8行目: |
8行目: |
| *役職:霊帝 | | *役職:霊帝 |
| *キャラクターデザイン:河野さち子(仮の姿)/金子一馬(本当の姿) | | *キャラクターデザイン:河野さち子(仮の姿)/金子一馬(本当の姿) |
− | [[ゼ・バルマリィ帝国]]の創世神[[ズフィルード]]とも呼ばれる神であり、真の霊帝。『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』、ひいては[[αシリーズ]]における黒幕にして最終ボスである。
| |
| | | |
− | 元々は[[ゲベル・ガンエデン]]の中枢であった[[サイコドライバー]]能力者の「ゲベル」であった男が「正の無限力([[イデ]])」と対する「負の無限力」を身に付け、ケイサル・エフェスとして生まれ変わった姿。[[ゲベル・ガンエデン]]に代わる[[ケイサル・エフェス|台座]]に身を置き、地下聖堂玉座の裏にある巨大な台座に卵の状態で眠りについた。そして自分の代わりとして代々の霊帝に[[サイコドライバー]]能力の資質を持つ少年へと据え置いた。
| + | 「[[ゼ・バルマリィ帝国]]」の創世神「[[ズフィルード]]」とも呼ばれる神であり、真の霊帝。『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』、ひいては[[αシリーズ]]における黒幕にして最終ボスである。 |
| | | |
− | 正の無限力から運命を奪い取り、宇宙の因果律を支配する存在、真の神、あるいは悪魔になろうとしている。肉体・生命を失っても自身と共にあれば存在しているのと同じであるという思想を持っており、生命から肉体を捨てさせ(つまりは皆殺しにし)、霊達の世界を生み出し、その全てを支配しようとしている。
| + | 元々は[[ゲベル・ガンエデン]]の中枢であった[[サイコドライバー]]能力者の「ゲベル」であった男が「正の[[無限力]]([[イデ]])」と対する「負の無限力」を身に付け、ケイサル・エフェスとして生まれ変わった姿。[[ゲベル・ガンエデン]]に代わる[[ケイサル・エフェス|台座]]に身を置き、地下聖堂玉座の裏にある巨大な台座に卵の状態で眠りについた。そして自分の代わりとして代々の霊帝に[[サイコドライバー]]能力の資質を持つ少年へと据え置いた。 |
| | | |
− | 明確に動きを見せたのは銀河大戦の終盤も終盤だが、実際には、スーパーヒーロー作戦において虚構の世界が崩壊した辺りから既に動き始めていた。
| + | 正の無限力から運命を奪い取り、宇宙の[[因果律]]を支配する存在、真の神、あるいは悪魔になろうとしている。肉体・生命を失っても自身と共にあれば存在しているのと同じであるという思想を持っており、生命から肉体を捨てさせ(つまりは皆殺しにし)、霊達の世界を生み出し、その全てを支配しようとしている。 |
− | 具体的には、αの宇宙を(ラ・ギアス含め)統括する[[因果律]]に干渉を行い、その流れを歪めることで力ある者達を一所にまとめ、強大な戦力へと変えることから始まった。これは、集った力がいずれ正の無限力と合流し、審判を乗り越える=運命に打ち勝つことを狙ったため。その後に彼らを討つことで、自らの手に全ての運命を握ることが最後の目的であった。
| |
− | ただ、これによって生じた歴史の歪みにより、本来起きるべき事象が起きず、出るべき犠牲が出なくなるなどの現象(つまり、原作の展開が起こらなくなる)があちこちで、しかもごく自然に(メタなことを言えばスパロボ展開が)発生していた。
| |
| | | |
− | この「歪み」については[[パプテマス・シロッコ]]や[[渚カヲル]]など、一部の人物が比較的早期から察知しており、[[シュウ・シラカワ]]に至っては、ケイサル・エフェスによって集わされた力であるロンド・ベルを消滅させることでその目論見を潰そうと考えていた。
