「クトゥルフ」の版間の差分

 
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==クトゥルフ(Cthulhu)==
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クトゥルフ(Cutowolf<ref>角川書店『戦え!!イクサー1 MEDIAMIX SPECIAL』98頁。</ref>)とは、『[[戦え!! イクサー1]]』に登場する勢力。
[[戦え!! イクサー1]]』に登場する、[[異星人]]による敵勢力。女性のみで構成されており(小説版では男性が絶滅し、人工的に生まれる子も皆女だった
 
たと書かれている)、それ故コバルトとセピアのような同性愛はごく普通に行なわれている模様。続編『[[冒険! イクサー3]]』にも継続して登場している。
 
  
タコかイカのような触手の軟体生物を戦闘員として使役しており、これらを人間の体に寄生させればその対象を操ることもできる。寄生された人間の身体を食い破って触手の怪物が正体を現すシーンのグロさはOVA作品ならではだろう。
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== 概要 ==
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『イクサー1』に登場する[[異星人]]による敵対勢力。後述のクリーチャーを除けば女性のみで構成されており<ref>小説版では男性のクトゥルフ人もかつてはいたが、あるときを境に男性の出生率が急激に激減・ついには絶滅してしまった事が[[イクサー1]]の口から語られている。この事に関しては女王が人工授精による子作りしか認めなかったため、種を保存する手段として片棒を担げなくなった男が種として限界にきたともいわれている。</ref>、それ故[[コバルト]]と[[セピア]]のような同性愛はごく普通に行なわれている模様。続編『[[冒険! イクサー3]]』にも継続して登場している。
  
名前の由来はアメリカ合衆国の小説家、[[クトゥルフ神話|故ハワード・フィリップス・ラヴクラフト氏の作品群に登場する架空の神性「クトゥルフ」]]から。名前以外に原典との共通点はない(小説版では名称が同じであることについては、彼女たちの種族を地球の言語でそう呼ぶだけであって、クトゥルフ神話とはどんなつながりがあるのか分からない、と説明されている)。
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タコかイカのような触手の軟体生物を戦闘員として使役しており、これらを人間の体に寄生させればその対象を操ることもできる。
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名前の由来はアメリカ合衆国の小説家「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト」の作品群に登場する架空の神性「[[クトゥルフ神話|クトゥルフ]]」だが、名前以外に原典との共通点はない<ref>小説版では彼女らの種族を地球の言葉に言い表せば「クトゥルフ」となるだけで、クトゥルフ神話との関連性は不明とされている。</ref>。また個人の名前は、イクサー1などを除くと色彩関係から取られていると思われる。
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=== 小説版 ===
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小説版では彼女たちの経歴について詳細な説明がなされている。
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それによると、元々はどこかの星の人間種族であったが、争いの激化とそれにともなう兵器の発達によって延々と戦争を行い、母星を回復不能なまでに疲弊させてしまう。ことここにいたって自らの過ちに気付いた彼女らは新たに建造した宇宙船に一万人のクトゥルフをコールドスリープさせて居住可能な惑星を目指そうとした。
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こうして[[サー・バイオレット]]の指導の元に長い流浪の旅が始まったわけだが、居住候補となる惑星には悉く知能・進化レベルにおいて自分たちに近しいレベルの生命体が存在してしまっていたため、先住民との戦争を恐れて移住しなかった。そんなある時、ふとしたことから居住可能な星を侵略するという邪心を抱いたサー・バイオレットはその心の闇を宇宙に漂流していた[[ビッグゴールド]]に突かれ、配下にされてしまう事から、物語は始まる。
  
 
==関連人物==
 
==関連人物==
;[[ビッグゴールド]]:クトゥルフを乗っ取った存在。サー・バイオレットの邪心から生まれた。  
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;[[ビッグゴールド]]
;[[サー・バイオレット]]:クトゥルフの指導者。イクサー1とビッグゴールドの生みの親。
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:クトゥルフを乗っ取った存在。サー・バイオレットの邪心から生まれた。  
;[[コバルト]]:クトゥルフの戦士。イクサー1に敗れ、戦死する。
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;[[サー・バイオレット]]
;[[セピア]]:コバルトの恋人。イクサー2のパートナーになってイクサー1に戦いを挑む。
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:クトゥルフの指導者。イクサー1とビッグゴールドの生みの親。
;[[イクサー1]]:クトゥルフを守護する最強の戦士。サー・バイオレットの良心から生まれた。ビッグゴールドの野望を阻止するため、あえてクトゥルフに敵対することになる。『冒険! イクサー3』ではサー・バイオレットの跡を継いで指導者になる。
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;[[コバルト]]
;[[イクサー2]]:イクサー1を抹殺するため、ビッグゴールドによって生み出された戦士。イクサー1を上回る実力を持つ。戦いの末に命を落としたが、『冒険! イクサー3』で復活する。
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:クトゥルフの戦士。イクサー1に敗れ、戦死する。
;[[イクサー3]]:イクサー1、イクサー2の妹。思考、戦術ともに幼いが2人に引けをとらないパワーを持つ。
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;[[セピア]]
;[[シスターグレイ]]:イクサー1が指導者になってからの参謀。科学者であり、彼女によってイクサー3は生み出された。
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:コバルトの恋人。イクサー2のパートナーになってイクサー1に戦いを挑む。
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;[[イクサー1]]
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:クトゥルフを守護する最強の戦士。サー・バイオレットの良心から生まれた。ビッグゴールドの野望を阻止するため、あえてクトゥルフに敵対することになる。『冒険! イクサー3』ではサー・バイオレットの跡を継いで指導者になる。
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;[[イクサー2]]
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:イクサー1を抹殺するため、ビッグゴールドによって生み出された戦士。イクサー1を上回る実力を持つ。戦いの末に命を落としたが、『冒険! イクサー3』で復活する。
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:イクサー1、イクサー2の妹。思考、戦術ともに幼いが2人に引けをとらないパワーを持つ。
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:イクサー1が指導者になってからの参謀。科学者であり、彼女によってイクサー3は生み出された。
  
