「新機動戦記ガンダムW」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
TV版「[[ガンダムシリーズ]]」第6作目。前作に当たる『[[機動武闘伝Gガンダム]]』によって確立した、テレビドラマ「スーパー戦隊シリーズ」を彷彿とさせる複数の主役ガンダムなどを初めとする「平成ガンダム」路線を踏襲しつつもキャラクターにビジュアルな要素を盛り込み、いわゆる美形キャラクターが多く登場したこともあって女子によるキャラクター人気が加速した他、主要対象年齢を引き上げてインパクト重視の路線を残しつつもさらにケレン味を増しているのも特徴。概ねストーリーは5人のガンダムパイロットと、敵対する2人の人物によって描写され、『ガンダムW』という世界観で生きていく個人が焦点となっている。また、本作は米国や欧州以外でも国際的に放映された。
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TV版「[[ガンダムシリーズ]]」第6作目。前作に当たる『[[機動武闘伝Gガンダム]]』によって確立した、複数の主役ガンダムを踏襲しつつもキャラクターにビジュアルな要素を盛り込み、主要対象年齢を引き上げてインパクト重視の路線を残しつつもさらにケレン味を増しているのも特徴。概ねストーリーは5人の主人公と敵対する2人のライバルと1人のヒロインによって描写され『ガンダムW』という世界観で生きていく個人が焦点となっている。また本作は米国や欧州以外でも国際的に輸出された。
  
軍事設定などが前作に比べやや従来型のガンダムへの揺り戻しがかかったものの全体の派手さや華やかさは健在であり、その結果平成ガンダムの中でも高い人気を博し、多くのメディアに進出した他にTV版の1年後を描いたOVA『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』が発売され、翌年には劇場化までされている。<br>また、外伝に当たる模型企画兼[[外伝]][[漫画]]『デュアルストーリー G-UNIT』やOVAより数十年後を描いた[[続編]][[小説]]『[[新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop]]』、TV版のストーリー及び機体をEWから逆算してデュオ視点で再構築した漫画『敗者たちの栄光』、TV版とEW版の間を描いた漫画『BATTLEFIELD OF PACIFIST』およびラジオドラマ(後に漫画化)『BLIND TARGET』、主要人物の過去を描いた漫画『EPISODE ZERO』など、メディア展開の多彩さは平成ガンダムの中でもトップクラスとなっている。
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軍事設定などが前作に比べやや従来型のガンダムへの揺り戻しがかかったものの全体の派手さや華やかさは健在であり、その結果平成ガンダムの中でも高い人気を博し、多くのメディアに進出した他にTV版の1年後を描いたOVA『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』が発売され、翌年には劇場化までされている。
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また、外伝に当たる模型企画兼[[外伝]][[漫画]]『デュアルストーリー G-UNIT』やOVAより数十年後を描いた[[続編]][[小説]]『[[新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop]]』、TV版のストーリー及び機体をEWから逆算してデュオ視点で再構築した漫画『敗者たちの栄光』、TV版とEW版の間を描いた漫画『BATTLEFIELD OF PACIFIST』およびラジオドラマ(後に漫画化)『BLIND TARGET』、主要人物の過去を描いた漫画『EPISODE ZERO』など、メディア展開の多彩さは平成ガンダムの中でもトップクラスとなっている。
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
主役5人がコロニーから地球に対する反乱分子という設定ゆえ、宇宙世紀ガンダムシリーズとの兼ね合いが難しかった。初参戦の『[[新スーパーロボット大戦|新]]』、初めて本格的に扱われた『[[スーパーロボット大戦F|F]]』『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』共にガンダムパイロットは第3勢力としての登場期間が長く、こちらに加入させるには[[説得]]が必要だったりと味方としての扱われ方は弱かった。
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主役のガンダムパイロット5人は地球に対する反乱分子という設定もあり、初参戦の『[[新スーパーロボット大戦|新]]』、初めて本格的に扱われた『[[スーパーロボット大戦F|F]]/[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』共に第3勢力としての登場期間が長く、自軍に加入させるには[[隠し要素|特定の条件]]が必要だったりと味方としての扱われ方は弱かった。
  
以降の作品ではスムーズに加入するようになったものの、主人公達が[[プリベンター|治安を維持する側]]に所属となった「[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]」が同時参戦、あるいは「EW」のみの参戦が多く、TV版の扱い自体があまり良いとは言えない。
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以降の作品ではスムーズに加入するようになったものの、主人公達が[[プリベンター|治安を維持する側]]に所属となった『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』が同時参戦、あるいは『EW』のみが参戦という状況が多く、TV版の扱い自体があまり良いとは言えない。
  
