差分
→キャラクターの総評
また、末子という事もあって兄弟仲の悪いザビ家において唯一どの人物とも決定的な軋轢が無く、そう言った意味でも特別な人間であった。父のデギンや兄弟のキシリアやドズルもガルマの死を惜しんでいて、冷酷なギレンですらガルマからは一定の親近感を持っており、ギレンもデギンの意を汲んだとはいえガルマを軍司令部参謀部付を配属先に選択するなどの配慮をしており、無関心でも積極的に嫌ってはいない事が窺える。ガルマを謀殺したシャアでさえもガルマを友人として見ていた事は本当であったという意見も多い。総合的に見ると「家族との関係の良さ」「政治手腕の高さ」「自ら戦場に出る勇敢さ」「ジオン国民や兵士等の支持の高さ」等の美点から、『生きてさえいれば家族や兵士からも信頼される確実に有能な人物になっていた』と目する視聴者の声も少なくない。<ref>事実、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』では新生ジオン軍の総帥として立派に成長した姿も登場する。</ref>
また、末子という事もあって兄弟仲の悪いザビ家において唯一どの人物とも決定的な軋轢が無く、そう言った意味でも特別な人間であった。父のデギンや兄弟のキシリアやドズルもガルマの死を惜しんでいて、冷酷なギレンですらガルマからは一定の親近感を持っており、ギレンもデギンの意を汲んだとはいえガルマを軍司令部参謀部付を配属先に選択するなどの配慮をしており、無関心でも積極的に嫌ってはいない事が窺える。ガルマを謀殺したシャアでさえもガルマを友人として見ていた事は本当であったという意見も多い。総合的に見ると「家族との関係の良さ」「政治手腕の高さ」「自ら戦場に出る勇敢さ」「ジオン国民や兵士等の支持の高さ」等の美点から、『生きてさえいれば家族や兵士からも信頼される確実に有能な人物になっていた』と目する視聴者の声も少なくない。<ref>事実、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』では新生ジオン軍の総帥として立派に成長した姿も登場する。</ref>
その反面でガルマの存在はそうした家族間の緩衝剤となっていた側面があり、ザビ家はガルマという存在で保たれていたと言っても過言ではなく、さらに当時はザビ家がジオンを引っ張っていたため、ガルマという存在はジオンの未来そのものと言ってもよかった。しかし、ガルマの謀殺から始まったシャアの復讐はシャア自身の退路を断ち、ギレンの謀略による国葬で戦争を加速させる等、[[一年戦争]]のその後の流れを決定付けた。さらに、ガルマは『[[機動戦士ガンダム]]』という作品のみならず[[宇宙世紀]]そのものの流れを決定付けた人物であるとも言える。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==