「パルス・アベル」の版間の差分
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− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第53話「朝をよぶ者達」における[[ボン太くん]]との戦闘前会話。深読みのし過ぎのような気もしなくもない。これにはピルナスも「単なる趣味の問題だと思う」と突っ込みを入れている。 |
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2022年3月11日 (金) 07:18時点における最新版
パルス・アベルは『勇者王ガオガイガーFINAL』の登場人物。
パルス・アベル | |
---|---|
外国語表記 | Pulse Abel[1] |
登場作品 | 勇者王ガオガイガーFINAL |
声優 | 紗ゆり |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
プロフィール | |
---|---|
分類 | 遊星主(人型プログラム) |
性別 | 女 |
所属 | ソール11遊星主 |
役職 | 指導者 |
概要編集
ソール11遊星主の一人で、彼らを束ねる司令塔的な存在。
普段はピア・デケム・ピットで戦闘司令を担当しているが、自身も強力なサイコキネシスの持ち主。また、戒道と相対した際に体を覆うフードから無数の銃口「パルスビーム砲」を所有していたことから、物理的な戦闘能力も高いと推測される。なお、フード(と重火器)の下は裸である。
赤の星の指導者・アベルの姿を模しており、記憶や人格もオリジナルと同一のようである(何らかの処置もあるか?)。しかし、その実態は三重連太陽系を復活させるためのセーフティープログラムで、その思考と行動は全て三重連太陽系復活という目的に基づいたものとなっており、そのためなら、宇宙の他の星が消滅しようとも全く意に介さない。この辺りがプログラムらしい部分ではある。しかしその行動が、彼らが忌避していたゾンダー同様の大多数の犠牲を生むものだったのは皮肉といえる。また、アベルの記憶を受け継ぎ、赤の星の遺産である戒道幾巳、ソルダートJ、トモロ0117、そして戦艦ジェイアークなどの詳細は知り尽くしており、戒道、Jらを苦しめた。
戒道を拉致しピア・デケム・ピークの中枢に据えて揺さぶりをかけるなど、その知略でGGGやJを追い詰めたが、最期はピサ・ソールの崩壊によりプログラムを維持できなくなって消滅した。
実はかつて三重連太陽系が機界昇華された際にオリジナルの彼女は既に戦死しており、唯一残されたピサ・ソールが自分の使命を果たすため指令を下す存在を必要として、ピサ・ソール内部に残されていたアベルのデータを使って生み出したものが「パルス・アベル」であり、パルス・アベル自身は自分がアベルではないことも、レプリジンであることも最期まで気付いていなかったらしい。なおアベルのクローンであるアルマ達が男女両方存在していたため、アベルが本当に女なのかは不明(アルマは遺伝子データを書き換えてあるのでその際に性差が発生した可能性もある)。
ちなみに一部書籍ではカインに倣って「パル・ス・アベル」と表記されることがある。
登場作品と役柄編集
αシリーズ編集
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。原作通り、その知略でαナンバーズを追い詰めるが敗れる。戦闘時はピア・デケム・ピットに乗り込んでおり、戦闘時にもピルナスと共に(ピア・デケムが全く喋らないので)色々と喋ってくれる。
- 担当声優の紗ゆり氏は2012年3月6日に亡くなられたため、今作が最後のスパロボシリーズへの出演となった。
携帯機シリーズ編集
人間関係編集
- 戒道幾巳
- 彼にとってアベルは生みの親とも言える存在だが、アベル本人ではないので特に意に介してはいないようである。パルス・アベルはソルダートJに対する切り札として彼をピア・デケム・ピットの生体コンピュータとして取り込むが、結局はJに奪還されてしまう。
- ソルダートJ
- アベルに開発されたサイボーグ戦士であるが、創造主であるアベルに従うことよりも「アルマの守護」という使命を優先、戒道を守るために敵対した。パルス・アベルも自身の作り上げた中でも強大な戦力であるJとジェイアークを取り戻そうとしていたが強固に抵抗されたため結局は敵と見なした。
- トモロ0117
- アベルに開発された生体コンピューターだが、ソルダートJがパルス・アベルに従うことを拒否したため、彼と同じ選択をする。
- 天海護
- ペイ・ラ・カインを利用することで、彼を三重連太陽系に呼び寄せ、騙してGクリスタルを破壊させようと目論むも失敗。本当の親や故郷を思う護の気持ちを踏みにじった。
- Zマスター
- 『W』では再生させ手駒とした。アリアが持ち去った核を再プログラムすることで制御している。
他作品との人間関係編集
- ダイ・バザール大帝王、ザ・データベース
- 『W』での同盟相手。
名台詞編集
- 「おや、お気に召しませんでしたか? あなたにはこれから、三重連太陽系再興のために働いてもらわねばなりません。 私からのせめてのお礼として、もはやかなわぬはずの実父との対面を実現してさしあげたつもりですのに……」
「ええ、私がプログラムしたものです。ただの招待状では芸がありませんからね。喜んでいただけましたか?」 - 小説版にて、三重連太陽系に到着して間もない護に対して、護を呼んだカインが複製(ペイ・ラ・カイン)であり、その振る舞いのすべてが自らの仕込みであることをあっさり明かし、失望させた。あくまでプログラムであり、生物の情動を理解しようとしない傲慢な存在であることを感じさせる。
- 「あなた達も、アルマのようにして差し上げましょう」
- 5話、モン・サン・ミッシェルの礼拝堂内で交戦したソルダートJとルネに対して。この発言の意味は、ジェイアークが発進した直後に明らかになる。ゲームでも対キングジェイダーの戦闘台詞として使われているが、何故か「アルマ」が「アベル」になっている。
- 「暗黒物質の回収に使っていたパスキューマシンの力を使って戦わなければ、止められないようですね……ジェネシック!」
- 6話、蘇った天敵ジェネシックガオガイガーの宣戦布告に対し、初めて余裕の表情を崩して激昂する。
- 「ギガフュージョン!」
「ピア・デケム・ピーク!」 - 7話にて、無言のピア・デケムに代わり、変形の指令及び変形完了後の名乗りを行う。
- 「三重連太陽系が……滅びる!」
- 最終話、ゴルディオンクラッシャーによって消し飛ばされたピサ・ソールの残滓の光の中で、アルマに羽交い締めにされたまま、悲痛な叫びを上げる。レプリジンの自覚もないまま、ただ託された使命の遂行だけを思って行動してきた彼女の最期には、どこか悲哀すら感じさせるものがある。この後、最期に口を突いて出たのは、言葉にならない電子音だった。