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「サイフラッシュ」に関しては、ビアンは単なる模倣者に過ぎない。ただ、「理屈と概念が分かればあの親父ならモノにする」と娘が弁護したように、「練金学」の分野でもオリジナルの開発者にあたる[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]に迫る天性を秘めていた事は間違いない。ちなみに、「サイフラッシュ」が完成したのは新暦4957年頃、[[OGシリーズ]]の[[新西暦]]でなら185年の末か186年初頭の出来事と思われる。OG世界のビアンが短期間で「サイコブラスター」を完成出来たといえるかどうかは微妙。
 
「サイフラッシュ」に関しては、ビアンは単なる模倣者に過ぎない。ただ、「理屈と概念が分かればあの親父ならモノにする」と娘が弁護したように、「練金学」の分野でもオリジナルの開発者にあたる[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]に迫る天性を秘めていた事は間違いない。ちなみに、「サイフラッシュ」が完成したのは新暦4957年頃、[[OGシリーズ]]の[[新西暦]]でなら185年の末か186年初頭の出来事と思われる。OG世界のビアンが短期間で「サイコブラスター」を完成出来たといえるかどうかは微妙。
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『魔装機神III』で補足されたサイフラッシュの識別原理は、「機体の識別信号で区別する方式」と「悪意の感知システム」による2方式の使い分け。機械的な処理で進行可能と思われる「識別信号の審査」はともかく、魔術制御機構のない[[ヴァルシオーネ]]でどのようにして「悪意の感知システム」を再現したかは公式の説明がないため、今なお不明のまま。ヴァルシオーネのブラスターに「悪意の感知システム」を用意することが出来なかった可能性はある(地底世界の練金学で改修された[[ヴァルシオーネR]]は別)。
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『魔装機神III』で補足されたサイフラッシュの識別原理は、「機体の識別信号で区別する方式」と「悪意の感知システム」による2方式の使い分け。機械的な処理で進行可能と思われる「識別信号の審査」はともかく、魔術制御機構のない[[ヴァルシオーネ]]でどのようにして「悪意の感知システム」あるいはそれに対応するシステムを再現したかは公式の説明がないため、今なお不明のまま。ヴァルシオーネのブラスターに「悪意の感知システム」を用意することが出来なかった可能性はある(地底世界の練金学で改修された[[ヴァルシオーネR]]は別)。
<!-- 開発者[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]ですら開発に難航した武器で、試験運用時は数発使うだけで操者のプラーナが枯渇するなどの問題点が発生。 --><!-- 試験運用時なのだから、問題が発生するのは当然。忠告を守らないパイロットに問題がある。 -->
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<!-- また、完成後も度々故障に見舞われている。 --><!-- 更にサイコブラスターはシリーズ中は一度も故障した事が無い。、 --><!-- リメイクや他機移植を除くサイバスターの出演回数はざっと13回。そのうちで2回しか故障したことがない。度々というほど頻繁に故障していない。マサキの操縦は度を越して荒っぽいと指摘されており、その影響でサイバスターはよく部品に故障を起こす。リューネはヴァルシオーネを偏愛しているためか、機体を荒っぽく操縦すると描写されたことがない。部品の耐久性よりも操者の操縦にも問題があるため、一度も故障したことがないことをアドバンテージにするかは微妙なところといえる。 -->
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<!-- しかしビアンはそれを短期間で実用化し、 --><!-- 仮に天才であっても、オリジナルの開発者(先行者)が実用化に苦労するのは当たり前。おそらくウェンディが手こずったのは「悪意の感知システム」の完成。ビアンがあっさり「サイコブラスター」を実用化できたのも、「悪意の感知システム」の搭載をばっさり切り捨てたからと考えればある程度辻褄もあう。 -->
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<!-- また、『敵だけを識別して攻撃する』という技術をプラーナという概念無しで、機体のエネルギーだけで実現している点も見逃せない(ただし、魔装機神シリーズのサイコブラスターやクロスマッシャーはプラーナを消耗する)。 --><!-- 細かくあげれば、ヴァルシオーネの「サイコブラスター」が「サイフラッシュ」の性能を完全に再現していると明言されたことは一度もない。 -->
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:第53話終了時のインターミッションに登場。映画に於ける大御所の特別出演といった扱いである。
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:長らく名前のみであったが、本作で第53話終了時のインターミッションに登場。映画に於ける大御所の特別出演といった扱いである。
    
