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=== 人物 ===
 
=== 人物 ===
幼少期、ブリタニアの皇女だった頃は、ルルーシュですら手を焼くほどのやんちゃな子供だった(ノベライズ版では母親譲りの苛烈な性格とも言われていた)が、様々な出来事が原因で、歩行能力と視力を失っており、現在では大人しく物静かな性格となっている。しかし、自身に対して高圧的に接してくる人物に対しても臆しない気丈な一面もあり、漫画『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』ではこの一面がやや強調されている。また、日本人への差別意識も無く、彼らの事を「イレヴン」ではなく、ちゃんと「日本人」と呼んでいる心優しい人物でもある。こういった面からか、アッシュフォード学園内でも、ブリタニア人、日本人を問わず皆から好かれ、アイドル的存在として人気があった。<br />手を触れただけで相手の様子の判別が出来る。また感受性も強く、手を触れた人物の心の中を見抜く特技もある。猫のアーサーの足音を聞いただけで、足を負傷している事にも気付いている。
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幼少期、ブリタニアの皇女だった頃は、ルルーシュですら手を焼くほどのやんちゃな子供だった(ノベライズ版では母親譲りの苛烈な性格とも言われていた)が、様々な出来事が原因で、歩行能力と視力を失っており、現在では大人しく物静かな性格となっている。しかし、自身に対して高圧的に接してくる人物に対しても臆しない気丈な一面もあり、漫画『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』ではこの一面がやや強調されている。また、日本人への差別意識も無く、彼らの事を「[[イレヴン]]」ではなく、ちゃんと「日本人」と呼んでいる心優しい人物でもある。こういった面からか、アッシュフォード学園内でも、ブリタニア人、日本人を問わず皆から好かれ、アイドル的存在として人気があった。<br />手を触れただけで相手の様子の判別が出来る。また感受性も強く、手を触れた人物の心の中を見抜く特技もある。猫のアーサーの足音を聞いただけで、足を負傷している事にも気付いている。
   −
小説版によるとマリアンヌの手によって兄同様遺伝子操作を行われており、C.C.の遺伝子にも含まれている「C感応因子」と呼ばれる因子を埋め込まれている事で、触れた人間の心が読める「精神感応」の力を備える事になり、またマリアンヌの策略でシャルルのギアスをかけられ、両目が見えなくなってしまった事で、精神感応の力が急激に発達していく事になった。<br />ちなみにマリアンヌは、ナナリーが赤ん坊の頃、五感をわざと潰す事によって精神感応の力を上昇させようと画策していたが、研究員に止められ、シャルルもナナリーを気に入っていた事から、「この時」は諦めている。
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小説版によるとマリアンヌの手によって兄同様遺伝子操作を行われており、C.C.の遺伝子にも含まれている「C感応因子」と呼ばれる因子を埋め込まれている事で、触れた人間の心が読める「精神感応」の力を備える事になり、また[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]の策略で[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]のギアスをかけられ、両目が見えなくなってしまった事で、精神感応の力が急激に発達していく事になった。<br />ちなみにマリアンヌは、ナナリーが赤ん坊の頃、五感をわざと潰す事によって精神感応の力を上昇させようと画策していたが、研究員に止められ、シャルルもナナリーを気に入っていた事から、「この時」は諦めている。
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ちなみにドラマCDのいわゆるギャグ回では結構黒い。こんなところでも母親の血を色濃く受け継いでいるのだろうか……
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ちなみに[[ドラマCD]]のいわゆるギャグ回では結構黒い。こんなところでも母親の血を色濃く受け継いでいるのだろうか……
    
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
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以前とはルルーシュとスザクの関係が変化したことを察するが詳細なことは知らされなかった。ユーフェミアの遺志を継ぐつもりで[[行政特区日本]]の再建を宣言するが、1年前の虐殺とそこからブラックリベリオンに至ったという事実から日本人にもブリタニア人にも歓迎されておらず、ゼロと黒の騎士団および彼らの支持者たちの国外脱出に利用されるだけに終わった。ちなみに、シャルルからの命令で、アッシュフォード学園の生徒会メンバーに会ってはならない事になっている。これはメンバーたちがシャルルのギアスでナナリーの記憶を失っていることへの措置である。
 
