「ガイアセイバーズ」の版間の差分

 
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== ガイアセイバーズ(Gaia Savars) ==
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'''ガイアセイバーズ'''は、『[[スーパーヒーロー作戦]]』の物語中盤以降の主人公部隊。
  
『[[スーパーヒーロー作戦]]』に登場する主人公部隊。[[新西暦]]155年のTDFにおいては、第2独立遊撃部隊として結成されており、ウルトラマンやキカイダー、ギャバンなどのヒーロー達や[[SRXチーム]]が所属している。ETFの本格侵攻への対処が主な任務。部隊の前身となったのは科学特捜隊で、物語の後半ではイングラムorヴィレッタもここに所属していた([[スーパーロボット大戦α|α]]以降の歴史ではイングラム所属が正史となっている)。ギャバンの移動要塞を本拠地として活動しており、独自の判断による行動が許可されている。また場合によっては、第1独立遊撃部隊であるウルトラ警備隊と協力して作戦を遂行することもある。
+
『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』での扱いは[[ガイアセイバーズ (OG)]]を参照。
  
イングラムが本来属していた新西暦195年においては、数々の怪獣や悪の組織を壊滅させた伝説の部隊として名を残している。 ちなみに名前を見れば一目瞭然だが、元ネタは[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦|ガイアセイバー]]である。
+
== 概要 ==
 +
[[新西暦]]155年のTDF([[地球防衛軍]])において、[[ユーゼス・ゴッツォ]]の大気浄化弾失敗によってレーダーが無力化された隙に多数の宇宙人が地球に潜伏、これに対処するため既存のウルトラ警備隊から分けた第2独立遊撃部隊として結成された。初期隊員は7人(6人と1匹)。主な任務は[[星間連合|宇宙人の連合組織]]「ETF」の本格侵攻への対処。ギャバンの超次元高速機ドルギランを母艦として活動しており、独自の判断による行動が許可されている。場合によっては、第1独立遊撃部隊であるウルトラ警備隊と協力して作戦を遂行することもある。宇宙刑事シャリバン加入後は超次元戦闘母艦グランドバース、最終的に宇宙刑事シャイダーの超次元戦闘母艦バビロスが拠点となる。中盤でETFと[[デビルガンダム]]によりTDFが事実上壊滅してしまい、以降はMATらTDF傘下の組織と共同して悪の軍団に立ち向かった。
  
虚構の世界が抹消された後、所属メンバー達は記憶を失ったため、この部隊の存在は事実上なかったことになっている。しかし、イングラムと早川健(怪傑ズバット)はこの当時の記憶を保持していた。
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[[イングラム・プリスケン]]が本来属していた新西暦195年においては、数々の怪獣や悪の組織を壊滅させた伝説の最強部隊として名を残している。
  
 +
虚構の世界が抹消された後、所属メンバー達は記憶を失ったため、この部隊の存在は事実上なかったことになっている。しかし、イングラムと早川健(快傑ズバット)は[[虚憶|この当時の記憶]]を保持していた。
  
== 関連人物 ==
+
名前は仮面ライダー・ウルトラマン・[[ガンダムシリーズ|ガンダム]]を中心としたヒーローが地球を救うために「同盟」を結成する『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』のオマージュである<ref>双葉社『スーパーヒーロー作戦 特捜ファイル』154頁。</ref>。
;[[イングラム・プリスケン]]
+
 
:男主人公。彼にとってこの部隊は心の拠り所であり、それは平行世界を放浪する身となった今も変わらない。
+
=== ウルトラ警備隊 ===
;[[ヴィレッタ・バディム|ヴィレッタ・プリスケン]]
+
新西暦155年のTDF極東支部のエリート特殊部隊。異星人の侵略作戦に備えた戦力増強のため科学特捜隊に人員を要請して、主人公、一条烈、ハヤタの3名がここへ配属される。上官はキリヤマ隊長とタケナカ参謀、隊員は主人公たち3人以外に、ソガ、フルハシ、モロボシ・ダン、アマギ、アンヌ(通信・医務担当)。その後メタルダー達が加わり、後にガイアセイバーズが結成された。
:女主人公。彼女が属していた歴史はスパロボにおいてはIfとなっている。
+
 
