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34 バイト除去 、 2015年2月5日 (木) 00:20
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**角田紘一(Z対暗黒大将軍)、森下圭介(TV版)
 
**角田紘一(Z対暗黒大将軍)、森下圭介(TV版)
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『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の[[主人公]]。<br />TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、衝撃的なデビューを飾る。
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『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の[[主人公]]。型戦闘機[[ブレーンコンドル]]及び、[[グレートマジンガー]]の専任パイロット。
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TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、衝撃的なデビューを飾る。
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小型戦闘機[[ブレーンコンドル]]及び、[[グレートマジンガー]]の専任パイロット。<br />
   
7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られ、[[グレートマジンガー]]のパイロットになる為に育てられた。厳しい訓練の結果、生身での戦闘やバイクの操縦にも習熟している'''[[戦闘のプロ]]'''。ちなみに、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)を愛車にしている。
 
7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られ、[[グレートマジンガー]]のパイロットになる為に育てられた。厳しい訓練の結果、生身での戦闘やバイクの操縦にも習熟している'''[[戦闘のプロ]]'''。ちなみに、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)を愛車にしている。
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自分を育ててくれた[[兜剣造]]には、肉親の情のようなものを感じていたが、[[兜甲児]]がアメリカから帰国すると、甲児と剣造の親子の間柄に嫉妬し、[[マジンガーZ]]との連携を拒否し、苦戦することもあった。その後、[[兜甲児|甲児]]達の仲間を思いやる様を見て考えを改めるが、その際の戦闘でピンチに陥り、彼を救おうとした[[兜剣造|剣造]]は[[特攻]]して命を落としてしまった。最後は、剣造を弔うかのように奮戦し、[[ミケーネ帝国]]に対して勝利を収めた。
 
自分を育ててくれた[[兜剣造]]には、肉親の情のようなものを感じていたが、[[兜甲児]]がアメリカから帰国すると、甲児と剣造の親子の間柄に嫉妬し、[[マジンガーZ]]との連携を拒否し、苦戦することもあった。その後、[[兜甲児|甲児]]達の仲間を思いやる様を見て考えを改めるが、その際の戦闘でピンチに陥り、彼を救おうとした[[兜剣造|剣造]]は[[特攻]]して命を落としてしまった。最後は、剣造を弔うかのように奮戦し、[[ミケーネ帝国]]に対して勝利を収めた。
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スパロボでは彼は特訓ばかりしてるように思えるが、原作では月1000円のお小遣いでお菓子を買ったり、漫画を読んだりするなど意外と普通な一面も持つ。<br />
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スパロボでは彼は特訓ばかりしてるように思えるが、原作では月1000円のお小遣いでお菓子を買ったり、漫画を読んだりするなど意外と普通な一面も持つ。
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なお、当初は22歳で設定されていたが余りにも大人びた風貌の為、「視聴者である子供が感情移入し辛いのでは?」との懸念から第19話以降、年齢を下げられて18歳になった。年齢を上げる例はよくあるが、下げるケースは珍しい。
 
なお、当初は22歳で設定されていたが余りにも大人びた風貌の為、「視聴者である子供が感情移入し辛いのでは?」との懸念から第19話以降、年齢を下げられて18歳になった。年齢を上げる例はよくあるが、下げるケースは珍しい。
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実はミケーネとの戦いで戦死する予定だったが、重傷を負いながらも生存するという展開に変更された([[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]では死亡)。<br />
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実はミケーネとの戦いで戦死する予定だったが、重傷を負いながらも生存するという展開に変更された([[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]では死亡)。
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また、『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の続編として企画されていた『ゴッド・マジンガー』(80年代に放映された同名アニメとは無関係)でも、[[ミケーネ帝国]]の攻撃によって再起不能の重傷を負い、パイロットの座を退いて作戦指揮官となる予定であったりと(TV版最終回での扱いも含め)、彼の末路には常に物悲しさが漂う。
 
また、『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の続編として企画されていた『ゴッド・マジンガー』(80年代に放映された同名アニメとは無関係)でも、[[ミケーネ帝国]]の攻撃によって再起不能の重傷を負い、パイロットの座を退いて作戦指揮官となる予定であったりと(TV版最終回での扱いも含め)、彼の末路には常に物悲しさが漂う。
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==== [[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]] ====
 
