「アスコット」の版間の差分
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神官の[[ザガート]]一派に属する少年招喚士。「魔獣招喚」の呪文で魔獣を使役する。大きな帽子と長い前髪、緑色の宝石が特徴。 | 神官の[[ザガート]]一派に属する少年招喚士。「魔獣招喚」の呪文で魔獣を使役する。大きな帽子と長い前髪、緑色の宝石が特徴。 | ||
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しかし、大切な友達である魔獣を戦わせる行為<ref>アニメ版では三度に渡って魔獣を光達に倒され、彼女たちを逆恨みしていた。</ref>に怒った[[龍咲海]]に「友達に人を傷つけさせるほど友達の居場所はなくなる」と説教を受け、泣きながら改心した。 | しかし、大切な友達である魔獣を戦わせる行為<ref>アニメ版では三度に渡って魔獣を光達に倒され、彼女たちを逆恨みしていた。</ref>に怒った[[龍咲海]]に「友達に人を傷つけさせるほど友達の居場所はなくなる」と説教を受け、泣きながら改心した。 | ||
真摯に自分の間違いを正してくれた海に恋心を抱き、第二章では『海に釣り合う男になりたい』という想いから青年の姿に急成長する。 | 真摯に自分の間違いを正してくれた海に恋心を抱き、第二章では『海に釣り合う男になりたい』という想いから青年の姿に急成長する。 | ||
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+ | セガサターン版ではひそかなる大穴においてカルディナと説得するが、失敗。最後は魔法騎士を庇い、カルディナの魔法を受ける。魔法騎士とカルディナに看取られて死んだ。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== VXT三部作 === | === VXT三部作 === | ||
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:初登場作品。今作では海達がエスクードの剣を入手する前に彼女達と和解した為、プレセアの命を奪わずに済んでいる。 | :初登場作品。今作では海達がエスクードの剣を入手する前に彼女達と和解した為、プレセアの命を奪わずに済んでいる。 | ||
:初登場時は幼い姿だが、第49話で再登場した際は第二章での成長した姿になっている。 | :初登場時は幼い姿だが、第49話で再登場した際は第二章での成長した姿になっている。 | ||
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+ | :第46話にて。セフィーロの崩壊が更に早まり、衝動的に海を助けに向かおうとした際のセリフ。アスコットの海に対する気持ちは決して報われない。それがわかっていながらもかつての自分を本気で叱り、生まれて初めて好きになった少女のために切ない想いを胸にその場から走り出すのだった。体だけでなく一人の男性としても精神面が成長したと言える言葉である。見送ったラファーガからも「アスコットも、大人になったな…」と感心されていた。 | ||
=== セガサターン版 === | === セガサターン版 === | ||
;「カルディナ…もう…やめて…まちがってたんだよ…ぼくたち…ヒカルたちと…なかよく…」 | ;「カルディナ…もう…やめて…まちがってたんだよ…ぼくたち…ヒカルたちと…なかよく…」 | ||
− | : | + | :セガサターン版のゲームにおけるセリフ。ひそかなる大穴でカルディナと説得するも、カルディナが激昂し、光達を殺そうとした途端、光達を庇い、カルディナの魔法を受けた。最後はカルディナの腕の中で戦いをやめるようにと言い残して死んだ。しかし、彼の死を看取ったカルディナは自暴自棄になり、光たちを襲い掛かる。 |
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;「アハハハハ!武器も持ってない人間が魔物に敵うわけがないのに!」 | ;「アハハハハ!武器も持ってない人間が魔物に敵うわけがないのに!」 | ||
− | : | + | :『T』第18話「魔法騎士、その使命」より。生身でゴーレム達に挑もうとする凱や鉄也に向かって。常識的に考えれば当然の反応なのだが、'''如何せん相手が悪かった。''' |
− | : | + | :この時は別部隊に分かれていたガンダムファイター勢やゲッターチーム、ヴァンが加わっていたら、もっととんでもない事になっていただろう…。 |
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== 余談 == | == 余談 == | ||
*名前の由来は本田技研工業が1989年から1997年まで販売していた「ホンダ・アスコット」から。 | *名前の由来は本田技研工業が1989年から1997年まで販売していた「ホンダ・アスコット」から。 | ||
