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+ | | 外国語表記 = Perfect Victory Daitei-Oh<!-- 英語表記はエルドランシリーズメモリアルブックより --> | ||
+ | | 原作 = 矢立肇 | ||
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+ | 『'''完全勝利ダイテイオー'''』は、サンライズ制作の雑誌企画。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 2000年代前半、『電撃ホビーマガジン』とWebページで連載された[[エルドランシリーズ]]第4作。アニメ化も視野に入れられていたが、結局声のないパイロットフィルムのみに終わり、『[[スーパーロボット大戦NEO]]』参戦に際して初めて[[声優]]が付けられた。戦闘アニメやキャラクターの肉付けはサンライズの監修による。 | |
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− | + | 現在までの参戦では敵勢力のオニガッシュマーは登場せず、[[いるだけ参戦]]となっているため、他のエルドランシリーズと同時参戦させることでシナリオでの存在感が薄くなることを防いでいる。 | |
− | なお、ムック『エルドランシリーズ | + | なお、ムック『エルドランシリーズ メモリアルブック』には『ダイテイオー』の構想をベースとした漫画が掲載されており、物語冒頭から最終決戦までがダイジェスト形式で描かれている。 |
− | + | 2014年より順次発売されたエルドランシリーズ3部作のBlu-ray BOXの連続購入特典として、前述のパイロットフィルムに『NEO』登場時に決められたキャストによるアフレコとSEなどを再度付け直した『完全勝利ダイテイオー プロモーションディスク 完全勝利バージョン』が制作された。 | |
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== ストーリー == | == ストーリー == | ||
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:三大幹部の紅一点。冷酷で知略を好む。 | :三大幹部の紅一点。冷酷で知略を好む。 | ||
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== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
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+ | ::『OE』ではとどめを刺した際の曲が終了するバージョンが採用されていないため、最後まで演奏しきるバージョンは『NEO』でしか聞くことができない。 | ||
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+ | ::上二曲と共に権利者登録されている楽曲。SRWでは採用されていないため、詳細は不明。 | ||
== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
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;[[スーパーロボット大戦NEO]] | ;[[スーパーロボット大戦NEO]] | ||
− | : | + | :初参戦作品。映像がプロモーションのパイロットフィルムしか存在せず、原作についても一応完結はしたものの話数等の問題から描写・練り込みが不足しており、サンライズの監修を受けての世界観構築となった。 |
− | : | + | :ゴクラクルーザーや敵である鬼界帝国オニガッシュマーは登場せず、パイロット以外のダンケッツも[[若草トモコ]]と[[平賀セイジ]]の2名だけが登場。 |
− | : | + | :エルドランシリーズの時系列は放映年に沿っており、『[[熱血最強ゴウザウラー]]』完結から数ヵ月後の『ダイテイオー』は西暦1994年に起きた出来事という設定であるが、本作では全て同一の年代(FC.61年)に改変されている。また、ダイテイオーを託される経緯が「エルドランロボが封印されたため」ではなく「エルドランロボが[[アースティア (NEO)|アースティア]]に飛ばされてしまい、地球防衛の戦力が低下したため」となっている。 |