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
+
== 所属人物 ==
:部隊として最後に戦った相手。そして、部隊結成の遠因。
+
=== ガイアセイバーズ結成時隊員 ===
;[[リュウセイ・ダテ]]
+
;主人公
:異星人侵略戦争の英雄。独房にいた所を事故のどさくさで逃げ出し、そのまま合流した。αにおいて、唯一所属当時の光景を見た。
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:未来から新西暦155年に飛ばされてきた。ユーゼスがデータ改竄したことによりTDF所属で科学特捜隊に派遣されたという肩書きを得る。
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:;[[イングラム・プリスケン]]
 +
::男主人公。彼にとってこの部隊は心の拠り所であり、それは[[平行世界]]を放浪する身となった今も変わらない。
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:;[[ヴィレッタ・バディム|ヴィレッタ・プリスケン]]
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::女主人公。彼女が属していた歴史はスパロボにおいてはIfとなっている。
 +
;一条寺 烈 / [[ギャバン]]
 +
:ユーゼスの元同僚。何気に本作でも結構な重要ポジション。データ上の肩書きはTDF所属で科学特捜隊に派遣されてきた。結成時に自分の艦を拠点とするのに隊長じゃないことを愚痴ってスプリンガー(犬)に「お前にはちょっと冷静さが足りないからなあ」とダメ出しされている。
 +
;ミミー
 +
:ギャバンの上官の娘。後半、バード星に帰らされる。
 +
;剣 流星 / メタルダー
 +
:古賀博士が亡き息子に似せて作り上げた人造人間。終盤、ユーゼスの作り上げた迷宮でゴッドネロスを倒すが、反撃で致命傷を負い、イングラムによって介錯されることに。結果として部隊最初の戦死者となったが、これは最終戦でイングラムが己を保つ大きな力となった。なお、原作ドラマではあくまで「剣 流星の姿に戻る力を失い、姿を消す」という展開であり、死亡(完全なロボットなので正確には破壊、もしくは機能停止)はしていない。
 +
;スプリンガー
 +
:メタルダーの相棒。犬型[[修理]]用ロボット。
 +
;ハヤタ・シン / ウルトラマン
 +
:科学特捜隊の隊員。ガイアセイバーズの隊長に任命された。SHOにおける版権側の主役と言っても過言ではない立ち位置にいた。
 +
;モロボシ・ダン / ウルトラセブン
 +
:ウルトラ警備隊の隊員。当初はクール星人を追っていた。
 +
 
 +
=== 加入する仲間達 ===
 
;[[ライディース・F・ブランシュタイン]]
 
;[[ライディース・F・ブランシュタイン]]
:チームの中では一番早く加入。
+
:TDFで参謀次官という高い地位にあり、当初は極東支部の作戦参謀としてウルトラ警備隊やガイアセイバーズに協力するという立場。SRXチームの中では一番早く加入。
 
;[[アヤ・コバヤシ]]
 
;[[アヤ・コバヤシ]]
:SRXチームリーダー。この時点ではとくにイングラムとは関係しない。ちなみに彼らはチームで協力しているだけであり、厳密に言うとこの部隊に所属しているわけではない。
+
:元SRXチームリーダーでTDF情報部に所属。当初は極東支部の情報オペレーターとしてウルトラ警備隊やガイアセイバーズに協力するという立場。『スーパーヒーロー作戦』ではとくにイングラムとは深く関係しない。ちなみにガイアセイバーズ結成時、彼女はT-LINKシステムを応用した新地球防衛レーダー網計画を急務としていた。
;[[リョウト・ヒカワ]]
+
;[[リュウセイ・ダテ]]
;[[クスハ・ミズハ]]
+
:1年前の異星人侵略戦争の英雄。独房にいた所を事故のどさくさで逃げ出し、そのまま合流した。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』において、唯一所属当時の光景を見た。
;[[レオナ・ガーシュタイン]]
+
;サブキャラクター
;[[ブルックリン・ラックフィールド]]
+
:開発中の量産型PTのパイロット候補生で階級は伍長。ライの命令により、行動記録担当としてガイアセイバーズに配属された非戦闘員。いわゆるセーブポイント。決戦のため未来に向かう際、ガイアセイバーズの意志を受け継ぎTDFを再建するためにバビロスを降りて西暦155年に残った。『スーパーヒーロー作戦』時点で後の作品に登場する可能性があることに言及されており<ref>『特捜ファイル』161頁。</ref>、その後『α』に登場。
:サブキャラクターとして登場。この時点でαへの登場が決定していた。
+
:;[[リョウト・ヒカワ]]
;ハヤタ・シン/ウルトラマン
+
:;[[クスハ・ミズハ]]
:原型となったウルトラ警備隊の隊員で、ガイアセイバーズ隊長。SHOにおける版権側の主役と言っても過言ではない立ち位置にいた。
+
:;[[レオナ・ガーシュタイン]]
;モロボシ・ダン/ウルトラセブン
+
:;[[ブルックリン・ラックフィールド]]
:当初はクール星人を追っていた。
 
