「ケルト神話」の版間の差分
(ブリューナクの発祥について) |
|||
(他の1人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | + | '''ケルト神話'''とは、ケルト発祥の[[神話]]。 | |
== ケルト神話が取り入れられている作品 == | == ケルト神話が取り入れられている作品 == | ||
5行目: | 5行目: | ||
:[[トゥアハー・デ・ダナン]]の艦名はこの神話に出てこの神の一族から取られている。 | :[[トゥアハー・デ・ダナン]]の艦名はこの神話に出てこの神の一族から取られている。 | ||
;[[バンプレストオリジナル]] | ;[[バンプレストオリジナル]] | ||
− | :[[BX]] | + | :『[[BX]]』に登場する『次元の守人』達の名称・設定の元ネタになっている。 |
== 神々 == | == 神々 == | ||
14行目: | 14行目: | ||
;ゲイボルグ(Gae Bolg) | ;ゲイボルグ(Gae Bolg) | ||
:銛のような形状をした槍であり、投擲すれば30の鏃となって降り注ぎ、刺突すれば30の棘となって破裂するという特性を持つ。 | :銛のような形状をした槍であり、投擲すれば30の鏃となって降り注ぎ、刺突すれば30の棘となって破裂するという特性を持つ。 | ||
− | :*[[機動戦士ガンダムSEED]] | + | :*『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[デュエルガンダム]]および[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]の[[アストレイゴールドフレーム天_(未完成)|アストレイゴールドフレーム天]]が使用するバズーカ「ゲイボルグ」の名前元となっている。 |
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ディアムド]]の武器、星槍ゲイボルグの名前元となっている。 | :*[[バンプレストオリジナル]]では[[ディアムド]]の武器、星槍ゲイボルグの名前元となっている。 | ||
;フラガラッハ(Fragarach) | ;フラガラッハ(Fragarach) | ||
:「回答者」「報復者」という意味を持つ剣で、鎧を切り裂く切れ味を誇っている。 | :「回答者」「報復者」という意味を持つ剣で、鎧を切り裂く切れ味を誇っている。 | ||
− | :*[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]] | + | :*『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』では[[ストライクノワールガンダム]]の武器、フラガラッハ3ビームブレイドの名前元となっている。 |
;ブリューナク(Brionac) | ;ブリューナク(Brionac) | ||
:ダーナ神族の太陽神ルーが所持するとされている武器。穂が5本に分かれており、5つの切っ先から放たれた光は一度に5人の敵を倒したと言われている。その能力は「必ず勝利をもたらす」「投げると稲妻となって敵を死に至らしめる灼熱の槍」などと言われ、生きていて意思を持っており、自動的に敵に向かって飛んでいくとも言われる。 | :ダーナ神族の太陽神ルーが所持するとされている武器。穂が5本に分かれており、5つの切っ先から放たれた光は一度に5人の敵を倒したと言われている。その能力は「必ず勝利をもたらす」「投げると稲妻となって敵を死に至らしめる灼熱の槍」などと言われ、生きていて意思を持っており、自動的に敵に向かって飛んでいくとも言われる。 | ||
:投石器もしくは投石器から発射される弾(タスラム)だったという説もあり、ルー自身の祖父である「'''魔眼のバロール'''」の目を貫いて倒したのもこのブリューナクであるとする解釈もある。 | :投石器もしくは投石器から発射される弾(タスラム)だったという説もあり、ルー自身の祖父である「'''魔眼のバロール'''」の目を貫いて倒したのもこのブリューナクであるとする解釈もある。 | ||
+ | :…のだが、実は'''元のケルト神話にブリューナクという名前は登場しない。'''発祥は1990年の日本の神話解説本「虚空の神々」であり、上述の逸話も他の武器と混ざっており、海外ではほとんど通じない現代日本独自の槍となっている。またこの名前の元ネタはファンタジー小説「エターナル・チャンピオン」シリーズに登場する「ブリオナック」ではないかという説がある(語感だけでなく性能も似ている)。 | ||
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ブルーヴィクター]]の名前、及び使用する槍「ブリューナク」の名前元となっている。 | :*[[バンプレストオリジナル]]では[[ブルーヴィクター]]の名前、及び使用する槍「ブリューナク」の名前元となっている。 | ||
2020年10月18日 (日) 14:22時点における最新版
ケルト神話とは、ケルト発祥の神話。
ケルト神話が取り入れられている作品編集
- フルメタル・パニックシリーズ
- トゥアハー・デ・ダナンの艦名はこの神話に出てこの神の一族から取られている。
- バンプレストオリジナル
- 『BX』に登場する『次元の守人』達の名称・設定の元ネタになっている。
神々編集
- トゥアハー・デ・ダナン(Tuatha De Danann)
- ダーナ神族とも。アイルランドに上陸した4番目の種族で、女神ダーナを母神とする神族。
- フルメタル・パニックシリーズでは潜水艦トゥアハー・デ・ダナンの艦名の由来となっている。
武器編集
- ゲイボルグ(Gae Bolg)
- 銛のような形状をした槍であり、投擲すれば30の鏃となって降り注ぎ、刺突すれば30の棘となって破裂するという特性を持つ。
- 『機動戦士ガンダムSEED』のデュエルガンダムおよび機動戦士ガンダムSEED ASTRAYのアストレイゴールドフレーム天が使用するバズーカ「ゲイボルグ」の名前元となっている。
- バンプレストオリジナルではディアムドの武器、星槍ゲイボルグの名前元となっている。
- フラガラッハ(Fragarach)
- 「回答者」「報復者」という意味を持つ剣で、鎧を切り裂く切れ味を誇っている。
- 『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』ではストライクノワールガンダムの武器、フラガラッハ3ビームブレイドの名前元となっている。
- ブリューナク(Brionac)
- ダーナ神族の太陽神ルーが所持するとされている武器。穂が5本に分かれており、5つの切っ先から放たれた光は一度に5人の敵を倒したと言われている。その能力は「必ず勝利をもたらす」「投げると稲妻となって敵を死に至らしめる灼熱の槍」などと言われ、生きていて意思を持っており、自動的に敵に向かって飛んでいくとも言われる。
- 投石器もしくは投石器から発射される弾(タスラム)だったという説もあり、ルー自身の祖父である「魔眼のバロール」の目を貫いて倒したのもこのブリューナクであるとする解釈もある。
- …のだが、実は元のケルト神話にブリューナクという名前は登場しない。発祥は1990年の日本の神話解説本「虚空の神々」であり、上述の逸話も他の武器と混ざっており、海外ではほとんど通じない現代日本独自の槍となっている。またこの名前の元ネタはファンタジー小説「エターナル・チャンピオン」シリーズに登場する「ブリオナック」ではないかという説がある(語感だけでなく性能も似ている)。
- バンプレストオリジナルではブルーヴィクターの名前、及び使用する槍「ブリューナク」の名前元となっている。
余談編集
- 神話の中では珍しいことに、天地創造の逸話が伝わっていない。