| + | 明確に動きを見せたのは銀河大戦の終盤におけるバルマー星崩壊時だが、実際には『[[スーパーヒーロー作戦]]』において[[ユーゼス・ゴッツォ]]が作り出した「虚構の世界」から既に動き始めていた。具体的に自身の存在を察知したユーゼスの行動を利用してαの宇宙を([[ラ・ギアス]]含め)統括する因果律に干渉を行い、その流れを歪めることで力ある者達を一所にまとめ、強大な戦力へと変えることから始まった。これは、集った力がいずれ正の無限力と合流し、審判を乗り越える=運命([[アポカリュプシス]])に打ち勝つことを狙ったため。その後に彼らを討つことで、自らの手に全ての運命を握ることが最後の目的であった。これによって生じた歴史の「歪み」により、本来起きるべき事象が起きず、出るべき犠牲が出なくなるなどの現象(つまり、原作の展開が起こらなくなる)があちこちで、しかもごく自然に発生していた(メタなことを言えばスパロボ展開が)。 |
| | | |
− | [[バルマー星]]が崩壊時に活動を開始。[[アポカリュプシス]]を阻止した[[αナンバーズ]]の前に姿を現し、正の無限力を持つ彼らを抹殺すべく牙をむく。 | + | この「歪み」についてはα世界の事件の当事者である[[ユーゼス・ゴッツォ]]、[[イングラム・プリスケン]]、[[パプテマス・シロッコ]]、[[渚カヲル]]、[[シュウ・シラカワ]]などがおり、シュウは己の死と天秤を掛けることでロンド・ベルを消滅させることでその目論見を潰そうと考えていた。そして、[[宇宙怪獣]]を打倒し、アポカリュプシスを阻止した[[αナンバーズ]]の前に姿を現し、正の無限力を持つ彼らを抹殺すべく牙をむく。 |
| | | |
− | 普段見せている老人の姿は偽りで、本当の姿は台座の「白き祭壇」から出現。黒い人型に頭二本の角、三つの目、腕が六本という異形な姿。その負の無限力は圧倒的で、悪意から形成した[[ゼ・バルマリィ帝国]]の機動兵器を底無しに出現させたばかりか、[[ゲベル・ガンエデン]]をも召喚するなど、その威圧感で人々を恐怖に落としいれ戦意を奪った。打つ手のない[[αナンバーズ]]であったが、数多くの仲間たちと、戦いで散った多くの英霊たちから勇気をもらい、[[熱気バサラ]]が作った曲「[[GONG]]」により負の無限力は無力化。そして力添えした[[イルイ・ガンエデン]]と共に、正義の[[スーパーロボット]]軍団はケイサル・エフェスに打ち勝ち、この宇宙から消滅させた。しかし、最後に「因果の鎖が断たれない限り、無限力とともに再び現れる」と言い残しており、再登場の可能性は残っている。
| + | 普段見せている老人の姿は偽りで、本当の姿は台座の「白き祭壇」から出現。黒い人型に頭二本の角、三つの目、腕が六本という異形な姿。その負の無限力は圧倒的で、悪意から形成したゼ・バルマリィ帝国の機動兵器を底無しに出現させたばかりか、ゲベル・ガンエデンをも召喚するなど、その威圧感で人々を恐怖に落としいれ戦意を奪った。打つ手のないαナンバーズであったが、数多くの仲間たちと、戦いで散った多くの英霊たちから勇気をもらい、[[熱気バサラ]]が作った曲「[[GONG]]」により負の無限力は無力化。そして力添えした[[イルイ・ガンエデン]]と共に、正義の[[スーパーロボット]]軍団はケイサル・エフェスに打ち勝ち、この宇宙から消滅させた。しかし、最後に「因果の鎖が断たれない限り、無限力とともに再び現れる」と言い残しており、再登場の可能性は残っている。 |
− | | |
− | このキャラは声を当てた水木一郎を意識した声優ネタが多く、戦闘台詞に[[マジンガーZ]]、[[グレートマジンガー]]、[[コン・バトラーV]]、[[鋼鉄ジーグ]]の歌詞の一部が引用されている。
| |
− | | |
− | ユニットとしてのケイサル・エフェスは[[ケイサル・エフェス|ケイサル・エフェス(ユニット)]]を参照。
| |
| | | |
| 名前の意味は「ケイサル」=「皇帝」、「エフェス」=「零」「無」「終焉」。肉あるものと対比して霊たる自分を「我は零にして無」と言っていることから、同音同義で「零(れい)⇒霊(れい)」であり、霊帝を意味するネーミングとなっている。「終焉」はタイトルにも掛かっている。 | | 名前の意味は「ケイサル」=「皇帝」、「エフェス」=「零」「無」「終焉」。肉あるものと対比して霊たる自分を「我は零にして無」と言っていることから、同音同義で「零(れい)⇒霊(れい)」であり、霊帝を意味するネーミングとなっている。「終焉」はタイトルにも掛かっている。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| + | ユニットとしてのケイサル・エフェスは[[ケイサル・エフェス|ケイサル・エフェス(ユニット)]]を参照。 |