 
;郷 秀樹/ウルトラマンジャック
 
;郷 秀樹/ウルトラマンジャック
 
:後半で参戦。正式参戦の際にはガンダムW組と共闘していた。
 
:後半で参戦。正式参戦の際にはガンダムW組と共闘していた。
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;おおとり ゲン/ウルトラマンレオ
 
;おおとり ゲン/ウルトラマンレオ
 
:後半で登場。アストラは演出のみ。
 
:後半で登場。アストラは演出のみ。
;一条寺 烈/宇宙刑事ギャバン
 
:ユーゼスの元同僚。何気に本作でも結構な重要ポジション。
 
 
;伊賀 電/宇宙刑事シャリバン
 
;伊賀 電/宇宙刑事シャリバン
:元森林警備隊の隊員。本作では烈に対するツッコミ役。
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:元森林警備隊の隊員。烈に助けられてバード星で治療を受けさせてもらい、宇宙刑事に志願して超次元戦闘母艦グランドバースに乗ってやってくる。本作では烈に対するツッコミ役。
 
;沢村 大/宇宙刑事シャイダー
 
;沢村 大/宇宙刑事シャイダー
 
:混乱の時代にてバディムと戦っていた。
 
:混乱の時代にてバディムと戦っていた。
 
;ジロー/キカイダー
 
;ジロー/キカイダー
:光明寺博士の作り上げた人造人間。
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:誘拐された光明寺博士の作り上げた人造人間。
 
;イチロー/キカイダー01
 
;イチロー/キカイダー01
 
:ジローの先発機。
 
:ジローの先発機。
;剣 流星/メタルダー
+
;マリ/ビジンダー
:古賀博士が亡き息子に似せて作り上げた人造人間。終盤、ユーゼスの作り上げた迷宮でゴッドネロスを倒すが、反撃で致命傷を負い、イングラムによって介錯されることに。結果として部隊最初の戦死者となったが、これは最終戦でイングラムが己を保つ大きな力となった。
+
:キカイダー01に説得に応じた。
;早川 健/怪傑ズバット
+
;トップガンダー
 +
:メタルダーのライバル。
 +
;早川 健/快傑ズバット
 
:通称「日本一の男」。イングラムやガンダム乗り達が未来人であるということをいち早く知っていたり、虚構の世界が崩壊した後もガイアセイバーズのことを鮮明に記憶しているなど、ある意味イングラム以上に謎の多い人物。
 
:通称「日本一の男」。イングラムやガンダム乗り達が未来人であるということをいち早く知っていたり、虚構の世界が崩壊した後もガイアセイバーズのことを鮮明に記憶しているなど、ある意味イングラム以上に謎の多い人物。
 
;[[ドモン・カッシュ]]
 
;[[ドモン・カッシュ]]
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;[[シュバルツ・ブルーダー]]
 
;[[シュバルツ・ブルーダー]]
 
:キョウジの影とも言える存在。本作ではキョウジの道連れではなく、ドモンに後を託して自害している。
 
:キョウジの影とも言える存在。本作ではキョウジの道連れではなく、ドモンに後を託して自害している。
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;[[アレンビー・ビアズリー]]
 +
:ネオスウェーデンのガンダムファイター。
 
;[[ヒイロ・ユイ]]
 
;[[ヒイロ・ユイ]]
 
:デビルガンダム破壊命令を実行すべく序盤から登場。
 
:デビルガンダム破壊命令を実行すべく序盤から登場。
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:ガンダムW勢でただ一人過去に飛ばされない。後半で原作シナリオ終了後、参戦。
 
