「機界戦隊ゼンカイジャー」の版間の差分
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「[[スーパー戦隊シリーズ]]」の45作記念タイトルで、「スーパー戦隊シリーズそのもの」をモチーフとしている。シリーズで長らくサポート枠として加入していた味方側の着ぐるみキャラクターがメイン格として扱われており、戦隊側は「1~2人の人間(顔出し役者)と4人のロボットキャラ(着ぐるみキャラ)」というシリーズでも異色の組み合わせとなっている<ref>過去作品でも『天装戦隊ゴセイジャー』や『宇宙戦隊キュウレンジャー』(共に未参戦)など着ぐるみキャラの戦士がメインとなった例はあるが、それでも顔出し役者の方が多かった。</ref><ref>一応、スピンオフ作品で人間態を演じる役者が起用された事はある。</ref>。このため、変身後のスーツの形状は全員がバラバラの形となった他、シリーズ恒例の巨大戦では敵怪人ではなく'''味方側のメンバーが巨大化する'''ようになっている。<ref>過去シリーズでも番外戦士が巨大化して戦う様子が描かれてはいた。</ref>また、味方側で顔出しの女性メンバーが廃止されたのは『太陽戦隊サンバルカン』(SRW未参戦)以来40作品ぶり通算2度目となる。 | 「[[スーパー戦隊シリーズ]]」の45作記念タイトルで、「スーパー戦隊シリーズそのもの」をモチーフとしている。シリーズで長らくサポート枠として加入していた味方側の着ぐるみキャラクターがメイン格として扱われており、戦隊側は「1~2人の人間(顔出し役者)と4人のロボットキャラ(着ぐるみキャラ)」というシリーズでも異色の組み合わせとなっている<ref>過去作品でも『天装戦隊ゴセイジャー』や『宇宙戦隊キュウレンジャー』(共に未参戦)など着ぐるみキャラの戦士がメインとなった例はあるが、それでも顔出し役者の方が多かった。</ref><ref>一応、スピンオフ作品で人間態を演じる役者が起用された事はある。</ref>。このため、変身後のスーツの形状は全員がバラバラの形となった他、シリーズ恒例の巨大戦では敵怪人ではなく'''味方側のメンバーが巨大化する'''ようになっている。<ref>過去シリーズでも番外戦士が巨大化して戦う様子が描かれてはいた。</ref>また、味方側で顔出しの女性メンバーが廃止されたのは『太陽戦隊サンバルカン』(SRW未参戦)以来40作品ぶり通算2度目となる。 | ||
− | 過去作品が全て同一世界という設定の『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』とは異なり、過去シリーズそれぞれが[[平行世界]] | + | 過去作品が全て同一世界という設定の『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』とは異なり、過去シリーズそれぞれが[[平行世界]]として扱われ、過去作品からのゲスト出演はテレビシリーズ以外の媒体に限られている<ref>第1カイ!ではトジルギアに閉じ込められる世界の代表として、『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の世界などの光景が僅かに映っている。</ref>。 |
「暗い世相を吹き飛ばす<ref>新型コロナウイルスが蔓延・長期化している時期に放送開始されている。</ref>」という願いを込めて「全快」のタイトルが付けられており<ref>企画当初のタイトル案は「'''センタイ戦隊センタイジャー'''」であったが、あまりに出オチ感があるとして現タイトルへ改められた。</ref>、作風もコメディ主体となっている他、過去作品の特徴やストーリー展開に言及したメタフィクション的演出も見られている。この作風は次回作である『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(SRW未参戦)にも方向性を変えつつ受け継がれている。 | 「暗い世相を吹き飛ばす<ref>新型コロナウイルスが蔓延・長期化している時期に放送開始されている。</ref>」という願いを込めて「全快」のタイトルが付けられており<ref>企画当初のタイトル案は「'''センタイ戦隊センタイジャー'''」であったが、あまりに出オチ感があるとして現タイトルへ改められた。</ref>、作風もコメディ主体となっている他、過去作品の特徴やストーリー展開に言及したメタフィクション的演出も見られている。この作風は次回作である『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(SRW未参戦)にも方向性を変えつつ受け継がれている。 | ||
=== スーパーロボット大戦への参戦 === | === スーパーロボット大戦への参戦 === | ||
− | 2021年7月11日に無料オンラインイベント『鋼の超感謝祭2021』にて電撃発表<ref>なお、奇しくもこの年は「'''スーパーロボット大戦30周年'''」に加えて、「'''スーパー戦隊45作目'''」と「'''仮面ライダー50周年''' | + | 2021年7月11日に無料オンラインイベント『鋼の超感謝祭2021』にて電撃発表<ref>なお、奇しくもこの年は「'''スーパーロボット大戦30周年'''」に加えて、「'''スーパー戦隊45作目'''」と「'''仮面ライダー50周年'''」の2大特撮のアニバーサリーイヤーでありこれを記念したクロスオーバー[[映画]]『'''スーパーヒーロー戦記'''』が制作されている。</ref>。五色田介人 / ゼンカイザーを演じる[[声優:駒木根葵汰|駒木根葵汰]]氏からのビデオメッセージも公開された。 |
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
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;五色田介人 / [[ゼンカイザー]] | ;五色田介人 / [[ゼンカイザー]] | ||
:主人公。「世界初」にこだわる、底抜けに明るい人間界の青年。 | :主人公。「世界初」にこだわる、底抜けに明るい人間界の青年。 | ||
+ | :変身後のモチーフは『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー。 | ||
:;スーパーゼンカイザー | :;スーパーゼンカイザー | ||
::ゼンカイザーがゼンカイジュウギアを使ってパワーアップした姿。モチーフは『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の剛龍神。 | ::ゼンカイザーがゼンカイジュウギアを使ってパワーアップした姿。モチーフは『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の剛龍神。 | ||
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=== ゴールドツイカー一家 === | === ゴールドツイカー一家 === | ||
− | 並行世界の一つ「カイゾクトピア」出身の[[海賊]]一家。とある理由から、トジテンドの持つトジルギアを狙っている。'''「面白い事には頭から突っ込め!」''' | + | 並行世界の一つ「カイゾクトピア」出身の[[海賊]]一家。とある理由から、トジテンドの持つトジルギアを狙っている。'''「面白い事には頭から突っ込め!」'''をモットーとしており、「介人達とつるんだ方が面白い」と言う理由でゼンカイジャーと共闘関係を結ぶに至るが、あくまで扱いは友好的な第三勢力に留まっている。 |
;ゾックス・ゴールドツイカー / ツーカイザー | ;ゾックス・ゴールドツイカー / ツーカイザー | ||
− | :「世界海賊」略して「界賊」を自称する一家の長男。モチーフは『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』の[[ゴーカイレッド]]と[[ゴーカイオー]]で、同作の世界を訪れた事が切っ掛けで'''デザインを丸パクリしている''' | + | :「世界海賊」略して「界賊」を自称する一家の長男。モチーフは『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』の[[ゴーカイレッド]]と[[ゴーカイオー]]で、同作の世界を訪れた事が切っ掛けで'''デザインを丸パクリしている'''。その姓の通り、シリーズでは数多い「金色の追加戦士」。 |