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦F]][[スーパーロボット大戦F完結編]]
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;[[スーパーロボット大戦F]]
:自軍勢力が原作で言う連合軍の立場ということや、再現の方向性からガンダムパイロットは基本的に第3勢力(実質敵)としての登場となる。一方で原作では敵勢力であったトレーズは'''最後まで味方勢力のまま'''という意外な展開に。『完結編』ではガンダムパイロットを自軍入りさせる機会もあるが、全員が揃うのは[[説得]]した上で終盤の特定ルート選択時のみと殆ど隠し要素に近い。
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:[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]以外の4人のガンダムパイロットも初参戦となり、本格的に扱われるようになった。自軍勢力が劇中の連合軍側の立場ということや再現の方向性から、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]][[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]が自軍に加入し、ガンダムパイロットは第3勢力(実質敵)として登場する。各ガンダムは序盤から登場する機体にしては性能が高く、パイロットの[[切り払い]]/[[シールド防御]]レベルも高めなので厄介な相手となる。
:パイロット能力は[[ニュータイプ]]勢に比べて今ひとつ。[[特殊技能]]の無さから来る[[回避]]の低さに加えて[[反応]]の成長が遅く、終盤W系の敵や[[NPC]][[2回行動]]するなか、ガンダムを駆る5人だけが1回行動なのはあまりにも悲しい。[[精神コマンド]][[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]以外は命中率に補正をかけられるものがなく、中盤で加入した際は敵の[[オーラバトラー]][[MS]]相手に苦戦しがちと、かなり厳しい扱われ方になっている。
+
:5機のガンダムは同じ素材を使っているという設定を反映してか、装甲が同値でHPがほぼ同じといった能力設定になっている。
:しかし、隠しユニットのウイングガンダムゼロカスタムは驚異的な性能に加えて、強化パーツスロットが3もある強力なユニットであり、エース級の活躍が期待できる。
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:ちなみに同じ素材を使っているという設定を反映してか、5機のガンダムは装甲が同値でHPがほぼ同じになっている。
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;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
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:本作の序盤からようやくガンダムパイロットを劇中前半の機体と共に加入させることが可能となる([[隠し要素/F・F完結編|要条件]])が、せっかく加入させても原作再現の関係で中盤に離脱してしまい、劇中後半の機体と共に再加入するのは'''終盤の特定ルート選択時のみ'''<ref>五飛はルートに関係なく、デュオはDCルートのみ無条件で加入する。</ref>となるため、使用可能期間はあまり長くない。また、機体、パイロット共に能力的に難があるため[[命中]]/[[回避]]率に悩まされる場面が多く、[[2回行動]]が可能になるのも全員非常に遅い<ref>なお、遅いのはガンダムパイロット5人と序盤に離脱するゼクス(仮面)、ノインだけであり、敵やNPCとして登場する他のW系パイロットは普通に終盤に2回行動可能となっている。</ref>。そのうえ、ヒイロ以外は命中を上げる[[精神コマンド]]を習得しないなど、全体的に妙に厳しい扱われ方になっている。
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:なお、隠しユニットとして登場する[[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]は非常に強力なため、ガンダムパイロットでも十分な活躍が期待できる。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]」と同時参戦。適度に再現もあり全員無条件で加入してくれるなど扱いは悪くないが、一時離脱もあるため安定して全員が揃うのは終盤近くとやはり遅め。また、機体は最終的に全員EW版のものに乗り換える影響もあってかTV版の機体の性能は控え目。
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:[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』と同時参戦。適度に再現もあり、全員無条件で加入してくれるなど扱いは悪くないが、一時離脱もあるため安定して全員が揃うのは終盤近くとやはり遅め。また、最終的に『EW』の機体に乗り換えてしまう影響もあってか、TV版の機体の性能は全体的に控え目。
:以降の『[[αシリーズ]]』は「EW」のみの参戦となる。
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:以降の「[[αシリーズ]]」は『EW』のみの参戦となる。
  
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:TV版は『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander|SC]]』から約8年、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』からは約11年(DC版は約10年)振りに声有りでの参戦となる。ただし、原作ストーリーはほとんど進まず、各ガンダムの後継機も登場しない。
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:TV版は『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander|SC]]』から約8年、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』からは約11年([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版]]からは約10年)以来の声付き参戦となる。ただし、原作ストーリーはほとんど進まず、各ガンダムの後継機も登場しないがウイングガンダムを始めとするカスタム前の各ガンダムを存分に活躍させられるという恩恵もある。
 
:『[[機動戦士ガンダム00]]』や『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』との絡みが豊富。
 