:ガンダムW勢でただ一人過去に飛ばされない。後半で原作シナリオ終了後、参戦。
  
== 関連機体 ==
+
=== その他 ===
 +
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
 +
:部隊として最後に戦った相手。そして、部隊結成の遠因。
 +
 
 +
== 保有戦力 ==
 
;[[R-GUN|アールガン]]
 
;[[R-GUN|アールガン]]
:主人公機。ウラヌス・システムの力を遺憾なく発揮していた。
+
:主人公機。SRXの危険性から月に廃棄されたままになっていた。ウラヌス・システムの力を遺憾なく発揮していた。
 
;[[SRX]]
 
;[[SRX]]
:合体状態で登場。特に制限などはないが、スパロボと違ってRPGなので、手数が減るのが問題(最大4人まで出撃出来るのだが、合体すると二人になってしまう。この辺りの問題は本家と同じ)。
+
:[[R-1]][[R-2]]、[[R-3]]の合体状態。特に制限などはないが、SRWと違ってRPGなので、手数が減るのが問題(最大4人まで出撃出来るのだが、合体すると二人になってしまう。この辺りの問題は本家と同じ)。
 
+
;[[アルブレード]]
== スーパーロボット大戦での扱い ==
+
:量産型R-1。
『α』ではヴィレッタ合流時に言及されている。新西暦50年に暗躍したテロ組織「バディム」を壊滅させた連邦軍特殊部隊である。指揮官は「シュワルツ・V・ブランシュタイン」なる人物らしいが、詳細は全く不明。
 
 
 
OGでも新西暦50年代にαと同じ設定で存在していた事がOG初回特典のオフィシャルファンブックに載っている。その後、第2次OGでそれとは別の組織として登場。敵組織名として登場するが、作中のセリフによると、こちらの英語表記はおそらくGAIA SABERS(大地の剣)。「旧シリーズ版ティターンズ」ポジションを担当する特権部隊であり、パイロットも旧作で生き残った地球人の敵役が多い。各部隊は「セイバー」と呼称され、上位のものから順にアルファ~デルタのコードがつけられている。また、GS兵(緑服)の服装はMXにおいてアルベロが着用していたものと似ている。
 
 
 
その実態は[[ユーゼス・ゴッツォ |アルテウル]]による、'''彼個人の野望を実現するための道具'''にすぎない。最上位の「オメガ・セイバー」であるアーマラすらこの事を知らない。
 
 
 
== 関連人物 ==
 
;シュワルツ・V・ブランシュタイン
 
:新西暦50年代に存在したガイアセイバーズの最高指揮官。
 
;[[グライエン・グラスマン]]
 
:OGシリーズにおける最高責任者。
 
;[[アルテウル・シュタインベック]]
 
:司令官。実質的な指揮を執る。
 
;[[リー・リンジュン|カーリー・ナウマン]]
 
:旗艦「[[エア・クリスマス]]」艦長。
 
;[[イーグレット・ウルズ|エグレッタ・ウーノ]]
 
:アルファ・セイバー隊長。
 
;[[ドゥバン・オーグ]]
 
:ベータ・セイバー隊長。
 
;[[アルベロ・エスト]]
 
:ガンマ・セイバー隊長。
 
;[[カオル・トオミネ]]
 
:デルタ・セイバー責任者。
 
;[[アーマラ・バートン]]
 
:オメガ・セイバー隊長。全セイバー中最高位に位置する。
 
;[[アリエイル・オーグ]]
 
:元ベータ・セイバー。序盤で脱走し、鋼龍戦隊に合流する。
 
;[[ミタール・ザパト]]
 
:ツェントル・プロジェクト責任者。
 
;[[フェリオ・ラドクリフ]]
 
:リ・テクノロジスト。アルテウルの援助を受けて研究を進めていた。
 
;[[エンジ・オヅヌ]]
 
:プロジェクト・イデアランツ責任者。物語開始以前に謀殺されたが、その意志はアリエイルに受け継がれた。
 
;[[エリック・ワン]]
 
:ツェントル・プロジェクト研究要員。内実は鋼龍戦隊寄り。
 
 
 
== 運用戦力 ==
 
;[[エア・クリスマス]]
 
:旗艦。
 
;[[キャニス]]
 