以前とはルルーシュとスザクの関係が変化したことを察するが詳細なことは知らされなかった。ユーフェミアの遺志を継ぐつもりで[[行政特区日本]]の再建を宣言するが、1年前の虐殺とそこからブラックリベリオンに至ったという事実から日本人にもブリタニア人にも歓迎されておらず、ゼロと黒の騎士団および彼らの支持者たちの国外脱出に利用されるだけに終わった。ちなみに、シャルルからの命令で、アッシュフォード学園の生徒会メンバーに会ってはならない事になっている。これはメンバーたちがシャルルのギアスでナナリーの記憶を失っていることへの措置である。
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ノベライズ版では、黒の騎士団や多くの日本人達が中華連邦に亡命した後の日本での同行が詳しく描かれている。自らの理想を実現させる為には、過去の事から逃げようとはせず、きれいな事だけでなく汚い事もやらねばならないという覚悟を決めている。また、行政特区日本の再建に失敗してしまった事には落胆するものの、日本人に不利益にならない政策を推し進めようとしたり、作中で起きた事件の首謀者のいる敵地に残って、一人で説得を行おうとする大胆さも見せている。これらの活躍が功を成したのか、エリア11を「矯正エリア」から「途上エリア」にまで昇格させるという実績も残している。しかし、こうした経過は日本人をブリタニアに同化させ、独立の気概を失いかねなくさせるため、ルルーシュからはナナリーは問題のある存在になりつつあると危惧されていた。
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ノベライズ版では、黒の騎士団や多くの日本人達が中華連邦に亡命した後の日本での同行が詳しく描かれている。自らの理想を実現させる為には、過去の事から逃げようとはせず、きれいな事だけでなく汚い事もやらねばならないという覚悟を決めている。また、行政特区日本の再建に失敗してしまった事には落胆するものの、日本人に不利益にならない政策を推し進めようとしたり、作中で起きた事件の首謀者のいる敵地に残って、一人で[[説得]]を行おうとする大胆さも見せている。これらの活躍が功を成したのか、エリア11を「矯正エリア」から「途上エリア」にまで昇格させるという実績も残している。しかし、こうした経過は日本人をブリタニアに[[同化]]させ、独立の気概を失いかねなくさせるため、ルルーシュからはナナリーは問題のある存在になりつつあると危惧されていた。
    
後に黒の騎士団がエリア11に襲撃してきた「第二次トウキョウ決戦」の混戦の最中、[[枢木スザク]]の[[ランスロット・コンクエスター]]が放った[[フレイヤ]]の衝撃波で死亡したかに思われたが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策略によって救出されており、代わりに囮のシャトルに乗せられたローマイヤが、フレイヤの衝撃波で死亡する事になった。<br />ルルーシュの皇帝即位後、シュナイゼルによって次期ブリタニアの皇帝に擁立され、同時にルルーシュがゼロである事実や[[ギアス]]の秘密についても聞かされる。ルルーシュが自分の為にゼロになってブリタニアに反逆し、兄弟にまで手にかけているのかと問いただすも、本心を偽ったルルーシュに、自身を「自らが否定した貴族そのもの」と痛烈に批判されてしまう。
 
後に黒の騎士団がエリア11に襲撃してきた「第二次トウキョウ決戦」の混戦の最中、[[枢木スザク]]の[[ランスロット・コンクエスター]]が放った[[フレイヤ]]の衝撃波で死亡したかに思われたが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策略によって救出されており、代わりに囮のシャトルに乗せられたローマイヤが、フレイヤの衝撃波で死亡する事になった。<br />ルルーシュの皇帝即位後、シュナイゼルによって次期ブリタニアの皇帝に擁立され、同時にルルーシュがゼロである事実や[[ギアス]]の秘密についても聞かされる。ルルーシュが自分の為にゼロになってブリタニアに反逆し、兄弟にまで手にかけているのかと問いただすも、本心を偽ったルルーシュに、自身を「自らが否定した貴族そのもの」と痛烈に批判されてしまう。
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:最愛の兄。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]としてブリタニアと戦っていることは知らない。そして[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|兄]][[ユーフェミア・リ・ブリタニア|妹]]たちを手にかけたことも…。結果としてナナリーの行動はゼロとしての兄の行動の足を引っ張ることもある。<br />R2終盤で事実を知り、独裁者の道を選んだルルーシュと敵対する道を選ぶ。しかし、ルルーシュが自らの全てを犠牲にして世界を変えようとしていた真意に気づく事は出来ず、彼が命を落とす寸前に知ったナナリーは、事切れ永遠に目を開ける事の無いルルーシュの遺体に泣きすがるしかなかった(ただし、ルルーシュ皇帝の最期の後の描写が少なく、また劇中で不死身の人物が存在するためルルーシュがそうなった可能性を示唆するような描写がある)。
 
