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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[ジオン公国軍]]大尉。「青い巨星」の[[異名]]を持つ優れた[[モビルスーツ]][[パイロット]]だが、元々はゲリラ戦の専門家でもある根っからの職業軍人である。これは父親のジンバ・ラルの教育と鍛錬による所がかなり大きい。父親により少しだけ粗暴だった青年期から騎士道精神を徹底的に叩き込まれことにより現在の彼の人格が形成された。作中では[[グフ]]に搭乗。 | + | [[ジオン公国軍]]大尉。「青い巨星」の[[異名]]を持つ優れた[[モビルスーツ]][[パイロット]]だが、元々はゲリラ戦の専門家でもある根っからの職業軍人である。これは父親のジンバ・ラルの教育と鍛錬によるところがかなり大きい。父親により少しだけ粗暴だった青年期から騎士道精神を徹底的に叩き込まれことにより現在の彼の人格が形成された。作中では[[グフ]]に搭乗。 |
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| 軍人としての実力と人柄で部下からの[[信頼|信任]]は厚いが、ジオン・ズム・ダイクンの側近ジンバ・ラルの息子なので、[[ザビ家|ザビ派]]で占められる軍上層部から疎まれ、出世が見込めなかった。 | | 軍人としての実力と人柄で部下からの[[信頼|信任]]は厚いが、ジオン・ズム・ダイクンの側近ジンバ・ラルの息子なので、[[ザビ家|ザビ派]]で占められる軍上層部から疎まれ、出世が見込めなかった。 |
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− | 小説版によればアムロからはある種の父親像として見られており、彼もまた擬似的な息子として見ており一方でセイラに纏わり付く『悪い虫』とも呼び内心はかなり複雑なものがある。
| + | 小説版によれば[[アムロ・レイ]]からはある種の父親像として見られており、彼もまた擬似的な息子として見ており一方でセイラに纏わり付く『悪い虫』とも呼び内心はかなり複雑なものがある。 |
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| なおジンバ・ラルはアルテイシアとラルを直接、引き合わせ当時から姫として息子のラルにも騎士として絶対の忠義と忠誠を誓わせた張本人でもある。 | | なおジンバ・ラルはアルテイシアとラルを直接、引き合わせ当時から姫として息子のラルにも騎士として絶対の忠義と忠誠を誓わせた張本人でもある。 |
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| 「ザビ家の子息の仇討ち」を命じられ、成功すれば家族や部下達の生活の安定に繋がるという動機でそれを受諾する。しかし戦場で大切な姫であるセイラことアルテイシアに手を出す事を決して良しとはしなかった忠義の人でもある。キャスバルとアルテイシアをザビ家から逃がして、父ジンバ・ラルの旧知の友人である資産家のドン・テアボロことテアボロ・マスに託し彼の家に匿い籍を入れ名を変えさせた張本人でもあり、一時期のみシャアとセイラの幼少時の養育役を務めた。「ザビ家の子息の仇討ち」を命じられたのはこれによるものが大きい。 | | 「ザビ家の子息の仇討ち」を命じられ、成功すれば家族や部下達の生活の安定に繋がるという動機でそれを受諾する。しかし戦場で大切な姫であるセイラことアルテイシアに手を出す事を決して良しとはしなかった忠義の人でもある。キャスバルとアルテイシアをザビ家から逃がして、父ジンバ・ラルの旧知の友人である資産家のドン・テアボロことテアボロ・マスに託し彼の家に匿い籍を入れ名を変えさせた張本人でもあり、一時期のみシャアとセイラの幼少時の養育役を務めた。「ザビ家の子息の仇討ち」を命じられたのはこれによるものが大きい。 |
