「リリ・ボルジャーノ」の版間の差分

 
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'''リリ・ボルジャーノ'''は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の登場人物。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
ルジャーナ領主であるボルジャーノ公の末娘。
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ルジャーナ領主である[[貴族]]ボルジャーノ公の末娘。
  
 
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[[グエン・サード・ラインフォード|グエン卿]]とは幼い頃からの知り合いであり、そのグエンの頼みを受け、ノックス崩壊後、権力を失った彼を援助する。グエンの性癖は知りつつも好意を持っているが、それは情愛と言うよりも政治的な信頼に近いものといえよう。
  
その育ちから奔放でわがままなお嬢様ではあるが、[[ミリシャ]]に同行している際には何度も優れた洞察力や判断力、人間観察力を見せ、物語後半から終盤にかけての取り纏め役としてその辣腕を発揮した。当初はグエンを巡って、[[キエル・ハイム]](=[[ディアナ・ソレル]])に対して意地の悪い仕打ちをしていたが、ディアナの代わりに[[月]]の[[女王]]を務めたキエルの働きに感心して、自分から友人になることを申し出る。
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その育ちから奔放でわがままなお嬢様ではあるが、[[ミリシャ]]に同行している際には何度も優れた洞察力や判断力、人間観察力を見せ、物語後半から終盤にかけての取り纏め役としてその辣腕を発揮した。また、領民からの人気も高く、民兵で構成されたルジャーナ・ミリシャへの影響力は非常に強い。当初はグエンを巡って、[[キエル・ハイム]](=[[ディアナ・ソレル]])に対して意地の悪い仕打ちをしていたが、ディアナの代わりに[[月]]の[[女王]]を務めたキエルの働きに感心して、自分から友人になることを申し出る。
  
 
また、一見おっとりしているが、護身用の拳銃を隠し持っており、[[ギム・ギンガナム]]との決戦の際にはルジャーナ・ミリシャを指揮する者としてギャロップに乗り込み、前線にも立った。
 
また、一見おっとりしているが、護身用の拳銃を隠し持っており、[[ギム・ギンガナム]]との決戦の際にはルジャーナ・ミリシャを指揮する者としてギャロップに乗り込み、前線にも立った。
 
なお、リリ・ボルジャーノは『コミックボンボン』および『マガジンZ』両方の[[漫画|漫画版]]にも登場する。これらでは、キエル(=ディアナ)に対しての意地悪をはじめとする負の所業はカットされており、「態度が大きいが、器も大きい聡明な御嬢様」として描写されている。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
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:[[翠の地球]]のアメリア大陸のレジスタンスの代表となっている。
 
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
;ルジャーナ公
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;ボルジャーノ公
:父親であるルジャーナ領主。支配体制は旧来の貴族主義を色濃く残すなど保守的だが、名君として領民からは慕われている。
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:父親であるルジャーナ領主。
 
;[[グエン・サード・ラインフォード]]
 
;[[グエン・サード・ラインフォード]]
 
:婚約者。
 
:婚約者。
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:家臣。
 
:家臣。
 
;マリガン大佐
 
;マリガン大佐
:SRW未登場。家臣。正規軍人でイングレッサ・ミリシャの総司令官だが、機械化部隊の指揮には不慣れ。そのくせ保守思考で頭が固く、高圧的で口うるさいので部下たちには疎まれている。一方で領主一族への忠誠心に厚く、リリの奔放さに振り回されてばかりいる。
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:SRW未登場。家臣。リリの奔放さに振り回されてばかりいる。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「ギンガナムだわ。[[ムーンレィス]]って、何でもかんでもお空に映すのよね」
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;リリ「ギンガナムだわ。[[ムーンレィス]]って、何でもかんでもお空に映すのよね」
:第49話、[[ギム・ギンガナム]]が[[ターンX]]の月光蝶を発動させた時において。恐れるどころか、呆れる様子にタフさが感じられる台詞である。
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;マリガン「投降のサインじゃないんですか?」
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;リリ「ギンガナムがそんなに可愛いわけないでしょう?」
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:第49話、[[ギム・ギンガナム]]が[[ターンX]]の月光蝶を発動させた時、ギャロップのブリッジにて。前線にありながら恐れるどころか呆れる様子にタフさが感じられる。
 
;「ローラは男の子です。そんなにも愛しているなら、ご自分がスカートをお穿きになれば?」
 
;「ローラは男の子です。そんなにも愛しているなら、ご自分がスカートをお穿きになれば?」
:最終話にて、全てを失った[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]の「今の私にできるのは、愛するローラの勝利を願う事だけです」という言葉に対して。ふてくされ気味に言っており、グエンの身勝手さを非難しつつも、「最後まで私には振り向かないのね」という微妙な気持ちを伺わせる。
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:最終話にて、全てを失った[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]の「今の私にできるのは、愛するローラの勝利を願うことだけです」という言葉に対して。ふてくされ気味に言っており、グエンの身勝手さを非難しつつも、「最後まで私には振り向かないのね」という微妙な気持ちをうかがわせる。また、グエンのローラへの感情は「'''グエンの中にある女の部分'''から'''男の[[ロラン・セアック|ロラン]]'''に対するものなのでは?」と思わせる台詞でもある。
:また、グエンのローラへの感情は「'''グエンの中にある女の部分'''から'''男の[[ロラン・セアック|ロラン]]'''に対するものなのでは?」と思わせる台詞でもある。
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:なお、[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]の[[小説|小説版]]『月に繭 地には果実』でもグエンは、ロラン本人から同じような台詞を言われている。
:なお、[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]の[[小説|小説版]]『月に繭 地には果実』でも、ロラン本人からグエンに同じような台詞を言われている。
 