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− | + | *メカデザインのやまだたかひろ氏は敵を鬼をモチーフにしたオニガッシュマーに設定したものの、2001年放送の[[スーパー戦隊シリーズ]]の『百獣戦隊ガオレンジャー』の敵勢力オルグとデザインモチーフが被ったことに嘆いたという<ref>新紀元社『エルドランシリーズ メモリアルブック』319頁。</ref>。 | |
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2023年7月6日 (木) 16:40時点における最新版
『完全勝利ダイテイオー』は、サンライズ制作の雑誌企画。
完全勝利ダイテイオー | |
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読み | かんぜんしょうりダイテイオー |
外国語表記 | Perfect Victory Daitei-Oh |
原作 | 矢立肇 |
シリーズ構成 | 北嶋博明 |
脚本 | 北嶋博明 |
キャラクターデザイン | 近藤高光 |
メカニックデザイン | やまだたかひろ |
音楽 | 田中公平 |
制作 | サンライズ |
掲載誌 | 電撃ホビーマガジン |
出版社 | アスキー・メディアワークス |
発表期間 | 2000年 - 2002年 |
シリーズ | エルドランシリーズ |
前作 | 熱血最強ゴウザウラー |
初登場SRW | スーパーロボット大戦NEO |
概要編集
2000年代前半、『電撃ホビーマガジン』とWebページで連載されたエルドランシリーズ第4作。アニメ化も視野に入れられていたが、結局声のないパイロットフィルムのみに終わり、『スーパーロボット大戦NEO』参戦に際して初めて声優が付けられた。戦闘アニメやキャラクターの肉付けはサンライズの監修による。
現在までの参戦では敵勢力のオニガッシュマーは登場せず、いるだけ参戦となっているため、他のエルドランシリーズと同時参戦させることでシナリオでの存在感が薄くなることを防いでいる。
なお、ムック『エルドランシリーズ メモリアルブック』には『ダイテイオー』の構想をベースとした漫画が掲載されており、物語冒頭から最終決戦までがダイジェスト形式で描かれている。
2014年より順次発売されたエルドランシリーズ3部作のBlu-ray BOXの連続購入特典として、前述のパイロットフィルムに『NEO』登場時に決められたキャストによるアフレコとSEなどを再度付け直した『完全勝利ダイテイオー プロモーションディスク 完全勝利バージョン』が制作された。
ストーリー編集
ザウラーズが機械化帝国を退けて数ヶ月。地方都市「極楽町」にある極楽小学校では、今日も5年3組の生徒たちが地球を救った地球防衛組・ガンバーチーム・ザウラーズに憧れ、日夜エルドランロボの研究を行っていた。
そんな最中、突如「鬼界帝国オニガッシュマー」が襲来し、地球を侵略し始めた。極楽小学校5年3組の子供たちは今までの研究成果を試すため、オニガッシュマーに立ち向かおうとするもピンチに陥る。そこへエルドランが登場、ライジンオー・ガンバルガー・ゴウザウラーを操りオニガッシュマーに対抗するが、力及ばず、三体のロボットを巨大な黄金の剣に封印されてしまった。
自分たちには何もできないことに苛立つ子供たちの心情を理解したエルドランは、彼らに新たなる守護神「ダイテイオー」を授ける。これにより彼らは「ダンケッツ」を名乗り、地球を守るためオニガッシュマーと戦うのであった。
登場人物編集
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ダンケッツ編集
- 大桃タロウ(モモタロウ)
- ガンバーチームに憧れていたが、ガンバルガーらがオニガッシュマーに封印されたのをきっかけに、エルドランによってダイテイオーのメインパイロットに選ばれた。
- 大地カケル
- モモタロウと同じくエルドランに選ばれた少年。ザウラーズ派。リクオーのパイロットを務める。
- 大空マイ
- 5年3組の委員長で大人びた性格。地球防衛組派。クウオーのパイロットを務める。
- 川口アカネ
- 赤崎カズオ
- 佐々木ジュリ
- 早坂ルリ
- 加藤スミレ
- 紺野シンゴ
- 若草トモコ
- 非パイロットながら『NEO』に登場。
- 柴田タケシ
- 萩原ミドリ
- 水沼トオル
- 平賀セイジ(源内)
- 非パイロットながら『NEO』に登場。
- 黄金沢ナオト
- 山吹リエ
- 新井シオリ
- 桜田門ミノル
- 月城ヒリュウ
- 防衛組の月城飛鳥の従兄弟である転校生。彼もまたエルドランによってダイリュウオーのパイロットとして選ばれていた。
- 井上サツキ
- ダンケッツの担任教師。
鬼界帝国オニガッシュマー編集
- オニガッシュマー大王
- 鬼界帝国オニガッシュマーの支配者。その正体は、本拠地である「鬼界城」そのもの。声は三宅健太氏。
