「デルマイユ」の版間の差分
(6人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
3行目: | 3行目: | ||
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}} | | 登場作品 = {{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}} | ||
| 声優 = {{声優|加藤治}} | | 声優 = {{声優|加藤治}} | ||
+ | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|村瀬修功}} | ||
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦64}} | | 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦64}} | ||
}} | }} | ||
17行目: | 18行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[OZ]]を組織した[[ロームフェラ財団]]の代表(総裁代行)。[[貴族#爵位|爵位]]は侯爵。 | + | [[OZ]]を組織した[[ロームフェラ財団]]の代表(総裁代行)。[[貴族#爵位|爵位]]は侯爵。[[トレーズ・クシュリナーダ]]の叔父、[[ドロシー・カタロニア]]の祖父。アニメ本編では一貫して「デルマイユ公(もしくはデルマイユ侯)」と呼ばれ、姓は明らかにされていないが、小説『Frozen Teardrop』では孫と同姓の「デルマイユ・カタロニア」表記。 |
− | + | 徹底した貴族至上主義者で貴族による地球支配を目論んでおり、トレーズに次期総帥としての期待を大いに寄せていた。しかしOZのクーデター後にトレーズが公然と財団を批判したことにより、止む無く彼を幽閉する。 | |
− | + | その後、理念を守るために[[サンクキングダム]]解体を宣言した[[リリーナ・ドーリアン]]の手腕に感服し、財団の求心力として利用するために代表に据える。しかし財団幹部には元々デルマイユの強硬路線を快く思わない者も多く、リリーナの平和主義を支持する者も増えたことで皮肉にも自らの求心力を失い、リリーナに財団の実権を奪われてしまう。 | |
− | + | 最後はドロシーの助言を受け、自らの威信を回復するためOZ宇宙軍の指揮官として宇宙に上がるも、シャトルを[[ホワイトファング]]に撃墜されて死亡した。 | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}} | ||
− | : | + | :非戦闘キャラとして登場。後半は[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]と接触して[[モビルドール]]のシステムを提供した。その後の[[αシリーズ]]での消息は不明。しかしエピローグ時における会話から、[[ティターンズ]]の再編成に[[ゼーレ]]と共に協力していたらしく、[[ネルフ]]襲撃時にはモビルドールシステムを搭載した[[ガンダムMk-II (黒)|ガンダムMk-II]]を開発・量産していた模様。 |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
43行目: | 40行目: | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}} | ||
− | : | + | :非戦闘キャラ。序盤の宇宙ルートでのみ登場。小物感たっぷりで序盤で後述の[[アルベオ・ピピニーデン|ピピニーデン]]達によって断末魔の一つも無しに引導を渡される羽目に。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
80行目: | 77行目: | ||
<!-- == 名台詞 == --> | <!-- == 名台詞 == --> | ||
− | + | == 余談 == | |
− | 『[[SDガンダム外伝]]』の1つである『鎧闘神戦記』(未参戦)では'''豪商ロームフェラー''' | + | *『コミックボンボン』連載の漫画版では[[バルジ]]で指揮を執り、ホワイトファングと交戦するが、[[ゼクス・マーキス]]の発射した[[リーブラ]]の主砲がバルジに直撃し戦死。また同誌連載の外伝作品『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』(SRW未参戦)の敵組織であるOZプライズは、実質的にデルマイユの私兵という設定になっている。 |
+ | *漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』では宇宙に上がった後に拘束されても隙を見て逃走したが、最終的には部下である[[ツバロフ]]と共に戦闘に巻き込まれて死亡した。リリーナに対して現実的な意見を述べたり、ツバロフのモビルドールへの妄信に引いた様子を見せるなど原作よりは少しだけ扱いが向上していた。 | ||
+ | *『[[SDガンダム外伝]]』の1つである『鎧闘神戦記』(未参戦)では'''豪商ロームフェラー'''として登場。原典のデルマイユのような支配欲や野心はなく、世界から戦争をなくすために新型機兵デ・ドールシリーズを開発するもオズワルド軍の手で侵略兵器として使われてしまう。豪商の立場はロームフェラ財団の名前の由来となる民間財団・ロックフェラー財団を設立した大富豪ジョン・ロックフェラー氏に寄せたものだろうか。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年11月29日 (金) 21:24時点における最新版
デルマイユは『新機動戦記ガンダムW』の登場人物。
デルマイユ | |
---|---|
外国語表記 | Dermail[1] |
登場作品 | 新機動戦記ガンダムW |