:主力量産機。ゲストの機体である[[レストジェミラ]]のコピー。
 
;[[キャニス・アルタルフ]]
 
:エグレッタ専用機。キャニスの改造機で[[バルゴラ]]に似た特徴を持つ。
 
;[[アレス・ガイスト]]
 
:ドゥバン専用機。プロジェクト・イデアランツで開発されたエンジ・オヅヌの遺産。
 
;[[メディウス・ロクス]]
 
:アルベロ専用機。ツェントル・プロジェクトの試作5号機。
 
;[[ジンライ]]、[[量産型ジンライ]]
 
:DGG3号機とその量産型。カオルが運用する。
 
;[[ガリルナガン]]
 
:アーマラ専用機。アストラナガンのデータを流用したヒュッケバインシリーズの番外機。
 
  
 +
== その後の登場作品 ==
 +
;スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望
 +
:地球防衛機関GUARDが、あらゆる場所で単独で怪獣や怪人などの処理や調査する権限を持った広域特殊任務を行なう独立調査チーム「チームセイバー」を結成、GUARD特捜チーム「XIG」所属の高山我夢(ウルトラマンガイア)、GUARD特殊部隊「チームリザード」所属の一条寺烈(ギャバン)の2人が任命され、後に早川健(快傑ズバット)と伊賀電(シャリバン)も加入する。そして後半になると昭和ウルトラマンや仮面ライダーなどの多くのヒーロー達を迎えた広域機動特務部隊である独立遊撃部隊ガイアセイバーズが結成される。隊長は元の次元での科学特捜隊の戦歴を買われてハヤタに任命。
 +
:なお、『スーパーヒーロー作戦』のエンディングで[[虚憶|記憶]]を保持したままだった早川健(快傑ズバット)は、この部隊名に反応している。
 +
;[[αシリーズ]]
 +
:ヴィレッタ合流時に言及されている。新西暦50年に暗躍したテロ組織「バディム」を壊滅させた連邦軍特殊部隊である。指揮官は「シュワルツ・V・ブランシュタイン」なる人物らしいが、詳細は全く不明。
 +
;[[OGシリーズ]]
 +
:新西暦50年代に『α』と同じ設定で存在していた事がOG初回特典のオフィシャルファンブックに載っている。
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』での扱いは[[ガイアセイバーズ (OG)|こちら]]を参照。
  
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
== 話題まとめ ==
 
<!-- *[[namazu:ガイアセイバーズ]](全文検索結果) -->
 
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{DEFAULTSORT:かいあせいはあす}}
 
{{DEFAULTSORT:かいあせいはあす}}
 
[[Category:組織]]
 
[[Category:組織]]
 
[[Category:コンパチヒーローシリーズ]]
 
[[Category:コンパチヒーローシリーズ]]

2022年7月10日 (日) 23:33時点における最新版

ガイアセイバーズは、『スーパーヒーロー作戦』の物語中盤以降の主人公部隊。

第2次OG』での扱いはガイアセイバーズ (OG)を参照。

概要編集

新西暦155年のTDF(地球防衛軍)において、ユーゼス・ゴッツォの大気浄化弾失敗によってレーダーが無力化された隙に多数の宇宙人が地球に潜伏、これに対処するため既存のウルトラ警備隊から分けた第2独立遊撃部隊として結成された。初期隊員は7人(6人と1匹)。主な任務は宇宙人の連合組織「ETF」の本格侵攻への対処。ギャバンの超次元高速機ドルギランを母艦として活動しており、独自の判断による行動が許可されている。場合によっては、第1独立遊撃部隊であるウルトラ警備隊と協力して作戦を遂行することもある。宇宙刑事シャリバン加入後は超次元戦闘母艦グランドバース、最終的に宇宙刑事シャイダーの超次元戦闘母艦バビロスが拠点となる。中盤でETFとデビルガンダムによりTDFが事実上壊滅してしまい、以降はMATらTDF傘下の組織と共同して悪の軍団に立ち向かった。

イングラム・プリスケンが本来属していた新西暦195年においては、数々の怪獣や悪の組織を壊滅させた伝説の最強部隊として名を残している。

虚構の世界が抹消された後、所属メンバー達は記憶を失ったため、この部隊の存在は事実上なかったことになっている。しかし、イングラムと早川健(快傑ズバット)はこの当時の記憶を保持していた。

