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314 バイト追加 、 2015年1月3日 (土) 15:22
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<!-- シリーズ毎の設定変更は「登場作品と操縦者」、独自考察は「余談」の項目に書いてください。 -->
 
<!-- シリーズ毎の設定変更は「登場作品と操縦者」、独自考察は「余談」の項目に書いてください。 -->
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[[シュウ・シラカワ]]の愛機。
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[[シュウ・シラカワ]]の愛機。機体各所にはシュウが独自に組み込んだネットワーク「リドル」が存在。リドルで繋げたネットワークは「[[マハーカーラ]]」と総称され、管理システムである「[[カバラ・プログラム]]」を起動で、ラ・ギアスの精霊(アストラル)界に潜む破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の力を宿す真の姿、[[ネオ・グランゾン]]に変貌する。グランゾンを開発した当時、シュウは既にヴォルクルスの半傀儡状態であり、邪神の力を発揮するための媒体として造られたという側面を持つ。リドルやカバラはそのためのシステムである。
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地球外の科学技術によって重力を自在に操り、それに加え地底世界の技術である「カバラ・プログラム」が極秘裏に組み込まれているため[[ラ・ギアス]]の精霊界に存在するアストラルエネルギーをも使用可能。推進機能にはネオ・ドライブを使用しており、重力干渉を受けないため、最高スピードは[[サイバスター|魔装機神サイバスター]]をも凌駕する。装甲に使われている超抗力チタニウムとは、素粒子レベルで強化処理を施した材質である。次元跳躍システムらしいものが搭載されており、グランゾンの武装である「ワームスマッシャー」に応用されているほか、機体そのものも跳躍できる。ただし、機能に関しては限定的なようだ。
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地球外(ラ・ギアスとゾヴォーク)の科学技術の提携を受けているため、仮初の姿にあたるグランゾンの状態でも単機で戦場を支配できるだけの性能を誇る。素粒子レベルから強化された「超抗力チタニウム」の装甲と、肩当に内蔵された「歪曲シールド発生装置」で防御を固め、腕部の「重力制御装置」が生み出す高重力(最大3200G)環境で周囲一帯の大軍を一掃。胸部を展開して解放する主砲「ブラックホールクラスター」の威力と汎用性も高い(撃ち出すブラックホールの弾丸の規模を極小範囲まで操作可能)万能の機体。
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基本的にシュウは戦いに介入することを嫌っており、この機体の実力を窺い知る局面は少ない。しかし、一度戦いに介入すれば単機で戦場を支配できるだけの性能を誇る。機体各所にはシュウが独自に組み込んだネットワーク「リドル」が存在。このネットワークは「[[マハーカーラ]]」と称され、管理システムである「[[カバラ・プログラム]]」を起動することで破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の力を引き出し、グランゾンを超越した真の姿、[[ネオ・グランゾン]]へと変化する。
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腕部の制御装置は機体の移動にも転用可能とあり、本機が手のひらから撒き散らしてワープや「ワームスマッシャー」に応用している歪曲空間(ワームホール)を生み出す装置もこれなのだろう。なお、グランゾンは次元トンネル(ゲート)を開閉して地底世界と地球の双方を単独で行き来している数少ない機体のひとつだが、これが腕の重力制御装置の力によるものなのか、シュウの魔術なのかは不明である。
 
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グランゾンを開発した当時、シュウは既にヴォルクルスの半傀儡状態であり、邪神の力を発揮するための媒体として造られたという側面を持つ。リドルやカバラ・プログラムはそのためのシステムであり、表向きの肩書である「対異星人戦闘用アーマードモジュール・グランゾン」とはいわば仮の姿に過ぎず、あくまでも変化後の姿であるネオ・グランゾンこそが真の姿と言える。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:主役機なのでほぼフル参戦。戦闘アニメ全般が作り直され、『第2次OG』の目玉である3D背景+2Dアニメの臨場感が披露されている。最初は「グラビトロンカノン」と「ブラックホールクラスター」を使用できないが、火力の高さとしぶとさは『第2次OG』そのままである。確実に自軍の生命線。ただし(原作でもあったことだが)度々シュウが参戦しないステージがあり、5話「Gトラップ」では'''グラビトロンカノンしか使用できない'''(他の武器が消滅する)。ちなみに、隠しコマンドで最初からネオ・グランゾンを登場させると一切出てこない。
 
