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:敵の直上に飛び上がり、衝撃波を叩き落とす。
 
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;調律の歌
 
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:ラーゼフォンが雄雄しく羽ばたき、綾人が「調律の歌」を響かせる。破壊に力を向ければすべてを破壊しつくほどの力を有していると思われ、わかり辛いが原作では調律の過程で自身のいる世界以外の並行世界を消滅させ、その上で世界を再構築した。
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:ラーゼフォンが雄雄しく羽ばたき、綾人が「調律の歌」を響かせる。破壊に力を向ければすべてを破壊しつくすほどの力を有していると思われ、わかり辛いが原作では調律の過程で自身のいる世界以外の並行世界を消滅させ、その上で世界を再構築した。
:現状スパロボでもこれに比肩、凌駕する可能性を有するのは今のところアゾエーブの破滅の波動くらいである。
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:現状スパロボでもこれに比肩、凌駕する可能性を有するのは今のところ共演した[[アゾエーブ]]の破滅の波動くらいである。
  
 
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:変異前の姿にして、構成要素の内「器」に当たる。
 
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;[[真聖ベルゼフォン|真聖ラーゼフォン<クオン>]]
 
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:対存在。この存在と共倒れになることが本来の「調律」だったが……。
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=== 他作品の関連機体 ===
 
=== 他作品の関連機体 ===

2022年12月30日 (金) 02:44時点における最新版

真聖ラーゼフォンは『ラーゼフォン』の登場メカであり、同作の主役メカの一形態。

真聖ラーゼフォン
別表記 真聖ラーゼフォン<アヤト>
登場作品 ラーゼフォン
デザイン 出渕裕
初登場SRW スーパーロボット大戦MX
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 ヨロテオトル(イシュトリ・イン・ヨリョトル)
全長 自在(基本サイズはラーゼフォンと同じと思われる)
重量 自在
構成物質 生体物質
開発者 エルンスト・フォン・バーベム
融合者 神名綾人
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概要編集

ラーゼフォンの真の姿であり「調律」と呼ばれる世界の改変、破壊をも可能とする、の如き力を持った存在。

作中でラーゼフォンと呼称されていた人型の機械は、本来「ゼフォン」と呼ばれる「器」の一つに過ぎず、当初はこれを奏者である神名綾人が使役し、戦闘を行っているに過ぎなかった。ゼフォンに本来の力を発揮させるためにその中枢に収まるべきものは「ヨロテオトル(別名「神の心臓」)」を得た、いわば「真実に目覚めた者」であるが、神名綾人こそ、このヨロテオトルを得ることを宿命づけられた「オリン」と呼ばれる特別な奏者であった。彼は「イシュトリ」と呼ばれる導き手の助力により様々な葛藤を乗り越え、遂には自身の存在、またイシュトリの意味を理解し、その全てを受け入れることを選択。これによりイシュトリと一体化しヨロテオトルに至った(この状態をイシュトリ・イン・ヨリョトルと呼ぶ)彼は、器であるゼフォンと一体化し、真のラーの称号を得て再誕。即ち、真聖ラーゼフォンへと生まれ変わることとなった(本来はこの状態を指して初めて「ラーゼフォン」と呼称される)。

その姿は「ラーゼフォン」に綾人が擬態したようなもので、全身及び背面に生えた翼は白色で統一されている(尚、身体の大きさは自在に変容可能のようであり、綾人としての姿・サイズを取ることも出来るようである。但しその超常的な力はそのままであり、銃で殺すことは不可能であった)。圧倒的な腕力を備えている他、身体から放たれる虹色の高周波や「調律の歌」と呼ばれる音波攻撃は、物理的にも世界を破壊し尽くす程の力を有しているものと思われる。

この形態はゼフォンであると同時に神名綾人本人でもあるが、より正確な表現を使えば、それらが混じり合い昇華した、限りなく神に近い意識を持った存在であり、その目的は「調律」の儀式の完遂にある。この姿に至った当初は「調律」以外の一切を考えないが如き振る舞いを見せ、圧倒的な力で儀式の邪魔者を全て抹殺。その上で、ヨロテオトルへ至った如月久遠がゼフォンと融合することで誕生した「真聖ベルゼフォン」と、血みどろの「儀式」を繰り広げた。しかし最後は、綾人と久遠の潜在意思により、真聖ラーゼフォンは真聖ベルゼフォンの命を絶ち、世界の「調律」はバーベムの思惑を乗り越える形で恙無く完遂される。

その後、真聖ラーゼフォンに宿った神としての意識は、かつて通常世界とMU世界を隔てたような平行世界間の歪みが二度と生じないよう、「時の観測者」として世界を見守る役割を果たすべく、別世界へと旅立つことになる。その一方、一人の人間としての神名綾人は、神たる真聖ラーゼフォンから分離され、真聖ラーゼフォンにより安定化した新たな世界で、再び一から人生を歩みだすこととなった。