:『[[機動戦士ガンダム00]]』や『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』との絡みが豊富。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:『破界篇』でほぼ進まなかった分、今作は『64』に次いで原作再現が多く、原作序盤の終わり頃から最後までをあますことなく再現している。『破界篇』では未登場だったガンダム開発者も全員登場している。
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:『破界篇』でほぼ進まなかった分、今作は『[[スーパーロボット大戦64|64]]』に次いで原作再現が多く、原作序盤の終わり頃から最後までをあますことなく再現している。また、『破界篇』では未登場だったガンダム開発者も全員登場している。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
:完全にTV版限定で『EW』の機体が出ない。物語終盤を再現しているため、ガンダムの前半の機体は登場しない。ガンダムエピオンが無条件で自軍ユニットとして使えたり、トレーズが自軍で使用可能であったりと珍しい作品。
+
:TV版のみの参戦で、物語終盤を再現しているため劇中前半のガンダムは登場しない。[[ガンダムエピオン|エピオン]]が無条件で自軍戦力として使えたり、[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]が自軍で使用可能であったりと珍しい作品。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
:参戦しているが、厳密にTV版から参戦しているといえるのはトールギスとガンダムエピオン、リーオー、ビルゴであり、主役機はウイングゼロEW版の参戦となっている。
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:一部の機体とパイロットが参戦しているが、主役機は[[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]となっている。
  
 
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
:参戦しているのは『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』だが、プレミアムアニメソング&サウンドエディションに本作の「JUST COMMUNICATION」が収録。
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:参戦しているのは『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』だが、プレミアムアニメソング&サウンドエディションに本作の「JUST COMMUNICATION」が収録されている。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
:初参戦作品。本作が最終回間近の1996年3月の発表であったため、ヒイロとリリーナとゼクス及び番組前半の機体のみ登場。
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:初参戦作品。本作が最終回間近の1996年3月の発表であったため、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]、[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]と番組前半の機体のみ登場。
 
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー]])
 
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー]])
:原作再現度は高く、OZのMSも相当の種類が登場している。キャンサーやパイシーズ、トラゴスまで出てくるのに何故かリーオーは登場しない。また、[[オペレーション・メテオ]]の名称が唯一使用されたスパロボであり、本作では「0番目の流星」として[[デビルガンダム]]が地球に投下されている。
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:原作再現度は高く、[[OZ]]の[[モビルスーツ|MS]]も相当の種類が登場している。が、何故か[[リーオー]]は登場しない。([[マラサイ]]が代理に近い)また、[[オペレーション・メテオ]]の名称が唯一使用されたスパロボであり、本作では「0番目の流星」として[[デビルガンダム]]が地球に投下されている。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:登場するのはヒイロ&ウイングゼロ、ゼクス&トールギス、そしてリリーナのみ。
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:[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]&[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]&[[トールギス]]、[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]が登場。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[スーパーヒーロー作戦]]
 
;[[スーパーヒーロー作戦]]
 
:「[[機動武闘伝Gガンダム]]」と揃って未来世界の住人として参戦。序盤から終盤までかなりのシナリオが再現されるものの、原作通りなかなか主役5人が一堂に会しない。
 
:「[[機動武闘伝Gガンダム]]」と揃って未来世界の住人として参戦。序盤から終盤までかなりのシナリオが再現されるものの、原作通りなかなか主役5人が一堂に会しない。
:『64』とは逆に主役5人は[[デビルガンダム]]破壊の為に地球に降り立った設定。
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:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』とは逆に主役5人は[[デビルガンダム]]破壊の為に地球に降り立った設定。
 
;[[Another Century's Episode]]
 
;[[Another Century's Episode]]
 
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|第30話||リリーナとの再会||||||
 
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|第31話||ガラスの<ruby><rb>王国</rb><rt>サンクキングダム</rt></ruby>||||||[[スーパーロボット大戦α|α]]、[[スーパーロボット大戦F|F]]
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|第31話||ガラスの<ruby><rb>王国</rb><rt>サンクキングダム</rt></ruby>||||||[[スーパーロボット大戦α|α]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]
 
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|第32話||死神とゼロの対決||||||
 
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|第40話||新たなる指導者||||||
 
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|第49話||最後の勝利者||||||[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
|第49話||最後の勝利者||||||[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*本作後半の制作現場は非常にひっ迫していたようで、後期OP『RYTHM EMOTION』が実質2か月間しか使用されなかったのは作画が遅れに遅れてしまったからであり、それより先にCDは発売されアニメ本編のBGMとして先行登場していた。
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*本作後半の制作現場は非常にひっ迫していたようで、後期OP『RHYTHM EMOTION』が実質2か月間しか使用されなかったのは作画が遅れに遅れてしまったからであり、それより先にCDは発売されアニメ本編のBGMとして先行登場していた。
 
*モブ役の声優が豪華なことでも有名であり、[[アリー・アル・サーシェス]]役の藤原啓治氏、[[Dボゥイ]]役の森川智之氏、[[ダヤッカ・リットナー]]役の中村大樹氏が毎回モブキャラとして出演し、また『Gガンダム』で[[ドモン・カッシュ]]を演じた関智一氏もモブキャラで多数出演している。それ以外にも[[馬場ラムネ]]役の草尾毅氏、[[アイリス]]役の西原久美子氏、ナレーションに[[アナベル・ガトー]]役の大塚明夫氏といった面々が並ぶ。
 