:;スーパーツーカイザー | :;スーパーツーカイザー | ||
::ツーカイザーがフリントが複製したもう1機のゼンカイジュウギアを使い変身した強化フォーム。モチーフは『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックスロボ。 | ::ツーカイザーがフリントが複製したもう1機のゼンカイジュウギアを使い変身した強化フォーム。モチーフは『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックスロボ。 | ||
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:;ゼンカイジュウドリル | :;ゼンカイジュウドリル | ||
::ゼンカイジュウオーが変形した、突撃形態。「[[豪獣神]]」の形態の一つ、「豪獣ドリル」がモチーフ。 | ::ゼンカイジュウオーが変形した、突撃形態。「[[豪獣神]]」の形態の一つ、「豪獣ドリル」がモチーフ。 | ||
− | :: | + | ::余談だがこの形態は、[[強攻型アクエリオン|玩具の工場試作段階で偶然発見されたもの]]。 |
;ゼンリョクイーグル | ;ゼンリョクイーグル | ||
:ゼンカイザーの武器「ゼンリョクゼンカイキャノン」が巨大化・変形した戦闘機。 | :ゼンカイザーの武器「ゼンリョクゼンカイキャノン」が巨大化・変形した戦闘機。 | ||
:;ゼンリョクゼンカイオー | :;ゼンリョクゼンカイオー | ||
::ゼンリョクイーグルをコアに、ジュランティラノ、ガオーンライオン、マジンドラゴン、ブルーンダンプが'''「[[グレート合体|全力全界合体]]」'''した形態。 | ::ゼンリョクイーグルをコアに、ジュランティラノ、ガオーンライオン、マジンドラゴン、ブルーンダンプが'''「[[グレート合体|全力全界合体]]」'''した形態。 | ||
+ | ::SRWではジュラガオーンの武装演出扱いで登場。 | ||
===トジテンド=== | ===トジテンド=== | ||
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== 用語 == | == 用語 == | ||
;キカイトピア | ;キカイトピア | ||
− | : | + | :本作の並行世界の一つである機械生命体キカイノイドの出身世界。文化面は人間世界とほぼ変わりがないが、トジテンドの悪政によりディストピアと化している。キカイトピアを代表に、本作の並行世界は基本的に「〇〇トピア」と呼称され、いずれも「〇〇」に該当する部分を中心とした世界となっている<ref>唯一、人間の住む本編世界は「人間界」と呼称されていたが、最終カイ!にて「ゼンカイトピア」と改名されている。</ref><ref>第1カイ!で一度トジルギアに封じられた過去作品の世界も、本編後には無事健在していることが明らかになっているが、「〇〇」に該当する部分は戦隊名となっており、映画作中で登場した例として『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』の世界は「ゴーカイトピア」と称されている。また、第20カイ!でコラボレーションした『仮面ライダーセイバー』の世界は「〇〇トピア」の呼称がない。</ref>。 |
;キカイノイド | ;キカイノイド | ||
− | :キカイトピアの原住民である[[アンドロイド|機械生命体]] | + | :キカイトピアの原住民である[[アンドロイド|機械生命体]]。身体が金属のため物理的な衝撃にある程度強いが、加齢によって老化し、食事も行うなど、基本的な生態は普通の人間とほぼ変わらない。 |
+ | :トジテンド所属の者以外は基本的に人間に友好的で、世界が融合して僅か一ヶ月で人間とキカイノイドが共存する社会が構成されている。 | ||
;トジルギア | ;トジルギア | ||
:トジテンドが開発した幾多の並行世界を封じ込めた歯車型アイテム。破壊する事で封印された世界が解放される。各ワルドはトジルギアに封じられた世界の力を使う。 | :トジテンドが開発した幾多の並行世界を封じ込めた歯車型アイテム。破壊する事で封印された世界が解放される。各ワルドはトジルギアに封じられた世界の力を使う。 | ||
;センタイギア | ;センタイギア | ||
− | :歴代のスーパー戦隊のイメージデータを登録した歯車型アイテム。効果は戦隊ごとに様々で、他の戦隊の武器を装備・技を発動といったシンプルなものが多いが、'''本人に直接由来する力ではなく「イメージ」に過ぎない'''ため、その戦隊をイメージした独特の効果が発揮される場合もある<ref> | + | :歴代のスーパー戦隊のイメージデータを登録した歯車型アイテム。効果は戦隊ごとに様々で、他の戦隊の武器を装備・技を発動といったシンプルなものが多いが、'''本人に直接由来する力ではなく「イメージ」に過ぎない'''ため、その戦隊をイメージした独特の効果が発揮される場合もある<ref>理科の知識を披露(『地球戦隊ファイブマン』。メンバーのファイブレッドは理科の教師)、スピードアップする(『高速戦隊ターボレンジャー』。普通の効果に見えるが'''(名前に反して)ターボレンジャーにそんな能力はない''')など。『鳥人戦隊ジェットマン』に至っては'''原作最終回のワンシーンを再現した'''。</ref>。 |
:ゼンカイジャーのものは初期メンバー、ツーカイザーのものは追加メンバー(及びそれに準じるキャラクター)<ref>該当メンバーが存在しない作品の場合は、ツーカイザーも初期メンバーの力を使用する場合がある。</ref>の能力が発動する。またギアを使った相手に使用者の口癖を真似る事がある。 | :ゼンカイジャーのものは初期メンバー、ツーカイザーのものは追加メンバー(及びそれに準じるキャラクター)<ref>該当メンバーが存在しない作品の場合は、ツーカイザーも初期メンバーの力を使用する場合がある。</ref>の能力が発動する。またギアを使った相手に使用者の口癖を真似る事がある。 | ||
:スーパー戦隊以外のイメージデータから同様の物を作ることもできるようで、『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回となる第20カイ!では、仮面ライダーシリーズのイメージデータを用いた特別品'''ライダーギア'''が登場している。 | :スーパー戦隊以外のイメージデータから同様の物を作ることもできるようで、『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回となる第20カイ!では、仮面ライダーシリーズのイメージデータを用いた特別品'''ライダーギア'''が登場している。 | ||
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::センタイギアとしての能力を持ちながら、怪獣型になりある程度自律行動が可能なギア。[[ゼンカイザー]]ならびにツーカイザーが強化形態になるために使用する。五色田夫妻の残したデータを元に、セッちゃんがフリント・ゴールドツイカーに製作を依頼してゼンカイザー用のギアが完成したが、フリントはその後無断でツーカイザー用に2個目を製作している。 | ::センタイギアとしての能力を持ちながら、怪獣型になりある程度自律行動が可能なギア。[[ゼンカイザー]]ならびにツーカイザーが強化形態になるために使用する。五色田夫妻の残したデータを元に、セッちゃんがフリント・ゴールドツイカーに製作を依頼してゼンカイザー用のギアが完成したが、フリントはその後無断でツーカイザー用に2個目を製作している。 | ||
:;ダークセンタイギア | :;ダークセンタイギア | ||
− | ::ステイシーが使用する悪のセンタイギア。[[偽物|スーパー戦隊のコピー]] | + | ::ステイシーが使用する悪のセンタイギア。[[偽物|スーパー戦隊のコピー]]や偽物の戦隊ロボを召喚できるが、ベースがトジルギアの為、偽戦隊は破壊することも容易に可能で、偽戦隊ロボの召喚は使い過ぎるとエネルギーが切れて消滅する。 |