+ | *セフィーロには召喚魔法が「精獣召喚」と「魔獣召喚」の2種類存在する。アスコットが使用するのは「魔獣召喚」の方であり、他の多くの魔導士達は「精獣召喚」を使う。違いは、精獣はあくまでも魔法(魔法生物)であるのに対し、魔獣は魔物そのものを召喚している。 | ||
+ | **両者の違いが顕著に表れるのが沈黙の森であり、精獣は森の結界に耐え切れず消えてしまうのに対し、魔獣は召喚された状態であれば森の結界の影響は全く受けない。アニメ版ではその特性を生かしプレセアの屋敷を襲撃し、結果的に彼女を死に至らしめた。原作ではアスコットが動き出したのは沈黙の森~エテルナの試練を完全に終えてからであった為、「精獣」と「魔獣」の違いは読者にはよくわからなかった(作中人物は明確に違うものと理解している)。 | ||
*彼の最後は媒体によって異なり、スーパーファミコン版では「自分を理解してくれた老婆と新たな生活を送る」と幸せな結末を迎えるのに対し、セガサターン版では「光達の仲間になる」と決意した矢先に激高したカルディナから光達を庇って死亡する不幸な最期となる。 | *彼の最後は媒体によって異なり、スーパーファミコン版では「自分を理解してくれた老婆と新たな生活を送る」と幸せな結末を迎えるのに対し、セガサターン版では「光達の仲間になる」と決意した矢先に激高したカルディナから光達を庇って死亡する不幸な最期となる。 | ||
− | * | + | *OVA版では完全な悪役で、子供扱いにコンプレックスを持つプライドの高い性格になっている。魔神は海老かザリガニを思わせる甲殻類の姿をしている。お台場レインボーブリッジで海と対峙。海に挑発され光が生存していることを口走ったことで、彼女の戦意を高めてしまい「水の龍」を食らい倒れた…かに見えたが、イーグルの手で復活・洗脳され海と風を攻撃、「水の龍」で'''左腕を吹き飛ばされ'''ながらも2人を圧倒するが、戦線離脱していた光が復活し3人の合体攻撃を食らい虫の息になる。最期は'''片目が潰れ、全身から血を吹き出しながら、激痛と苦悶を訴えながら死亡する'''と結構シャレにならない死に方をする。 |
+ | **先述の状態は魔神越しだが、OVA版の魔神は魔神が傷つくと操縦者にも全く同じ傷がつくので、恐らく中のアスコット自身も同じ状態になっていたであろうと推測される(現に光に右腕を潰されたアルシオーネの右腕はグチャグチャだった)。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2022年10月3日 (月) 19:49時点における最新版
アスコットは『魔法騎士レイアース』の登場人物。
アスコット | |
---|---|
登場作品 | 魔法騎士レイアース |
声優 | 高山みなみ |
デザイン |
CLAMP(原案) 石田敦子(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦T |
SRWでの分類 | サポーター |
プロフィール | |
---|---|
種族 | セフィーロ人 |
性別 | 男 |
所属 | ザガート一派 |
役職 | 招喚士 |
概要編集
神官のザガート一派に属する少年招喚士。「魔獣招喚」の呪文で魔獣を使役する。大きな帽子と長い前髪、緑色の宝石が特徴。
魔獣達は恐ろしげな外見に反して気性が優しく(脚本集掲載の漫画版だと言動・行動共に雌である)、彼らと心を通わせる事から迫害を受けており、自身と魔獣の居場所を提供したザガートに従っている。子供ならではの無邪気な残酷さを持ち、アルシオーネに代わる第二の刺客として獅堂光達魔法騎士を魔獣に襲わせた。
しかし、大切な友達である魔獣を戦わせる行為[1]に怒った龍咲海に「友達に人を傷つけさせるほど友達の居場所はなくなる」と説教を受け、泣きながら改心した。
真摯に自分の間違いを正してくれた海に恋心を抱き、第二章では『海に釣り合う男になりたい』という想いから青年の姿に急成長する。
セガサターン版ではひそかなる大穴においてカルディナと説得するが、失敗。最後は魔法騎士を庇い、カルディナの魔法を受ける。魔法騎士とカルディナに看取られて死んだ。
登場作品と役柄編集
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦T
- 初登場作品。今作では海達がエスクードの剣を入手する前に彼女達と和解した為、プレセアの命を奪わずに済んでいる。
- 初登場時は幼い姿だが、第49話で再登場した際は第二章での成長した姿になっている。
- エキスパンション・シナリオでは、第11話限定のサポーター「クレフ&セフィーロの仲間達」として登録される。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦30
- 今作では最初から第二章の姿で登場している。
- 終盤に挑めるサイドミッション「闇からの招待状」からサポーターとして追加される。
ステータス編集
サポーターコマンド編集
名称 | 作品 | 名義 | S-SP | 使用時 | パッシブ |
---|---|---|---|---|---|
セフィーロの希望 | T | クレフ&セフィーロの仲間達[2] | 60 | 全味方ユニットのSPを50回復 | - |
30 | 60 | 全味方ユニットのSPを30回復 | 味方パイロットの技量+10 |