:主役機なのでほぼフル参戦。戦闘アニメ全般が作り直され、『第2次OG』の目玉である3D背景+2Dアニメの臨場感が披露されている。最初は「グラビトロンカノン」と「ブラックホールクラスター」を使用できないが、火力の高さとしぶとさは『第2次OG』そのままである。確実に自軍の生命線。ただし(原作でもあったことだが)度々シュウが参戦しないステージがあり、5話「Gトラップ」では'''グラビトロンカノンしか使用できない'''(他の武器が消滅する)。ちなみに、隠しコマンドで最初からネオ・グランゾンを登場させると一切出てこない。
 
:なお、単独出撃となる「モニカ、その愛」でザンボス以外の敵を全滅させると特殊ボーナスが手に入るため、狙うなら重点的に武器を強化すべし。ちなみに登場作品共通の泣き所である移動力の低さも健在なので、「ブースター」か「メガブースター」は優先的に回した方がいい。あるいはアルバーダの「加速」、ガエンのツイン版「突撃」、サフィーネの「強襲」、セレーナの「連撃」など、仲間の精神コマンドを上手く活用するのも手。
 
:なお、単独出撃となる「モニカ、その愛」でザンボス以外の敵を全滅させると特殊ボーナスが手に入るため、狙うなら重点的に武器を強化すべし。ちなみに登場作品共通の泣き所である移動力の低さも健在なので、「ブースター」か「メガブースター」は優先的に回した方がいい。あるいはアルバーダの「加速」、ガエンのツイン版「突撃」、サフィーネの「強襲」、セレーナの「連撃」など、仲間の精神コマンドを上手く活用するのも手。
:戦闘力は相変わらず圧倒的。唯一の難点はブラックホールクラスター解禁までの射程の短さ(最大がワームスマッシャーの6)。大量に登場する[[レンファ]]の最大射程が7なので、射程外から撃たれっ放し、落ちはしないが落とせもしない、という状態が普通に発生する。落とされないからと迂闊に突っ込まず、反撃の位置取りまできっちり考えて動かすべし。
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:戦闘力は相変わらず圧倒的。唯一の難点はクラスター解禁までの射程の短さ(最大がワームスマッシャーの6)。大量に登場する[[レンファ]]の最大射程が7なので、射程外から撃たれっ放し、落ちはしないが落とせもしない、という状態が普通に発生する。落とされないからと迂闊に突っ込まず、反撃の位置取りまできっちり考えて動かすべし。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
 
:第6話「蒼い魔神」にて初登場。[[南極事件]]を再現した戦闘で、駐留した地球連邦軍を壊滅させ、リュウセイに止めを差す瞬間にサイバスター&マサキが登場し、その場を去る。南極事件が初めて再現されたシーンで、TVアニメでも初めてグランゾンの戦闘シーンが再現された(それ以降は出番なし)。
 
:第6話「蒼い魔神」にて初登場。[[南極事件]]を再現した戦闘で、駐留した地球連邦軍を壊滅させ、リュウセイに止めを差す瞬間にサイバスター&マサキが登場し、その場を去る。南極事件が初めて再現されたシーンで、TVアニメでも初めてグランゾンの戦闘シーンが再現された(それ以降は出番なし)。
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;[[南極事件]]
 
;[[南極事件]]
 