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− | 上官である[[ドズル・ザビ]]から命じられて[[ガルマ・ザビ]]の「仇討ち部隊」として[[ランバ・ラル隊]]を率いて[[ホワイトベース]]をつけ狙う。しかし、[[ガンダム]]との戦いでグフを撃破されてしまい、[[補給]]を受けられないまま[[白兵戦]]に持ち込むが、失敗。自身が決して手を出してはならない絶対の忠誠を誓うべきジオン・ズム・ダイクンの遺児であるセイラがいたこと、自身が死ねば部下達が死なずに済むかも知れないと言う覚悟を抱えつつ、様々な原因が重なった結果、敗北を悟ったラルは、アムロ達の前で[[自爆]]して自らの命を絶つ。 | + | 上官である[[ドズル・ザビ]]から命じられて[[ガルマ・ザビ]]の「仇討ち部隊」として[[ランバ・ラル隊]]を率いて[[ホワイトベース]]をつけ狙う。しかし、[[ガンダム]]との戦いでグフを撃破されてしまい、[[補給]]を受けられないまま[[白兵戦]]に持ち込むが、失敗。自身が決して手を出してはならない絶対の忠誠を誓うべきジオン・ズム・ダイクンの遺児であるセイラがいたこと、自身が死ねば部下たちが死なずに済むかも知れないという覚悟を抱えつつ、様々な原因が重なった結果、敗北を悟ったラルはアムロたちの前で[[自爆]]して自らの命を絶つ。 |
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− | [[アムロ・レイ]]にとってランバ・ラルとは[[シャア・アズナブル]]の次に登場した「第二の[[ライバル|強敵]]」と言える存在で、彼との出会いと戦い、そしてその死はアムロを[[技量]]や精神面において大きく成長させる事となる。
| + | アムロにとってラルは[[シャア・アズナブル]]の次に登場した「第二の[[ライバル|強敵]]」と言える存在で、彼との出会いと戦い、そしてその死はアムロを[[技量]]や精神面において大きく成長させる事となる。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ::シナリオ「ラストバタリオン再び」が無くなった為一回出番が減った以外は『第2次』と一緒。 | | ::シナリオ「ラストバタリオン再び」が無くなった為一回出番が減った以外は『第2次』と一緒。 |
| ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}} | | ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}} |
− | :シナリオ「ガトー襲撃」に増援部隊として登場。ガトーが撃墜されたか否かで台詞に変化がある。今回は、[[グフ]]の代わりに機体カラーの青い[[ケンプファー]]に乗っている。セイラと戦闘すると原作に準じた会話があり、以後攻撃してこなくなる。 | + | :シナリオ「ガトー襲撃」に増援部隊として登場。ガトーが撃墜されたか否かで台詞に変化がある。今回はグフの代わりに機体カラーの青い[[ケンプファー]]に乗っている。セイラと戦闘すると原作に準じた会話があり、以後攻撃してこなくなる。 |
| ;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}) | | ;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}) |
| :シナリオ「ブライトの帰還」の5EP増援部隊で登場。[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]が撃墜されたかどうかで台詞が変化する。『第3次』に引き続き乗機はケンプファー。 | | :シナリオ「ブライトの帰還」の5EP増援部隊で登場。[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]が撃墜されたかどうかで台詞が変化する。『第3次』に引き続き乗機はケンプファー。 |
| :原作における[[ジオン公国軍]]所属キャラクターの大半が本作では[[ノイエDC]]に鞍替えする中、彼の部隊とシーマだけはDCに残留している。ラル本人によると[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]と[[ジオン・ズム・ダイクン|ジオン]]への義理を果たすためとのこと。 | | :原作における[[ジオン公国軍]]所属キャラクターの大半が本作では[[ノイエDC]]に鞍替えする中、彼の部隊とシーマだけはDCに残留している。ラル本人によると[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]と[[ジオン・ズム・ダイクン|ジオン]]への義理を果たすためとのこと。 |
− | :シナリオ「老兵の挽歌」では『第2次』同様ドーベン・ウルフに乗り換える。このシナリオでは「戦いが終わったら平和に暮らそう」と[[クラウレ・ハモン|ハモン]]に告げる[[死亡フラグ]]そのものの会話があり、撃墜すると戦死する。ただし、ラルは増援扱いの登場なので、登場前にクリアしてしまえば戦死しない。 | + | :シナリオ「老兵の挽歌」では『第2次』同様ドーベン・ウルフに乗り換える。このシナリオでは「戦いが終わったら平和に暮らそう」と[[クラウレ・ハモン|ハモン]]に告げる[[死亡フラグ]]そのものの会話があり、撃墜すると戦死する。ただしラルは増援扱いの登場なので、登場前にクリアしてしまえば戦死しない。 |