| ;[[スーパーロボット大戦α]] | | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | :直接登場してはいないものの、ストーリー終了後、SDFのメンバーの前から姿を消していた[[イングラム・プリスケン]]によって自らの存在を突き止められ、[[アストラナガン]]で戦いを挑まれていた模様。しかし、イングラムは返り討ちにあってしまった上に肉体を喪い、意識体のみとなったイングラムは、せめてケイサル・エフェスの存在を伝えようと、半壊したアストラナガンで地球圏に帰還しようとするも、未来世界にて[[アンセスター]]に鹵獲されて[[アウルゲルミル]]のコアとして利用されてしまう事になった。 | + | :ゼ・バルマリィ帝国の指導者「霊帝」というフレーズで(「愚帝」とは[[ルアル・ガンエデン]])。直接登場してはいないものの、ストーリー終了後、SDFのメンバーの前から姿を消していたイングラム・プリスケンによって自らの存在を突き止められ、[[アストラナガン]]で戦いを挑まれていた模様。しかし、イングラムは返り討ちにあってしまった上に肉体を喪い、意識体のみとなったイングラムは、せめてケイサル・エフェスの存在を伝えようと、半壊したアストラナガンで地球圏に帰還しようとするも、未来世界にて[[アンセスター]]に鹵獲されて[[アウルゲルミル]]のコアとして利用されてしまう事になった。 |
− | | |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] |
| :[[αシリーズ]]の真の最終ボス。本人の能力はラストボスだけあり、全能力は回避を除き最強。「[[極]]」と「[[底力]]」により命中率が高く、[[精神コマンド]]の[[集中]]と[[かく乱]]を使っても、50%を僅かに下回るほど。 | | :[[αシリーズ]]の真の最終ボス。本人の能力はラストボスだけあり、全能力は回避を除き最強。「[[極]]」と「[[底力]]」により命中率が高く、[[精神コマンド]]の[[集中]]と[[かく乱]]を使っても、50%を僅かに下回るほど。 |
103行目: |
96行目: |
| :「今遙か遠い彼方……」での死に際の台詞。最後の最後で「因果の鎖」に言及していった霊帝の真実は……。 | | :「今遙か遠い彼方……」での死に際の台詞。最後の最後で「因果の鎖」に言及していった霊帝の真実は……。 |
| :なお、「運命の戦士たちよ」は[[GONG]]の歌詞「今こそ立ち上がれ、運命(さだめ)の戦士よ」からであろう。 | | :なお、「運命の戦士たちよ」は[[GONG]]の歌詞「今こそ立ち上がれ、運命(さだめ)の戦士よ」からであろう。 |
| + | |
| + | == 余談 == |
| + | *ケイサル・エフェスは声を当てた水木一郎を意識した声優ネタが多く、戦闘台詞に[[マジンガーZ]]、[[グレートマジンガー]]、[[コン・バトラーV]]、[[鋼鉄ジーグ]]の歌詞の一部が引用されている。 |
| + | |
| {{DEFAULTSORT:けいさる えふえす しんふつ}} | | {{DEFAULTSORT:けいさる えふえす しんふつ}} |
| {{バンプレストオリジナル}} | | {{バンプレストオリジナル}} |
| [[Category:登場人物か行]] | | [[Category:登場人物か行]] |
| [[Category:バンプレストオリジナルの登場人物か行]] | | [[Category:バンプレストオリジナルの登場人物か行]] |
| + | [[Category:第3次スーパーロボット大戦α]] |
| [[Category:αシリーズ]] | | [[Category:αシリーズ]] |