*モブ役の声優が豪華なことでも有名であり、[[アリー・アル・サーシェス]]役の藤原啓治氏、[[Dボゥイ]]役の森川智之氏、[[ダヤッカ・リットナー]]役の中村大樹氏が毎回モブキャラとして出演し、また『Gガンダム』で[[ドモン・カッシュ]]を演じた関智一氏もモブキャラで多数出演している。それ以外にも[[馬場ラムネ]]役の草尾毅氏、[[アイリス]]役の西原久美子氏、ナレーションに[[アナベル・ガトー]]役の大塚明夫氏といった面々が並ぶ。
 
*『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』第320話「夏美 憧れの侵略者!であります」では、ケロロ小隊の遠隔操作するアンドロイドとして、ガンダムチーム(ただし'''五飛以外''')とゼクスの色をケロロ小隊カラーにリペイントしたような5人組'''『オペレーション○乙(まるおつ)』'''が登場する。なお、声優は[[クルル曹長|クルル]]役の[[声優:子安武人|子安武人]]含め全員『W』と同一。
 
*『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』第320話「夏美 憧れの侵略者!であります」では、ケロロ小隊の遠隔操作するアンドロイドとして、ガンダムチーム(ただし'''五飛以外''')とゼクスの色をケロロ小隊カラーにリペイントしたような5人組'''『オペレーション○乙(まるおつ)』'''が登場する。なお、声優は[[クルル曹長|クルル]]役の[[声優:子安武人|子安武人]]含め全員『W』と同一。

2024年9月12日 (木) 20:25時点における最新版

新機動戦記ガンダムW』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

新機動戦記ガンダムW
読み しんきどうせんきガンダムウイング
監督 池田成(第1 - 18話)
高松信司(第19話以降。クレジット上では表記変更なし)
キャラクターデザイン 村瀬修功
メカニックデザイン 大河原邦男
カトキハジメ
石垣純哉
音楽 大谷幸
制作 サンライズ(第1スタジオ)
放送局 テレビ朝日
放送期間 1995年4月7日 -
1996年3月29日
話数 全49話
シリーズ ガンダムシリーズ
次作 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
初登場SRW 新スーパーロボット大戦
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概要編集

TV版「ガンダムシリーズ」第6作目。前作に当たる『機動武闘伝Gガンダム』によって確立した、複数の主役ガンダムを踏襲しつつもキャラクターにビジュアルな要素を盛り込み、主要対象年齢を引き上げてインパクト重視の路線を残しつつもさらにケレン味を増しているのも特徴。概ねストーリーは5人の主人公と敵対する2人のライバルと1人のヒロインによって描写され『ガンダムW』という世界観で生きていく個人が焦点となっている。また本作は米国や欧州以外でも国際的に輸出された。

軍事設定などが前作に比べやや従来型のガンダムへの揺り戻しがかかったものの全体の派手さや華やかさは健在であり、その結果平成ガンダムの中でも高い人気を博し、多くのメディアに進出した他にTV版の1年後を描いたOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』が発売され、翌年には劇場化までされている。

また、外伝に当たる模型企画兼外伝漫画『デュアルストーリー G-UNIT』やOVAより数十年後を描いた続編小説新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』、TV版のストーリー及び機体をEWから逆算してデュオ視点で再構築した漫画『敗者たちの栄光』、TV版とEW版の間を描いた漫画『BATTLEFIELD OF PACIFIST』およびラジオドラマ(後に漫画化)『BLIND TARGET』、主要人物の過去を描いた漫画『EPISODE ZERO』など、メディア展開の多彩さは平成ガンダムの中でもトップクラスとなっている。

ストーリー編集

アフターコロニー195年、地球圏統一連合に抑圧されていたコロニー群は、5機のガンダムを地球に送り込んだ。OZに対して破壊活動を行う5人のガンダムパイロットとOZの士官ゼクス、そしてヒロイン・リリーナを中心に物語が進んでいく。

登場人物編集

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

主要人物編集

ヒイロ・ユイ
主人公ウイングガンダムのパイロット。非情のテロリストであったが、リリーナと出会い、次第に本来の優しい心を取り戻していく。
リリーナ・ドーリアン / リリーナ・ピースクラフト
ドーリアン外務次官の令嬢。しかし、正体はサンクキングダムの王女であった。ヒイロとの出会い、様々な困難に直面し、精神的に大きく成長する。

ガンダムパイロット編集

デュオ・マックスウェル
ガンダムデスサイズのパイロット。人懐っこくて明るい性格だが、工作員として腕は確か。その性格が災いしてか、貧乏くじを引いてばかり。
トロワ・バートン
ガンダムヘビーアームズのパイロット。冷静で口数は少ないが面倒見が良い。幼い頃からMSに乗り戦場に出ており、パイロットとしての高い能力を持つ。
カトル・ラバーバ・ウィナー
ガンダムサンドロックのパイロット。大富豪ウィナー家の嫡子。心優しき少年で、ガンダムパイロット達のまとめ役。ニュータイプのような鋭い感性を持つ。
張五飛(チャン・ウーフェイ)
シェンロンガンダムのパイロット。古代中国から受け継がれる戦士の家系の出。直情的な性格であるが戦闘においては冷徹で、高い戦術眼も兼ね備えている。

