「ガルド・ゴア・ボーマン」の版間の差分

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*ガルド役を演じた石塚運昇氏にとって、『マクロスプラス』は『物凄く思い入れの強い作品』とのこと。『バンダイチャンネルのこのアニメ、絶対にみてください。』というweb動画番組の第2回で語られていた。
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*ガルド役を演じた石塚運昇氏にとって、『マクロスプラス』は「物凄く思い入れの強い作品」とのこと。Web配信番組『バンダイチャンネルのこのアニメ、絶対にみてください。』の第2回で語られていた。
**石塚氏は『マクロスプラス』出演前はアニメへの出演が少なく(吹き替えやナレーションの仕事がメインで)、アニメの仕事を重要視していなかったそうなのだが、ガルドを演じた際、イサム役の山崎たくみ氏、ミュン役の深見梨加氏と本作の音響監督を務めた三間雅文氏と共に『時間をかけて、良い作品を作ろう』という話し合いをしたこと、三間氏から『アニメアニメしていない、生っぽい芝居をしてくれ』と要求されたのが嬉しかったこと、『自分が大好きな日本映画の才能たちは、アニメに来ている』と感じたことで、『アニメに対して本気になれた』……という話をしていた。
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**石塚氏は『マクロスプラス』出演前はアニメへの出演が少なく(吹き替えやナレーションの仕事がメインで)、アニメの仕事を重要視していなかったそうなのだが、ガルドを演じた際、イサム役の山崎たくみ氏、ミュン役の深見梨加氏、音響監督を務めた三間雅文氏と共に「時間をかけて、良い作品を作ろう」という話し合いをしたこと、三間氏から「アニメアニメしていない、生っぽい芝居をしてくれ」と要求されたのが嬉しかったこと、「自分が大好きな日本映画の才能たちは、アニメに来ている」と感じたことで、「アニメに対して本気になれた」……という話をしていた。
**同番組において、『私の演劇の原点かもしれません』『是非、観て頂きたい作品です』とまで言わしめた、石塚氏を代表するキャラクターである。
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**同番組において、「私の演劇の原点かもしれません」「是非、観て頂きたい作品です」とまで言わしめた、石塚氏を代表するキャラクターである。
*石塚氏の没後にガルドが追加登場したゲーム『歌マクロス』では、[[声優:大塚明夫|大塚明夫]]氏が後任として声を担当している。
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*石塚氏の没後にガルドが追加登場したゲーム『歌マクロス』では、[[声優:大塚明夫|大塚明夫]]氏が後任として声を担当している。以降のゲーム作品でも大塚氏が声を担当している。
 
 
 
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2024年9月14日 (土) 21:01時点における最新版

ガルド・ゴア・ボーマンは『マクロスプラス』の登場人物。

ガルド・ゴア・ボーマン
登場作品

マクロスシリーズ

声優 石塚運昇
デザイン 摩砂雪
初登場SRW スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(ゼントラーディとの混血)
性別
年齢 25歳
所属 ゼネラル・ギャラクシー
役職 開発主任
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概要編集

ゼネラル・ギャラクシー社から出向してきたYF-21の開発主任兼テストパイロット。ゼントラン男性と地球人女性の間に生まれたハーフである。

常に冷静沈着を心掛ける思慮深い性格の持ち主だが、ゼントラーディの血故に強い闘争本能を持つ。普段は闘争本能を理性で抑え付けているが、その抑圧が外れてしまうと暴走状態に陥ってしまう。過去にこのことでイサムとは確執がある。YF-19とのトライアルの中、意地と誇りを賭けてイサムと対立する事になり、一度は事故に見せかけて彼を葬ろうとさえした(正確にはあくまで出来心であり、本人も実際には事故を起こす気はなかったがBDIが本心を読み取って実行してしまった)。