声優 | 加藤治 |
デザイン | 村瀬修功 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦64 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | ロームフェラ財団 |
役職 | 総裁代行 |
爵位 | 公爵 |
概要編集
OZを組織したロームフェラ財団の代表(総裁代行)。爵位は侯爵。トレーズ・クシュリナーダの叔父、ドロシー・カタロニアの祖父。アニメ本編では一貫して「デルマイユ公(もしくはデルマイユ侯)」と呼ばれ、姓は明らかにされていないが、小説『Frozen Teardrop』では孫と同姓の「デルマイユ・カタロニア」表記。
徹底した貴族至上主義者で貴族による地球支配を目論んでおり、トレーズに次期総帥としての期待を大いに寄せていた。しかしOZのクーデター後にトレーズが公然と財団を批判したことにより、止む無く彼を幽閉する。
その後、理念を守るためにサンクキングダム解体を宣言したリリーナ・ドーリアンの手腕に感服し、財団の求心力として利用するために代表に据える。しかし財団幹部には元々デルマイユの強硬路線を快く思わない者も多く、リリーナの平和主義を支持する者も増えたことで皮肉にも自らの求心力を失い、リリーナに財団の実権を奪われてしまう。
最後はドロシーの助言を受け、自らの威信を回復するためOZ宇宙軍の指揮官として宇宙に上がるも、シャトルをホワイトファングに撃墜されて死亡した。
登場作品と役柄編集
αシリーズ編集
- スーパーロボット大戦α
- 非戦闘キャラとして登場。後半はジャミトフと接触してモビルドールのシステムを提供した。その後のαシリーズでの消息は不明。しかしエピローグ時における会話から、ティターンズの再編成にゼーレと共に協力していたらしく、ネルフ襲撃時にはモビルドールシステムを搭載したガンダムMk-IIを開発・量産していた模様。
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- AEUの重鎮として登場するも出番は少ない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 作戦行動において容赦のないアロウズの方を気に入っているようで、早い段階でOZを冷遇していた。大体原作通りにトレーズを軟禁し、リリーナをクイーンとして祭り上げるがやはり実権を奪われる。
- 第40話にてグレイスが用意したモビルドールと人造次元獣が暴れまわる戦場を無謀にも輸送機で強引に脱出しようとした結果、ギガ・アダモンに撃墜されて死亡した。なお、ドロシーはその死を「リリーナを助けるために囮になった」というような捉え方をしていた(無論本心ではないだろうが)。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦D
- 非戦闘キャラ。序盤の宇宙ルートでのみ登場。小物感たっぷりで序盤で後述のピピニーデン達によって断末魔の一つも無しに引導を渡される羽目に。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦64
- 初登場作品。原作通りスペシャルズの重鎮で、ジャミトフと組んでいる。ただジャミトフと比べて小物に描かれており、狼狽える姿などが目立つ。
関連作品編集
人間関係編集
- トレーズ・クシュリナーダ
- 甥。デルマイユは財団の方針を否定した彼を更迭する。
- ドロシー・カタロニア
- 孫娘。息子の忘れ形見である彼女を可愛がっており、能力的にも信頼していた。しかし、デルマイユが死亡する遠因を作った。
- リリーナ・ピースクラフト
- 傀儡にしようとロームフェラ財団のトップに据えるも、逆に財団の実権を奪われてしまう。
- キーリア・カタロニア
- 息子。『Frozen Teardrop』で名前が判明した。戦火により死亡しており、彼の死はデルマイユが強硬路線に拘る切っ掛けとなった。
他作品との人間関係編集
- ジャミトフ・ハイマン
- 立場が近いこともあり、友好関係。しかし、『64』では伝統と格式ばかり重んじるデルマイユに内心呆れ果てていた。
- パプテマス・シロッコ
- 『64』では部下。ルートによっては彼に謀殺されてしまう。
- ハマーン・カーン
- 『64』では彼女のことを思いっきり嫌っており、面と向かって下衆呼ばわりする。
- シャア・アズナブル
- 『D』では敵対関係。
- マクシミリアン・ジーナス
- 『D』ではOZの幕下に入るように彼に要請するが、断られる。
- アルベオ・ピピニーデン、ルペ・シノ
- 『D』では彼らによって引導を渡されてしまう。
- シェリル・ノーム
- 『第2次Z再世篇』にてサンクキングダムがバジュラに襲われた際に彼女に歌うよう要請するが拒否される。
余談 編集
- 『コミックボンボン』連載の漫画版ではバルジで指揮を執り、ホワイトファングと交戦するが、ゼクス・マーキスの発射したリーブラの主砲がバルジに直撃し戦死。また同誌連載の外伝作品『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』(SRW未参戦)の敵組織であるOZプライズは、実質的にデルマイユの私兵という設定になっている。
- 漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』では宇宙に上がった後に拘束されても隙を見て逃走したが、最終的には部下であるツバロフと共に戦闘に巻き込まれて死亡した。リリーナに対して現実的な意見を述べたり、ツバロフのモビルドールへの妄信に引いた様子を見せるなど原作よりは少しだけ扱いが向上していた。
- 『SDガンダム外伝』の1つである『鎧闘神戦記』(未参戦)では豪商ロームフェラーとして登場。原典のデルマイユのような支配欲や野心はなく、世界から戦争をなくすために新型機兵デ・ドールシリーズを開発するもオズワルド軍の手で侵略兵器として使われてしまう。豪商の立場はロームフェラ財団の名前の由来となる民間財団・ロックフェラー財団を設立した大富豪ジョン・ロックフェラー氏に寄せたものだろうか。