれている。
+
:惑星エス・テランの生命全てが融合し、そこから分離した原初の感情を司る4人。「喜びのアドヴェント」「怒りのドクトリン」「哀しみのサクリファイ」「楽しみのテンプティ」から成る。
;「御使い」/「彼ら」/「奴ら」
+
;真化
:太極の使徒と目されるナニモノカ。全ての宇宙の終焉たる[[スパイラルネメシス]]と共にやって来るという存在。聖戦の裏で「ソルの記憶=スフィア」を集め、全ての宇宙に何らかの干渉を行おうとしているらしい。この存在に関する記憶あるいは記録を[[ガンレオン]]が封印している。
+
:火の文明に至った生命体が、手を取り合い共に生きる、即ち相互理解と融和の境地に至ることで実現する、高次元生命体へのアセンション。「いがみ合う双子」のスフィア・アクトはこれを擬似的に行うもので、マシンに対してパイロットが行うものは「真化融合」と呼ばれる。時獄篇では「シンカ」とカタカナ表記でぼかされていた。
:初代Zにおいて、[[両翅]]がガンレオン・バルゴラを指して「御使い」と呼称しているため、スフィア・リアクター=太極に至り得る者を指しているとも考えられる。
  −
:ハーデスいわく、「神の使いの名の下に、すべてを統べる存在であり、それが許される存在として振舞っている」らしい。また、多元世界そのものが彼らによって構築されたツギハギの世界(SHOにおける「虚構世界」に近い)であるという。いずれにしても敵であるのは間違いないようだ。
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:[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の魂を呪縛したのもこの存在。正体は次元将の敵である「神」であり、「シンカ」を遂げて高位存在に至った生命体。
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;シンカ
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:「獣の血」「水の交わり」「風の行く先」「火の文明」を経、「太陽の輝き」にたどり着いた者が至る「神への道」。対の表記として「進化」が用いられる当たり漢字表記は恐らく「神化」あるいは「真化」。
  −
: ゼウス神によれば、これらはそれぞれの時代を表すいわば代名詞にしてシンボルであり、それぞれの時代は12万年の時をかけて既に終焉を向かえ、現在は「太陽の時代」に当たる。これらの時代の中で人は少しずつシンカを繰り返している。
  −
:太陽の時代を生きる生命体は新たな段階に入り、宇宙の真理に触れることでシンカを完了、高位生命体となる。そして、先人として後に続く者達を見守り、導くことを使命とする。この意味を理解し、正しくシンカを遂げたのが[[ゼウス神]]・[[不動ZEN]]・[[渚カヲル]]の3人。逆に高位生命としての力に溺れ、使命を見失って偏ったシンカを遂げたのが[[ハーデス神]]たち他のミケーネ神と[[宇宙魔王]]。逆に両方の可能性を放棄したのが[[アンチスパイラル]]。
  −
:ビッグ・ヴィヌスを形容する際に「鳥へとシンカする前の獣」というフレーズがあるが、ここにヒントがある。「獣=地を走るもの」、「鳥=空を飛ぶもの」という意味であり、この移行を「シンカ」と称するならば、シンカとは即ち、'''生命体の本質そのものの革新'''だと思われる(その意味ではニュータイプやイノベイターもこの類)。
  −
:ポイントは姿かたちで、正しくシンカすれば人の姿を保ち、誤ったシンカを遂げれば怪物じみた姿になると思われる。
   
;終末予言
 
;終末予言
 
:[[宇宙魔王]]や[[尸空]]が口にする「'''獣の血'''」「'''水の交わり'''」「'''風の行き先'''」「'''火の文明'''」「'''太陽の輝き'''」の5つのファクターのこと。元ネタがマヤのカレンダーであるため便宜上呼称。
 
:[[宇宙魔王]]や[[尸空]]が口にする「'''獣の血'''」「'''水の交わり'''」「'''風の行き先'''」「'''火の文明'''」「'''太陽の輝き'''」の5つのファクターのこと。元ネタがマヤのカレンダーであるため便宜上呼称。
 
:「獣の血」はダンクーガに象徴される原初の本能、「水の交わり」はアクエリオンに象徴される他存在との融和、「風の行き先」は螺旋力に象徴される新たな地平の開拓、「火の文明」はガンダムに象徴される進化が呼ぶ戦争と戦争による進化を意味し、「太陽の輝き」はシンカの最初の段階である。
 