::ステイシーの強化改造後は、'''強化フォーム状態の偽戦隊'''を召喚できるようになる。 | ::ステイシーの強化改造後は、'''強化フォーム状態の偽戦隊'''を召喚できるようになる。 | ||
;ギアトリンガー | ;ギアトリンガー | ||
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::ステイシーザー専用のギアトリンガーの同系アイテム。外観に似ているが変身時は注射を打ち込む様に変身する。更に前述のダークセンタイギアを使えば戦隊のコピーを呼び出す。 | ::ステイシーザー専用のギアトリンガーの同系アイテム。外観に似ているが変身時は注射を打ち込む様に変身する。更に前述のダークセンタイギアを使えば戦隊のコピーを呼び出す。 | ||
;ゼンリョクゼンカイキャノン | ;ゼンリョクゼンカイキャノン | ||
− | : | + | :五色田夫妻が残した試作型のデータをそのままイジルデが再現した銃。当初はハカイザーの武器「'''全力破壊銃'''」として戦線投入されてゼンカイジャーを苦しめたが、何も手を加えずに再現してしまったため、その後ゼンカイザーに奪われ、そのままゼンカイジャーの強化アイテムと化した。巨大化してゼンカイオーの武器や戦闘機ゼンリョクイーグルになることもでき、ゼンリョクゼンカイオーのコアを形成する。 |
== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
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::作詞:マイクスギヤマ / 作曲・編曲:園田健太郎 / 歌:つるの剛士 / コーラス:ことのみ児童合唱団 / 振付:彩木エリ | ::作詞:マイクスギヤマ / 作曲・編曲:園田健太郎 / 歌:つるの剛士 / コーラス:ことのみ児童合唱団 / 振付:彩木エリ | ||
::オープニング映像のイントロパートではセッちゃんによるサブタイトルコールが行われる他、Bメロパートでは公式サイト曰く[[蒼き流星SPTレイズナー|「レ〇ズナー方式」]]<ref>[https://www.toei.co.jp/tv/zenkaiger/story/1226316_3141.html 機界戦隊ゼンカイジャー 第16カイ! 磁石シャクだぜもう限界! 2021年6月20日放送]</ref>で、放送エピソードのハイライトシーンが挿入される。回ごとに映像やSEに手が入っており、オープニング演出は常に変化し続けた。 | ::オープニング映像のイントロパートではセッちゃんによるサブタイトルコールが行われる他、Bメロパートでは公式サイト曰く[[蒼き流星SPTレイズナー|「レ〇ズナー方式」]]<ref>[https://www.toei.co.jp/tv/zenkaiger/story/1226316_3141.html 機界戦隊ゼンカイジャー 第16カイ! 磁石シャクだぜもう限界! 2021年6月20日放送]</ref>で、放送エピソードのハイライトシーンが挿入される。回ごとに映像やSEに手が入っており、オープニング演出は常に変化し続けた。 | ||
− | :: | + | ::『DD』で採用。イベント「激突、王と王の戦い」で期間限定参戦時に原曲が使用された。恒常イベントに変更された際にはオリジナルBGMに差し替えられている。イベント「さぁ全力全開!一つになれ!」ではアレンジBGMがクエストBGMに採用。 |
== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;[[スーパーロボット大戦DD]] | ;[[スーパーロボット大戦DD]] | ||
− | : | + | :初参戦作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。同イベントは[[ダイナミック企画オリジナル]]を除けば『DD』では初となる版権作品による期間限定イベントとなる。『[[重神機パンドーラ]]』以来となる放送中の作品の参戦。加えて声付きの参戦であり、どちらもスーパー戦隊シリーズでは初。 |
− | + | :イベントでは本作と同じく意思を持つロボット達が人間と共に戦い、左右合体も行い、「機界」つながりでもある『[[勇者王ガオガイガー]]』と共演する<ref>『ガオガイガー』の並行世界の住人という扱いで、[[EI-25]]の開けた次元の穴から飛ばされてきた設定。</ref>。 | |
− | : | + | :他のスーパー戦隊同様、メンバーは変身後のみの登場。キカイノイド達であれば変身前で登場しても問題ないはずだが、ゼンカイザーだけ変身解除しないと不自然だからか、全員変身後のみの登場となっている。 |
− | : | + | :2024年6月よりショートシナリオイベントが常設され恒常化。期間限定参戦から恒常化まで2年9ヶ月ほどの期間を要すことになった。 |
+ | :他の期間限定作品に比べて恒常化が遅れた理由のひとつとして、追加で登場させるゼンリョクゼンカイオーのCGモデルの作成の都合があったことが明かされている<ref>[https://x.com/TakanobuTerada/status/1801235654208029118 寺田貴信氏の2024年6月13日のポスト]より。</ref>。 | ||
== 各話リスト == | == 各話リスト == | ||
− | + | 話数は「第〇〇カイ!」、サブタイトルは末尾の読みが「かい」という形式で統一されている<ref>合体スペシャルの第20カイ!は、コラボ先の『仮面ライダーセイバー』側のサブタイトル形式に則りつつ両立させている。ちなみに『セイバー』側でのコラボ回も同様。</ref>。『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』の「激突、王と王の戦い」も、しっかり「かい」で終わっている。 | |
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
!話数!!サブタイトル!!登場メカ&怪人!!備考 | !話数!!サブタイトル!!登場メカ&怪人!!備考 | ||
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|劇場版3||機界戦隊ゼンカイジャー<br>VSキラメイジャー<br>VSセンパイジャー||ポットデウス<br>Dr.イオカル<br>カルビワルド<br>ダイカルビワルド||TVシリーズの後日譚<br>[[ゴーカイレッド]] / キャプテン・マーベラスとルパンレッド / 夜野魁利が出演 | |劇場版3||機界戦隊ゼンカイジャー<br>VSキラメイジャー<br>VSセンパイジャー||ポットデウス<br>Dr.イオカル<br>カルビワルド<br>ダイカルビワルド||TVシリーズの後日譚<br>[[ゴーカイレッド]] / キャプテン・マーベラスとルパンレッド / 夜野魁利が出演 | ||
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+ | |劇場版4||暴太郎戦隊ドンブラザーズ<br>VSゼンカイジャー||カシワモチワルド<br>機界鬼||劇場版3の後日談 | ||
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|スピンオフ||ゼンカイレッド大紹介!||ノーマル悪者ワルド||劇場版1の後日譚<br>ゼンカイレッド登場 | |スピンオフ||ゼンカイレッド大紹介!||ノーマル悪者ワルド||劇場版1の後日譚<br>ゼンカイレッド登場 | ||
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*近年のスーパー戦隊シリーズなどでは、登場人物が玩具による変身遊びのやり方等を解説する動画が配信されているが、『ゼンカイジャー』の動画「ひみつ全開ファイル」は本編さながらのギャグが散りばめられた短編集と化している。 | *近年のスーパー戦隊シリーズなどでは、登場人物が玩具による変身遊びのやり方等を解説する動画が配信されているが、『ゼンカイジャー』の動画「ひみつ全開ファイル」は本編さながらのギャグが散りばめられた短編集と化している。 | ||