しかしそのトライアルは高性能無人機ゴーストX-9の採用が決定され突如中止、それに納得出来ずYF-19とフォールドブースターを持ち出しゴーストと直接戦う為に地球へ行ったイサムの追撃を命じられたガルドは、地球のマクロスシティを舞台に遂にイサムと新鋭バルキリー同士による一対一の真剣勝負を繰り広げる事に。

口喧嘩をも交えた壮絶なドッグファイトの最中、ガルドはやがて封印していた忌まわしき記憶を取り戻し、自身の過ちも知る。こうして無事にイサムと和解したのも束の間、二人の元には暴走してマクロスシティをも支配下に収めたシャロン・アップルの操るゴーストX-9が迫っていた。シャロンに捕らわれたミュンの救出をイサムに託し、ガルドは一人ゴーストに挑む。それはまるで、自身の過ちを精算するかのように……。

作中での回想シーン等で見る限り、子供の頃から共に手製の飛行機を飛ばそうと丘の上からイサムと二人で力を合わせて飛行機を引っ張っていたり、それ以後も何かとイサムには良いようにあしらわれながらもその関係はミュンも交えて大変良好であった事を窺わせ(実際作中の和解時にYF-19に同乗していたヤンから「やっぱり仲がいいんだ」と言われていた)、彼自身も作中のようにどこか嫌な感じのする男ではなく、本来はイサム程ではないにせよ飛行機が好きな軽めの性格であったようだが、彼の体に流れるゼントラーディの血がそんな彼の運命を大きく変えてしまう事となった。

そのゼントラーディも、かつてプロトカルチャーが戦闘兵器として遺伝子操作の末に生み出された「悪魔の人形」なのであり、混血とは言えどガルドもその遺伝子操作の功罪を否応なく背負う事となり、やがてそれに人生を狂わされて翻弄された悲しき存在であったと言える。

登場作品と役柄編集

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
初登場作品。YF-21から乗り換え不可。原作通り、イサムと一騎討ちするイベントがある。彼の血筋についてはこの時点では特に追及されていない。
イサムと同じく格闘に秀でたパイロット。2回行動解禁レベルは自軍最速だが、を習得しない上、ド根性・友情・偵察という前線で戦うパイロットとしては使い道の少ない精神コマンドを習得するのが大きな欠点。激闘の使い方が鍵となるが、射程の長い武器が非力なYF-21では激闘を使いこなすのはやや難しいか。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
ド根性偵察友情根性隠れ身ひらめきに変更され、シールド防御の最大レベルが4に低下。ひらめきを覚えたのでボス相手に使いやすくなったものの、やや半端な感は否めない。
スーパーロボット大戦α外伝
現代編ではミュン達を人質に取られた故にティターンズ所属となり、再びイサムと一騎討ちになるイベントが発生。未来編ではそれほど出番が多くないが、α以前から地球に潜入していたゼントラーディと地球人の間に生まれたというオリジナル設定が明かされた。本作ではを修得し対強敵戦でも活躍できるようになった。また、イサムと信頼補正がある。音声の新規収録が行われ、援護用やDVEなどが収録されている。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
マクロス系ではイサムと共にいち早く自軍に参入し、イサムとは仲良く喧嘩する間柄となっている。今回はリミッター解除を行わず、オリジナルのDVEとともにイサムとの合体攻撃を取得する。今作も音声の新規収録が行われ、中断メッセージにも初登場。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
2019年6月のイベント「百舌と隼」にて期間限定参戦。YF-21のパイロット。

パイロットステータス編集

能力値編集

命中、回避、技量は言うまでもなくエースクラスの高さ。イサムと同様に格闘値が高いバルキリー系のパイロット。YF-21が特殊な操縦系統なため、乗り換えは不可能。

精神コマンド編集

集中熱血を持つ。α外伝と第3次αではを持ち攻撃力が上がっている。

α
ド根性集中偵察熱血激闘友情
がなく激闘を修得。
α for DC
根性集中熱血隠れ身ひらめき激闘
α外伝
根性集中熱血友情気合
第3次α
集中必中努力熱血不屈
X-Ω
集中必中ド根性
パイロットパーツ装備時
友情不屈激闘