:「獣の血」はダンクーガに象徴される原初の本能、「水の交わり」はアクエリオンに象徴される他存在との融和、「風の行き先」は螺旋力に象徴される新たな地平の開拓、「火の文明」はガンダムに象徴される進化が呼ぶ戦争と戦争による進化を意味し、「太陽の輝き」はシンカの最初の段階である。
:ゼウス神の言を踏まえると、これらのファクターは恐らく、'''人間の進化の過程そのものの暗喩'''だと思われる。
   
:ただ、これは必ずしも成功するとは限らず、遥か昔から延々と展開→収束→再展開……を繰り返してきている。そのため、失敗することもある。争うことを止められなければ「獣の血」から逃げられず、受け入れることを拒めば「水の交わり」には至れず、進化が過ぎれば「風の行き先」は滅亡となり、科学力を過信すれば「火の文明」はゆっくりと滅ぶ。そしてそれらを超えて「太陽の輝き」に至っても、真理を歪んで捉えれば誤ったシンカを遂げることになる。
 
:ただ、これは必ずしも成功するとは限らず、遥か昔から延々と展開→収束→再展開……を繰り返してきている。そのため、失敗することもある。争うことを止められなければ「獣の血」から逃げられず、受け入れることを拒めば「水の交わり」には至れず、進化が過ぎれば「風の行き先」は滅亡となり、科学力を過信すれば「火の文明」はゆっくりと滅ぶ。そしてそれらを超えて「太陽の輝き」に至っても、真理を歪んで捉えれば誤ったシンカを遂げることになる。
 
;[[スパイラルネメシス]]
 
;[[スパイラルネメシス]]
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;血塗られた目
 
;血塗られた目
 
:次元震から生き残った人間が発症する症状。両目が赤く染まり、恐怖以外の感情が破壊される。ヒビキも軽症ではあるがこの症状を持っており、左目が赤く染まっている。引き起こした存在の正体は不明だが、唯一当時の記憶を保持するヒビキはその印象から元凶を“テンシ”と呼称している。
 
:次元震から生き残った人間が発症する症状。両目が赤く染まり、恐怖以外の感情が破壊される。ヒビキも軽症ではあるがこの症状を持っており、左目が赤く染まっている。引き起こした存在の正体は不明だが、唯一当時の記憶を保持するヒビキはその印象から元凶を“テンシ”と呼称している。
:患者は常に何かを見ており、次元境界線の状態に連動して症状が変化している。固定化によるエタニティ・フラット完成が近づくにつれて悪化していたが、時空修復による安定後は沈静化している。
+
:御使いの存在に触れたことでその力への畏怖と恐怖に精神が潰されると発症する。御使いはこれを「血の証」と呼ぶ。
:ヒビキの場合を見ると、「マイナスの感情を励起する」ガドライトのスフィア・アクトを受けることで発生している。推察するに、この目を発症したものが恐怖に苛まれるのではなく、心身を破壊するほどの恐怖を感じたものがこの目を発症するのだと思われる。
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;“テンシ”
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:ヒビキの仇敵である何者か。彼を始め多くの人間を巻き込んだ次元震を引き起こした存在であり、恐らくはスフィア・リアクターと思われるがその正体は不明。次元震発生の際には高笑いを上げており、その声が「血塗られた目」の恐怖を励起する。この高笑いは[[カオス・レムレース]]の[[必殺武器]]である天獄で聞こえた物と同じである。
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:この呼称はヒビキが事件当時に一瞬見た印象から名付けた仮称。なお、ミケーネ神が同様の存在とされていることから、確実に(偏った)シンカを遂げた「神」に類する存在である。
   
;[[刻印|烙印]](スティグマ)
 