*『鋼の超感謝祭2021』における参戦発表時、同イベントには2020年放映の『魔進戦隊キラメイジャー』にレギュラー出演していた声優が5人もいた([[声優:赤羽根健治|赤羽根健治]]・[[声優:長久友紀|長久友紀・]][[声優:杉田智和|杉田智和]]・[[声優:稲田徹|稲田徹]]・[[声優:中村悠一|中村悠一]]<ref>赤羽:魔進マッハ・長久:魔進へリコ・稲田:魔進ハコブー・杉田:オラディン王、変身ツール音声、ナレーター・中村:ガルザ</ref>)こともあり、『キラメイジャー』参戦はないのかと話題にされていた。 | *『鋼の超感謝祭2021』における参戦発表時、同イベントには2020年放映の『魔進戦隊キラメイジャー』にレギュラー出演していた声優が5人もいた([[声優:赤羽根健治|赤羽根健治]]・[[声優:長久友紀|長久友紀・]][[声優:杉田智和|杉田智和]]・[[声優:稲田徹|稲田徹]]・[[声優:中村悠一|中村悠一]]<ref>赤羽:魔進マッハ・長久:魔進へリコ・稲田:魔進ハコブー・杉田:オラディン王、変身ツール音声、ナレーター・中村:ガルザ</ref>)こともあり、『キラメイジャー』参戦はないのかと話題にされていた。 | ||
− | *『DD』での共演が縁かは不明だが、第43カイ!では共演先の『[[勇者王ガオガイガー]]』やその続編に登場する[[獅子王凱]]あるいは[[ジェネシックガオガイガー]]をデザイン元にしたと思われる「ムカイカゼワルド」が登場している。担当声優も[[声優:檜山修之|檜山修之]] | + | *『DD』での共演が縁かは不明だが、第43カイ!では共演先の『[[勇者王ガオガイガー]]』やその続編に登場する[[獅子王凱]]あるいは[[ジェネシックガオガイガー]]をデザイン元にしたと思われる「ムカイカゼワルド」が登場している。担当声優も[[声優:檜山修之|檜山修之]]氏を充てており、公式サイト等でも明らかに『ガオガイガー』ネタを使用している。 |
*次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する主要アイテムは、名称や細部仕様が異なるものの本作のアイテムとの後方互換性を備えており、本作のセンタイギアについても継続商品展開が行われる<ref>作品を跨いでの共通アイテム展開はシリーズでは初の事例となる。</ref>。この流れを汲み『ドンブラザーズ』では本作主人公の五色田介人が別人設定([[ゼンカイザー]]も新デザインへ変更)で引き続き登場する。 | *次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する主要アイテムは、名称や細部仕様が異なるものの本作のアイテムとの後方互換性を備えており、本作のセンタイギアについても継続商品展開が行われる<ref>作品を跨いでの共通アイテム展開はシリーズでは初の事例となる。</ref>。この流れを汲み『ドンブラザーズ』では本作主人公の五色田介人が別人設定([[ゼンカイザー]]も新デザインへ変更)で引き続き登場する。 | ||
+ | **概要欄にあるような先述の特異な構成もあって、[[スーパー戦隊シリーズ]]全体から見ても作品自体が相当な[[テコ入れ]]となっている。作品を跨いでのテコ入れという意味でも珍しいが、テコ入れの成果が商業的に出たのは『ドンブラザーズ』になってからであり、残念ながら本作自体は売上歴代最低<ref>[https://www.bandainamco.co.jp/files/2022E5B9B4E5BAA61Q_E8A39CE8B6B3E8B387E69699(E5928C.pdf 株式会社バンダイナムコホールディングス2023年3月期第1四半期決算短信 補足資料]2ページ目より。2022年通期で44億円。</ref>という事態に甘んじてしまった。しかし視聴者からの反響は非常に大きく、2021年のネット流行語大賞にて特撮界隈では最も高い19位にいたり、『ドンブラザーズ』との合同Vシネマが5月23日の舞台挨拶「ゼンカイナイト」における発表時点で歴代興行売上1位を記録するなど、話題性に事欠かなかった。 | ||
+ | *6月1日の記念日「世界牛乳の日」、放送翌年の2023年にて、農林水産省とのコラボレーションが行われ、同省のツイートが第31カイ!の敵怪人ギュウニュウワルドのものとなってしまった<ref>[https://twitter.com/MAFF_JAPAN/status/1664044081918668801 農林水産省の2023年6月1日のツイート]より。</ref>。同省とスーパー戦隊シリーズのコラボレーションは2例目だが、過去の例とは異なりギュウニュウワルドは特に牛乳の消費を推奨する行為を作中で行っていなかったがために視聴者は驚愕した。 | ||
+ | *劇伴を担当した渡辺宙明氏は2022年6月23日に逝去し、本作がテレビ作品における遺作となった<ref>最終的な遺作は映画『怪猫狂騒曲』。なお同作には主題歌を担当したつるの剛士氏がストーリーテラーとして出演している。</ref>。 | ||
==商品情報== | ==商品情報== |
2024年6月20日 (木) 18:13時点における最新版
『機界戦隊ゼンカイジャー』は東映制作による特撮テレビドラマ作品。
機界戦隊ゼンカイジャー | |
---|---|
読み | きかいせんたいゼンカイジャー |
原作 | 八手三郎 |
監督 |
中澤祥次郎 田崎隆太 諸田敏 山口恭平 加藤弘之 |
脚本 |
香村純子 毛利亘宏 八手三郎 |
キャラクターデザイン |
K-SuKe 篠原保 |
音楽 |
渡辺宙明 大石憲一郎 |
制作 | 東映 |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 |
2021年3月7日 - 2022年2月27日 |
話数 | 全49話 |
シリーズ | スーパー戦隊シリーズ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
その他 |
スペシャルサンクス:石ノ森章太郎 チーフプロデューサー:白倉伸一郎 |
概要
「スーパー戦隊シリーズ」の45作記念タイトルで、「スーパー戦隊シリーズそのもの」をモチーフとしている。シリーズで長らくサポート枠として加入していた味方側の着ぐるみキャラクターがメイン格として扱われており、戦隊側は「1~2人の人間(顔出し役者)と4人のロボットキャラ(着ぐるみキャラ)」というシリーズでも異色の組み合わせとなっている[1][2]。このため、変身後のスーツの形状は全員がバラバラの形となった他、シリーズ恒例の巨大戦では敵怪人ではなく味方側のメンバーが巨大化するようになっている。[3]また、味方側で顔出しの女性メンバーが廃止されたのは『太陽戦隊サンバルカン』(SRW未参戦)以来40作品ぶり通算2度目となる。
過去作品が全て同一世界という設定の『海賊戦隊ゴーカイジャー』とは異なり、過去シリーズそれぞれが平行世界として扱われ、過去作品からのゲスト出演はテレビシリーズ以外の媒体に限られている[4]。
「暗い世相を吹き飛ばす[5]」という願いを込めて「全快」のタイトルが付けられており[6]、作風もコメディ主体となっている他、過去作品の特徴やストーリー展開に言及したメタフィクション的演出も見られている。この作風は次回作である『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(SRW未参戦)にも方向性を変えつつ受け継がれている。
スーパーロボット大戦への参戦
2021年7月11日に無料オンラインイベント『鋼の超感謝祭2021』にて電撃発表[7]。五色田介人 / ゼンカイザーを演じる駒木根葵汰氏からのビデオメッセージも公開された。
ストーリー
機械世界・キカイトピアを支配する「トジテンド」は、幾多の並行世界を歯車型アイテム「トジルギア」により封じ込めて侵略していった。しかし、最後に侵略しようとした並行世界・人間界だけは何故か閉じ込めることが出来ず、キカイトピアの一部と融合する。
一か月後、キカイトピアの原住民であるキカイノイドたちは人間界に馴染み共存していくが、トジテンドはトジルギアによる封印を諦め武力による直接の侵略を開始する。
トジテンドの侵略に立ち向かう事を決意した人間界に住む青年・五色田介人(ごしきだ・かいと)は祖母の五色田ヤツデと共に駄菓子カフェ「カラフル」の地下に眠っていた秘密ラボを発見。行方不明となった両親が残した「機界戦隊ゼンカイジャー」として戦うためのアイテムも発見する。