特殊技能(特殊スキル)編集

イサムに比べるとやや貧相さが隠せない。

αα外伝
シールド防御
第3次α
シールド防御援護攻撃援護防御

小隊長能力編集

命中率+10%、クリティカル率+10%
第3次αで採用。

人間関係編集

イサム・ダイソン
かつての親友だが今は因縁のライバル。マクロス30では彼を「反応弾よりも危険な男」と評している。
マクロスシティでの激闘を経て和解するが、間もなくガルドは戦死してしまった。
ミュン・ファン・ローン
愛する人。

他作品との人間関係編集

ロイ・フォッカー
原作世界では年代が違うが、αシリーズでは上官に当たる。フォッカーが一時的に隊を離れた際、YF-21の性能の関係上隊長代行に選ばれなかったが、彼からは適任者として実力を認められている。
ミリア・ファリーナ・ジーナス
αシリーズでの同僚。α外伝では彼女とイサムでラット熱のワクチンを自軍に運ぶ役割を担うが、共にラット熱にかからなかった事で自身がゼントラーディとのハーフである事をイサムに明かす原因となる。また第3次αで彼女が年齢に反して若さを保っている事に驚くイサムに対してゼントラーディ達には老化を防ぐ因子があると推察する。
一条輝マクシミリアン・ジーナス柿崎速雄
αシリーズでの同僚。
オオタコウイチロウ
αシリーズでは当初から親交があり、彼に色々とサポートしてもらっていた。第3次αにおいて銀河殴りこみ艦隊の出航の際は、イサムと共にαナンバーズを代表して彼に挨拶に訪れた。

名台詞編集

「ほう…生きていたのか。悪運の強いヤツだ」
「フッ、すまんな。事故だよ」
OVA1話。イサムを事故に見せかけて謀殺しようとするも、無事に生還し詰め寄られた事に冷たく返す。
「俺は13回おごらされたぁ!!」
OVA4話。マクロスシティを舞台にしたイサムとの口喧嘩を交えつつのドッグファイトにて、「ハイスクールで2回ランチをおごった」と叫ぶイサムに対し。イサムでなくとも「何故しっかり数えていたのか」と突っ込みたくなる。
なおイサムは上記の台詞と共に2発のミサイルを、ガルドはこの台詞と共にきっかり13発ミサイルを発射しているという細かい描写がある。
『α外伝』ではDVE。
「貴様はいつだって…俺の大切な物をぶち壊す!!」
イサム「なんだとぉ!?」
「俺の…大切な物を…!!」
「7年前のあの時だって…貴様さえ…貴様さえいなければ…!!」
同話。上記のやり取りの後、イサムに恨み節をぶつける。そして過去の記憶のフラッシュバックが…。
「そうだ、俺だったんだ…俺が、何もかも…」
「そして記憶を閉じた、俺が自分で…。俺はあいつを失ったのか…本当の記憶と一緒に…」
「俺は壊れている。狂っているのか…?」
同話。ドッグファイトの末、イサムの乗るYF-19に大量のミサイルを放った刹那、ガルドはイサムとの確執の原因となった7年前の事件の真相――全てはゼントランとしての闘争本能を抑えられなくなった自分の手によるものだった事を思い出す。そのあまりの忌々しさ故にその時の記憶を自ら封印した為、事件はイサムが起こした事だと思い込んでいたのであり、全てはガルド自身の思い違いだったのだ。
当のイサムの乗るYF-19は先程放ったミサイルの爆発と共にレーダーから消えており、ガルドは本当の記憶と引き替えにイサムを殺してしまった、と激しい自責と後悔の念に駆られる。しかしそんな彼の目に飛び込んで来たのは、眼下の雲に映る機影……先程まで戦っていたYF-19のそれであった。
『α外伝』ではDVE。
「すまなかった…こっちはもうすぐ片が付く…一杯やるのが楽しみだ…」
「7年ぶりの再会を祝して乾杯さ…! じゃあ…先に行ってるぜ」
イサムとの和解も束の間、シャロンの操るゴーストX-9の襲撃を受け、イサムにミュンの救出を託し自身はゴーストと戦っている最中、イサムに飛ばした通信。当然イサムもこれに応じるのだが、ガルドはこの台詞の後YF-21の禁断の機能「リミッター・オフ」を発動させてしまう。
『α外伝』では「じゃあ…先に行ってるぜ」のみDVE。
「あと一歩……!」
「きた……っ……!」
劇場版の追加シーン。苛烈なGに機体共々満身創痍になりながらもゴーストに迫るガルド。ゴーストの放つミサイルを回避し、一瞬の隙を突いてようやく標的を捉える。しかしすでにガルドの身体は限界を超えていた。そしてこの直後、言葉にできない悲鳴と共にガルドの眼球が潰れ、大量の吐血でヘルメットが赤く染まった。