;[[刻印|烙印]](スティグマ)
:放浪者に刻まれているという罪人の証。大規模な時空震動の場に居合わせ、さらに次元の枠を越えた者に与えられる。強度が存在し、時空震動の中心点に近ければ近いほど強くなる。ただし、与えられる明確な条件は未だ不明。
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:放浪者に刻まれているという罪人の証。大規模な時空震動の場に居合わせ、さらに次元の枠を越えた者に与えられる。強度が存在し、時空震動の中心点に近ければ近いほど強くなる。
:現在までの登場キャラクターたちの言動・行動をつなぎ合わせると、それは'''太極の意志を実行するにあたり、それに対するイレギュラーとなる者達に与えられたマークポイント'''だと思われる。
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:実はサクリファイによって与えられた、真化の可能性を持った存在を守るためのマークポイントで、最終的にはこれを目印に時の牢獄たる蒼の地球に集められた。
 
;[[次元力]]
 
;[[次元力]]
:太陽などの恒星に由来する「破壊と再生の力」であり、全ての存在の根幹に在る「存在の力」にして、次元を超える、あるいは超えた力。機械的に引き出すだけなら単なる無限エネルギーだが、スフィアに深く同調するなどして太極に近づくと、この力の本質、即ち事象を操る力を手に入れることが出来る。ただし、真の意味で自在に制御できるのは太極に至った者のみであり、スフィアは単純な時空震動(及び[[ヘテロダイン|界震]])以外では方向性が限られる上に小規模、負の次元力は破壊しか出来ない。
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:太陽などの恒星に由来する「破壊と再生の力」であり、全ての存在の根幹に在る「存在の力」にして、次元を超える、あるいは超えた力。その本質は、万物万象の心たる「霊子」に同調し、事象を制御する強制力。
 
;[[スフィア]]
 
;[[スフィア]]
 
:砕け散った太極の力の欠片。12個全てを手にしたものが「最後の勝利者」となり、全てを手にするという。特性に関しては該当項目参照。
 
:砕け散った太極の力の欠片。12個全てを手にしたものが「最後の勝利者」となり、全てを手にするという。特性に関しては該当項目参照。
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:劇中では新多元世紀0001年11月11日に完成するとされていた。これは寺田プロデューサーの誕生日と同じだが、攻略本あとがきによると日付に深い意味はなく、ただの偶然とのこと(ちなみにステージ開始時の日付のスタートは発売日と同じ4月10日)。
 
:劇中では新多元世紀0001年11月11日に完成するとされていた。これは寺田プロデューサーの誕生日と同じだが、攻略本あとがきによると日付に深い意味はなく、ただの偶然とのこと(ちなみにステージ開始時の日付のスタートは発売日と同じ4月10日)。
 
;天獄
 
;天獄
:詳細不明。時獄の対応に当たる「二つの地獄」の一つで、またの名を「天の獄炎」。
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:「天の獄」と呼ばれる。エス・テランのあるカオス・コスモスのことで、アドヴェント曰く「発展のないまま無為に時が流れる楽園という名の牢獄」。
 
;[[黒の英知]]
 
;[[黒の英知]]
:正確には「クロノエイチ」で漢字は当て字。砕け散った太極の欠片。スフィアに深く共鳴した者が垣間見る全能の智恵であるが、その中にはZシリーズの生命体に関連する「根源的な災厄」に関する記述がある。過去にこれを垣間見た者達により、インサラウムなど一部には文献としてその一端が記されている。初代Zの「[[黒歴史]]」はこの一部。
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:正確には「クロノエイチ」で漢字は当て字。砕け散った太極の記憶の欠片。スフィアに深く共鳴した者が垣間見る全能の智恵であるが、その中にはZシリーズの生命体に関連する「根源的な災厄」に関する記述がある。過去にこれを垣間見た者達により、インサラウムなど一部には文献としてその一端が記されている。初代Zの「[[黒歴史]]」はこの一部。
;ソルの記憶/ソルの心
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:本当の表記は「CHRONO H」、「時の境界」である。。
:正体不明の謎の概念。スフィアの別名と考えられている。
   
;根源的な災厄
 
;根源的な災厄
 
:Zシリーズの生命体の行く末に待つという災厄。これとの遭遇は次元の壁を越え、あらゆる世界を巻き込んで全てを滅ぼすという。
 
:Zシリーズの生命体の行く末に待つという災厄。これとの遭遇は次元の壁を越え、あらゆる世界を巻き込んで全てを滅ぼすという。
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:この「ナニモノカ」こそが「神」であり、「彼ら」である。アンチスパイラルはこれを阻止するために螺旋生命の監視を行っていた。
 