初めての戦いの中で、キカイノイドのジュランと出会い、介人は一緒にトジテンドと戦って欲しいと持ち掛けジュランも快諾。2人はゼンカイザーとゼンカイジュランにそれぞれ変身し勝利。その後、ジュラン同様に人間との共存を望むキカイノイドであるガオーン・マジーヌ・ブルーンたちと出会い、トジテンドへ"全力全快"で戦っていく。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ゼンカイジャーと仲間たち
- 五色田介人 / ゼンカイザー
- 主人公。「世界初」にこだわる、底抜けに明るい人間界の青年。
- 変身後のモチーフは『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー。
- スーパーゼンカイザー
- ゼンカイザーがゼンカイジュウギアを使ってパワーアップした姿。モチーフは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の剛龍神。
- ジュラン / ゼンカイジュラン
- 熱血漢で気の良い性格のおじさんキカイノイド。モチーフは『ジュウレンジャー』の大獣神。
- ガオーン / ゼンカイガオーン
- 極度の動物好きで機械嫌いの青年キカイノイド。モチーフは『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオキング。
- マジーヌ / ゼンカイマジーヌ
- 引っ込み思案でオタク女子なキカイノイド。ジュランとは昔遊んでもらった仲。モチーフは『魔法戦隊マジレンジャー』のマジキング。
- ブルーン / ゼンカイブルーン
- 知識欲旺盛なキカイノイド。トジテンドで掃除係として働いていたが反逆。モチーフは『轟轟戦隊ボウケンジャー』のダイボウケン。
- 五色田ヤツデ
- 駄菓子喫茶カラフルの主人で介人の祖母。スーパー戦隊最年長ヒロイン(公式設定)。
- セッちゃん
- ゼンカイジャーをサポートする鳥形ロボット。『秘密戦隊ゴレンジャー』のバリドリーンに似ている。
ゴールドツイカー一家
並行世界の一つ「カイゾクトピア」出身の海賊一家。とある理由から、トジテンドの持つトジルギアを狙っている。「面白い事には頭から突っ込め!」をモットーとしており、「介人達とつるんだ方が面白い」と言う理由でゼンカイジャーと共闘関係を結ぶに至るが、あくまで扱いは友好的な第三勢力に留まっている。
- ゾックス・ゴールドツイカー / ツーカイザー
- 「世界海賊」略して「界賊」を自称する一家の長男。モチーフは『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドとゴーカイオーで、同作の世界を訪れた事が切っ掛けでデザインを丸パクリしている。その姓の通り、シリーズでは数多い「金色の追加戦士」。
- スーパーツーカイザー
- ツーカイザーがフリントが複製したもう1機のゼンカイジュウギアを使い変身した強化フォーム。モチーフは『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックスロボ。
- スーパーツーカイザーSD
- スーパーツーカイザーが変身・巨大化したSDロボット形態。
- 後述のゼンカイジュウオー・スーパーツーカイオーへの合体は、この形態で行う。
- フリント・ゴールドツイカー
- 一家の長女でメカニックを務める。サラッと言う事が多いので忘れがちかもしれないがメカニックとしての腕前は控えめに言っても天才。
- カッタナー・ゴールドツイカー、リッキー・ゴールドツイカー
- 双子の次男・三男。SDトピアの呪いでSDロボットの姿に変えられている。センタイギアを介してツーカイザーと融合する事で、シンケンフォーム(カッタナー)、オーレンフォーム(リッキー)へパワーアップさせる事ができる。
- モチーフはそれぞれ順に『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンオーと『超力戦隊オーレンジャー』のオーレンジャーロボ。
- なお彼らのSDモデリング制作にはB.B.スタジオが協力しており[8]、OPにもクレジットされている。
キカイトピア王朝トジテンド
並行世界の一つ「キカイトピア」にある、悪の軍事国家。国王以下支配層はいずれも極端な選民思想に染まっており、ジュラン達庶民層との間には明確な隔たりがある。さらにこの選民思想は「他の世界とそこに住む生命体の存在意義すら認めない」程にまで先鋭・肥大化しており、トジルギアを用いて全ての並行世界を消し去ろうと企んでいる。
- ボッコワウス
- トジテンドのトップに君臨する暴君。ゲゲにだけは甘い。
- ゲゲ
- ボッコワウスの側近である巨大な鳥形ロボット。体格と体色を除けば、セッちゃんとよく似た姿をしている。
- 幹部達に対してボッコワウスの寵愛を笠に着た尊大な態度を取る一方で、時に利敵行為とも取れる行動をするステイシーに対しては見て見ぬふりをする等、不審な点も多い。
- バラシタラ
- トジテンドの軍隊長。フィジカル面では間違いなく最強のキカイノイドで、軍人としても有能。
- その一方で、女性に関してはマジーヌがドン引きする程の問題人で、実子のステイシーからも憎悪を向けられている。
- イジルデ
- トジテンドの技術士官。トジテンド時代のブルーンの上司でもある。
- ステイシー / ステイシーザー
- バラシタラと彼の893番目の妻との間に生まれた息子で、人間とキカイノイドのハーフである少年。
- トジテンドに属してはいるが、選民意識はない。立ち位置としてはイジルデの協力者。自分と母を捨てたバラシタラを見返すために、ゼンカイジャーとの戦いに身を投じる。変身後のモチーフは『バトルフィーバーJ』のバトルジャパン。
- 第23カイ!にて、悩んだ末に覚悟を決めた介人との決闘に敗れて瀕死の重傷を負い、イジルデに切り捨てられそうになるも、ボッコワウスの意向で回収、強化改造を施される。
- ハカイザー
- イジルデが介人の父・功の記憶にあった、ゼンカイザーのプロトスーツのデータを元に開発した戦闘兵士。言動が悪役とは思えないほどに爽やか。
- モチーフは東映特撮ヒーロー『忍者キャプター』の火忍キャプター7。
- クダック
- 本作の戦闘員である一般キカイノイド兵。
- ワルド
- 本作の怪人枠。クダックにトジルギアをセットする事で誕生するロボット怪人。
- 語尾に元となったトジルギア世界の名前を付けるのが特徴。
- クダイター
- 上級キカイノイド兵。
- クダイテスト
- トジテンドの巨大戦力となる最上級怪獣型キカイノイド兵。後述のダイワルドの素体を務めるほか、護衛や再生怪人要員を務めている。
その他
- スーさん
- 「カラフル」の常連客で、妙に身体能力の高いお爺さん。
- 五色田功、五色田美都子
- 介人の両親で、世界で初めて「並行世界」を発見し、その存在を立証した。現在は行方不明。
- 二人の行方、そしてトジテンドとの関係が、物語の主要軸の一つとなっている。
- ドンモモタロウ
- 第42カイ!でゲスト出演した、次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のレッド。功が介人に渡した「ドンブラザーズギア」によって召喚された。
???
- 神
- ゲゲの意識を乗っ取りトジテンドを操っていた、謎の存在。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ゼンカイジャー&ゴールドツイカー一家
- ジュランティラノ、ガオーンライオン、マジンドラゴン、ブルーンダンプ
- 巨大化したゼンカイジュラン達が「機界変形」した、高速移動形態。この形態でもある程度の戦闘は可能。
- 後述するゼンカイオーへの合体は、この形態を経由して行う。
- ゼンカイオー
- 巨大化したゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン、ゼンカイブルーン、ゼンカイマジーヌが2人1組で「全界合体」した姿。後に巨大化したスーパーゼンカイザーも合体可能になった。各形態は合体メンバーそれぞれの名前を冠する。
- スーパーゼンカイザーが加わる場合は、頭に「スーパー」を冠して「スーパーゼンカイオー」となるが、スーパー合体扱いではなく、あくまで派生形態に留まる。
- ジュランとブルーンが左半身、ガオーンとマジーヌとスーパーゼンカイザーが右半身を構成。戦闘中でも相方を入れ替える事で能力を変える事も出来る。