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
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=== 特殊技能 ===
 
=== 特殊技能 ===
 
;[[インファイト]]L4、[[指揮官]]L4、[[リベンジ]]、[[天才]]
 
;[[インファイト]]L4、[[指揮官]]L4、[[リベンジ]]、[[天才]]
:天才以外は特に強い技能ではない。指揮官もシュウにギリギリ届かない。ヴァルシオンは射撃主体なのだが覚えるのはインファイトである。ただ、能力自体は射撃の方が高いのだが。マイヤーと違い底力がないので、防御面だと若干脆い。
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:天才以外は特に強い技能ではない。指揮官もシュウにギリギリ届かない。ヴァルシオンは射撃主体なのだが覚えるのはインファイトである。ただ、能力自体は射撃の方が高いのだが。マイヤーと違い底力がないので、防御面だと若干脆い。が、ヴァルシオンには歪曲フィールドがあり、グルンガストなど一部を除いてはまともにダメージが通せない。
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
;与える最終ダメージ+10%、命中率+10%
 
;与える最終ダメージ+10%、命中率+10%
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良くも悪くも、直接的にも間接的にも、ビアンが関わった人間達はその後に何かしらの大きな影響を残している。
 
良くも悪くも、直接的にも間接的にも、ビアンが関わった人間達はその後に何かしらの大きな影響を残している。
 
;[[リューネ・ゾルダーク]]
 
;[[リューネ・ゾルダーク]]
:乗機のヴァルシオンは娘の為に開発していたのだが、彼女の「ださい」の一言で急遽[[ヴァルシオーネ]]が開発された。ただ、そのヴァルシオーネも完全に納得のいくものでは無かったらしく、後に[[ヴァルシオーネR]]へと改修される。力で相手を屈服させるという父のやり方に反発して家を飛び出したが、内心は『親心』と『父を慕う気持ち』で繋がっていた。
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:愛娘。乗機のヴァルシオンは娘の為に開発していたのだが、彼女の「ださい」の一言で急遽[[ヴァルシオーネ]]が開発された。ただ、そのヴァルシオーネも完全に納得のいくものでは無かったらしく、後に[[ヴァルシオーネR]]へと改修される。力で相手を屈服させるという父のやり方に反発して家を飛び出したが、内心は『親心』と『父を慕う気持ち』で繋がっていた。
 
;[[シュウ・シラカワ]]
 
;[[シュウ・シラカワ]]
:彼とは研究員時代からの知り合いで、ビアンはシュウが敬意を払っていた数少ない人物。歴代スパロボでも最強の天才タッグである。ビアンの真意には気付いており、マップ『暁の決戦』で共闘する。ちなみに二人そろって大ボス格なのに「底力」がなかったりする。
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:同志。彼とは研究員時代からの知り合いで、ビアンはシュウが敬意を払っていた数少ない人物。歴代スパロボでも最強の天才タッグである。ビアンの真意には気付いており、マップ『暁の決戦』で共闘する。ちなみに二人そろって大ボス格なのに「底力」がなかったりする。
 
;[[マサキ・アンドー]]
 
;[[マサキ・アンドー]]
 
:血気盛んな彼と愛機サイバスターを、自分自身とヴァルシオンの圧倒的威圧感で黙らせ、マサキに対してシュウへの私怨を超えた団結を教えた。最期はマサキの一撃でこの世を去ることに。
 
:血気盛んな彼と愛機サイバスターを、自分自身とヴァルシオンの圧倒的威圧感で黙らせ、マサキに対してシュウへの私怨を超えた団結を教えた。最期はマサキの一撃でこの世を去ることに。
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:部下。マイヤーの命によりビアンの親衛隊隊長([[ラストバタリオン]])に。彼が心酔する唯一の人物である。
 
:部下。マイヤーの命によりビアンの親衛隊隊長([[ラストバタリオン]])に。彼が心酔する唯一の人物である。
 
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
 
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
:エルザムが彼を引き入れ、ビアンとの地球圏防衛の意思を共有。以後、理念をエルザムと共にその意思を継ぐ。
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:同志。エルザムが彼を引き入れ、ビアンとの地球圏防衛の意思を共有。以後、理念をエルザムと共にその意思を継ぐ。
 
;[[カークス・ザン・ヴァルハレビア]]
 
;[[カークス・ザン・ヴァルハレビア]]
 