バーベム卿は作中、「自身の作り上げたシステム(=ラーゼフォンシステム)が導く結果(=調律の行く末)を見届けたい」と発言するにとどまっていたが、彼が想定している調律は、いずれかの世界の消滅ないしは破滅的な結末を導くような性質のものであったと思われ、綾人が久遠を打ち破る(その結果、世界はいかなる破滅的な局面を迎えることもなかった)様を目の当たりにした彼は、その想定外の結末に愕然としていた。

登場作品と操縦者編集

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
第36話「それぞれの終章」の終幕後に真聖ラーゼフォンへと形態変化し、次話のボドル旗艦艦隊戦から味方を手助けしてくれる。最終話一歩手前とはいえスポットではなく正式参戦するため、インターミッション改造を施したり、強化パーツを付けることが可能。基本性能は高いが、MXほどの無敵ユニットというわけではなく、結構簡単に撃墜されるので注意が必要。また、最終話「まだ見ぬ明日の歌」では、イベントとはいえ破壊の化身と化したユキムラに瀕死の状態に追い込まれ、トドメを刺される寸前まで追い詰められるという衝撃的な局面がある。

単独作品編集

スーパーロボット大戦MXMX PORTABLE
初登場作品。綾人が真聖ラーゼフォンになる経緯は原作と同様だが、本作では共演者(かつ、ラーゼフォンのオマージュ元の一つ)であるライディーンと協力し、久遠を討って調律を完遂する格好になる。
その後、最終シナリオ「約束の地」ではAI1(最終進化)との最終決戦の際に味方増援として加勢してくれる。これまで綾人に対して施した育成やラーゼフォンに施した改造段階はそのままに、基礎能力が大幅に跳ね上がっているため、AI1戦でも大いに役立ってくれる。その神の如き力を存分に堪能しよう。シールドがなくなっているが、異様に硬い上に音障壁があり、加えて怪物じみた運動性のおかげで、必要になる状況などないので問題ない。本作においてダメージカンストを叩きだす可能性を持った唯一の機体。
ラーゼフォンと異なりシールド防御切り払いが出来なくなるので、ラーゼフォン離脱前に綾人の特殊能力からそれらを別の能力で上書きしておくといいだろう。
スパロボシリーズにおいてプレイヤーが使用出来るユニットでHPが10万越えした初の機体である(後に第3次αのナシム・ガンエデンが30万で参戦している)。

装備・機能編集

武装・必殺攻撃編集

ボイス
指向性の音波攻撃。見た目は完全にビーム。
ファイナル
敵の直上に飛び上がり、衝撃波を叩き落とす。
調律の歌
ラーゼフォンが雄雄しく羽ばたき、綾人が「調律の歌」を響かせる。破壊に力を向ければすべてを破壊しつくすほどの力を有していると思われ、わかり辛いが原作では調律の過程で自身のいる世界以外の並行世界を消滅させ、その上で世界を再構築した。
現状スパロボでもこれに比肩、凌駕する可能性を有するのは今のところ共演したアゾエーブの破滅の波動くらいである。

特殊能力編集

音障壁
ダメージを1000軽減。しかし、このレベルになるともはや誤差である。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

L

スパロボシリーズの名場面編集

真なる「調律」のために
MX最終話より。暴走したAI1を破壊すべく全力を振り絞るマグネイト・テンだが、ラズムナニウムの再生能力がそれを阻む。さらに、不安定化する空間にタイムリミットが近づき、徐々に追い詰められていく。だが、それを止めたのは、突然境界空間に響いた歌。驚愕する一同の前に、補完計画頓挫と共に消えたはずの真聖ラーゼフォンが姿を現す。世界を一つにするのではなく、二つの世界を共存させることを選んだ調律者……否、綾人は、後に続く者達のため、調律の力をAI1に向ける。

関連機体編集

ラーゼフォン
変異前の姿にして、構成要素の内「器」に当たる。
真聖ラーゼフォン<クオン>
対存在。この存在と共倒れになることが本来の「調律」だった。

他作品の関連機体編集

ライディーン
『MX』の設定では代用品。ラ・ムーの星を発動させた状態では同等の力を持つこととなり、最終局面では調律も補完も瓦解させるための「二重唱」を実現させた。

余談編集

  • 『スーパーロボット大戦MX』では、綾人から生まれたものを「真聖ラーゼフォン<アヤト>」、久遠から生まれたものを「真聖ラーゼフォン<クオン>」と表記し分けている。しかし、久遠の器は本来は「ベルゼフォン」と呼ばれており、それゆえ本来は「真聖ベルゼフォン」或いは「クオンゼフォン」と呼ぶのが正しい。
    • ゲーム「蒼穹幻想曲」では、それぞれアヤトゼフォン・クオンゼフォンと呼ばれている。ゼフォンと一体化した綾人・久遠という意味では、あながち間違ってない。
  • 『MX』ではゲームの最終局面で登場するにもかかわらず、発売前のプロモーション映像に普通に出ていたことでも有名。
    • これは『MX』が発売延期したため、已む無く先行公開されたものとのこと。
  • また、『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』にはラーゼフォンは参戦していないが、地上ルートの第23話における「機械仕掛けの神」を始めとする渚カヲルの一連の発言は、真聖ラーゼフォンが別世界(『MX』或いはそれに近い世界)で引き起こした顛末を示唆していると言われている。