名前は仮面ライダー・ウルトラマン・ガンダムを中心としたヒーローが地球を救うために「同盟」を結成する『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』のオマージュである[1]

ウルトラ警備隊編集

新西暦155年のTDF極東支部のエリート特殊部隊。異星人の侵略作戦に備えた戦力増強のため科学特捜隊に人員を要請して、主人公、一条烈、ハヤタの3名がここへ配属される。上官はキリヤマ隊長とタケナカ参謀、隊員は主人公たち3人以外に、ソガ、フルハシ、モロボシ・ダン、アマギ、アンヌ(通信・医務担当)。その後メタルダー達が加わり、後にガイアセイバーズが結成された。

所属人物編集

ガイアセイバーズ結成時隊員編集

主人公
未来から新西暦155年に飛ばされてきた。ユーゼスがデータ改竄したことによりTDF所属で科学特捜隊に派遣されたという肩書きを得る。
イングラム・プリスケン
男主人公。彼にとってこの部隊は心の拠り所であり、それは平行世界を放浪する身となった今も変わらない。
ヴィレッタ・プリスケン
女主人公。彼女が属していた歴史はスパロボにおいてはIfとなっている。
一条寺 烈 / ギャバン
ユーゼスの元同僚。何気に本作でも結構な重要ポジション。データ上の肩書きはTDF所属で科学特捜隊に派遣されてきた。結成時に自分の艦を拠点とするのに隊長じゃないことを愚痴ってスプリンガー(犬)に「お前にはちょっと冷静さが足りないからなあ」とダメ出しされている。
ミミー
ギャバンの上官の娘。後半、バード星に帰らされる。
剣 流星 / メタルダー
古賀博士が亡き息子に似せて作り上げた人造人間。終盤、ユーゼスの作り上げた迷宮でゴッドネロスを倒すが、反撃で致命傷を負い、イングラムによって介錯されることに。結果として部隊最初の戦死者となったが、これは最終戦でイングラムが己を保つ大きな力となった。なお、原作ドラマではあくまで「剣 流星の姿に戻る力を失い、姿を消す」という展開であり、死亡(完全なロボットなので正確には破壊、もしくは機能停止)はしていない。
スプリンガー
メタルダーの相棒。犬型修理用ロボット。
ハヤタ・シン / ウルトラマン
科学特捜隊の隊員。ガイアセイバーズの隊長に任命された。SHOにおける版権側の主役と言っても過言ではない立ち位置にいた。
モロボシ・ダン / ウルトラセブン
ウルトラ警備隊の隊員。当初はクール星人を追っていた。

