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'''カイム'''は『[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]]』の登場キャラクター。 | '''カイム'''は『[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]]』の登場キャラクター。 | ||
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巨大な四足獣型のデーモンで、両肩から角を生やしているのが特徴。 | 巨大な四足獣型のデーモンで、両肩から角を生やしているのが特徴。 | ||
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+ | :原作では単独での戦闘は行わなかったが、本作では戦う事ができる。 | ||
+ | :サイズSSながらスピードが500とMサイズのユニット並であり、防御力も高いのだがサイズ補正のせいでそこまで硬くは感じない。他のデーモンほど避けないのでシレーヌよりは戦いやすいかもしれない。 | ||
== 身体機能 == | == 身体機能 == | ||
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原作では単独での戦闘シーンがないため、SRWではシレーヌとの合体時の攻撃が採用されている。 | 原作では単独での戦闘シーンがないため、SRWではシレーヌとの合体時の攻撃が採用されている。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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− | : | + | :彼女を愛するが故に命を捨てた。 |
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+ | :シレーヌを勝たせたい相手。原作ではデビルマンと直接会う前に絶命してしまうため接点が無く、彼とのやりとりはスパロボオリジナル要素となる。 | ||
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
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+ | :その後[[ビルドベース]]に潜入調査していた彼が脱出した際に、この借りを返している。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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;「シレーヌ血まみれでもきみはうつくしい」 | ;「シレーヌ血まみれでもきみはうつくしい」 | ||
:辞世の句にしてシレーヌへの最期の愛の言葉。直後、自らの尻尾を使って首を刎ね、シレーヌと合体した。 | :辞世の句にしてシレーヌへの最期の愛の言葉。直後、自らの尻尾を使って首を刎ね、シレーヌと合体した。 | ||
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+ | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
+ | ;(…シレーヌ、君の瞳に俺が映っていないのはわかっている) | ||
+ | ;(だが俺は君のためにこの全力を尽くそう。必ずや、君に勝利を…) | ||
+ | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』第26話「襲来!炎の幻魔要塞!!」より | ||
+ | :原作漫画版やOVAと違いシレーヌの作戦開始前にすでに合流しており、自分の恋は実らなくともそれでも愛する者の為に戦う事を心に誓う。 | ||
+ | ;(自身の想いに殉じた武人か…) | ||
+ | :2章Part5「蘇れ!! 運命のハニワ幻人」より。 | ||
+ | :[[タケル]]が倒れた事で撤退する際の心中にて。 | ||
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+ | == スパロボシリーズの名場面 == | ||
+ | ;愛ゆえに | ||
+ | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』の第29話の同サブタイトルより。 | ||
+ | :[[ゲルマー]]の卑劣な罠により愛する者達を危険に晒され、激しい怒りをその元凶である[[シレーヌ]]に叩きつける[[デビルマン]]と[[相良宗介|宗介]]。感情の昂ぶりに反応し起動した[[ラムダ・ドライバ]]の力で[[シレーヌ]]は絶体絶命の窮地に陥るが、カイムが盾となり彼女を救う。 | ||
+ | :その後、深い傷を負いながらもシレーヌの安否を気遣い、撤退を促す。それを見たデビルマン達はデーモンが仲間を庇った事に驚愕するのだった。 | ||
+ | :第29話はサブタイトル通り愛する者の為に戦う話なのだが、これはカイムにも相応しいタイトルと言えよう。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *後日談の一つになる[[ | + | *原作での登場シーンはわずか6ページも無く、戦闘等もせずにシレーヌの危機に駆けつけ身体を託し絶命してしまうというあまりに短い出番なのだが、その今までのデーモンの描写や説明とは全く違う行動や寡黙な佇まいは、読者および視聴者に大きな衝撃を与えた。 |