:ビアンの死後、リューネにより力に溺れる考え方がビアンにそっくりだと評された人物。しかし、最終的には大義よりも野心を優先させたカークスと、自身が敗北する事を前提に地球を守る大義のために立ったビアンとではかなり考え方に差がある(LOE発売時はビアンの設定は今ほど細かくなかった為に違和感は無かったが、OGシリーズに組み込まれたリメイク版でもリューネからの扱いは同じである)。
 
:ビアンの死後、リューネにより力に溺れる考え方がビアンにそっくりだと評された人物。しかし、最終的には大義よりも野心を優先させたカークスと、自身が敗北する事を前提に地球を守る大義のために立ったビアンとではかなり考え方に差がある(LOE発売時はビアンの設定は今ほど細かくなかった為に違和感は無かったが、OGシリーズに組み込まれたリメイク版でもリューネからの扱いは同じである)。
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=== αシリーズ ===
 
=== αシリーズ ===
 
;「何もしないという事は生きる事を放棄する事と同じだ。それは生命体の存在意義に反する」<br />「人類に逃げ場なし…だから、選ぶべきは戦いの道…生き残る道だ…」<br />「そして、人類はその道を選んだ。それが無駄な足掻きであろうと、そこには確かに生が有る」<br />「最後まで人間として生きよう。それが、我々の出した答えだ」
 
;「何もしないという事は生きる事を放棄する事と同じだ。それは生命体の存在意義に反する」<br />「人類に逃げ場なし…だから、選ぶべきは戦いの道…生き残る道だ…」<br />「そして、人類はその道を選んだ。それが無駄な足掻きであろうと、そこには確かに生が有る」<br />「最後まで人間として生きよう。それが、我々の出した答えだ」
:[[第3次α]]第53話終了時の[[ソフィア・ネート|ソフィア]]との対話。奇しくも、直前の第52話で[[碇ゲンドウ]]が遺した数々の悲観論と、見事なまでに対を成しているのが興味深い。
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:[[第3次α]]第53話終了時の[[ソフィア・ネート|ソフィア]]との対話。ビアンの論は「例え全てが無駄であろうとも、戦い、抗い、足掻いてこそ人間足りうる。ゆえに、人間である我々は最後まで足掻くべき」というもので、奇しくも、直前の第52話で[[碇ゲンドウ]]が遺した数々の悲観論と、見事なまでに対を成しているのが興味深い。
 
;(若者達よ…その手で未来をつかみとれ…そう、力尽くでだ…)
 
;(若者達よ…その手で未来をつかみとれ…そう、力尽くでだ…)
 
:上記の対話終了後、[[ゼ・バルマリィ帝国]]本星へと旅立った[[αナンバーズ]]の若者達に送るメッセージ。「力尽く」という表現を交えるところが、良くも悪くもビアンらしい。
 
:上記の対話終了後、[[ゼ・バルマリィ帝国]]本星へと旅立った[[αナンバーズ]]の若者達に送るメッセージ。「力尽く」という表現を交えるところが、良くも悪くもビアンらしい。
 
=== OGシリーズ ===
 
=== OGシリーズ ===
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;「正義の味方にでもなるつもりか」
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:マサキとの交錯の後、彼に向けて挑発するように言い放つ。対するマサキは「なる!」と一言で返し、その意志を明らかにした。
 
;「私に勝った責任は取ってもらうぞ」<br />「世界を、この星を守ってもらう」
 
;「私に勝った責任は取ってもらうぞ」<br />「世界を、この星を守ってもらう」
 
:コミカライズ「Record of ATX」にてマサキに撃破された際の台詞。
 
:コミカライズ「Record of ATX」にてマサキに撃破された際の台詞。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ヴァルシオン]]
 
;[[ヴァルシオン]]
:自身が搭乗する『究極ロボ』。ボスクラスの機体としては珍しく、量産性と拡張性に優れる。
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:自身が搭乗する『究極ロボ』。ボスクラスの機体としては珍しく、量産性と拡張性に優れる。本来の色は赤だが、旧シリーズではこのあたりの混乱が著しい。
 
;[[ヴァルシオーネ]]
 
;[[ヴァルシオーネ]]
 
:娘・リューネの為に開発した機体。先進的な技術の数々を搭載しており、その一部はDGGに受け継がれている。
 
:娘・リューネの為に開発した機体。先進的な技術の数々を搭載しており、その一部はDGGに受け継がれている。
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