スパロボシリーズの名台詞編集

「お前のそういう短絡的なところが隊長任務に向いていないと分からないのか」
αDC)』第61話「運命の矢」で、フォッカーの代理に選出されなかった事へ不平を漏らすイサムを軽く揶揄した際、脊髄反射的に噛み付いてくる彼の単細胞振りを改めて指摘しイサムを黙らせる。
「その頃から頭の成長が止まっている男に言えることか?」
第3次α』第21話地球降下ルート「プリティ・デビル」より。年月を経ても若々しさを保っているミリアにイサムが驚いた際、ゼントラーディやメルトランディには老化を抑える因子があるとガルドは説明するが、その割にはガキの頃から老けていたなとガルドに突っ込むイサムへの痛烈な反撃。
「遥か過去からの戦い…ここで決着をつける!」
「この銀河の戦いの元凶…消し去ってみせる!」
最終話「終焉の銀河」or「今遥か遠い彼方…」の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの特殊戦闘台詞
「俺としては、どんな場であろうと君の歌が聴ければ、それは力になる」
『第3次α』エンディングで、第二次超長距離移民船団に同行を志願するミュンへ発した台詞。
「…使える物は最大限に利用する。それが俺の主義だ」
『第3次α』中断メッセージにて。リセットを多用するイサムのプレイを最悪と言っておきながら、イサムに問われ、遠回しに自分も使っていることを口にする。当然、イサムに「使ってんのかよ!」と突っ込まれた。

搭乗機体・関連機体編集

YF-21
開発主任兼テストパイロットを務める。

余談編集

  • ガルド役を演じた石塚運昇氏にとって、『マクロスプラス』は「物凄く思い入れの強い作品」とのこと。Web配信番組『バンダイチャンネルのこのアニメ、絶対にみてください。』の第2回で語られていた。
    • 石塚氏は『マクロスプラス』出演前はアニメへの出演が少なく(吹き替えやナレーションの仕事がメインで)、アニメの仕事を重要視していなかったそうなのだが、ガルドを演じた際、イサム役の山崎たくみ氏、ミュン役の深見梨加氏、音響監督を務めた三間雅文氏と共に「時間をかけて、良い作品を作ろう」という話し合いをしたこと、三間氏から「アニメアニメしていない、生っぽい芝居をしてくれ」と要求されたのが嬉しかったこと、「自分が大好きな日本映画の才能たちは、アニメに来ている」と感じたことで、「アニメに対して本気になれた」……という話をしていた。
    • 同番組において、「私の演劇の原点かもしれません」「是非、観て頂きたい作品です」とまで言わしめた、石塚氏を代表するキャラクターである。
  • 石塚氏の没後にガルドが追加登場したゲーム『歌マクロス』では、大塚明夫氏が後任として声を担当している。以降のゲーム作品でも大塚氏が声を担当している。