OZ編集

ゼクス・マーキス / ミリアルド・ピースクラフト
ライバルであり、ガンダムパイロット達に続く6人目の主人公。OZの士官であったが、その正体は完全平和主義を唱えた王国・サンクキングダムの王子。
ルクレツィア・ノイン
OZの士官。
トレーズ・クシュリナーダ
OZ総司令官。
レディ・アン
冷徹なOZ士官と淑女の二重人格者。
ワーカー
OZの兵士。
オットー
OZの仕官。ゼクス直属の部下。
アレックス
ノインの教え子。
ミュラー
ノインの教え子。
ツバロフ
技師長。モビルドールを開発する。
ヒルデ・シュバイカー
OZ志願兵であったが、デュオに協力する。
OZ兵
OZの一般兵。

ロームフェラ財団編集

デルマイユ侯爵
ロームフェラ財団代表。
ウェリッジ
財団に所属する侯爵。
ドロシー・カタロニア
デルマイユ侯爵の孫娘。

地球圏統一連合編集

ノベンタ
地球圏統一連合軍の元帥。
セプテム
宇宙方面軍司令官。
サリィ・ポォ
連合軍の少佐。軍医でもある。

ホワイトファング編集

カーンズ
ホワイトファング創設者。ゼクスを総指揮官として招き入れる。

ガンダム開発者達編集

ドクターJ
ウイングガンダムの開発者。
プロフェッサーG
ガンダムデスサイズの開発者。
ドクトルS
ガンダムヘビーアームズの開発者。
H教授
ガンダムサンドロックの開発者。
老師O
シェンロンガンダムの開発者。
ハワード
OZ時代にトールギスを共同で開発した。ガンダムを開発した5人には遅れてOZを離れている。

その他編集

キャスリン・ブルーム
サーカス団所属の女性。
ラシード・クラマ
マグアナック隊の隊長。
アブドルアフマド
マグアナック隊の隊員達。
ドーリアン外務次官
リリーナの養父。
パーガン
ドーリアン家執事。

登場メカ編集

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ガンダム編集

ウイングガンダムゼロ
全てのガンダムの基となった万能機体。「ゼロシステム」を搭載。
ウイングガンダム
扱い難いウイングガンダムゼロの反省を活かし、様々な制限をかけたデチューン汎用機。
ガンダムデスサイズ
隠密白兵戦用MS。
ガンダムデスサイズヘル
大破したデスサイズを宇宙戦仕様に改修した機体。
ガンダムヘビーアームズ
重弾幕砲戦用MS。
ガンダムヘビーアームズ改
ヘビーアームズを宇宙戦仕様に改修した機体。
ガンダムサンドロック
指揮管制型白兵用MS。
ガンダムサンドロック改
サンドロックを宇宙戦仕様に改修した機体。
シェンロンガンダム
汎用型白兵戦用MS。
アルトロンガンダム
中破したシェンロンを宇宙戦仕様に改修した機体。
ガンダムエピオン
トレーズによって開発が進められた決闘用MS。ゼロシステムと同等のシステム「システムエピオン」を搭載。

その他モビルスーツ編集

トールギス
プロトリーオーとも呼ばれる本世界のMS全体の始祖機体。ゼクスは本機を得て、ガンダムに対抗できる力を得た。
トールギスII
トレーズが搭乗するトールギスの2号機。
リーオー
主力の量産型MS。
エアリーズ
空戦用MS。
キャンサー
水中専用MS。
パイシーズ
水中専用MS。
トラゴス
砲撃用MS。
トーラス
通常(黒)とMA形態、サンクキングダム仕様(白)とMA形態、リーオーに継ぐ、次期主力高機動型MS。
ヴァイエイト
ガンダムを開発した5人の博士によって開発された攻撃特化した遠距離砲撃戦用MS。トロワが搭乗した。後にトロワのデータを使用したMDバージョンの機体が登場。
メリクリウス
ガンダムを開発した5人の博士によって開発された防御特化した近接白兵型MS。ヒイロが搭乗した。後にヒイロのデータを使用したMDバージョンの機体が登場。
ビルゴ
MDと呼ばれる陸戦仕様の無人量産型MS。
ビルゴII
宇宙戦仕様の無人量産型MS。
マグアナック
ガンダムサンドロックと共に行動するマグアナック隊の局地戦用MS。40人の隊員がそれぞれカスタマイズした機体に乗っている。

