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大河原邦男氏の手によるTV版のデザインをもとに、カトキハジメ氏が改めてデザインしている。劇場版のパンフレットに他の前期機体と共に掲載されたのが初出。漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』にて登場する以前は「アーリータイプ」「Ver.Ka」と呼ばれていた。 | 大河原邦男氏の手によるTV版のデザインをもとに、カトキハジメ氏が改めてデザインしている。劇場版のパンフレットに他の前期機体と共に掲載されたのが初出。漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』にて登場する以前は「アーリータイプ」「Ver.Ka」と呼ばれていた。 | ||
− | TV版の基本的なコンセプトを[[ウイングガンダムゼロカスタム| | + | TV版の基本的なコンセプトを[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ(EW版)]]に詰め込んだようなデザインになっており、ボディカラーはトリコロールカラーで、機械的なウイングを1対装備してバード形態に変形する。武装もTV版同様にマシンキャノン、ビームサーベル、バスターライフル、シールドである。 |
異なる点としては、ウイングがEW版並に大型化されていること・変形プロセス・バスターライフルの予備カートリッジを両腕にマウント出来るようにして、初期装填分で計最大9個も搭載できるようになっている等がある。 | 異なる点としては、ウイングがEW版並に大型化されていること・変形プロセス・バスターライフルの予備カートリッジを両腕にマウント出来るようにして、初期装填分で計最大9個も搭載できるようになっている等がある。 | ||
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+ | :[[ウイングガンダムゼロカスタム]]の汎用化版といった趣はあり、[[ゼロシステム]]の有無や[[マップ兵器]]の攻撃範囲では劣る。バスターライフルの属性がMS形態では[[全体攻撃]]、バード形態では[[小隊攻撃]](単体攻撃)と変化するのは他機にない特徴。後者は自軍正式加入機のPLA武装として最大威力になり、また[[援護攻撃]]においても有用。Wゼロカスタムに射程では劣るが、変形による使い分けができる分、本機の方が使い勝手は勝る。何よりWゼロカスタムや他のコスト1.5機にも勝る点がありながら、本機はコスト1で済むのは大きな長所。スーパー系の高コスト機と小隊を組み、マップ兵器や全体攻撃、援護攻撃が必要な場面では本機が小隊長を務め、対ボス戦ではその座を譲るといった運用がしやすい。難を挙げると武器改造費はWゼロカスタムと同じく高め。 | ||
+ | :パイロットは[[ゼクス・マーキス]]か[[ルクレツィア・ノイン]]が適任。最大火力では[[魂]]を持つゼクスの方が上。格闘も高いのでビーム・サーベル(突撃)も有効活用できる。射撃中心で戦うなら伸びの良いノインも見劣りはしない。[[愛]]によって気力も上がるためマップ兵器を活用しやすい点が魅力。 | ||
+ | :版権的な問題でもあるのか、双葉社の『第2次スーパーロボット大戦αディープファイル』では本機のみシルエットで掲載されており、その後現在に至るまで再登場していない。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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:シールドに収められている。バスターライフルを放棄した後に良く使われた。ガンダニュウム合金素材の使用に出力が桁外れであるため、水中でも減衰せず使用が可能だが、第二次αでは特段の海適応は無い。 | :シールドに収められている。バスターライフルを放棄した後に良く使われた。ガンダニュウム合金素材の使用に出力が桁外れであるため、水中でも減衰せず使用が可能だが、第二次αでは特段の海適応は無い。 | ||