| :なお、リアル系のみのシナリオなのでスーパー系のシナリオではラルの状態がどうなっているかは不明である。 | | :なお、リアル系のみのシナリオなのでスーパー系のシナリオではラルの状態がどうなっているかは不明である。 |
| ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}} | | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}} |
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
| ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}} | | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}} |
− | :南アタリア島ルート「ガンダム強奪」よりガトーの増援部隊として初登場。本作では中佐に昇進している模様。地上では[[グフ]]、宇宙では[[ドーベン・ウルフ]]に搭乗する。登場回数は少ないがエース級の能力値に[[底力]]持ちとパイロット的にはかなり強く、特に[[技量]]に関してはトップクラス。ヒートロッドのクリティカルが出れば[[EVA]]の[[A.T.フィールド]]も易々と貫いてくるので要注意。戦死イベント等は起きないが、以降の[[αシリーズ]]に全く登場しない為、彼の生死は分からない。 | + | :南アタリア島ルート「ガンダム強奪」よりガトーの増援部隊として初登場。本作では中佐に昇進している模様。地上では[[グフ]]、宇宙では[[ドーベン・ウルフ]]に搭乗する。登場回数は少ないがエース級の能力値に[[底力]]持ちとパイロット的にはかなり強く、特に[[技量]]に関してはトップクラス。ヒートロッドのクリティカルが出れば[[EVA]]の[[A.T.フィールド]]も易々と貫いてくるので要注意。戦死イベントなどは起きないが、以後のαシリーズには登場しない。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}}) | | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}}) |
− | :[[ノリス・パッカード]]と共に[[グフ]]ではなく、[[グフカスタム]]に搭乗。[[ジオン軍]]地上残存部隊との決戦を最後に、以降は登場しなくなる。撃墜されても、特別な台詞が入ることがない為、死亡したのか、生存しているのかは不明。 | + | :[[ノリス・パッカード]]と共に[[グフ]]ではなく、[[グフカスタム]]に搭乗。[[ジオン軍]]地上残存部隊との決戦を最後に登場しなくなる。撃墜されても特別な台詞が入ることがないため、生死は不明。 |
− | :なお、シャアに対して敬語で接している事や条件を満たせばセイラとの経緯を伝えていることから、本作においてはシャア=キャスバルと知っているものと思われる。…が、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]からは対峙する機会はあっても特に会話はしない。 | + | :なお、シャアに対して敬語で接している事や条件を満たせばセイラとの経緯を伝えていることから、本作においてはシャア=キャスバルと知っているものと思われる。…が、クワトロからは対峙する機会はあっても特に会話はしない。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
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| :部下。 | | :部下。 |
| ;ジンバ・ラル | | ;ジンバ・ラル |
− | :ジオン・ズム・ダイクンの政治的側近を務めていた父親。デギン・ソド・ザビとは対立していた。この繋がりから、キャスバルやアルテイシアとも面識が有った。ダイクンの死後2人を匿ったりしていた。 | + | :ジオン・ズム・ダイクンの政治的側近を務めていた父親。デギン・ソド・ザビとは対立していた。この繋がりから、キャスバルやアルテイシアとも面識があった。ダイクンの死後2人を匿ったりしていた。 |