- ジュラン達の意思では合体出来ず、合体・再合体にはゼンカイザーの指令が必要だが、戦闘自体はゼンカイザーが搭乗せずとも可能。
- ゼンカイオージュラガオーン、ゼンカイオーブルマジーン
- ジュランとガオーン、ブルーンとマジーヌがそれぞれペアになって合体する、ゼンカイオーの基本形態。
- ゼンカイオージュラマジーン、ゼンカイオーブルガオーン
- ジュランとマジーヌ、ブルーンとガオーンがそれぞれペアになって合体する、ゼンカイオーの派生形態。
- スーパーゼンカイオージュラン
- スーパーゼンカイザーとゼンカイジュランが合体した姿。
- ドンゼンカイオー
- ジュランティラノと『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のドンモモタロウが所有するバイク型ビークル・エンヤライドンが合体した、ゼンカイオーの派生形態。
- クロコダイオー
- ゴールドツイカー一家の住処でもある、ワニ型巨大戦艦。
- 並行世界を自由に移動できる「並行世界ゲートシステム」が搭載されており、ゴールドツイカー一家は、この機能を使って並行世界を荒らし回っていた。
- クロスカイオー / クローリングオー
- 戦闘機とバイクにそれぞれ分離したクロコダイオー。巨大化したカッタナーとリッキーが搭乗する。
- クロコダイバズーカ
- クロコダイオーが変形した砲台形態。
- ツーカイオーカッタナー / ツーカイオーリッキー
- クロコダイオーとカッタナー、リッキーが「界賊合体」した姿。カッタナーがメインとなる剣戟戦闘重視のツーカイオーカッタナーと、リッキーがメインとなる射撃戦重視のツーカイオーリッキーを使い分ける。
- スーパーツーカイオー
- ツーカイオーカッタナーをベースに、スーパーツーカイザーSDがカッタナーと入れ替わる形で合体した形態。
- ゼンカイジュウオー
- 巨大化したスーパーゼンカイザーとスーパーツーカイザーSDが「超全界合体」した、怪獣型ロボ。剛龍神の合体元である「守護獣ドラゴンシーザー」とブイレックスロボの変形前である「ブイレックス」の2体がモチーフ。
- ゼンカイジュウドリル
- ゼンカイジュウオーが変形した、突撃形態。「豪獣神」の形態の一つ、「豪獣ドリル」がモチーフ。
- 余談だがこの形態は、玩具の工場試作段階で偶然発見されたもの。
- ゼンリョクイーグル
- ゼンカイザーの武器「ゼンリョクゼンカイキャノン」が巨大化・変形した戦闘機。
- ゼンリョクゼンカイオー
- ゼンリョクイーグルをコアに、ジュランティラノ、ガオーンライオン、マジンドラゴン、ブルーンダンプが「全力全界合体」した形態。
- SRWではジュラガオーンの武装演出扱いで登場。
トジテンド
- バトルシーザーロボ
- ステイシーが操縦する巨大暗黒ロボで、スーパー戦隊シリーズ第3作『バトルフィーバーJ』に登場するスーパー戦隊初の巨大ロボ「バトルフィーバーロボ」がモチーフ。
- ゼンカイジャー&ゴールドツイカー一家との戦闘で何度か破壊されるが、その度に強化されて再登場する。
- ゼンカイオーブラックジュラガオーン
- ハカイジュウオー
- イジルデがボッコワウスより下賜された先々代トジテンド王の体の一部を使って生み出した、巨大怪獣ロボ。
- イジルデストロイヤー4世
- 歴代バトルシーザーロボの技術を元に生み出したイジルデ専用最終兵器ロボ。
用語
- キカイトピア
- 本作の並行世界の一つである機械生命体キカイノイドの出身世界。文化面は人間世界とほぼ変わりがないが、トジテンドの悪政によりディストピアと化している。キカイトピアを代表に、本作の並行世界は基本的に「〇〇トピア」と呼称され、いずれも「〇〇」に該当する部分を中心とした世界となっている[11][12]。
- キカイノイド
- キカイトピアの原住民である機械生命体。身体が金属のため物理的な衝撃にある程度強いが、加齢によって老化し、食事も行うなど、基本的な生態は普通の人間とほぼ変わらない。
- トジテンド所属の者以外は基本的に人間に友好的で、世界が融合して僅か一ヶ月で人間とキカイノイドが共存する社会が構成されている。
- トジルギア
- トジテンドが開発した幾多の並行世界を封じ込めた歯車型アイテム。破壊する事で封印された世界が解放される。各ワルドはトジルギアに封じられた世界の力を使う。
- センタイギア
- 歴代のスーパー戦隊のイメージデータを登録した歯車型アイテム。効果は戦隊ごとに様々で、他の戦隊の武器を装備・技を発動といったシンプルなものが多いが、本人に直接由来する力ではなく「イメージ」に過ぎないため、その戦隊をイメージした独特の効果が発揮される場合もある[13]。
- ゼンカイジャーのものは初期メンバー、ツーカイザーのものは追加メンバー(及びそれに準じるキャラクター)[14]の能力が発動する。またギアを使った相手に使用者の口癖を真似る事がある。
- スーパー戦隊以外のイメージデータから同様の物を作ることもできるようで、『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回となる第20カイ!では、仮面ライダーシリーズのイメージデータを用いた特別品ライダーギアが登場している。
- ゼンカイジュウギア
- センタイギアとしての能力を持ちながら、怪獣型になりある程度自律行動が可能なギア。ゼンカイザーならびにツーカイザーが強化形態になるために使用する。五色田夫妻の残したデータを元に、セッちゃんがフリント・ゴールドツイカーに製作を依頼してゼンカイザー用のギアが完成したが、フリントはその後無断でツーカイザー用に2個目を製作している。
- ダークセンタイギア
- ステイシーが使用する悪のセンタイギア。スーパー戦隊のコピーや偽物の戦隊ロボを召喚できるが、ベースがトジルギアの為、偽戦隊は破壊することも容易に可能で、偽戦隊ロボの召喚は使い過ぎるとエネルギーが切れて消滅する。
- ステイシーの強化改造後は、強化フォーム状態の偽戦隊を召喚できるようになる。
- ギアトリンガー
- ゼンカイジャーの変身アイテム兼共通武器であるガトリング砲型アイテム。センタイギアをセットし回せばゼンカイジャーの変身や各戦隊の能力の使用、裏返して使えばゼンカイオーの合体、巨大化や機界変形が使える。前のグリップカバーを展開すると、ゼンカイザー用のゼンカイオー操縦桿「コックピットモード」になる。
- 『DD』では、シナリオデモ内でギアトリンガーのシステムボイスが台詞扱いで登場し、戦闘アニメではゼンカイオージュラガオーンの操縦時のシステムボイスがSE扱いで登場する。
- ゼンリョクゼンカイキャノン
- 五色田夫妻が残した試作型のデータをそのままイジルデが再現した銃。当初はハカイザーの武器「全力破壊銃」として戦線投入されてゼンカイジャーを苦しめたが、何も手を加えずに再現してしまったため、その後ゼンカイザーに奪われ、そのままゼンカイジャーの強化アイテムと化した。巨大化してゼンカイオーの武器や戦闘機ゼンリョクイーグルになることもでき、ゼンリョクゼンカイオーのコアを形成する。
楽曲
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』以来のエンディングテーマが存在しない作品となる[16]。そのため、シリーズで長らく恒例となっているエンディングでのダンスはオープニングで行われる。
- オープニングテーマ
-
- 「全力全開!ゼンカイジャー」
- 作詞:マイクスギヤマ / 作曲・編曲:園田健太郎 / 歌:つるの剛士 / コーラス:ことのみ児童合唱団 / 振付:彩木エリ
- オープニング映像のイントロパートではセッちゃんによるサブタイトルコールが行われる他、Bメロパートでは公式サイト曰く「レ〇ズナー方式」[17]で、放送エピソードのハイライトシーンが挿入される。回ごとに映像やSEに手が入っており、オープニング演出は常に変化し続けた。
- 『DD』で採用。イベント「激突、王と王の戦い」で期間限定参戦時に原曲が使用された。恒常イベントに変更された際にはオリジナルBGMに差し替えられている。イベント「さぁ全力全開!一つになれ!」ではアレンジBGMがクエストBGMに採用。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初参戦作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。同イベントはダイナミック企画オリジナルを除けば『DD』では初となる版権作品による期間限定イベントとなる。『重神機パンドーラ』以来となる放送中の作品の参戦。加えて声付きの参戦であり、どちらもスーパー戦隊シリーズでは初。
