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+ | #「[[MP (人物)|Military Police]]」の略称。日本では憲兵と訳されることが多い。ロボット作品においては『[[機動戦士Ζガンダム]]』の主人公、[[カミーユ・ビダン]]が憲兵に対し怒りを露わにした「'''そこのMP!一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!'''」という台詞で有名。 | ||
+ | 本項では1.について解説する。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
『[[スーパーロボット大戦UX]]』から登場した能力値で、特定ユニット群における[[EN]]の代用値である。 | 『[[スーパーロボット大戦UX]]』から登場した能力値で、特定ユニット群における[[EN]]の代用値である。 | ||
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− | 基本的な仕様はENと同様で、[[補給装置]]や[[精神コマンド]]「[[補給]] | + | :基本的な仕様はENと同様で、[[補給装置]]や[[精神コマンド]]「[[補給]]」による回復は可能だが、[[改造]]はできず[[Eセーブ]]もパイロットに付加できない。代わりに[[魔導書]]技能によって最大値の底上げが出来る仕様となっており、また技能の特性により毎ターンMPが回復するため、実質的には非常に燃費が良くなっている。なお、改造できない特性上初期の最大MPは比較的高く設定されている。 |
− | + | :MPが採用されている機体は当然ながらENを持っていないため、'''[[ELS]]系のユニットが持つ、EN削減によってユニットが撃墜判定になる「融合」を無効化できる'''という利点もある。 | |
− | MPが採用されている機体は当然ながらENを持っていないため、'''[[ELS]]系のユニットが持つ、EN削減によってユニットが撃墜判定になる「融合」を無効化できる'''という利点もある。 | + | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
− | + | :『[[SDガンダム外伝]]』のユニット、つまり[[生身ユニット]]が所持。 | |
− | + | :こちらのMPも『UX』と同じく改造並びにEセーブの付加は出来ないが、レベルの上昇によって最大値が増えるようになった。『UX』と違い、機体ボーナスの『EN+』はMP制ユニットにも機能する(ボーナス検索の画面では「'''EN、MPアップ'''」の表記になっている)。なお、同作では敵味方問わずもれなく[[EN回復|EN・MP回復]]を別個に所持している。 | |
− | + | :MPの上昇値はレベル50までは「レベル×2」になっているが、それを超えるとレベルがそのまま反映されるため、'''51レベル以上になるとMPの最大値が低下する'''ことになる。なおその直後、MPが低下した最大値より現在値の方が多いと最大値まで落とされずそのままになり、'''MP量のバー表示がゲージから飛び出す'''現象が起こる。この状態はマップを終了するか一度戦闘するまで続き、それで最大値未満までMPを消費できなかった場合は最大値と同値になる。 | |
− | + | :『UX』と同様、MP制のユニットはENを減らすELSの「融合」の効果対象外。 | |
− | こちらのMPも『UX』と同じく改造並びにEセーブの付加は出来ないが、レベルの上昇によって最大値が増えるようになった。『UX』と違い、機体ボーナスの『EN+』はMP制ユニットにも機能する(ボーナス検索の画面では「'''EN、MPアップ'''」の表記になっている)。なお、同作では敵味方問わずもれなく[[EN回復|EN・MP回復]]を別個に所持している。 | ||
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− | MPの上昇値はレベル50までは「レベル×2」になっているが、それを超えるとレベルがそのまま反映されるため、'''51レベル以上になるとMPの最大値が低下する'''ことになる。なおその直後、MPが低下した最大値より現在値の方が多いと最大値まで落とされずそのままになり、'''MP量のバー表示がゲージから飛び出す'''現象が起こる。この状態はマップを終了するか一度戦闘するまで続き、それで最大値未満までMPを消費できなかった場合は最大値と同値になる。 | ||
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− | 『UX』と同様、MP制のユニットはENを減らすELSの「融合」の効果対象外。 | ||
== 所持ユニット == | == 所持ユニット == | ||
;[[鬼械神]] | ;[[鬼械神]] | ||
− | :[[魔術師]] | + | :[[魔術師]]が駆る巨大ロボットのため、ENではなくMPになっている。あるいはロボットではなくパイロットに依存しているという意味合いもあるのかもしれない。 |
;『[[SDガンダム外伝]]』のキャラクター | ;『[[SDガンダム外伝]]』のキャラクター | ||
− | :[[法術士ニュー]]や[[騎士アレックス]] | + | :[[法術士ニュー]]や[[騎士アレックス]]などのみならず、魔法が使えない者も含め全員MPになっている。ロボットではなく生物なので、ENではないのだろう。 |