:最愛の兄。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]としてブリタニアと戦っていることは知らない。そして[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|兄]][[ユーフェミア・リ・ブリタニア|妹]]たちを手にかけたことも…。結果としてナナリーの行動はゼロとしての兄の行動の足を引っ張ることもある。<br />R2終盤で事実を知り、独裁者の道を選んだルルーシュと敵対する道を選ぶ。しかし、ルルーシュが自らの全てを犠牲にして世界を変えようとしていた真意に気づく事は出来ず、彼が命を落とす寸前に知ったナナリーは、事切れ永遠に目を開ける事の無いルルーシュの遺体に泣きすがるしかなかった(ただし、ルルーシュ皇帝の最期の後の描写が少なく、また劇中で不死身の人物が存在するためルルーシュがそうなった可能性を示唆するような描写がある)。
 
;[[枢木スザク]]
 
;[[枢木スザク]]
:幼少期に仲良くしてもらっていた。今でも何かと気にかけてくれ、ナナリーはスザクに淡い想いを寄せていたようだが、彼がユーフェミアと惹かれ合ってる事に気付いた時には、複雑な物言いをしていた。小説版では彼が父親を殺したことに当初から気づいており、最終決戦では彼への想いを断ち切る為、あえて彼がそのことへの罪悪感に囚われていることを貶す言葉を浴びせる。
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:幼少期に仲良くしてもらっていた。今でも何かと気にかけてくれ、ナナリーはスザクに淡い想いを寄せていたようだが、彼がユーフェミアと惹かれ合ってる事に気付いた時には、複雑な物言いをしていた。
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:小説版では彼が父親を殺したことに当初から気づいており、最終決戦では彼への想いを断ち切る為、あえて彼がそのことへの罪悪感に囚われていることを貶す言葉を浴びせる。
 
;枢木ゲンブ
 
;枢木ゲンブ
 
:スザクの父で日本最後の首相。媒体によって関係が大きく変わりドラマCDや漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』では彼女との婚約の発表を考えているが、小説版では取引のために彼女を殺そうとしていた。
 
:スザクの父で日本最後の首相。媒体によって関係が大きく変わりドラマCDや漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』では彼女との婚約の発表を考えているが、小説版では取引のために彼女を殺そうとしていた。
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
:異母姉妹で、互いを大切に思っている。幼少期はどちらがルルーシュのお嫁さんになるか取り合っていたらしく、現在も想い人が同じである事からも、男性の好みは似通っている模様。姉の死を知らない時点で「もう一度ユフィ姉様とお話したい」とルルーシュに電話をかけるシーンは悲しいものがある。再世篇の黒の騎士団ルートでは生きていた彼女やコーネリア、シュナイゼルと共に連邦の改革に尽力する。
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:異母姉妹で、互いを大切に思っている。幼少期はどちらがルルーシュのお嫁さんになるか取り合っていたらしく、現在も想い人が同じである事からも、男性の好みは似通っている模様。姉の死を知らない時点で「もう一度ユフィ姉様とお話したい」とルルーシュに電話をかけるシーンは悲しいものがある。
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:再世篇の黒の騎士団ルートでは生きていた彼女やコーネリア、シュナイゼルと共に連邦の改革に尽力する。
 
;[[C.C.]]
 
;[[C.C.]]
 