- イベントでは本作と同じく意思を持つロボット達が人間と共に戦い、左右合体も行い、「機界」つながりでもある『勇者王ガオガイガー』と共演する[18]。
- 他のスーパー戦隊同様、メンバーは変身後のみの登場。キカイノイド達であれば変身前で登場しても問題ないはずだが、ゼンカイザーだけ変身解除しないと不自然だからか、全員変身後のみの登場となっている。
- 2024年6月よりショートシナリオイベントが常設され恒常化。期間限定参戦から恒常化まで2年9ヶ月ほどの期間を要すことになった。
- 他の期間限定作品に比べて恒常化が遅れた理由のひとつとして、追加で登場させるゼンリョクゼンカイオーのCGモデルの作成の都合があったことが明かされている[19]。
各話リスト
話数は「第〇〇カイ!」、サブタイトルは末尾の読みが「かい」という形式で統一されている[20]。『DD』の「激突、王と王の戦い」も、しっかり「かい」で終わっている。
話数 | サブタイトル | 登場メカ&怪人 | 備考 |
---|---|---|---|
第1カイ! | キカイ世界はキキカイカイ! | クダイター クダイテスト |
介人とジュラン、ゼンカイジャー結成 |
第2カイ! | ガオな野獣がごやっかい! | キノコワルド ダイキノコワルド |
ガオーン、ゼンカイジャーに加入 ゼンカイオージュラガオーン登場 偶然からダイワルド誕生 |
第3カイ! | マジでぬぬぬな魔法使い! | コオリワルド ダイコオリワルド |
マジーヌ、ゼンカイジャーに加入 ゼンカイオージュラマジーン登場 |
第4カイ! | ブルブルでっかいおせっかい! | ボクシングワルド ダイボクシングワルド |
ブルーン、ゼンカイジャーに加入 ゼンカイオーブルマジーン登場 ゼンカイオーブルガオーン登場 |
第5カイ! | 握り握られスシ大会! | スシワルド ダイスシワルド |
|
第6カイ! | 不快不可解ゴミあつかい! | ゴミワルド ダイゴミワルド |
|
第7カイ! | 魔界の王子は気がみじかい! | ステイシー / ステイシーザー登場 | |
第8カイ! | ドアtoドアで別世界?! | ドアワルド ダイドアワルド |
ゾックス / ツーカイザー登場 |
第9カイ! | 世界海賊、愉快ツーカイ! | カシワモチワルド ダイカシワモチワルド |
ゴールドツイカー一家、勢揃い ツーカイザーのフォームチェンジ初披露 |
第10カイ! | お昼も夜でもブルースカイ! | マヒルワルド ダイマヒルワルド |
|
第11カイ! | 渡る世間は鬼ゴッコかい?! | オニゴッコワルド ダイオニゴッコワルド |
クロスカイオー、クローリングオー登場 |
第12カイ! | ノロノロマイマイ、カタい貝! | カタツムリワルド ダイカタツムリワルド バトルシーザーロボ |
ツーカイオーカッタナー登場 |
第13カイ! | リサイクルすりゃもう一回! | リサイクルワルド ダイリサイクルワルド リサイクル戦隊ダイワルジャー バトルシーザーロボ |
再生怪人回 ツーカイオーリッキー登場 |
第14カイ! | 決闘!ゼンカイvsツーカイ! | バトルシーザーロボ | |
第15カイ! | ガチョーン!レトロに急旋回! | レトロワルド ダイレトロワルド |
|
第16カイ! | 磁石シャクだぜもう限界! | ジシャクワルド ダイジシャクワルド |
|
第17カイ! | ぬぬっとオカルト同好会! | トウメイワルド ダイトウメイワルド |
|
第18カイ! | いのち短し、恋せよゼンカイ! | レンアイワルド ダイレンアイワルド |
|
第19カイ! | ゼンカイ改め、超ゼンカイ! | カブトムシワルド ダイカブトムシワルド |
スーパーゼンカイザー登場 |
第20カイ! | 映画公開記念合体SP 剣士と界賊、兄の誓い。 |
ヒコボシワルド ダイヒコボシワルド |
『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回 スーパーツーカイザー登場 |
第21カイ! | 大カイジュウの大破壊! | コピーワルド ダイコピーワルド 偽ゼンカイオー |
偽者回 ゼンカイジュウオー登場 |
第22カイ! | ウシシなモ~れつ闘牛会! | トウギュウワルド ダイトウギュウワルド バトルシーザーロボ2世 |
ゼンカイジュウドリル登場 |
第23カイ! | 三大合体 地球最大の戦い! | バトルシーザーロボ2世 | スーパーゼンカイオージュラン登場 スーパーツーカイオー登場 |
第24カイ! | 侵略完了!できるか奪回?! | バカンスワルド ダイバカンスワルド |
|
第25カイ! | やり直せ!ゼンカイジャー・改! | ヒドケイワルド | 前半のおさらい(半総集編) |
第26カイ! | 改造王子と闇の外科医! | ゼンカイオーブラックジュラガオーン | |
第27カイ! | 7つのセカイを大航海! | ||
第28カイ! | 週刊少年マンガワルド大図解! | マンガワルド ダイマンガワルド | |
第29カイ! | 王子のねらい、知ってるかい? | テニスワルド ダイテニスワルド |
ハカイザー登場 |
第30カイ! | 隣のキカイはカキ食うハカイ?! | カキワルド → ホシガキワルド ダイカキワルド |
|
第31カイ! | ギュウっと合体!NEWっと公開! | ギュウニュウワルド ダイギュウニュウワルド ニュークダイテスト |
ゼンリョクイーグル登場 ゼンリョクゼンカイオー登場 |
第32カイ! | 怒るサカサマ!まさかサルかい? | サカサマワルド ダイサカサマワルド |
|
第33カイ! | グレートティーチャー鬼 |
ガクエンワルド ダイガクエンワルド |
|
第34カイ! | カボチャをトリトリ競技会! | ハロウィンワルド ダイハロウィンワルド |
|
第35カイ! | ダイヤモンド◇ユカイ?! | ダイヤワルド ダイダイヤワルド |
|
第36カイ! | びっくりドッキリ大ユーカイ! | ビックリバコワルド ダイビックリバコワルド |
|
第37カイ! | 恨みダイコン、根が深い! | ダイコンワルド ダイダイコンワルド |
|
第38カイ! | ご先祖様だョ!大霊界 | ボンワルド ショウガツワルド ダイボンワルド |
|
第39カイ! | 無限あけおめ誕生会! | ショウガツワルド ダイショウガツワルド バトルシーザーロボ3世 ハカイジュウオー |
|
第40カイ! | とーちゃん奪回、ワンチャン一回! | ハカイジュウオー | クロコダイバズーカ登場 |
第41カイ! | 推しメン沼はつるつる深い! | メンワルド ダイメンワルド |
|
第42カイ! | 新ヒーローにゃ!おコタの密会!! | コタツワルド ダイコタツワルド |
ドンモモタロウ先行登場 ドンゼンカイオー登場 |
第43カイ! | 風見鶏の頭は風の真向かい! | ムカイカゼワルド ダイムカイカゼワルド |
|
第44カイ! | SD=スモール+デッカい?! | SDワルド ダイSDワルド |
|
第45カイ! | 超大凶って運勢最下位?! | オミクジワルド ダイオミクジワルド |
|
第46カイ! | ゲゲっと飛び出た神のちょっかい! | ニンジンワルド ダイニンジンワルド サファイアワルド ダイサファイアワルド コウモリワルド ダイコウモリワルド |
|
第47カイ! | パレス突入!ボスの前でも頭が高い! | イジルデストロイヤー4世 | |
第48カイ! | ボッコワウス バラシタラ |
||
最終カイ! | 俺の世界、みんなのセカイ | ||
劇場版1 | 赤い戦い!オール戦隊大集会!! | スーパー悪者ワルド バスコ・タ・ジョロキア 十六夜九衛門 巨獣ハンター・バングレイ ザミーゴ・デルマ |
時系列は第6カイ!と第7カイ!の間 |
劇場版2 | セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記 |
アスモデウス 戦隊メギド ライダーワルド |
『仮面ライダーセイバー』とのクロスオーバー アキバレンジャーギア登場 |
劇場版3 | 機界戦隊ゼンカイジャー VSキラメイジャー VSセンパイジャー |
ポットデウス Dr.イオカル カルビワルド ダイカルビワルド |
TVシリーズの後日譚 ゴーカイレッド / キャプテン・マーベラスとルパンレッド / 夜野魁利が出演 |