人間関係編集
- ザガート
- 彼に居場所を提供された恩から従うが、のちに離反した。
- カルディナ
- ザガート一派の仲間。弟の様に可愛がられている。
- アルシオーネ
- 「おばさん」と呼び、魔法騎士に敗北した彼女を見下していた。アニメ版では彼女に唆されて協力したことも。
- ラファーガ、イノーバ
- ザガート一派の仲間。
- 龍咲海
- 魔法騎士である彼女を魔獣に襲わせたが彼女の平手打ちと説教により改心し、自分の間違いを正してくれた彼女に恋をして急成長する。
- アニメ版ではプレセアへの後悔から彼女を失って後悔したくないと思っており、身を挺して守ったこともあるが、最終的に振られてしまう。原作漫画版の彼女は特定の相手がおらず東京とセフィーロを行き来できるため、望みのある結末になっている。
- 獅堂光、鳳凰寺風
- 魔法騎士である彼女達を魔獣に襲わせたが、のちに和解した。
- セガサターン版では正体を隠して旅に同行し、次第に彼女たちの優しさに心を動かされる。
- プレセア
- アニメ版では間接的とはいえ彼女の命を奪ってしまい、彼女がエメロード姫のおかげで生き返ったことに安堵している。
- シエラ
- アニメ版のみの登場。プレセアの双子の妹だが、エメロード姫の祈りで復活したプレセア本人と偽られている。SRW未登場。
名台詞編集
アニメ版編集
- カルディナ「アスコット!…あ、あの、いいにくいんやけど、海は…」
- 「…いいんだ。僕は海が好きだ。それが僕の、正直な心だ。たとえ海が僕のことを何とも思っていなくても、海が好きだって、その気持ちだけで幸せになれるから、いいんだ…!」
- 第46話にて。セフィーロの崩壊が更に早まり、衝動的に海を助けに向かおうとした際のセリフ。アスコットの海に対する気持ちは決して報われない。それがわかっていながらもかつての自分を本気で叱り、生まれて初めて好きになった少女のために切ない想いを胸にその場から走り出すのだった。体だけでなく一人の男性としても精神面が成長したと言える言葉である。見送ったラファーガからも「アスコットも、大人になったな…」と感心されていた。
セガサターン版編集
- 「カルディナ…もう…やめて…まちがってたんだよ…ぼくたち…ヒカルたちと…なかよく…」
- セガサターン版のゲームにおけるセリフ。ひそかなる大穴でカルディナと説得するも、カルディナが激昂し、光達を殺そうとした途端、光達を庇い、カルディナの魔法を受けた。最後はカルディナの腕の中で戦いをやめるようにと言い残して死んだ。しかし、彼の死を看取ったカルディナは自暴自棄になり、光たちを襲い掛かる。
スパロボシリーズの名(迷)台詞編集
- 「アハハハハ!武器も持ってない人間が魔物に敵うわけがないのに!」
- 『T』第18話「魔法騎士、その使命」より。生身でゴーレム達に挑もうとする凱や鉄也に向かって。常識的に考えれば当然の反応なのだが、如何せん相手が悪かった。
- この時は別部隊に分かれていたガンダムファイター勢やゲッターチーム、ヴァンが加わっていたら、もっととんでもない事になっていただろう…。
余談編集
- 名前の由来は本田技研工業が1989年から1997年まで販売していた「ホンダ・アスコット」から。
- セフィーロには召喚魔法が「精獣召喚」と「魔獣召喚」の2種類存在する。アスコットが使用するのは「魔獣召喚」の方であり、他の多くの魔導士達は「精獣召喚」を使う。違いは、精獣はあくまでも魔法(魔法生物)であるのに対し、魔獣は魔物そのものを召喚している。
- 両者の違いが顕著に表れるのが沈黙の森であり、精獣は森の結界に耐え切れず消えてしまうのに対し、魔獣は召喚された状態であれば森の結界の影響は全く受けない。アニメ版ではその特性を生かしプレセアの屋敷を襲撃し、結果的に彼女を死に至らしめた。原作ではアスコットが動き出したのは沈黙の森~エテルナの試練を完全に終えてからであった為、「精獣」と「魔獣」の違いは読者にはよくわからなかった(作中人物は明確に違うものと理解している)。
- 彼の最後は媒体によって異なり、スーパーファミコン版では「自分を理解してくれた老婆と新たな生活を送る」と幸せな結末を迎えるのに対し、セガサターン版では「光達の仲間になる」と決意した矢先に激高したカルディナから光達を庇って死亡する不幸な最期となる。
- OVA版では完全な悪役で、子供扱いにコンプレックスを持つプライドの高い性格になっている。魔神は海老かザリガニを思わせる甲殻類の姿をしている。お台場レインボーブリッジで海と対峙。海に挑発され光が生存していることを口走ったことで、彼女の戦意を高めてしまい「水の龍」を食らい倒れた…かに見えたが、イーグルの手で復活・洗脳され海と風を攻撃、「水の龍」で左腕を吹き飛ばされながらも2人を圧倒するが、戦線離脱していた光が復活し3人の合体攻撃を食らい虫の息になる。最期は片目が潰れ、全身から血を吹き出しながら、激痛と苦悶を訴えながら死亡すると結構シャレにならない死に方をする。
- 先述の状態は魔神越しだが、OVA版の魔神は魔神が傷つくと操縦者にも全く同じ傷がつくので、恐らく中のアスコット自身も同じ状態になっていたであろうと推測される(現に光に右腕を潰されたアルシオーネの右腕はグチャグチャだった)。