:この「ナニモノカ」こそが「神」であり、「彼ら」である。アンチスパイラルはこれを阻止するために螺旋生命の監視を行っていた。
 
:時獄篇では「根源的災厄」と接続詞がなくなっている。
 
:時獄篇では「根源的災厄」と接続詞がなくなっている。
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:その正体は御使いそのもの。
 
;神話の果ての終焉
 
;神話の果ての終焉
 
:時獄篇において、太極に近しいもの達が全ての並行世界の終焉をさして言い習わす呼称。この場合の「神話」とは一部の世界における黒歴史=神話として語られる過去の戦いを意味する。
 
:時獄篇において、太極に近しいもの達が全ての並行世界の終焉をさして言い習わす呼称。この場合の「神話」とは一部の世界における黒歴史=神話として語られる過去の戦いを意味する。
 
;[[バアル]]
 
;[[バアル]]
:Zシリーズの生命体共通の敵。現在判明しているのはインベーダー、宇宙怪獣、アンチスパイラル。根源的な災厄が迫ると、その前触れであるかのように行動を開始する。どこかの世界の竜馬やゲッター軍団、アポロニアス、バジュラ達はこのバアルと戦っていた。また、彼らが戦った相手の中には[[ズール皇帝]]もいるが、彼はバアルとは異なる。
+
:Zシリーズの生命体共通の敵。
:宇宙の生まれ変わる周期である12000年のループの終わりに、宇宙の生命たる「霊子」を消去するために大量発生するという。この辺りは[[アポカリュプシス]]に似ている。
   
;次元将
 
;次元将
 
:遙か古、どこかの世界で「人類の希望」として生み出された存在。宇宙全てを襲った滅びの危機に対抗し、「神」を殺すために人としての全てを捨てて生まれ変わった人間達。竜馬達とともにバアルと戦っていたが、[[ガイオウ|内の一人]]が敗れ、インサラウムへと現れることになる。その目的は「神殺し」「『真戦』の再来を抑止すること」であるという。
 
:遙か古、どこかの世界で「人類の希望」として生み出された存在。宇宙全てを襲った滅びの危機に対抗し、「神」を殺すために人としての全てを捨てて生まれ変わった人間達。竜馬達とともにバアルと戦っていたが、[[ガイオウ|内の一人]]が敗れ、インサラウムへと現れることになる。その目的は「神殺し」「『真戦』の再来を抑止すること」であるという。
;[[ビッグ・オー]]
  −
:[[ロジャー・スミス]]をドミュナスとする黒き[[メガデウス]]。この機体とドロシーのメモリーには太極と真戦、黒の英知に関する記録が封印されている。
  −
;[[ビッグ・ヴィヌス]]
  −
:[[エンジェル]]をドミュナスとする白きメガデウス。アオの星に用意された「システム」であり、太極の遣わした存在であり、「ツクリモノノセカイ」たるZ世界をリセットするための存在であり、全てのメモリー、全ての存在の完全なる消滅をもたらす存在であり、時間の環の終わりをつかさどる存在であり、次元力により事象を制御する存在であり、「翼をもがれた鳥、鳥へとシンカする前の獣」。次元力の行使によりあらゆる事象、あらゆる存在を完全に消滅させる。[[第一次多元戦争]]ではリセットの対象がZEUTHのみであったためにエンジェルのみの覚醒となったが、[[時獄戦役]]においては地球人がいよいよ「シンカ」へ至ろうとしたためかついに機体の方も覚醒・起動した。
  −
:次元力による事象の制御により、対象の存在を規定する次元力を消し去り、無へ還元する。ただし、次元力、即ち太極の力を以ってしても存在の事実を消し去ることは出来ないため、現世の存在を消してそれを別次元にプールし、メモリーを漂白した上でパラダイムシティに配置する……という手順が踏まれる。
  −
:これを止めるには力ではなく、太極の意志との交渉を可能とするロジャーのネゴシエイトが必須となる。
  −
;[[パラダイムシティ]]
  −
:時空の狭間に存在する記憶を失った街。太極の意志によって造られた箱庭であり、新たな世界を作るための実験室。
  −
;[[鉄人28号]]
  −
:金田賢太郎博士の作り上げたロボット。太陽エネルギー転換装置により、オリジン・ローを内包した太陽の力を動力として駆動する。鉄人そのものには意志はないが、操縦者である正太郎の意志を受けることで霊子が反応し、蓄えられた太陽エネルギーがオリジン・ローとして機能する。
  −
:時獄篇ではこの作用により、ブラックホールに由来するマイナスのオリジン・ローを力とする宇宙魔王を葬り去った。
   