 
==登場作品==
 
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;[[スーパーロボット大戦L]]:初登場作品。本作では『[[獣装機攻ダンクーガノヴァ]]』の[[ムーンWILL]]と同盟を結んでいる。
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:初登場作品。本作では『[[獣装機攻ダンクーガノヴァ]]』の[[ムーンWILL]]と同盟を結んでいる。
  
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2020年9月4日 (金) 22:02時点における最新版

クトゥルフ(Cutowolf[1])とは、『戦え!! イクサー1』に登場する勢力。

概要編集

『イクサー1』に登場する異星人による敵対勢力。後述のクリーチャーを除けば女性のみで構成されており[2]、それ故コバルトセピアのような同性愛はごく普通に行なわれている模様。続編『冒険! イクサー3』にも継続して登場している。

タコかイカのような触手の軟体生物を戦闘員として使役しており、これらを人間の体に寄生させればその対象を操ることもできる。

名前の由来はアメリカ合衆国の小説家「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト」の作品群に登場する架空の神性「クトゥルフ」だが、名前以外に原典との共通点はない[3]。また個人の名前は、イクサー1などを除くと色彩関係から取られていると思われる。

小説版編集

小説版では彼女たちの経歴について詳細な説明がなされている。

それによると、元々はどこかの星の人間種族であったが、争いの激化とそれにともなう兵器の発達によって延々と戦争を行い、母星を回復不能なまでに疲弊させてしまう。ことここにいたって自らの過ちに気付いた彼女らは新たに建造した宇宙船に一万人のクトゥルフをコールドスリープさせて居住可能な惑星を目指そうとした。

こうしてサー・バイオレットの指導の元に長い流浪の旅が始まったわけだが、居住候補となる惑星には悉く知能・進化レベルにおいて自分たちに近しいレベルの生命体が存在してしまっていたため、先住民との戦争を恐れて移住しなかった。そんなある時、ふとしたことから居住可能な星を侵略するという邪心を抱いたサー・バイオレットはその心の闇を宇宙に漂流していたビッグゴールドに突かれ、配下にされてしまう事から、物語は始まる。

関連人物編集

ビッグゴールド
クトゥルフを乗っ取った存在。サー・バイオレットの邪心から生まれた。
サー・バイオレット
クトゥルフの指導者。イクサー1とビッグゴールドの生みの親。
コバルト
クトゥルフの戦士。イクサー1に敗れ、戦死する。
セピア
コバルトの恋人。イクサー2のパートナーになってイクサー1に戦いを挑む。
イクサー1
クトゥルフを守護する最強の戦士。サー・バイオレットの良心から生まれた。ビッグゴールドの野望を阻止するため、あえてクトゥルフに敵対することになる。『冒険! イクサー3』ではサー・バイオレットの跡を継いで指導者になる。
イクサー2
イクサー1を抹殺するため、ビッグゴールドによって生み出された戦士。イクサー1を上回る実力を持つ。戦いの末に命を落としたが、『冒険! イクサー3』で復活する。
イクサー3
イクサー1、イクサー2の妹。思考、戦術ともに幼いが2人に引けをとらないパワーを持つ。
シスターグレイ
イクサー1が指導者になってからの参謀。科学者であり、彼女によってイクサー3は生み出された。

登場作品編集

スーパーロボット大戦L
初登場作品。本作では『獣装機攻ダンクーガノヴァ』のムーンWILLと同盟を結んでいる。

脚注編集

  1. 角川書店『戦え!!イクサー1 MEDIAMIX SPECIAL』98頁。
  2. 小説版では男性のクトゥルフ人もかつてはいたが、あるときを境に男性の出生率が急激に激減・ついには絶滅してしまった事がイクサー1の口から語られている。この事に関しては女王が人工授精による子作りしか認めなかったため、種を保存する手段として片棒を担げなくなった男が種として限界にきたともいわれている。
  3. 小説版では彼女らの種族を地球の言葉に言い表せば「クトゥルフ」となるだけで、クトゥルフ神話との関連性は不明とされている。