| :息子のラルに武人としての心得や作法を徹底的に叩き込んだ厳しくも優しい父親としての面もある。 | | :息子のラルに武人としての心得や作法を徹底的に叩き込んだ厳しくも優しい父親としての面もある。 |
| :アルテイシアとラルを直接、引き合わせ当時から姫として息子のラルにも絶対の忠義と忠誠を誓わせた張本人で息子ランバ・ラルが冷飯食らいになり間接的な遠縁を作った人物でもある。 | | :アルテイシアとラルを直接、引き合わせ当時から姫として息子のラルにも絶対の忠義と忠誠を誓わせた張本人で息子ランバ・ラルが冷飯食らいになり間接的な遠縁を作った人物でもある。 |
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| :『THE ORIGIN』ではザビ家とラル家が政敵であったため当初はあまり絡みが無かったが、ランバ・ラルの実力は認めており、ラル家が崩壊してからはそれなりに良好な関係を築いている。しかし、ブリディッシュ作戦をランバに実行させようとしたところ彼が拒否したため再び冷遇され、ガルマの仇討まで事実上飼殺されてしまった。 | | :『THE ORIGIN』ではザビ家とラル家が政敵であったため当初はあまり絡みが無かったが、ランバ・ラルの実力は認めており、ラル家が崩壊してからはそれなりに良好な関係を築いている。しかし、ブリディッシュ作戦をランバに実行させようとしたところ彼が拒否したため再び冷遇され、ガルマの仇討まで事実上飼殺されてしまった。 |
| ;[[シャア・アズナブル]] | | ;[[シャア・アズナブル]] |
− | :正体はジオンの息子「'''キャスバル・レム・ダイクン'''」。原作で彼と会うシーンはないが、'''二人ともドズルの配下の同僚でソロモン要塞に勤務していた'''ため、一度も顔を合わせていないとは考え難い。ジ・オリジンによればキャスバルをアルテイシアと共にマス家に入れた張本人とされる。しかしセイラとラルの対面時の反応や、ドズルがシャアの正体に全く気付いていないことからすると、ラルも仮面の下の正体が分からなかった模様。『THE ORIGIN』では幼少の彼と会っており、士官学校を除籍された後の成長した彼にも会っているが、やはりラルは気付かなかった。『[[リアルロボット戦線]]』や『ギレンの野望』では彼の[[キャスバル・レム・ダイクン|正体]]に気付くシーンが用意されている。『A』においてもその正体を知っていると思われる会話をしている。 | + | :正体はジオンの息子「'''キャスバル・レム・ダイクン'''」。原作で彼と会うシーンはないが、'''二人ともドズルの配下の同僚でソロモン要塞に勤務していた'''ため、一度も顔を合わせていないとは考え難い。『THE ORIGIN』によればキャスバルをアルテイシアと共にマス家に入れた張本人とされる。しかしセイラとラルの対面時の反応や、ドズルがシャアの正体に全く気付いていないことからすると、ラルも仮面の下の正体が分からなかった模様。『THE ORIGIN』では幼少の彼と会っており、士官学校を除籍された後の成長した彼にも会っているが、やはりラルは気付かなかった。『[[リアルロボット戦線]]』や『ギレンの野望』では彼の正体に気付くシーンが用意されている。『A』においてもその正体を知っていると思われる会話をしている。 |
| ;[[黒い三連星]] | | ;[[黒い三連星]] |
| :本編中では特に絡みは無いが、『THE ORIGIN』では旧知の仲。 | | :本編中では特に絡みは無いが、『THE ORIGIN』では旧知の仲。 |
| + | |
| === 地球連邦軍 === | | === 地球連邦軍 === |
| ;[[アムロ・レイ]] | | ;[[アムロ・レイ]] |
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| :中立地帯のバーで、アムロを探しに来た時彼女と出会う。ホワイトベースの中でも彼女と遭遇するが、命を奪わず退避を促した。 | | :中立地帯のバーで、アムロを探しに来た時彼女と出会う。ホワイトベースの中でも彼女と遭遇するが、命を奪わず退避を促した。 |
| ;[[セイラ・マス]] | | ;[[セイラ・マス]] |
− | :ジオンの娘「'''アルテイシア・ソム・ダイクン'''」からテアボロ・マスに託し籍を入れ[[セイラ・マス]]にさせた張本人。もちろん最初から互いに素性を知っている。[[白兵戦]]中に[[ホワイトベース]]内で出会い、一目でお互いの素性を察したが、気を取られている内に重傷を負ってしまう。 | + | :ジオンの娘「'''アルテイシア・ソム・ダイクン'''」からテアボロ・マスに託し籍を入れセイラ・マスにさせた張本人。もちろん最初から互いに素性を知っている。[[白兵戦]]中に[[ホワイトベース]]内で出会い、一目でお互いの素性を察したが、気を取られている内に重傷を負ってしまう。 |