== 関連する用語 == | == 関連する用語 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *MPとはゲーム作品において魔法を使用した際に消費されるリソースで一般的に'''Magic Point'''(マジックポイント)の略称とされているが、魔法が登場しない作品や魔法が使えるキャラクターも使えないキャラクターもリソースを共通にしたい場合は不適切となる。そこでSRWの[[EN]] | + | *MPとはゲーム作品において魔法を使用した際に消費されるリソースで一般的に'''Magic Point'''(マジックポイント)の略称とされているが、魔法が登場しない作品や魔法が使えるキャラクターも使えないキャラクターもリソースを共通にしたい場合は不適切となる。そこでSRWの[[精神ポイント]]・[[EN]]・弾数のように独自の名称を使ったり、「[[精神力|Mental]]」「Mind」「Miracle」の略称だとするほか、『BX』のように'''そもそも何の略称なのか説明しない'''場合もある。 |
*2008年にバンプレストから発売されたゲーム『涼宮ハルヒの戸惑』には、スーパーロボット大戦のセルフパロディである[[劇中劇|ゲーム内ゲーム]]『スーパーSOS大戦』が収録されており、『UX』に先駆けてENに当たる能力値がMPになっている。しかしMPを消費する手段がないので、画面をスーパーロボット大戦のものに合わせるためのダミーデータの扱いである。 | *2008年にバンプレストから発売されたゲーム『涼宮ハルヒの戸惑』には、スーパーロボット大戦のセルフパロディである[[劇中劇|ゲーム内ゲーム]]『スーパーSOS大戦』が収録されており、『UX』に先駆けてENに当たる能力値がMPになっている。しかしMPを消費する手段がないので、画面をスーパーロボット大戦のものに合わせるためのダミーデータの扱いである。 | ||
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2024年9月18日 (水) 22:38時点における最新版
MPとは、
- 一部作品において採用されている能力値。
- 「Military Police」の略称。日本では憲兵と訳されることが多い。ロボット作品においては『機動戦士Ζガンダム』の主人公、カミーユ・ビダンが憲兵に対し怒りを露わにした「そこのMP!一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!」という台詞で有名。
本項では1.について解説する。
概要編集
『スーパーロボット大戦UX』から登場した能力値で、特定ユニット群におけるENの代用値である。
採用作品 編集
- スーパーロボット大戦UX
- 『機神咆吼デモンベイン』の鬼械神に分類されるユニット、つまり魔法的な要素の強いユニットが所持。
- 基本的な仕様はENと同様で、補給装置や精神コマンド「補給」による回復は可能だが、改造はできずEセーブもパイロットに付加できない。代わりに魔導書技能によって最大値の底上げが出来る仕様となっており、また技能の特性により毎ターンMPが回復するため、実質的には非常に燃費が良くなっている。なお、改造できない特性上初期の最大MPは比較的高く設定されている。
- MPが採用されている機体は当然ながらENを持っていないため、ELS系のユニットが持つ、EN削減によってユニットが撃墜判定になる「融合」を無効化できるという利点もある。
- スーパーロボット大戦BX
- 『SDガンダム外伝』のユニット、つまり生身ユニットが所持。
- こちらのMPも『UX』と同じく改造並びにEセーブの付加は出来ないが、レベルの上昇によって最大値が増えるようになった。『UX』と違い、機体ボーナスの『EN+』はMP制ユニットにも機能する(ボーナス検索の画面では「EN、MPアップ」の表記になっている)。なお、同作では敵味方問わずもれなくEN・MP回復を別個に所持している。
- MPの上昇値はレベル50までは「レベル×2」になっているが、それを超えるとレベルがそのまま反映されるため、51レベル以上になるとMPの最大値が低下することになる。なおその直後、MPが低下した最大値より現在値の方が多いと最大値まで落とされずそのままになり、MP量のバー表示がゲージから飛び出す現象が起こる。この状態はマップを終了するか一度戦闘するまで続き、それで最大値未満までMPを消費できなかった場合は最大値と同値になる。
- 『UX』と同様、MP制のユニットはENを減らすELSの「融合」の効果対象外。
所持ユニット編集
関連する用語編集
余談編集
- MPとはゲーム作品において魔法を使用した際に消費されるリソースで一般的にMagic Point(マジックポイント)の略称とされているが、魔法が登場しない作品や魔法が使えるキャラクターも使えないキャラクターもリソースを共通にしたい場合は不適切となる。そこでSRWの精神ポイント・EN・弾数のように独自の名称を使ったり、「Mental」「Mind」「Miracle」の略称だとするほか、『BX』のようにそもそも何の略称なのか説明しない場合もある。
- 2008年にバンプレストから発売されたゲーム『涼宮ハルヒの戸惑』には、スーパーロボット大戦のセルフパロディであるゲーム内ゲーム『スーパーSOS大戦』が収録されており、『UX』に先駆けてENに当たる能力値がMPになっている。しかしMPを消費する手段がないので、画面をスーパーロボット大戦のものに合わせるためのダミーデータの扱いである。