艦船・要塞編集

バルジ
OZの宇宙要塞。
ピースミリオン
ガンダムの母艦となる超大型戦艦。
リーブラ
ホワイトファングの超大型戦艦。

用語編集

アビリティレベル
A.C.世紀世界におけるモビルスーツの性能及び特性を表現するための数値。格闘戦能力を示すファイティングアビリティ、火力を示すウェポンアビリティ、機動性・瞬発力を示すスピードアビリティ、機体の駆動力を示すパワーアビリティ、装甲強度を示すアーマードアビリティの計5種の項目にて示される。オール100で設定されたリーオーの性能が基準値となっており、そこから比較して各機体の能力を把握することが可能となっているが、スピードの数値がゼロより上のデスサイズヘルの搭乗するデュオがゼロのスピードに驚愕することや、ゼロはフレームのみでトールギスのスペックを凌駕するどころか2機分以上のスペックが盛り込まれてる新設定からしても旧設定の側面もあり、あまり参考にならない。
ガンダニュウム合金
宇宙でしか精製できない特殊な合金の総称。『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』(SRW未参戦)においては「G-METAL」とも呼称される。
分子配列の組み合わせで金属反応の消失など様々な特性を持つようになる。ガンダムの装甲に使われており、機体ごとにその組成素材は異なるがいずれも従来MSのそれを上回る強度を誇るうえ、レーダーにも反応しづらい[1]。ストーリー序盤では、ガンダムのものは圧倒的な防御力を見せ、ビームサーベルでまともに斬られてもほとんど損傷しないという無敵振りだった。
武装に関しても、このガンダニュウム合金を用いたビーム兵器はそのビーム発生に必要とされる各装置の性能や耐久性が向上するため、一般のビーム兵器に比べて桁違いの出力を発揮する。更にビームに電離領域が形成され水分子の干渉を防ぐため、ビームサーベルなども水中でも殆どエネルギーが減衰せず問題なく使用できる。
作中では物語開始以前から軍上層部などでは既知の合金であったが、製造に特殊な環境が必要でコストが非常に高く、更にこれを必要とするような性能のモビルスーツを作る必要性も無かったことから、一般的なモビルスーツには使われなかった経緯がある。
またその防御力も絶対ではなく、第一話の時点でリーオーのドーバーガンでウイングガンダムに損傷を与えており、後発機の強化された武器の威力にも対応しきれなくなっていったが、それでもその優秀さは変わらず、多くの新型機に採用され続けている。
スペシャルズ
OZ
マグアナック隊
オペレーション・メテオ
Gチーム
プラネイトディフェンサー
自爆装置
5機のガンダムには機密保持の為に自爆装置が必ずついている。自爆の破壊力そのものも非常に高い。ヒイロはガンダムをOZに渡さないために破壊するため、カトルは宇宙に上がるデュオと五飛の囮になるため敵を巻き込んで自爆している。
デュオは宇宙で追い詰められた際に自爆装置のスイッチを押したが、故障の為作動せずOZの捕虜となってしまう。トロワはガンダムが存在することがOZがコロニーを攻撃する目的となっていたため、ガンダムの存在を無くするためにOZの基地でのサーカス慰問で基地と兵器を破壊した後自爆しようとしたがキャスリンに止められる。
TVシリーズで一度も自爆しようとしなかったのは五飛だけ。
放送中には自爆ギミックの再現として、スイッチ一つでバラバラになるSDガンダムの食玩まで発売されていた。
ゼロシステム
戦術勝利に必要な情報をパイロットへ送り込む未来予測システム。
モビルドール
パイロットを廃した無人制御MS、およびそのシステム。
地球圏統一連合
アフターコロニー世界における地球の統一勢力を担う勢力、いわゆる宇宙世紀の地球連邦政府に該当する組織だが、統一国家ではなくあくまで地球各国が出資して運営されている国連的な軍事組織である。
A.C.0133年に紛争が絶えなかった地球で設立し、世界中の戦争防止に大きな役割を果たしたが、紛争が下火になると存在意義を失いかけてしまい、組織存続のために宇宙コロニーを軍事侵略して占領したり、地球上の小国を追い詰めて紛争を誘発するなど、徐々に暴走。
モビルスーツの実用化により軍事力の巨大化が更に進み、結果的に全世界を軍国主義で圧迫する程の圧政組織と化してしまった。しかし、A.C.195年には総司令官のノベンタ元帥や地球方面軍司令官のベンディ将軍など統一連合の現状に異議を唱える一派が主流派になりつつあり、統一連合軍も本来の平和維持機関に立ち返ろうとしたが、利益維持のために軍縮を嫌うロームフェラ財団とOZのクーデターで首脳陣が壊滅し、主要の軍事施設は大部分が占領されてしまう。
地球各地の連合軍残存兵力は状況把握も出来ずに、各基地に立て籠もるが、OZの精鋭部隊を前に各個撃破されてしまった。
統一連合宇宙軍は地球から派遣された軍事組織としてのポジションを崩さずに、各コロニーの支配権を強めていたが、宇宙用リーオーを主力としていたため、モビルドール・トーラスを主力とするOZにほぼ駆逐されてしまったが、ホワイトファング決起時には旧統一連合軍関係者が多数参入している。
SRWにおいてはだいたいの作品で宇宙世紀の連邦軍か『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの地球連合軍が地球側の防衛戦力になるので、登場する機会は少ない。
サンクキングダム