 
;「ごきげんよう。アメリアはワタクシがスカートのまま治めますわ」
 
;「ごきげんよう。アメリアはワタクシがスカートのまま治めますわ」
 
:上記シーンの後、去り行くグエンを見送りながら。リリ・ボルジャーノこそ、∀ガンダムで最もたくましい女性キャラではないだろうか。
 
:上記シーンの後、去り行くグエンを見送りながら。リリ・ボルジャーノこそ、∀ガンダムで最もたくましい女性キャラではないだろうか。
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:『コミックボンボン』の[[漫画|漫画版]]にて、グエンの[[裏切りイベント|裏切り]]を知らされた時の台詞。
 
:『コミックボンボン』の[[漫画|漫画版]]にて、グエンの[[裏切りイベント|裏切り]]を知らされた時の台詞。
  
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== 余談 ==
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*『コミックボンボン』および『マガジンZ』両方の[[漫画|漫画版]]にも登場する。これらでは、キエル(=ディアナ)に対しての意地悪をはじめとする負の所業はカットされており、「態度が大きいが、器も大きい聡明な御嬢様」として描写されている。
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== 脚注 ==
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2024年10月14日 (月) 01:25時点における最新版

リリ・ボルジャーノは『∀ガンダム』の登場人物。

リリ・ボルジャーノ
外国語表記 Lily Borjarno[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 小林愛
デザイン 安田朗(原案)
菱沼義仁(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 NPC
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
所属 ルジャーナ
テンプレートを表示

概要編集

ルジャーナ領主である貴族ボルジャーノ公の末娘。

グエン卿とは幼い頃からの知り合いであり、そのグエンの頼みを受け、ノックス崩壊後、権力を失った彼を援助する。グエンの性癖は知りつつも好意を持っているが、それは情愛と言うよりも政治的な信頼に近いものといえよう。

その育ちから奔放でわがままなお嬢様ではあるが、ミリシャに同行している際には何度も優れた洞察力や判断力、人間観察力を見せ、物語後半から終盤にかけての取り纏め役としてその辣腕を発揮した。また、領民からの人気も高く、民兵で構成されたルジャーナ・ミリシャへの影響力は非常に強い。当初はグエンを巡って、キエル・ハイム(=ディアナ・ソレル)に対して意地の悪い仕打ちをしていたが、ディアナの代わりに女王を務めたキエルの働きに感心して、自分から友人になることを申し出る。

また、一見おっとりしているが、護身用の拳銃を隠し持っており、ギム・ギンガナムとの決戦の際にはルジャーナ・ミリシャを指揮する者としてギャロップに乗り込み、前線にも立った。

登場作品と役柄編集

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
翠の地球のアメリア大陸のレジスタンスの代表となっている。

人間関係編集

ボルジャーノ公
父親であるルジャーナ領主。
グエン・サード・ラインフォード
婚約者。
ディアナ・ソレル
キエルと入れ替わっていたことを知らずに、彼女を看護の現場で働かせる。
アグリッパ・メンテナー
彼女の事を気に入り、なめるような視線で見たとのこと。
ギャバン・グーニー
家臣。
マリガン大佐
SRW未登場。家臣。リリの奔放さに振り回されてばかりいる。

名台詞編集

リリ「ギンガナムだわ。ムーンレィスって、何でもかんでもお空に映すのよね」
マリガン「投降のサインじゃないんですか?」
リリ「ギンガナムがそんなに可愛いわけないでしょう?」
第49話、ギム・ギンガナムターンXの月光蝶を発動させた時、ギャロップのブリッジにて。前線にありながら恐れるどころか呆れる様子にタフさが感じられる。
「ローラは男の子です。そんなにも愛しているなら、ご自分がスカートをお穿きになれば?」
最終話にて、全てを失ったグエンの「今の私にできるのは、愛するローラの勝利を願うことだけです」という言葉に対して。ふてくされ気味に言っており、グエンの身勝手さを非難しつつも、「最後まで私には振り向かないのね」という微妙な気持ちをうかがわせる。また、グエンのローラへの感情は「グエンの中にある女の部分から男のロランに対するものなのでは?」と思わせる台詞でもある。
なお、∀ガンダム小説版『月に繭 地には果実』でもグエンは、ロラン本人から同じような台詞を言われている。
「ごきげんよう。アメリアはワタクシがスカートのまま治めますわ」
上記シーンの後、去り行くグエンを見送りながら。リリ・ボルジャーノこそ、∀ガンダムで最もたくましい女性キャラではないだろうか。
「野望こそ、あの方の本性ですからね」
『コミックボンボン』の漫画版にて、グエンの裏切りを知らされた時の台詞。

余談編集

  • 『コミックボンボン』および『マガジンZ』両方の漫画版にも登場する。これらでは、キエル(=ディアナ)に対しての意地悪をはじめとする負の所業はカットされており、「態度が大きいが、器も大きい聡明な御嬢様」として描写されている。

脚注編集

  1. Character、∀ガンダムWeb、2022年1月12日閲覧。