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== 概要 ==
 
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=== SEED ===
 
=== SEED ===
宣戦布告から3日後となる[[コズミック・イラ]]70年2月14日、[[地球連合軍]]がユニウスセブンに仕掛けた[[核ミサイル|核攻撃事件]]「[[血のバレンタイン]]」によって24万3721名の犠牲者<ref>ちなみに犠牲者の中には、レノア・ザラ([[パトリック・ザラ]]の妻で、[[アスラン・ザラ]]の母親)や、[[サトー]]の妻および娘もいた。</ref>を出し、[[地球連合]]と[[ザフト]]が[[ヤキン・ドゥーエ戦役|全面戦争]]に突入していく切っ掛けとなった。
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宣戦布告から3日後となる[[コズミック・イラ]]70年2月14日、[[地球連合軍]]がユニウスセブンに仕掛けた[[核ミサイル|核攻撃事件]]「[[血のバレンタイン]]」によって24万3,721名の犠牲者<ref>ちなみに犠牲者の中には、レノア・ザラ([[パトリック・ザラ]]の妻で、[[アスラン・ザラ]]の母親)や、[[サトー]]の妻および娘もいた。</ref>を出し、[[地球連合]]と[[ザフト]]が[[第1次連合・プラント大戦|全面戦争]]に突入していく切っ掛けとなった。
  
 
『SEED』第7話「宇宙の傷跡」においてプラント側は議長である[[シーゲル・クライン]]の娘[[ラクス・クライン]]を追悼慰霊団の代表に任命して、ユニウスセブンへ派遣した。
 
『SEED』第7話「宇宙の傷跡」においてプラント側は議長である[[シーゲル・クライン]]の娘[[ラクス・クライン]]を追悼慰霊団の代表に任命して、ユニウスセブンへ派遣した。
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== 登場作品 ==
 
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=== [[αシリーズ]] ===
 
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;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
:初登場作品。
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:初登場作品。ポイントU777に存在しているが、プラント自体が鎖国していたため「本来何もない場所」として扱われていた。しかし序盤、血のバレンタインにより『SEED』原作同様に核を撃ち込まれて崩壊する。
  
 
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;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
:序盤から終盤まで物語上において、非常に[[特異点|重要な存在]]である。
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:旧ザラ派のテロリストの手によりユニウスセブン落としが行われたが、[[時空振動弾]]の発動により、ユニウスセブンは次元の狭間に閉じこめられ、[[特異点|大特異点]]と化した。
 
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
 
:「ブレイク・ザ・ワールド」のシナリオがあり、破砕作業の為に[[ゲッターチーム]]と[[ミネルバ隊]]が向かう。
 
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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;[[スーパーロボット大戦W]]
 
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;[[スーパーロボット大戦K]]
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:主人公たちが[[地球 (スパロボK)|もう一つの地球]]に跳ばされていた間に、テロリストの手により地球に落とされた。
 
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;[[スーパーロボット大戦L]]
:『SEED DESTINY』準拠なので、既に[[核ミサイル|核攻撃]]によって崩壊した状態で存在する。作中序盤で「[[ブレイク・ザ・ワールド]]」のシナリオがあり、破砕作戦のために[[ザフト]]の部隊と[[LOTUS]]がそれぞれ向かう。
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:『DESTINY』準拠なので、既に[[核ミサイル|核攻撃]]によって崩壊した状態で存在する。作中序盤で「[[ブレイク・ザ・ワールド]]」のシナリオがあり、破砕作戦のために[[ザフト]]の部隊と[[LOTUS]]がそれぞれ向かう。
 
:なお、どこからきたのかは不明だが'''ユニウスセブンの残骸に[[擬態獣]]が住み着いており'''、ザラ派残党の[[テロリスト]]と交戦している時に湧いて出てくる。
 
:なお、どこからきたのかは不明だが'''ユニウスセブンの残骸に[[擬態獣]]が住み着いており'''、ザラ派残党の[[テロリスト]]と交戦している時に湧いて出てくる。
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=== Scramble Commanderシリーズ ===
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;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
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:『DESTINY』設定での初登場。「[[ブレイク・ザ・ワールド]]」のシナリオがあり、破砕作業の為に[[ゲッターチーム]]と[[ミネルバ隊]]が向かう。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:[[ギガノス帝国]]と[[木連]]が、ユニウスセブンの残骸を[[地球]]に落とそうとする。
 