楽曲編集

オープニングテーマ
「JUST COMMUNICATION」(番組前半(本放送時は40話まで))
作詞:永野椎菜、作曲:馬飼野康二、歌:TWO-MIX
スパロボでは初採用以来一貫してCDフルサイズ音源を元にしているため、イントロにはTV放送時のオープニングにはない男性コーラスも再現されている。
『新』『F』『F完結編』『64』『α』『第2次Z』で採用。『X』ではTV版は未参戦だが、限定版に原曲を収録。
「RHYTHM EMOTION」(番組後半(本放送時は41話以降))
作詞・作曲・歌:TWO-MIX
OPカットは部分的に完成し、最終2話前に完全版が完成した(ウイングガンダムゼロが疾走するシーンなど)。
『α』『D』『第2次Z再世篇』で採用。
エンディングテーマ
「It's Just Love」
作詞:松本花奈、作曲:小泉誠司、編曲:多田光裕、歌:大石ルミ
戦争とは懸け離れた楽曲で、楽しそうなリリーナの姿が拝見できる。(巷では「リリーナ様のPV」とも呼ばれる)
劇中BGM
「思春期を殺した少年の翼」
ヒイロのイメージBGM。次回予告BGMとよく似ているがあちらは「コードネームはヒイロ・ユイ」という別の楽曲。
『SC』『第2次Z』『OE』で採用。

登場作と扱われ方編集

主役のガンダムパイロット5人は地球に対する反乱分子という設定もあり、初参戦の『』、初めて本格的に扱われた『F/F完結編』共に第3勢力としての登場期間が長く、自軍に加入させるには特定の条件が必要だったりと味方としての扱われ方は弱かった。

以降の作品ではスムーズに加入するようになったものの、主人公達が治安を維持する側に所属となった『EW』が同時参戦、あるいは『EW』のみが参戦という状況が多く、TV版の扱い自体があまり良いとは言えない。

旧シリーズ編集

スーパーロボット大戦F
ヒイロ以外の4人のガンダムパイロットも初参戦となり、本格的に扱われるようになった。自軍勢力が劇中の連合軍側の立場ということや再現の方向性から、ゼクスノインが自軍に加入し、ガンダムパイロットは第3勢力(実質敵)として登場する。各ガンダムは序盤から登場する機体にしては性能が高く、パイロットの切り払い/シールド防御レベルも高めなので厄介な相手となる。
5機のガンダムは同じ素材を使っているという設定を反映してか、装甲が同値でHPがほぼ同じといった能力設定になっている。
スーパーロボット大戦F完結編
本作の序盤からようやくガンダムパイロットを劇中前半の機体と共に加入させることが可能となる(要条件)が、せっかく加入させても原作再現の関係で中盤に離脱してしまい、劇中後半の機体と共に再加入するのは終盤の特定ルート選択時のみ[2]となるため、使用可能期間はあまり長くない。また、機体、パイロット共に能力的に難があるため命中/回避率に悩まされる場面が多く、2回行動が可能になるのも全員非常に遅い[3]。そのうえ、ヒイロ以外は命中を上げる精神コマンドを習得しないなど、全体的に妙に厳しい扱われ方になっている。
なお、隠しユニットとして登場するゼロカスタムは非常に強力なため、ガンダムパイロットでも十分な活躍が期待できる。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
EW』と同時参戦。適度に再現もあり、全員無条件で加入してくれるなど扱いは悪くないが、一時離脱もあるため安定して全員が揃うのは終盤近くとやはり遅め。また、最終的に『EW』の機体に乗り換えてしまう影響もあってか、TV版の機体の性能は全体的に控え目。
以降の「αシリーズ」は『EW』のみの参戦となる。

Zシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
TV版は『SC』から約8年、『α』からは約11年(DC版からは約10年)以来の声付き参戦となる。ただし、原作ストーリーはほとんど進まず、各ガンダムの後継機も登場しないがウイングガンダムを始めとするカスタム前の各ガンダムを存分に活躍させられるという恩恵もある。
機動戦士ガンダム00』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』との絡みが豊富。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
『破界篇』でほぼ進まなかった分、今作は『64』に次いで原作再現が多く、原作序盤の終わり頃から最後までをあますことなく再現している。また、『破界篇』では未登場だったガンダム開発者も全員登場している。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦D
TV版のみの参戦で、物語終盤を再現しているため劇中前半のガンダムは登場しない。エピオンが無条件で自軍戦力として使えたり、トレーズが自軍で使用可能であったりと珍しい作品。

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander
一部の機体とパイロットが参戦しているが、主役機はゼロカスタムとなっている。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦X
参戦しているのは『EW』だが、プレミアムアニメソング&サウンドエディションに本作の「JUST COMMUNICATION」が収録されている。