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::バード形態に変形して高速上昇、上空で再変形して決めポーズ後、ビームサーベルで相手を一刀両断。この演出は誤ってノベンタ元帥を殺害した時の奇襲攻撃の動きを再現している(通称ノベンタ斬り)。[[EN]]消費型でP属性、[[射程]]1-3と使い勝手は良好。 | ::バード形態に変形して高速上昇、上空で再変形して決めポーズ後、ビームサーベルで相手を一刀両断。この演出は誤ってノベンタ元帥を殺害した時の奇襲攻撃の動きを再現している(通称ノベンタ斬り)。[[EN]]消費型でP属性、[[射程]]1-3と使い勝手は良好。 | ||
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− | :本機の主武装。[[ウイングガンダムゼロ]]のツイン・バスターライフルを基に開発された[[ビームライフル]] | + | :本機の主武装。[[ウイングガンダムゼロ]]のツイン・バスターライフルを基に開発された[[ビームライフル]]。強力過ぎたウイングゼロの反省から、カートリッジ式かつ威力も50%以下に抑えられている。 |
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:EW版ではライフルが長大化、更に予備弾装を装備できる仕様になり初期装填合わせて最大9発まで発射可能。『第2次α』では6発(MAP兵器版も含めれば設定通り9発)。MS形態では[[全体攻撃]]、バード形態では唯一の武装になり単体攻撃に性能が変化するが弾数は共通。 | :EW版ではライフルが長大化、更に予備弾装を装備できる仕様になり初期装填合わせて最大9発まで発射可能。『第2次α』では6発(MAP兵器版も含めれば設定通り9発)。MS形態では[[全体攻撃]]、バード形態では唯一の武装になり単体攻撃に性能が変化するが弾数は共通。 | ||
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2024年8月29日 (木) 02:59時点における最新版
ウイングガンダム(EW版)は『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の本編未登場メカ。
ウイングガンダム | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | カトキハジメ |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 特殊作戦用モビルスーツ |
生産形態 | ワンオフ機 |
型式番号 | XXXG-01W |
頭頂高 | 16.3 m |
重量 | 7.1 t |
装甲材質 | ガンダニュウム合金 |
開発者 | ドクターJ |
所属 | L1コロニー群 → サンクキングダム → 世界国家軍 |
主なパイロット | ヒイロ・ユイ |
概要編集
『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の世界観におけるウイングガンダムの役割の機体。
大河原邦男氏の手によるTV版のデザインをもとに、カトキハジメ氏が改めてデザインしている。劇場版のパンフレットに他の前期機体と共に掲載されたのが初出。漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』にて登場する以前は「アーリータイプ」「Ver.Ka」と呼ばれていた。
TV版の基本的なコンセプトをウイングガンダムゼロ(EW版)に詰め込んだようなデザインになっており、ボディカラーはトリコロールカラーで、機械的なウイングを1対装備してバード形態に変形する。武装もTV版同様にマシンキャノン、ビームサーベル、バスターライフル、シールドである。
異なる点としては、ウイングがEW版並に大型化されていること・変形プロセス・バスターライフルの予備カートリッジを両腕にマウント出来るようにして、初期装填分で計最大9個も搭載できるようになっている等がある。
登場作品と操縦者編集
αシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。「ウイングガンダム」名義。
- 隠し要素を満たせばプリベンターが預かっていたヒイロの機体に改造を加えたという設定で入手する。『α』でOZ本拠地であるルナツー潜入後は登場しなかったため、残っていたのだろうか。張五飛曰く、ヒイロはこの機体への愛着があるのだろうとの事。原作では自爆させたり、乗り捨てたりしていたのだが…。「俺のモビルスーツは他人に触ってほしくない。それだけだ」と言っていた部分だろうか。