:いつの間にかクラブハウスに押しかけてきた彼女に対しても別け隔てなく接している。一緒に暮らしているということまでは知らなかったが。<br />小説版ではR2終盤で死の間際にナナリーの能力を知ったルルーシュが「C.C.に力を制御する方法を教えてもらえ」と言っているので、その件で繋がりが出来たと思われるが、C.C.は旅に出てしまったので詳細は不明。
 
:いつの間にかクラブハウスに押しかけてきた彼女に対しても別け隔てなく接している。一緒に暮らしているということまでは知らなかったが。<br />小説版ではR2終盤で死の間際にナナリーの能力を知ったルルーシュが「C.C.に力を制御する方法を教えてもらえ」と言っているので、その件で繋がりが出来たと思われるが、C.C.は旅に出てしまったので詳細は不明。
 
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
 
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
:母親。彼女の暗殺に巻き込まれ、視力と歩行能力を失ったということになっている。実際は目撃者に仕立てられてそういう役割を父のギアスによって押し付けられてしまった。事件の真相も最終的に兄のルルーシュが父だけでなく母にも引導を渡した事も最後まで知ることはなかった。もっとも真相を知ってしまったら一層ナナリーの心は絶望に支配されてしまうであろうからそのほうがいいと思うが……
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:母親。彼女の暗殺に巻き込まれ、視力と歩行能力を失ったということになっている。実際は目撃者に仕立てられてそういう役割を父のギアスによって押し付けられてしまった。
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:事件の真相も最終的に兄のルルーシュが父だけでなく母にも引導を渡した事も最後まで知ることはなかった。もっとも真相を知ってしまったら一層ナナリーの心は絶望に支配されてしまうであろうからそのほうがいいと思うが……
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]
 
:異母姉で皇女時代は彼女にも可愛がってもらっていた。小説版ではコゥお姉様と呼んでいる。再会したときにはルルーシュへの復讐として剣を向けられた(本気で斬るつもりはなかった)。彼女からルルーシュがゼロであった事やギアスの秘密を教えられる様子が描写されている。その後も彼女からはナナリーがユーフェミアの仇であるルルーシュにとっての宝であるため複雑な気持ちを抱かれている。
 
:異母姉で皇女時代は彼女にも可愛がってもらっていた。小説版ではコゥお姉様と呼んでいる。再会したときにはルルーシュへの復讐として剣を向けられた(本気で斬るつもりはなかった)。彼女からルルーシュがゼロであった事やギアスの秘密を教えられる様子が描写されている。その後も彼女からはナナリーがユーフェミアの仇であるルルーシュにとっての宝であるため複雑な気持ちを抱かれている。
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:ナイト・オブ・ラウンズのメンバーでも同じ年にあたる存在で、車椅子を押していた事もあった。<br />小説版ではナナリーに対してもずけずけと物を言う態度であったが、ローマイヤと違って嘘を言わない態度から、逆にナナリーに信頼されていた。それ故か、終盤では身体の不自由故の苦しみを抱えていた本心をぶつけられるに至っている。
 
:ナイト・オブ・ラウンズのメンバーでも同じ年にあたる存在で、車椅子を押していた事もあった。<br />小説版ではナナリーに対してもずけずけと物を言う態度であったが、ローマイヤと違って嘘を言わない態度から、逆にナナリーに信頼されていた。それ故か、終盤では身体の不自由故の苦しみを抱えていた本心をぶつけられるに至っている。
 
;[[アリシア・ローマイヤ]]
 
;[[アリシア・ローマイヤ]]
:ナナリーの監視役として補佐についているが、建前上従っているだけで、イレブンの人権を認めようとする彼女を疎ましく思っている。平気で嘘も突く為に、嘘を見抜く能力を持ったナナリーからも全く信頼されていない。シュナイゼルの策によってナナリーの身代わりとなってフレイヤの爆発に巻き込まれ死亡。
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:ナナリーの監視役として補佐についているが、建前上従っているだけで、イレヴンの人権を認めようとする彼女を疎ましく思っている。平気で嘘も突く為に、嘘を見抜く能力を持ったナナリーからも全く信頼されていない。シュナイゼルの策によってナナリーの身代わりとなってフレイヤの爆発に巻き込まれ死亡。
 