| ;[[リュウ・ホセイ]] | | ;[[リュウ・ホセイ]] |
| :セイラとの会話中に彼の銃撃によって重傷を負う。直後に反撃し、彼自身にも深手を負わせた。 | | :セイラとの会話中に彼の銃撃によって重傷を負う。直後に反撃し、彼自身にも深手を負わせた。 |
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| ;「げっ!!」 | | ;「げっ!!」 |
| : 冒険王版にて、セイラに気を取られている最中に[[ブライト・ノア|ブライト]]に撃たれての断末魔。原作とは異なるあまりにも呆気なく情けない死に様であった。 | | : 冒険王版にて、セイラに気を取られている最中に[[ブライト・ノア|ブライト]]に撃たれての断末魔。原作とは異なるあまりにも呆気なく情けない死に様であった。 |
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| ;「このランバ・ラルおじさんはね、なんだって出来るんです。いい子で待っていてください」 | | ;「このランバ・ラルおじさんはね、なんだって出来るんです。いい子で待っていてください」 |
| :安彦良和氏の漫画・THE ORIGIN版より。幼少期のセイラ(アルテイシア)が「(飼い猫の)ルシファと離れ離れになって心配」とこぼしたのを受け、「そのルシファちゃんを連れてくる」と約束して。ラルとセイラの過去をつなぐワンシーンとして描かれている。 | | :安彦良和氏の漫画・THE ORIGIN版より。幼少期のセイラ(アルテイシア)が「(飼い猫の)ルシファと離れ離れになって心配」とこぼしたのを受け、「そのルシファちゃんを連れてくる」と約束して。ラルとセイラの過去をつなぐワンシーンとして描かれている。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *岡崎優氏の[[漫画|漫画版]]では「[[グフ]]を[[ガンキャノン]]の砲撃で破壊された挙げ句、[[ブライト・ノア]]に射殺される」という冴えない扱いである。 | + | *岡崎優氏の[[漫画|漫画版]]では[[グフ]]を[[ガンキャノン]]の砲撃で破壊された挙げ句、[[ブライト・ノア]]に射殺されるという冴えない扱いである。 |
− | *[[主人公]]を育てる立ち位置のキャラクターとして大変人気がある。彼をモチーフにしたキャラクターにはシャア・アズナブルが後に多くの類型キャラを生み出したのと同様「主人公の目標となる、熟練し人間の器量も大きなベテラン軍人」というランバ・ラルのキャラクター像は、[[ガンダムシリーズ]]のみならずロボットアニメのテンプレートの一つとなっている。 | + | *[[主人公]]を育てる立ち位置のキャラクターとして大変人気がある。彼をモチーフにしたキャラクターにはシャア・アズナブルが後に多くの類型キャラを生み出したのと同様「主人公の目標となる、熟練し人間の器量も大きなベテラン軍人」というラルのキャラクター像は、[[ガンダムシリーズ]]のみならずロボットアニメのテンプレートの一つとなっている。 |
− | **ガンダムシリーズにおけるランバ・ラルをオマージュしたキャラクターの例として、『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|0080]]』の[[シュタイナー・ハーディ]]、『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|08小隊]]』の[[ノリス・パッカード]]、あるいは『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』の[[アンドリュー・バルトフェルド]]等が挙げられる。また、立場が変わる『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』の[[カトック・アルザミール]](同じ広瀬正志氏が声を担当)や『[[交響詩篇エウレカセブン]]』の[[チャールズ・ビームス]]等がおり、「妻」「父親」としての立場での関わりもある。 | + | **ガンダムシリーズにおけるラルをオマージュしたキャラクターの例として、『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|0080]]』の[[シュタイナー・ハーディ]]、『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|08小隊]]』の[[ノリス・パッカード]]、あるいは『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』の[[アンドリュー・バルトフェルド]]等が挙げられる。また、立場が変わる『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』の[[カトック・アルザミール]](同じ広瀬正志氏が声を担当)や『[[交響詩篇エウレカセブン]]』の[[チャールズ・ビームス]]等がおり、「妻」「父親」としての立場での関わりもある。 |
− | **さらに、ランバ・ラル自身も「少年を導く大人」としての役割が買われて、『[[ガンダムビルドファイターズ]]』および[[続編]]の『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)において「'''[[ラルさん]]'''」という形でスピンオフ出演(担当声優も広瀬正志氏。『~トライ』第5話以降は[[声優:宝亀克寿|宝亀克寿]]氏が[[代役]]を務める)を果たしている。 | + | **さらにラル自身も少年を導く大人としての役割が買われて、『[[ガンダムビルドファイターズ]]』および[[続編]]の『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)において「'''[[ラルさん]]'''」という形でスピンオフ出演(担当声優も広瀬正志氏。『~トライ』第5話以降は[[声優:宝亀克寿|宝亀克寿]]氏が[[代役]]を務める)を果たしている。 |
− | *ランバ・ラルは大抵の場合ファミリーネームの「ラル」と呼称される事が多いが、安彦良和氏による[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では父親のジンバ・ラルと区別を付ける為にファーストネームの「ランバ」と呼ばれる場合もある。 | + | *大抵の場合ファミリーネームの「ラル」と呼称される事が多いが、安彦良和氏による[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では父親のジンバ・ラルと区別を付ける為にファーストネームの「ランバ」と呼ばれる場合もある。 |
| *[[コンピュータゲーム|戦略SLG]]『ギレンの野望』シリーズでは[[ドム]]に乗せると「グフとは~」、[[ゲルググ]]に乗せると「ドムとは~」と、乗機に合わせた決め台詞を吐いてくれる。因みに[[ガンダム]]に乗せると「ジムとは~」、また本作ではドムを原作の要請どおりに補給で届けるとホワイトベースの撃破に成功し、ガンダムなどを鹵獲する大戦果を挙げることも可能。実際、あの時期はアムロ達が物資的にも精神的にも弱っており、なおかつアムロの操縦はまだガンダムの性能頼りの部分が大きかったため、'''アムロ達を倒す絶好のチャンス'''でもあった。 | | *[[コンピュータゲーム|戦略SLG]]『ギレンの野望』シリーズでは[[ドム]]に乗せると「グフとは~」、[[ゲルググ]]に乗せると「ドムとは~」と、乗機に合わせた決め台詞を吐いてくれる。因みに[[ガンダム]]に乗せると「ジムとは~」、また本作ではドムを原作の要請どおりに補給で届けるとホワイトベースの撃破に成功し、ガンダムなどを鹵獲する大戦果を挙げることも可能。実際、あの時期はアムロ達が物資的にも精神的にも弱っており、なおかつアムロの操縦はまだガンダムの性能頼りの部分が大きかったため、'''アムロ達を倒す絶好のチャンス'''でもあった。 |
| **ちなみに[[グフイグナイテッド (ハイネ専用)|SEED世界のグフ]]に乗る[[ハイネ・ヴェステンフルス|あの人]]も同じ台詞を吐くが、[[死亡フラグ|声優の事情]]により同話で物語より退場を受けた。 | | **ちなみに[[グフイグナイテッド (ハイネ専用)|SEED世界のグフ]]に乗る[[ハイネ・ヴェステンフルス|あの人]]も同じ台詞を吐くが、[[死亡フラグ|声優の事情]]により同話で物語より退場を受けた。 |
− | *また、近年では『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』『銀魂』等のサンライズ製アニメに、ランバ・ラルのセルフパロディキャラが登場する事が多い。