劇場版4 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ VSゼンカイジャー |
カシワモチワルド 機界鬼 |
劇場版3の後日談 |
スピンオフ | ゼンカイレッド大紹介! | ノーマル悪者ワルド | 劇場版1の後日譚 ゼンカイレッド登場 |
スピンオフ2 | ツーカイザー×ゴーカイジャー ~ジューンブライドはたぬき味~ |
『海賊戦隊ゴーカイジャー』とコラボ マーベラス、アイム、鎧が出演 | |
(参考) | 『仮面ライダーセイバー』特別章 界賊来たりて、交わる世界。 |
オリヒメワルド | 第20カイ!の前日譚 ゾックス、『仮面ライダーセイバー』の世界へ行く |
余談
- そのギャグに振り切れた作風や、それに慣れ切ってしまった者達を指して「ゼンカイ脳」というスラングが存在するが、本作の監督の一人である田崎竜太氏が言い出しっぺの公式スラングであり、制作陣の間で完全に浸透している。
- ちなみに次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』もまた違った方向でギャグシーンが多い作風であるため「ドンブラ中毒」というスラングが存在する。
- 本作は特にアドリブが多いが、『DD』参戦にあたり寺田貴信プロデューサーがゼンカイジャーの収録に立ち会った際、本作のアドリブは早い者勝ち(=収録順)で行われていたことが言及されている[21]。
- 近年のスーパー戦隊シリーズなどでは、登場人物が玩具による変身遊びのやり方等を解説する動画が配信されているが、『ゼンカイジャー』の動画「ひみつ全開ファイル」は本編さながらのギャグが散りばめられた短編集と化している。
- 『鋼の超感謝祭2021』における参戦発表時、同イベントには2020年放映の『魔進戦隊キラメイジャー』にレギュラー出演していた声優が5人もいた(赤羽根健治・長久友紀・杉田智和・稲田徹・中村悠一[22])こともあり、『キラメイジャー』参戦はないのかと話題にされていた。
- 『DD』での共演が縁かは不明だが、第43カイ!では共演先の『勇者王ガオガイガー』やその続編に登場する獅子王凱あるいはジェネシックガオガイガーをデザイン元にしたと思われる「ムカイカゼワルド」が登場している。担当声優も檜山修之氏を充てており、公式サイト等でも明らかに『ガオガイガー』ネタを使用している。
- 次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する主要アイテムは、名称や細部仕様が異なるものの本作のアイテムとの後方互換性を備えており、本作のセンタイギアについても継続商品展開が行われる[23]。この流れを汲み『ドンブラザーズ』では本作主人公の五色田介人が別人設定(ゼンカイザーも新デザインへ変更)で引き続き登場する。
- 概要欄にあるような先述の特異な構成もあって、スーパー戦隊シリーズ全体から見ても作品自体が相当なテコ入れとなっている。作品を跨いでのテコ入れという意味でも珍しいが、テコ入れの成果が商業的に出たのは『ドンブラザーズ』になってからであり、残念ながら本作自体は売上歴代最低[24]という事態に甘んじてしまった。しかし視聴者からの反響は非常に大きく、2021年のネット流行語大賞にて特撮界隈では最も高い19位にいたり、『ドンブラザーズ』との合同Vシネマが5月23日の舞台挨拶「ゼンカイナイト」における発表時点で歴代興行売上1位を記録するなど、話題性に事欠かなかった。
- 6月1日の記念日「世界牛乳の日」、放送翌年の2023年にて、農林水産省とのコラボレーションが行われ、同省のツイートが第31カイ!の敵怪人ギュウニュウワルドのものとなってしまった[25]。同省とスーパー戦隊シリーズのコラボレーションは2例目だが、過去の例とは異なりギュウニュウワルドは特に牛乳の消費を推奨する行為を作中で行っていなかったがために視聴者は驚愕した。
- 劇伴を担当した渡辺宙明氏は2022年6月23日に逝去し、本作がテレビ作品における遺作となった[26]。
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脚注
- ↑ 過去作品でも『天装戦隊ゴセイジャー』や『宇宙戦隊キュウレンジャー』(共に未参戦)など着ぐるみキャラの戦士がメインとなった例はあるが、それでも顔出し役者の方が多かった。
- ↑ 一応、スピンオフ作品で人間態を演じる役者が起用された事はある。
- ↑ 過去シリーズでも番外戦士が巨大化して戦う様子が描かれてはいた。
- ↑ 第1カイ!ではトジルギアに閉じ込められる世界の代表として、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の世界などの光景が僅かに映っている。
- ↑ 新型コロナウイルスが蔓延・長期化している時期に放送開始されている。
- ↑ 企画当初のタイトル案は「センタイ戦隊センタイジャー」であったが、あまりに出オチ感があるとして現タイトルへ改められた。
- ↑ なお、奇しくもこの年は「スーパーロボット大戦30周年」に加えて、「スーパー戦隊45作目」と「仮面ライダー50周年」の2大特撮のアニバーサリーイヤーでありこれを記念したクロスオーバー映画『スーパーヒーロー戦記』が制作されている。
- ↑ 機界戦隊ゼンカイジャー 第10カイ! お昼も夜でもブルースカイ! 2021年5月9日放送
- ↑ 当初はクダイテストがトジルギアを踏んだことで生まれた偶然の産物だった。
- ↑ 例を挙げれば第2話で登場したダイキノコワルドは周りにキノコがはえ、第3話に登場したダイコオリワルドは一帯が凍り付く。
- ↑ 唯一、人間の住む本編世界は「人間界」と呼称されていたが、最終カイ!にて「ゼンカイトピア」と改名されている。
- ↑ 第1カイ!で一度トジルギアに封じられた過去作品の世界も、本編後には無事健在していることが明らかになっているが、「〇〇」に該当する部分は戦隊名となっており、映画作中で登場した例として『海賊戦隊ゴーカイジャー』の世界は「ゴーカイトピア」と称されている。また、第20カイ!でコラボレーションした『仮面ライダーセイバー』の世界は「〇〇トピア」の呼称がない。
- ↑ 理科の知識を披露(『地球戦隊ファイブマン』。メンバーのファイブレッドは理科の教師)、スピードアップする(『高速戦隊ターボレンジャー』。普通の効果に見えるが(名前に反して)ターボレンジャーにそんな能力はない)など。『鳥人戦隊ジェットマン』に至っては原作最終回のワンシーンを再現した。
- ↑ 該当メンバーが存在しない作品の場合は、ツーカイザーも初期メンバーの力を使用する場合がある。
- ↑ 通常の変身はタンバリン似たラテン調、オーレンフォームはマラカスに似た古代音楽調、シンケンフォームは鼓に似た和風音楽調、スーパーツーカイザーは電子ドラムに似たロック調。
- ↑ ゼンカイジャーの30分前に放送されている『仮面ライダーセイバー』がエンディングテーマとダンスを取り入れたため、ゼンカイジャーでは採用を見送られた。エンディングが存在しないのは、平成以降の仮面ライダーシリーズでよく見られた番組形式で、ゼンカイジャーの代では入れ替わった形となる。
- ↑ 機界戦隊ゼンカイジャー 第16カイ! 磁石シャクだぜもう限界! 2021年6月20日放送
- ↑ 『ガオガイガー』の並行世界の住人という扱いで、EI-25の開けた次元の穴から飛ばされてきた設定。
- ↑ 寺田貴信氏の2024年6月13日のポストより。
- ↑ 合体スペシャルの第20カイ!は、コラボ先の『仮面ライダーセイバー』側のサブタイトル形式に則りつつ両立させている。ちなみに『セイバー』側でのコラボ回も同様。
- ↑ https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1469833837991841794
- ↑ 赤羽:魔進マッハ・長久:魔進へリコ・稲田:魔進ハコブー・杉田:オラディン王、変身ツール音声、ナレーター・中村:ガルザ
- ↑ 作品を跨いでの共通アイテム展開はシリーズでは初の事例となる。
- ↑ 株式会社バンダイナムコホールディングス2023年3月期第1四半期決算短信 補足資料2ページ目より。2022年通期で44億円。
- ↑ 農林水産省の2023年6月1日のツイートより。
- ↑ 最終的な遺作は映画『怪猫狂騒曲』。なお同作には主題歌を担当したつるの剛士氏がストーリーテラーとして出演している。