;カリーヌ・ネ・ブリタニア
 
;カリーヌ・ネ・ブリタニア
 
:第5皇女。異母姉であるが彼女はナナリーが自分と同じ血を分けていることを疎ましく思っており、皇族に復帰してからはいびられた。彼女はルルーシュにギアスを掛けられ皇族としての地位を失った挙句、最期は皮肉にもナナリーとシュナイゼルによる帝都へのフレイア攻撃によって殺されてしまった。SRW未登場。
 
:第5皇女。異母姉であるが彼女はナナリーが自分と同じ血を分けていることを疎ましく思っており、皇族に復帰してからはいびられた。彼女はルルーシュにギアスを掛けられ皇族としての地位を失った挙句、最期は皮肉にもナナリーとシュナイゼルによる帝都へのフレイア攻撃によって殺されてしまった。SRW未登場。
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== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[リリーナ・ドーリアン]]
 
;[[リリーナ・ドーリアン]]
:[[第2次Z]]では留学生である彼女とはアッシュフォード学園の生徒会メンバーであり、共にプリンセス同士。再世篇では本来のプリンセスとなった状態で親しく語り合う姿も見られた。お互いの兄の性格も似ているところがある。
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:[[第2次Z]]では留学生である彼女とはアッシュフォード学園の生徒会メンバーであり、共にプリンセス同士。再世篇では本来のプリンセスとなった状態で親しく語り合う姿も見られた。お互いの[[ゼクス・マーキス|兄]]の性格も似ているところがある。
 
;[[沙慈・クロスロード]]、[[ルイス・ハレヴィ]]
 
;[[沙慈・クロスロード]]、[[ルイス・ハレヴィ]]
 
:[[第2次Z]]ではアッシュフォード学園の生徒会メンバー。彼らは[[ブラックリベリオン]]前に学園を退学したためギアスによる記憶操作を受けることがなく、ナナリーがエリア11総督に就任したことを怪訝に感じていた。
 
:[[第2次Z]]ではアッシュフォード学園の生徒会メンバー。彼らは[[ブラックリベリオン]]前に学園を退学したためギアスによる記憶操作を受けることがなく、ナナリーがエリア11総督に就任したことを怪訝に感じていた。
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;「お兄様…、嘘ですよね、ニュース」
 
;「お兄様…、嘘ですよね、ニュース」
 
:クロヴィス暗殺の犯人がスザクだというニュースを聞いてルルーシュに語りかける。確かにニュースは嘘ではあるのだが、彼女にとってスザク以上に大事なルルーシュが犯人とはこの時、夢にも思わなかった。
 
:クロヴィス暗殺の犯人がスザクだというニュースを聞いてルルーシュに語りかける。確かにニュースは嘘ではあるのだが、彼女にとってスザク以上に大事なルルーシュが犯人とはこの時、夢にも思わなかった。
;「ゲームにしては悪質じゃありませんか?お兄様を悲しませるつもりなら、私が許しません!」
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;「ゲームにしては悪質じゃありませんか? お兄様を悲しませるつもりなら、私が許しません!」
 
:マオに誘拐された際、一連の行動をゲームと称するマオをこの言葉で非難した。マオからは「大したものだねえ、君たち兄妹は!」と返答されたがルルーシュがゼロであることを知らないナナリーにはこの言葉の意味を理解はできなかったであろう。
 
:マオに誘拐された際、一連の行動をゲームと称するマオをこの言葉で非難した。マオからは「大したものだねえ、君たち兄妹は!」と返答されたがルルーシュがゼロであることを知らないナナリーにはこの言葉の意味を理解はできなかったであろう。
 
;「黙っていてもらえますか。お兄様と私のこと…」<br />「私はお兄様と一緒に暮らしていければそれだけで…」
 
;「黙っていてもらえますか。お兄様と私のこと…」<br />「私はお兄様と一緒に暮らしていければそれだけで…」
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=== R2 ===
 
=== R2 ===
;「もしもし、お兄様?お兄様なのでしょう?私です、ナナリーです!総督として来週そちらに…。聞こえていますか、お兄様?ナナリーです!」
+
;「もしもし、お兄様? お兄様なのでしょう? 私です、ナナリーです! 総督として来週そちらに…。聞こえていますか、お兄様? ナナリーです!」
 