- キンカーク
- オニガッシュマー三大幹部の一人で、正攻法の戦いを好む。声は小原雅人氏。
- ギンカーク
- 三大幹部の紅一点。冷酷で知略を好む。
- ドウカーク
- 三大幹部の一人。愉快犯的な、混乱を巻き起こす作戦を好む。声は烏丸祐一氏。
登場メカ編集
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ダンケッツ編集
- ダイテイオー
- テイオー、リクオー、クウオーの三機が合体したロボット。
- ダイリュウオー
- ダイテイオーとは別にヒリュウに託されていたロボット。龍形態「リュウオー」へ変形可能。
- ダイゲンオー
- エルドランが関与せず、子供たちの手で作り上げたロボット。19体の小亀型メカ「コゲンブ」が合体して誕生する。
- パーフェクトダイテイオー
- ダイテイオーとダイリュウオーの合体形態。
- ゴクラクルーザー
- 極楽小学校の敷地全体が変化した空母。スパロボ未登場。
鬼界帝国オニガッシュマー編集
- デビルガッシュAu
- キンカーク専用機。鬼界獣と合体し、デビル鬼界獣になる能力を持つ。
- ギンガッシュAg
- ギンカーク専用機。
- ドウガッシュCu
- ドウカーク専用機。
用語編集
- ダンケッツ
- 5年3組の子供たちが、歴代ヒーローにあやかって付けたチーム名。
- 極楽小学校
- ダンケッツの子供たちが通っている小学校。エルドランによって「ゴクラクルーザー」という母艦となった。
- 封印剣
- オニガッシュマーによってライジンオー、ガンバルガー、ゴウザウラーが巨大な剣に封印された姿。
- 鬼界帝国オニガッシュマー
- 突如、宇宙から飛来した侵略者。本作の敵勢力。
- 鬼界獣
- オニガッシュマーの戦力。人間が怖がるものを元にした外見と能力を持つ。
- オコリンボー
- アークダーマに相当する鬼界獣の素。人間の恐怖心を読み取り、それにちなんだ鬼界獣を生み出す。
- 再生怪人
- PVに登場する存在でPV版鬼界獣[1]に相当。オコリンボーの影響を受けエルドランシリーズの歴代悪の組織(ジャーク帝国、大魔界、機械化帝国)の戦力(邪悪獣[2]、魔界獣[3]、機械化獣[4])を復活させた物。
楽曲編集
映像がパイロットフィルムしか作られておらず、主題歌もBGMも存在しない(パイロットフィルムではサンライズの汎用BGMが用いられた)。その後、時期は不明だがBGMが制作されている。
- BGM
- いずれも田中公平氏が作曲。JASRACには田中氏の名義で権利者登録されている。
- 「完全勝利ダイテイオー見参!」
- ダイテイオー系戦闘BGM。『NEO』『OE』で採用。
- 「必殺!カイザー・ダイダン・エンド!」[5]
- ダイテイオー系必殺技BGM。『NEO』『OE』で採用。
- 『OE』ではとどめを刺した際の曲が終了するバージョンが採用されていないため、最後まで演奏しきるバージョンは『NEO』でしか聞くことができない。
- 「エルドランの想い」
- 上二曲と共に権利者登録されている楽曲。SRWでは採用されていないため、詳細は不明。
登場作と扱われ方編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦NEO
- 初参戦作品。映像がプロモーションのパイロットフィルムしか存在せず、原作についても一応完結はしたものの話数等の問題から描写・練り込みが不足しており、サンライズの監修を受けての世界観構築となった。
- ゴクラクルーザーや敵である鬼界帝国オニガッシュマーは登場せず、パイロット以外のダンケッツも若草トモコと平賀セイジの2名だけが登場。
- エルドランシリーズの時系列は放映年に沿っており、『熱血最強ゴウザウラー』完結から数ヵ月後の『ダイテイオー』は西暦1994年に起きた出来事という設定であるが、本作では全て同一の年代(FC.61年)に改変されている。また、ダイテイオーを託される経緯が「エルドランロボが封印されたため」ではなく「エルドランロボがアースティアに飛ばされてしまい、地球防衛の戦力が低下したため」となっている。
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- ダイテイオーとパーフェクトダイテイオーが使用できる。他のエルドランロボ同様、最初から完全勝利合体が使える。第1章からスポット参戦するが、正式加入は6章と非常に遅く、主人公キャラでは最後の加入となる。
余談編集
- メカデザインのやまだたかひろ氏は敵を鬼をモチーフにしたオニガッシュマーに設定したものの、2001年放送のスーパー戦隊シリーズの『百獣戦隊ガオレンジャー』の敵勢力オルグとデザインモチーフが被ったことに嘆いたという[6]。
脚注編集
商品情報編集