==== [[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]] ====
TV版よりもシンプルなヒーロー像として描かれた永井版とは真逆に、桜多版の鉄也は更に複雑なキャラクターとなっている。TV版同様のニヒルさに加え、[[ミケーネ帝国]]壊滅という究極の目的の為には、民間人に暴力を振るう(或いは見捨てる)事も辞さないなど、ダーティな一面を覗かせるのと同時に、出自を感じさせない明るさと歳相応のスケベさも併せ持ち、尚且つ、みさと(『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』後半のレギュラーキャラ。スパロボ未登場)へ仄かな想いを寄せるという純情な側面も有る……と、非常に多面的な性格設定を施されている。<br />
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TV版よりもシンプルなヒーロー像として描かれた永井版とは真逆に、桜多版の鉄也は更に複雑なキャラクターとなっている。TV版同様のニヒルさに加え、[[ミケーネ帝国]]壊滅という究極の目的の為には、民間人に暴力を振るう(或いは見捨てる)事も辞さないなど、ダーティな一面を覗かせるのと同時に、出自を感じさせない明るさと歳相応のスケベさも併せ持ち、尚且つ、みさと(『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』後半のレギュラーキャラ。スパロボ未登場)へ仄かな想いを寄せるという純情な側面も有る……と、非常に多面的な性格設定を施されている。
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どんな困難な状況に於いても、決して諦観する事の無い屈強な精神力を持っていたが、最終章では封印していた「孤児としてのコンプレックス」が遂に表面化する。[[戦闘獣]]に痛めつけられながら己の存在意義を呟くモノローグは、圧巻の一語に尽きる。
 
どんな困難な状況に於いても、決して諦観する事の無い屈強な精神力を持っていたが、最終章では封印していた「孤児としてのコンプレックス」が遂に表面化する。[[戦闘獣]]に痛めつけられながら己の存在意義を呟くモノローグは、圧巻の一語に尽きる。
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原作ではギャグを飛ばしたり、漫画を読んで夜更かしして寝坊するなど年相応にコミカルな一面も普通に持っているが、スパロボでは他作品の主人公達との差別化の為か殆ど再現されず、『戦闘のプロ』といったシビアさやニヒルさばかりが目立つ傾向にある。
 
原作ではギャグを飛ばしたり、漫画を読んで夜更かしして寝坊するなど年相応にコミカルな一面も普通に持っているが、スパロボでは他作品の主人公達との差別化の為か殆ど再現されず、『戦闘のプロ』といったシビアさやニヒルさばかりが目立つ傾向にある。
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スパロボでは[[兜甲児|甲児]]が「鉄也さん」と呼んでいるが、本来原作では「鉄也くん」と呼ばれる(COMPACT・COMPACT2・GBA版[[A]]のみ君付けで呼ぶ)。それどころか永井豪や石川賢の漫画版では'''「鉄也」と呼び捨て'''にされている(鉄也も甲児を呼び捨て)。「鉄也さん」は旧シリーズにおいてなされた呼び方がそのまま定着してしまったもので、おそらく年齢を初期設定の22歳と想定した為と思われる。<br />
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スパロボでは[[兜甲児|甲児]]が「鉄也さん」と呼んでいるが、本来原作では「鉄也くん」と呼ばれる(COMPACT・COMPACT2・GBA版[[A]]のみ君付けで呼ぶ)。それどころか永井豪や石川賢の漫画版では'''「鉄也」と呼び捨て'''にされている(鉄也も甲児を呼び捨て)。「鉄也さん」は旧シリーズにおいてなされた呼び方がそのまま定着してしまったもので、おそらく年齢を初期設定の22歳と想定した為と思われる。
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ただし、ダイナミックサイドも団龍彦氏の小説作品『スーパーロボット大戦』にて「'''甲児は年上に敬語くらい使える'''」とこの設定を認めており、同作では甲児は鉄也を「さん」付けし、OVA版でも甲児は鉄也を「さん」付けで呼ぶ。更に遡れば、前述の[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作版]]でも「さん」付けの呼称が見られる。
 
ただし、ダイナミックサイドも団龍彦氏の小説作品『スーパーロボット大戦』にて「'''甲児は年上に敬語くらい使える'''」とこの設定を認めており、同作では甲児は鉄也を「さん」付けし、OVA版でも甲児は鉄也を「さん」付けで呼ぶ。更に遡れば、前述の[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作版]]でも「さん」付けの呼称が見られる。