単独作品編集

新スーパーロボット大戦
初参戦作品。本作が最終回間近の1996年3月の発表であったため、ヒイロリリーナゼクスと番組前半の機体のみ登場。
スーパーロボット大戦64スーパーロボット大戦リンクバトラー
原作再現度は高く、OZMSも相当の種類が登場している。が、何故かリーオーは登場しない。(マラサイが代理に近い)また、オペレーション・メテオの名称が唯一使用されたスパロボであり、本作では「0番目の流星」としてデビルガンダムが地球に投下されている。
スーパーロボット大戦Operation Extend
ヒイロウイングゼロゼクストールギスリリーナが登場。

関連作品 編集

スーパーヒーロー作戦
機動武闘伝Gガンダム」と揃って未来世界の住人として参戦。序盤から終盤までかなりのシナリオが再現されるものの、原作通りなかなか主役5人が一堂に会しない。
64』とは逆に主役5人はデビルガンダム破壊の為に地球に降り立った設定。
Another Century's Episode

各話リスト編集

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 少女が見た流星 初回オンエア時のみ
劇中バンク流用OP
(第17話まで)
Fα64第2次Z破界篇
第2話 死神と呼ばれたGガンダム α
第3話 ガンダム5機確認
第4話 悪夢のビクトリア
第5話 リリーナの秘密
第6話 パーティー・ナイト
第7話 流血へのシナリオ
第8話 トレーズ暗殺
第9話 亡国の肖像
第10話 ヒイロ閃光に散る 第2次Z再世篇
第11話 幸福の行方
第12話 迷える戦士たち 第2次Z再世篇
第13話 キャスリンの涙
第14話 01爆破指令
第15話 決戦の場所南極へ
第16話 悲しき決戦
第17話 裏切りの遠き故郷
第18話 トールギス破壊 OP作画変更 64
第19話 バルジ強襲
第20話 潜入、月面基地
第21話 悲しみのカトル F完結編第2次Z再世篇
第22話 独立を巡る戦い
第23話 死神に戻るデュオ
第24話 ゼロと呼ばれたGガンダム α第2次Z再世篇
第25話 カトルVSヒイロ
第26話 燃えつきない流星 64
第27話 勝利と敗北の軌跡 総集編
第28話 すれ違う運命
第29話 戦場のヒロイン
第30話 リリーナとの再会
第31話 ガラスの王国サンクキングダム αF完結編
第32話 死神とゼロの対決
第33話 孤独な戦場
第34話 その名はエピオン 64
第35話 ウーフェイ再び
第36話 王国サンクキングダム崩壊 α64
第37話 ゼロVSエピオン
第38話 女王クイーンリリーナ誕生 α
第39話 トロワ戦場へ帰る
第40話 新たなる指導者
第41話 バルジ攻防戦 OP全面変更 D
第42話 リーブラ発進
第43話 地上を撃つ巨光オーロラ
第44話 出撃Gチーム
第45話 決戦の予感
第46話 ミリアルドの決断
第47話 激突する宇宙
第48話 混迷への出撃
第49話 最後の勝利者 第2次Z再世篇

余談 編集

  • 本作後半の制作現場は非常にひっ迫していたようで、後期OP『RHYTHM EMOTION』が実質2か月間しか使用されなかったのは作画が遅れに遅れてしまったからであり、それより先にCDは発売されアニメ本編のBGMとして先行登場していた。
  • モブ役の声優が豪華なことでも有名であり、アリー・アル・サーシェス役の藤原啓治氏、Dボゥイ役の森川智之氏、ダヤッカ・リットナー役の中村大樹氏が毎回モブキャラとして出演し、また『Gガンダム』でドモン・カッシュを演じた関智一氏もモブキャラで多数出演している。それ以外にも馬場ラムネ役の草尾毅氏、アイリス役の西原久美子氏、ナレーションにアナベル・ガトー役の大塚明夫氏といった面々が並ぶ。
  • ケロロ軍曹』第320話「夏美 憧れの侵略者!であります」では、ケロロ小隊の遠隔操作するアンドロイドとして、ガンダムチーム(ただし五飛以外)とゼクスの色をケロロ小隊カラーにリペイントしたような5人組『オペレーション○乙(まるおつ)』が登場する。なお、声優はクルル役の子安武人含め全員『W』と同一。

脚注編集

  1. デスサイズはステルスを突き詰めた機体のためレーダーに映らないレベルだが、それ以外のガンダムもかなり反応が弱い。
  2. 五飛はルートに関係なく、デュオはDCルートのみ無条件で加入する。
  3. なお、遅いのはガンダムパイロット5人と序盤に離脱するゼクス(仮面)、ノインだけであり、敵やNPCとして登場する他のW系パイロットは普通に終盤に2回行動可能となっている。

商品情報編集

DVD編集

  • DVD-BOX

  • 単巻DVD

  • 総集編

その他編集

資料リンク編集