:南極で行われた[[異星人]]との会談。しかし、その実態は事実上の無条件降伏だった。それを由としないシュウは密かにグランゾンを起動させ、[[フーレ]]に偽装していた[[ゲスト]]の戦艦を攻撃。さらに[[SRXチーム]]が護衛していた[[シロガネ]]を一撃の下に轟沈させ、会談そのものを叩き壊す。全てが終わり、向かって来るSRXチームを適当にあしらっていたところに[[サイバスター]]が乱入。[[DC]]への合流を急ぐシュウはその場を離脱し、事件は終わった。しかしそれは、地球圏全土を巻き込む、長きに渡る戦いの序章に過ぎなかった。
 
:南極で行われた[[異星人]]との会談。しかし、その実態は事実上の無条件降伏だった。それを由としないシュウは密かにグランゾンを起動させ、[[フーレ]]に偽装していた[[ゲスト]]の戦艦を攻撃。さらに[[SRXチーム]]が護衛していた[[シロガネ]]を一撃の下に轟沈させ、会談そのものを叩き壊す。全てが終わり、向かって来るSRXチームを適当にあしらっていたところに[[サイバスター]]が乱入。[[DC]]への合流を急ぐシュウはその場を離脱し、事件は終わった。しかしそれは、地球圏全土を巻き込む、長きに渡る戦いの序章に過ぎなかった。
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== 資料 ==
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;[http://www.1999.co.jp/10098989 グランゾン(プラモデル)]
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*かつて神聖ラングランの未来見が予見した予言に登場するラ・ギアスに災いをもたらす魔神とは本機のことを指し示す(第一章シナリオ「カタストロフ」)。それを知ってか知らずか放浪者[[ギリアム・イェーガー]]は「重力を操る魔神」と形容(漫画「Record of ATX」3巻)する。ただ、公式の紹介では「蒼き魔神」と表現されることが多い。
 
*かつて神聖ラングランの未来見が予見した予言に登場するラ・ギアスに災いをもたらす魔神とは本機のことを指し示す(第一章シナリオ「カタストロフ」)。それを知ってか知らずか放浪者[[ギリアム・イェーガー]]は「重力を操る魔神」と形容(漫画「Record of ATX」3巻)する。ただ、公式の紹介では「蒼き魔神」と表現されることが多い。
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*過去の「シュウの章」において、ネオ・ドライブの最高速度は[[サイバスター]]を凌駕するという描写がなされたが、リメイクの『DP』では排除されている。エンドクレジットに阪田氏の名前がないことと関係するのかは不明。
 
*元々は『魔装機神サイバスター』とは別のオリジナル企画『'''武装機甲士グランゾン'''』の主人公ロボットとして考案されたロボット。それを『魔装機神』の世界観に組み込んだことで現在のグランゾンの基本設定が誕生した。『魔装機神』のロボットでありながら、異星人や地上世界の技術を用いて作られており、ラ・ギアスからもたらされた要素は少ないものとなっているのはそのため。また、αシリーズやOGシリーズのように、地上世界の事情が旧シリーズと異なる作品に登場する際には、グランゾンの設定にも変更が行われることになる。
 
*元々は『魔装機神サイバスター』とは別のオリジナル企画『'''武装機甲士グランゾン'''』の主人公ロボットとして考案されたロボット。それを『魔装機神』の世界観に組み込んだことで現在のグランゾンの基本設定が誕生した。『魔装機神』のロボットでありながら、異星人や地上世界の技術を用いて作られており、ラ・ギアスからもたらされた要素は少ないものとなっているのはそのため。また、αシリーズやOGシリーズのように、地上世界の事情が旧シリーズと異なる作品に登場する際には、グランゾンの設定にも変更が行われることになる。
 
*[[αシリーズ]]では[[SRX計画]]の副産物的機体とされ、OGシリーズでは[[ヴァルシオンシリーズ]]の一種とカテゴライズされているが、グランゾンに使われている技術体系はそれらとは全くの別物である。
 
*[[αシリーズ]]では[[SRX計画]]の副産物的機体とされ、OGシリーズでは[[ヴァルシオンシリーズ]]の一種とカテゴライズされているが、グランゾンに使われている技術体系はそれらとは全くの別物である。
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