:R2での最初の言葉。スザクから代わった電話の相手が行方不明と聞かされていたルルーシュだと気づき、喜んでいる。しかし、ルルーシュからは他人として振舞わなければいけないと返答され、ルルーシュとスザクの関係に疑問を抱くことになった。
 
:R2での最初の言葉。スザクから代わった電話の相手が行方不明と聞かされていたルルーシュだと気づき、喜んでいる。しかし、ルルーシュからは他人として振舞わなければいけないと返答され、ルルーシュとスザクの関係に疑問を抱くことになった。
;(スザクさんは嘘をついているのかしら?でも、それならお兄様も…。お二人の間に何が…)
+
;(スザクさんは嘘をついているのかしら? でも、それならお兄様も…。お二人の間に何が…)
 
:ルルーシュとの電話を終えた後の独白。ルルーシュは自分とは他人として接しなければならないといい、スザクは電話の相手がルルーシュだと自分に教えもしなかったことに疑問を感じている。一年前まではお互いを大事に思っていた2人だが、このときは逆に本心から憎しみ合う間柄になっているとは知る由もなかった。
 
:ルルーシュとの電話を終えた後の独白。ルルーシュは自分とは他人として接しなければならないといい、スザクは電話の相手がルルーシュだと自分に教えもしなかったことに疑問を感じている。一年前まではお互いを大事に思っていた2人だが、このときは逆に本心から憎しみ合う間柄になっているとは知る由もなかった。
;「そこにいるのはゼロ、ゼロなのですか? …やはり、ゼロなのですね。私も殺すのですか?クロヴィス兄様のように、ユフィ姉様のように。でも、少しだけ待っていただけないでしょうか?あなたは間違っていると思うのです!」<br />(あのゼロがいま私の目の前にいる…!お兄様、どうか私に勇気をください)
+
;「そこにいるのはゼロ、ゼロなのですか? …やはり、ゼロなのですね。私も殺すのですか? クロヴィス兄様のように、ユフィ姉様のように。でも、少しだけ待っていただけないでしょうか? あなたは間違っていると思うのです!」<br />(あのゼロがいま私の目の前にいる…! お兄様、どうか私に勇気をください)
 
:初めてゼロと一人で対峙したとき(それ以前にも一度アッシュフォード学園の生徒会メンバーと共にゼロと会ったことがある)の独白。クロヴィス、ユーフェミアを殺した相手を目の前にして恐怖と向き合い、兄に願いを送っている。しかし、目の前のゼロがその兄であるとは夢にも思っていない。
 
:初めてゼロと一人で対峙したとき(それ以前にも一度アッシュフォード学園の生徒会メンバーと共にゼロと会ったことがある)の独白。クロヴィス、ユーフェミアを殺した相手を目の前にして恐怖と向き合い、兄に願いを送っている。しかし、目の前のゼロがその兄であるとは夢にも思っていない。
 
;「お兄さま…スザクさん…。私は…お二人の敵です!」
 
;「お兄さま…スザクさん…。私は…お二人の敵です!」
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;「もう、目を背けてはいられないから」
 
;「もう、目を背けてはいられないから」
 
:そして、ルルーシュとの対面にギアスにより閉じられた目を開く。劇中で明確に描写されたかけられたギアスを自ら打ち破る瞬間でもあった。
 
:そして、ルルーシュとの対面にギアスにより閉じられた目を開く。劇中で明確に描写されたかけられたギアスを自ら打ち破る瞬間でもあった。
;「いつ、私がそんなことを頼みましたか?私はただお兄様と暮らせればそれだけでよかったのに・・・」
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;「いつ、私がそんなことを頼みましたか? 私はただお兄様と暮らせればそれだけでよかったのに・・・」
 
:最終話『Re:』にて、ナナリーのために反逆を始めたと語るルルーシュへの反論。しかし、ルルーシュにはこの考えを否定される。他の媒体(小説、漫画)では「それは負ける考えだ」とさらに明確に否定されている。
 