+ | **'''物語が進むに連れ人間性を喪失していく人類とは真逆に、デーモン族でありながらも一途な[[愛]]に生きたカイム'''の壮絶な最期を指して「'''漢'''」と称えるファンも多い。 | ||
+ | **[[サイコジェニー]]の精神攻撃に倒れたデビルマンを取り囲んだデーモンの中には「カイムのかたきをうつ」と凄んだものもおり、カイムは愛だけでなく[[友情]]にも厚かったことが見て取れる。またこの時には「こいつのためにおおくの友をうしなった」「魔王ゼノンにさからってでもデビルマンを殺す」と魔将軍ザンに向かって言い放ったほどのデーモンも存在していた。 | ||
+ | *シレーヌはアニメ版にデザインに変更を加えて出演しているが、カイムは登場していない。 | ||
+ | *後日談の一つになる[[漫画]]『デビルマンレディー』では[[合体]]したまま地獄に落とされているが、シレーヌの体にカイムの装甲が追加されている等の特徴が追加されている。また、地獄に落とされている影響でシレーヌが[[分離]]した後シレーヌがピンチに陥った際にカイムの意識が呼び覚まされてそのまま復帰している。 | ||
+ | *OVA『CBキャラ 永井豪ワールド』においては、[[不動明]]がデビルマンとなる過程で消滅してしまったアモンと深い関わりを持ったキャラクターとして描かれており、外伝的な形ではあるがシレーヌへの深い愛情に対する理由付けが為されている。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
<references /> | <references /> |
2024年6月16日 (日) 21:39時点における最新版
カイムは『デビルマン』の登場キャラクター。
カイム | |
---|---|
登場作品 | デビルマン (原作漫画版) |
声優 |
石塚運昇(OVA版) 小山力也(crybaby) 谷昌樹(SRW) |
デザイン | 永井豪 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
---|---|
分類 | デーモン |
全長 | 約9m |
全高 | 約3m |
重量 | 約6t |
概要編集
巨大な四足獣型のデーモンで、両肩から角を生やしているのが特徴。
瀕死の重傷を負いながらもデビルマンを倒す力を願うシレーヌの前に他のデーモン達と共に救援に現れる。闘争だけが全てのデーモンでありながらシレーヌを愛する心を持ち、シレーヌに勝利を与えるために合体を提案し、自ら首を刎ねて体を差し出した[1]。
カイムと合体しケンタウロスのような姿となったシレーヌは、圧倒的な力でデビルマンに反撃し戦闘不能に追いやるが、「勝利を確信した笑みを浮かべながら事切れる」という壮絶な最期を遂げた。その姿はデビルマンに美しさすら感じさせた。
登場作品と操縦者編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。第1章Part3より登場するボスエネミー。攻撃特化タイプ。声は谷昌樹氏が担当している[2]。
- 原作では単独での戦闘は行わなかったが、本作では戦う事ができる。
- サイズSSながらスピードが500とMサイズのユニット並であり、防御力も高いのだがサイズ補正のせいでそこまで硬くは感じない。他のデーモンほど避けないのでシレーヌよりは戦いやすいかもしれない。
身体機能編集
技・必殺技編集
原作では単独での戦闘シーンがないため、SRWではシレーヌとの合体時の攻撃が採用されている。
- 突撃
- 約3.3mもの長さを誇る巨大な両肩の角を使い、時速80kmの高速で突進する。
- 『DD』では打撃属性の通常攻撃。
- 放電
- 両肩の角の間に約1万Vの電撃を発生させ、攻撃する。原作では放電でデーモンを召喚してデビルマンの足止めを行っており、攻撃に使ったのは合体後の突進の際にシレーヌが行った物。
- 『DD』では特殊属性の必殺技。
サイズ編集
- SS
人間関係編集
他作品との人間関係編集
名台詞編集
- 「おれは生きのびるつもりはない シレーヌきみにデビルマンをたおす勝利の感激をあじあわせたいだけだ おれのからだを おれの能力をきみにやろう!」
- シレーヌに合体する事を提案し、生き延びる可能性が五分五分であると言われ、理由を語る。
- 「シレーヌ血まみれでもきみはうつくしい」
- 辞世の句にしてシレーヌへの最期の愛の言葉。直後、自らの尻尾を使って首を刎ね、シレーヌと合体した。
スパロボシリーズの名台詞編集
スパロボシリーズの名場面編集
余談編集
- 原作での登場シーンはわずか6ページも無く、戦闘等もせずにシレーヌの危機に駆けつけ身体を託し絶命してしまうというあまりに短い出番なのだが、その今までのデーモンの描写や説明とは全く違う行動や寡黙な佇まいは、読者および視聴者に大きな衝撃を与えた。
- シレーヌはアニメ版にデザインに変更を加えて出演しているが、カイムは登場していない。
- 後日談の一つになる漫画『デビルマンレディー』では合体したまま地獄に落とされているが、シレーヌの体にカイムの装甲が追加されている等の特徴が追加されている。また、地獄に落とされている影響でシレーヌが分離した後シレーヌがピンチに陥った際にカイムの意識が呼び覚まされてそのまま復帰している。
- OVA『CBキャラ 永井豪ワールド』においては、不動明がデビルマンとなる過程で消滅してしまったアモンと深い関わりを持ったキャラクターとして描かれており、外伝的な形ではあるがシレーヌへの深い愛情に対する理由付けが為されている。