;Zの終局
 
;Zの終局
 
:[[時獄戦役]]終盤で[[アンチスパイラル]]が口にした言葉。現時点では、これがなにを意味するものなのかは不明。ここに至ると、意志や思いをエネルギーに変えることが出来るという。
 
:[[時獄戦役]]終盤で[[アンチスパイラル]]が口にした言葉。現時点では、これがなにを意味するものなのかは不明。ここに至ると、意志や思いをエネルギーに変えることが出来るという。
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| 2月 || 1月 || 陽 || 男 || +(正) || 水瓶座 || [[ユーサー・インサラウム]]
 
| 2月 || 1月 || 陽 || 男 || +(正) || 水瓶座 || [[ユーサー・インサラウム]]
 
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| 3月 || 2月 || 陰 || 女 || −(負) || 魚座 ||  
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| 3月 || 2月 || 陰 || 女 || −(負) || 魚座 || 不明
 
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| 4月 || 3月 || 陽 || 男 || +(正) || 牡羊座 || [[アイム・ライアード]]
 
| 4月 || 3月 || 陽 || 男 || +(正) || 牡羊座 || [[アイム・ライアード]]
 
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| 5月 || 4月 || 陰 || 女 || −(負) || 牡牛座 ||  
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| 5月 || 4月 || 陰 || 女 || −(負) || 牡牛座 || [[エルーナルーナ・バーンストラウス]]
 
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| 6月 || 5月 || 陽 || 男 || +(正) || 双子座 || [[ガドライト・メオンサム]]<BR/>→[[ヒビキ・カミシロ]]
 
| 6月 || 5月 || 陽 || 男 || +(正) || 双子座 || [[ガドライト・メオンサム]]<BR/>→[[ヒビキ・カミシロ]]
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| 10月 || 9月 || 陽 || 男 || +(正) || 天秤座 || [[クロウ・ブルースト]]
 
| 10月 || 9月 || 陽 || 男 || +(正) || 天秤座 || [[クロウ・ブルースト]]
 
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| 11月 || 10月 || 陰 || 女 || −(負) || 蠍座 ||  
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| 11月 || 10月 || 陰 || 女 || −(負) || 蠍座 || [[バルビエル・ザ・ニードル]]
 
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| 12月 || 11月 || 陽 || 男 || +(正) || 射手座 ||  
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| 12月 || 11月 || 陽 || 男 || +(正) || 射手座 || [[次元将ヴィルダーク]]
 
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| 1月 || 12月 || 陰 || 女 || −(負) || 山羊座 || [[アサキム・ドーウィン]] (奪取。元所持者は女性)
 
| 1月 || 12月 || 陰 || 女 || −(負) || 山羊座 || [[アサキム・ドーウィン]] (奪取。元所持者は女性)
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== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
;[[スフィア]]
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:『傷だらけの獅子』、『悲しみの乙女』、『偽りの黒羊』、『揺れる天秤』、『尽きぬ水瓶』、『知りたがる山羊』、『いがみ合う双子』、『沈黙の巨蟹』がゲーム中で登場している。黄道十二星座をモチーフにしており、「十二の鍵」とも呼ばれている。
  −
;無限獄
  −
:太極に対し大罪を犯してしまうと、[[不老不死]]となってしまい平行世界をさまよい続ける運命を背負うことになる。「無限獄」はアサキムが呼称したものだが、他にも「烙印(スティグマ)を押された者」「[[呪われし放浪者]]」といった呼び方もあり、呼び方については一定していない。解放されるには贖罪を完遂するか、太極に至る必要がある。ただし前者の場合、元の世界に戻ることはほぼ不可能となる。
      
== 関連作品 ==
 
== 関連作品 ==
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