:最終話『Re:』にて、ナナリーのために反逆を始めたと語るルルーシュへの反論。しかし、ルルーシュにはこの考えを否定される。他の媒体(小説、漫画)では「それは負ける考えだ」とさらに明確に否定されている。
;  ナナリー「それは卑劣なのです。人の心を捻じ曲げ尊厳を踏みにじるギアスは」<br />ルルーシュ「ではダモクレスはどうだ。強制的に人を従わせる卑劣なシステムじゃないのか?」<br />  ナナリー「'''ダモクレスは憎しみの象徴になります'''」<br />       「憎しみはここに集めるんです。みんなが明日を迎えるためにも」
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;  ナナリー「それは卑劣なのです。人の心を捻じ曲げ尊厳を踏みにじるギアスは」<br />ルルーシュ「ではダモクレスはどうだ。強制的に人を従わせる卑劣なシステムじゃないのか?」<br />  ナナリー「ダモクレスは憎しみの象徴になります」<br />       「憎しみはここに集めるんです。みんなが明日を迎えるためにも」
 
:ギアスを卑劣と評したナナリーは直後、ルルーシュからダモクレスこそ卑劣ではないかと評される。だが、ナナリーの考えは奇しくもルルーシュの真意と同じものであった。そして、だからこそルルーシュは彼女の意思を否定する……
 
:ギアスを卑劣と評したナナリーは直後、ルルーシュからダモクレスこそ卑劣ではないかと評される。だが、ナナリーの考えは奇しくもルルーシュの真意と同じものであった。そして、だからこそルルーシュは彼女の意思を否定する……
;「お兄様は悪魔です! 卑劣で…卑怯で!なんて…なんてひどい!」
+
;「お兄様は悪魔です! 卑劣で…卑怯で! なんて…なんてひどい!」
 
:ルルーシュにギアスをかけられダモクレスの鍵を渡してしまった直後に発した罵倒。この時の無言で立ち去るルルーシュの顔は苦渋に満ちていた。
 
:ルルーシュにギアスをかけられダモクレスの鍵を渡してしまった直後に発した罵倒。この時の無言で立ち去るルルーシュの顔は苦渋に満ちていた。
;「そんな…お兄様は、今まで……お兄様、愛しています!」<br />「お兄様!いや!目を開けてください!お兄様!お兄様―――!!」
+
;「そんな…お兄様は、今まで……お兄様、愛しています!」<br />「お兄様! いや! 目を開けてください! お兄様! お兄様―――!!」
 
:ゼロ・レクイエムにて。全てを悟ったナナリーはゼロに討たれたルルーシュの手を取り、涙を流すが…
 
:ゼロ・レクイエムにて。全てを悟ったナナリーはゼロに討たれたルルーシュの手を取り、涙を流すが…
 
;「ずるいです。私はお兄様だけでよかったのに…」<br />「お兄様のいない明日なんて…そんなの………あぁぁ…あぁ…うあああああぁ―――!!」
 
;「ずるいです。私はお兄様だけでよかったのに…」<br />「お兄様のいない明日なんて…そんなの………あぁぁ…あぁ…うあああああぁ―――!!」
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=== その他 ===
 
=== その他 ===
;「'''走れる!飛べる!もうあんな車イスなんか必要ない! これが私の新しい身体!アハハハハハ!!'''」<br />'''貴様らが! 貴様らがお兄様を殺したなあ!'''
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;「走れる! 飛べる! もうあんな車イスなんか必要ない! これが私の新しい身体! アハハハハハ!!」<br />「貴様らが! 貴様らがお兄様を殺したなあ!」
:漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』第2話冒頭より。アニメ本編のナナリーからは考えられない好戦的な台詞にアニメを知る読者は唖然とした。当のナナリーも戦いが終わった後、この時の自分を「自分ではない」と信じられず「悪夢」と呼んでいた。
+
:漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』第2話冒頭より。'''アニメ本編のナナリーからは考えられない好戦的な台詞'''にアニメを知る読者は唖然とした。当のナナリーも戦いが終わった後、この時の自分を「自分ではない」と信じられず「悪夢」と呼んでいた。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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