:[[ギガノス帝国]]と[[木連]]が、ユニウスセブンの残骸を[[地球]]に落とそうとする。
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:[[アークエンジェル隊]]からユニウスセブンが地球への落下コースを取ったと連絡を受けた[[ディバイン・ドゥアーズ]]が周辺宙域でザラ派残党のテロリスト及び[[ファントムペイン]]と交戦する。その間に[[ザフト]]によりユニウスセブンは破砕され、残った大型破片はディバイン・ドゥアーズにより砕かれた。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2023年11月27日 (月) 15:24時点における最新版

ユニウスセブン(Junius Seven)とは、『機動戦士ガンダムSEED』および続編機動戦士ガンダムSEED DESTINY』登場したプラントの農業用コロニー(の残骸)。

概要編集

SEED編集

宣戦布告から3日後となるコズミック・イラ70年2月14日、地球連合軍がユニウスセブンに仕掛けた核攻撃事件血のバレンタイン」によって24万3,721名の犠牲者[1]を出し、地球連合ザフト全面戦争に突入していく切っ掛けとなった。

『SEED』第7話「宇宙の傷跡」においてプラント側は議長であるシーゲル・クラインの娘ラクス・クラインを追悼慰霊団の代表に任命して、ユニウスセブンへ派遣した。

また、同話においてアークエンジェル隊が水不足に陥った際にムウ・ラ・フラガの提案でユニウスセブンの残骸から水を補給している[2]

SEED DESTINY編集

先の大戦」を経たコズミック・イラ72年3月10日、地球連合とプラント間の停戦条約がユニウスセブンの地で結ばれた。いわゆる、「ユニウス条約」である。

ところが、コズミック・イラ73年10月3日、『SEED DESTINY』第6話「世界の終わる時」においてユニウスセブンは、サトーらザフトの過激派によって地球へ向けて落とす質量弾として使用されてしまう。

ミネルバ隊等の活躍によってユニウスセブンは破砕されたものの、大気圏突入で燃え尽きてしまうサイズにまで小さくできなかった為、地球上に甚大な被害をもたらした。世に言う、「ブレイク・ザ・ワールド」である。そして、この事件が切っ掛けとなって地球連合とプラント間の二度目の戦争に突入する。

コズミック・イラの歴史を振り返れば、「ユニウスセブンは地球連合(ナチュラル)とプラント(コーディネイター)間の二度にもわたる大戦の直接の切っ掛けとなった『悲劇の舞台』である」と評する事ができよう。

登場作品編集

αシリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。ポイントU777に存在しているが、プラント自体が鎖国していたため「本来何もない場所」として扱われていた。しかし序盤、血のバレンタインにより『SEED』原作同様に核を撃ち込まれて崩壊する。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
旧ザラ派のテロリストの手によりユニウスセブン落としが行われたが、時空振動弾の発動により、ユニウスセブンは次元の狭間に閉じこめられ、大特異点と化した。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦J
スーパーロボット大戦W
スーパーロボット大戦K
主人公たちがもう一つの地球に跳ばされていた間に、テロリストの手により地球に落とされた。
スーパーロボット大戦L
『DESTINY』準拠なので、既に核攻撃によって崩壊した状態で存在する。作中序盤で「ブレイク・ザ・ワールド」のシナリオがあり、破砕作戦のためにザフトの部隊とLOTUSがそれぞれ向かう。
なお、どこからきたのかは不明だがユニウスセブンの残骸に擬態獣が住み着いており、ザラ派残党のテロリストと交戦している時に湧いて出てくる。

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
『DESTINY』設定での初登場。「ブレイク・ザ・ワールド」のシナリオがあり、破砕作業の為にゲッターチームミネルバ隊が向かう。

単独作品編集

スーパーロボット大戦Card Chronicle
ギガノス帝国木連が、ユニウスセブンの残骸を地球に落とそうとする。
スーパーロボット大戦DD
アークエンジェル隊からユニウスセブンが地球への落下コースを取ったと連絡を受けたディバイン・ドゥアーズが周辺宙域でザラ派残党のテロリスト及びファントムペインと交戦する。その間にザフトによりユニウスセブンは破砕され、残った大型破片はディバイン・ドゥアーズにより砕かれた。

脚注編集

  1. ちなみに犠牲者の中には、レノア・ザラ(パトリック・ザラの妻で、アスラン・ザラの母親)や、サトーの妻および娘もいた。
  2. ただし、ユニウスセブンからの水の補給は生き残る為にやむを得ず行ったものであり、実際アークエンジェル隊の面々は補給作業の際に「血のバレンタイン」の犠牲者に対して黙祷を捧げている。

資料リンク編集