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| *富野由悠季監督による[[小説|小説版]]『機動戦士ガンダム』はテレビ版とはストーリーや設定がかなり異なるのだが、ラルとハモンはその中でも最も相違点が目立つキャラクターとなっている。 | | *富野由悠季監督による[[小説|小説版]]『機動戦士ガンダム』はテレビ版とはストーリーや設定がかなり異なるのだが、ラルとハモンはその中でも最も相違点が目立つキャラクターとなっている。 |
| **立場が総帥直属の親衛隊(S・S)で、ギレンの腹心。主に内地での監察や情報収集を手掛け、前線には出てこずモビルスーツにも乗らない。また、アムロ達とも一切絡まない。 | | **立場が総帥直属の親衛隊(S・S)で、ギレンの腹心。主に内地での監察や情報収集を手掛け、前線には出てこずモビルスーツにも乗らない。また、アムロ達とも一切絡まない。 |
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| *安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、他のキャラクター同様年齢が上げられて45歳前後になっている他、ハモンよりもかなり小柄<ref>フィギュアなどでは160センチくらいで描写されている。</ref>でやや太ったアニメ版の設定が安彦氏の本意ではなかったため、特に身長が大きく見直されて相応の体格の軍人となった。そして政治や陰謀劇の作劇を得意とする漫画家としての安彦氏独自の視点で、名門ラル家をめぐるドラマが掘り下げられている。 | | *安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、他のキャラクター同様年齢が上げられて45歳前後になっている他、ハモンよりもかなり小柄<ref>フィギュアなどでは160センチくらいで描写されている。</ref>でやや太ったアニメ版の設定が安彦氏の本意ではなかったため、特に身長が大きく見直されて相応の体格の軍人となった。そして政治や陰謀劇の作劇を得意とする漫画家としての安彦氏独自の視点で、名門ラル家をめぐるドラマが掘り下げられている。 |
| **ラルの人物像はアニメ版同様の器量の大きさを持つのと同時に、「酒好き」でドズルと同様に「情にもろくて後先考えない熱血漢」として描かれた。これによりドズルが度々ラルの復権を図った事や、ラルがガルマ仇討ち作戦を引き受けた要因の一つとして、「二人が似た者同士で、シンパシーがあったから」との理由付けがされている。またハモンや[[クランプ]]、[[コズン・グラハム]]、タチ、そしてシャアとセイラの実母であるアストライア・トア・ダイクンとはズム・シティーのバー「エデン」を通じた十年来の知り合いであった事、ハモンと結婚しなかった理由についても描写されている。 | | **ラルの人物像はアニメ版同様の器量の大きさを持つのと同時に、「酒好き」でドズルと同様に「情にもろくて後先考えない熱血漢」として描かれた。これによりドズルが度々ラルの復権を図った事や、ラルがガルマ仇討ち作戦を引き受けた要因の一つとして、「二人が似た者同士で、シンパシーがあったから」との理由付けがされている。またハモンや[[クランプ]]、[[コズン・グラハム]]、タチ、そしてシャアとセイラの実母であるアストライア・トア・ダイクンとはズム・シティーのバー「エデン」を通じた十年来の知り合いであった事、ハモンと結婚しなかった理由についても描写されている。 |
− | **アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では多くのキャラクターがキャスト変更されており、ランバ・ラル役は喜山茂雄氏が担当している。 | + | **アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では多くのキャラクターがキャスト変更されており、ラル役は喜山茂雄氏が担当している。 |
| ***アニメ本編では一年戦争以前の若い姿がメインだが、『ガンダムバーサス』等のゲーム作品では従来の作品で広瀬氏が担当していた一年戦争時代のラルの声も喜山氏が演じている。これは2014年以降広瀬氏が病気療養のために休業している事も関係しているものと思われる。 | | ***アニメ本編では一年戦争以前の若い姿がメインだが、『ガンダムバーサス』等のゲーム作品では従来の作品で広瀬氏が担当していた一年戦争時代のラルの声も喜山氏が演じている。これは2014年以降広瀬氏が病気療養のために休業している事も関係しているものと思われる。 |
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