- ウイングガンダムゼロカスタムの汎用化版といった趣はあり、ゼロシステムの有無やマップ兵器の攻撃範囲では劣る。バスターライフルの属性がMS形態では全体攻撃、バード形態では小隊攻撃(単体攻撃)と変化するのは他機にない特徴。後者は自軍正式加入機のPLA武装として最大威力になり、また援護攻撃においても有用。Wゼロカスタムに射程では劣るが、変形による使い分けができる分、本機の方が使い勝手は勝る。何よりWゼロカスタムや他のコスト1.5機にも勝る点がありながら、本機はコスト1で済むのは大きな長所。スーパー系の高コスト機と小隊を組み、マップ兵器や全体攻撃、援護攻撃が必要な場面では本機が小隊長を務め、対ボス戦ではその座を譲るといった運用がしやすい。難を挙げると武器改造費はWゼロカスタムと同じく高め。
- パイロットはゼクス・マーキスかルクレツィア・ノインが適任。最大火力では魂を持つゼクスの方が上。格闘も高いのでビーム・サーベル(突撃)も有効活用できる。射撃中心で戦うなら伸びの良いノインも見劣りはしない。愛によって気力も上がるためマップ兵器を活用しやすい点が魅力。
- 版権的な問題でもあるのか、双葉社の『第2次スーパーロボット大戦αディープファイル』では本機のみシルエットで掲載されており、その後現在に至るまで再登場していない。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
武装編集
- マシンキャノン
- 胸部上肩側に2門装備された機関砲。ガンダニュウム合金製のMSでない限り、これだけで撃破できるだけの威力がある。
- ビームサーベル
- シールドに収められている。バスターライフルを放棄した後に良く使われた。ガンダニュウム合金素材の使用に出力が桁外れであるため、水中でも減衰せず使用が可能だが、第二次αでは特段の海適応は無い。
- 本来の色は緑だが第二次αではピンク。
- バスターライフル
- 本機の主武装。ウイングガンダムゼロのツイン・バスターライフルを基に開発されたビームライフル。強力過ぎたウイングゼロの反省から、カートリッジ式かつ威力も50%以下に抑えられている。
- 威力を抑えられてはいるものの、ビーム軸上から半径150mに激烈なプラズマ渦流と超々高熱が数十kmに及ぶ程の桁外れの威力を持つ。またこのビームは2層でできており、中心部は高速で貫通性の高いビームで、その周りは低速で破壊力の高いビームで構成されている。本機のトールギス級の機動性をもってすれば戦略兵器としても運用が可能。
- EW版ではライフルが長大化、更に予備弾装を装備できる仕様になり初期装填合わせて最大9発まで発射可能。『第2次α』では6発(MAP兵器版も含めれば設定通り9発)。MS形態では全体攻撃、バード形態では唯一の武装になり単体攻撃に性能が変化するが弾数は共通。
- バスターライフル(MAP兵器版)
- MAP兵器版は一直線上の射程で、原作設定を踏まえてか弾数3。
- シールド
- ガンダニュウム合金製のシールド。サーベルを内蔵し、バード形態時には機首部分となって連結する。
オプション装備編集
- メッサーツバーク
- コミカライズ作品『敗者たちの栄光』にて追加されたウェポンパーツで、ウイングガンダムプロトゼロのゼロシステムからコピーしたデータを使用してヒイロが制作した。本来はガンダニュウム合金で構成されるが、その時の状況では調達できなかったため代用素材で構成されている。単独でもビームライフルとして使用可能。
- ドライツバークバスター
- メッサーツバークを3丁取り付けて発射するバスターライフル。エネルギーを増幅させる事で破壊力を大幅に増す事ができるが、上記の通り代用素材で構成された急造品のため、本来のドライツバークバスターには程遠い威力で更に1発発射しただけで自壊するためメッサーツバークを計6基をパイロンに搭載する事で発射回数を増やしていた。しかしそれでも絶大な破壊力を誇り、OZの大部隊を一瞬で吹き飛ばしてなお威力が減衰せず、大気圏を突き抜けて宇宙空間に届くほどであった。
特殊能力編集
移動タイプ編集
MS形態
バード形態
サイズ編集
- M
機体BGM編集
- 「LAST IMPRESSION」
関連機体編集
- ウイングガンダムゼロ(EW版)
- 全ての「ガンダム」の母体となった機体。本機はウイングゼロの血を最も濃く受け継いでいる。
- 白雪姫(SRW未登場)
- 小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』に登場する本機の系列機。ウイングの前身とも言える機体。
商品情報編集
- プラモデル