加入する仲間達編集

ライディース・F・ブランシュタイン
TDFで参謀次官という高い地位にあり、当初は極東支部の作戦参謀としてウルトラ警備隊やガイアセイバーズに協力するという立場。SRXチームの中では一番早く加入。
アヤ・コバヤシ
元SRXチームリーダーでTDF情報部に所属。当初は極東支部の情報オペレーターとしてウルトラ警備隊やガイアセイバーズに協力するという立場。『スーパーヒーロー作戦』ではとくにイングラムとは深く関係しない。ちなみにガイアセイバーズ結成時、彼女はT-LINKシステムを応用した新地球防衛レーダー網計画を急務としていた。
リュウセイ・ダテ
1年前の異星人侵略戦争の英雄。独房にいた所を事故のどさくさで逃げ出し、そのまま合流した。『α』において、唯一所属当時の光景を見た。
サブキャラクター
開発中の量産型PTのパイロット候補生で階級は伍長。ライの命令により、行動記録担当としてガイアセイバーズに配属された非戦闘員。いわゆるセーブポイント。決戦のため未来に向かう際、ガイアセイバーズの意志を受け継ぎTDFを再建するためにバビロスを降りて西暦155年に残った。『スーパーヒーロー作戦』時点で後の作品に登場する可能性があることに言及されており[2]、その後『α』に登場。
リョウト・ヒカワ
クスハ・ミズハ
レオナ・ガーシュタイン
ブルックリン・ラックフィールド
郷 秀樹/ウルトラマンジャック
後半で参戦。正式参戦の際にはガンダムW組と共闘していた。
北斗 星司/ウルトラマンエース
ストーリーへの絡みは少ない。
東 光太郎/ウルトラマンタロウ
原作ほどの強さには設定されていない。
おおとり ゲン/ウルトラマンレオ
後半で登場。アストラは演出のみ。
伊賀 電/宇宙刑事シャリバン
元森林警備隊の隊員。烈に助けられてバード星で治療を受けさせてもらい、宇宙刑事に志願して超次元戦闘母艦グランドバースに乗ってやってくる。本作では烈に対するツッコミ役。
沢村 大/宇宙刑事シャイダー
混乱の時代にてバディムと戦っていた。
ジロー/キカイダー
誘拐された光明寺博士の作り上げた人造人間。
イチロー/キカイダー01
ジローの先発機。
マリ/ビジンダー
キカイダー01に説得に応じた。
トップガンダー
メタルダーのライバル。
早川 健/快傑ズバット
通称「日本一の男」。イングラムやガンダム乗り達が未来人であるということをいち早く知っていたり、虚構の世界が崩壊した後もガイアセイバーズのことを鮮明に記憶しているなど、ある意味イングラム以上に謎の多い人物。
ドモン・カッシュ
アルティメットガンダムを追ってネオジャパンを飛び出してきたガンダムファイター。基本的にGガンダム勢は原作通りの展開をなぞる。
レイン・ミカムラ
ドモンのサポーター。原作通りドモンの無茶な行動に振り回されている。
シュバルツ・ブルーダー
キョウジの影とも言える存在。本作ではキョウジの道連れではなく、ドモンに後を託して自害している。
アレンビー・ビアズリー
ネオスウェーデンのガンダムファイター。
ヒイロ・ユイ
デビルガンダム破壊命令を実行すべく序盤から登場。
デュオ・マックスウェル
序盤でイングラムと共闘。
トロワ・バートン
選択肢次第では序盤から登場。原作通り暴走カトルの攻撃で行方不明になるが、後に復帰。
カトル・ラバーバ・ウィナー
前半でトロワ共々登場。
張五飛
前半では敵として登場。
ゼクス・マーキス
ガンダムW勢でただ一人過去に飛ばされない。後半で原作シナリオ終了後、参戦。

その他編集

ユーゼス・ゴッツォ
部隊として最後に戦った相手。そして、部隊結成の遠因。

保有戦力編集

アールガン
主人公機。SRXの危険性から月に廃棄されたままになっていた。ウラヌス・システムの力を遺憾なく発揮していた。
SRX
R-1R-2R-3の合体状態。特に制限などはないが、SRWと違ってRPGなので、手数が減るのが問題(最大4人まで出撃出来るのだが、合体すると二人になってしまう。この辺りの問題は本家と同じ)。
アルブレード
量産型R-1。

その後の登場作品編集

スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望
地球防衛機関GUARDが、あらゆる場所で単独で怪獣や怪人などの処理や調査する権限を持った広域特殊任務を行なう独立調査チーム「チームセイバー」を結成、GUARD特捜チーム「XIG」所属の高山我夢(ウルトラマンガイア)、GUARD特殊部隊「チームリザード」所属の一条寺烈(ギャバン)の2人が任命され、後に早川健(快傑ズバット)と伊賀電(シャリバン)も加入する。そして後半になると昭和ウルトラマンや仮面ライダーなどの多くのヒーロー達を迎えた広域機動特務部隊である独立遊撃部隊ガイアセイバーズが結成される。隊長は元の次元での科学特捜隊の戦歴を買われてハヤタに任命。
なお、『スーパーヒーロー作戦』のエンディングで記憶を保持したままだった早川健(快傑ズバット)は、この部隊名に反応している。
αシリーズ
ヴィレッタ合流時に言及されている。新西暦50年に暗躍したテロ組織「バディム」を壊滅させた連邦軍特殊部隊である。指揮官は「シュワルツ・V・ブランシュタイン」なる人物らしいが、詳細は全く不明。
OGシリーズ
新西暦50年代に『α』と同じ設定で存在していた事がOG初回特典のオフィシャルファンブックに載っている。
第2次OG』での扱いはこちらを参照。

脚注 編集

  1. 双葉社『スーパーヒーロー作戦 特捜ファイル』154頁。
  2. 『特捜ファイル』161頁。