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また、現在明かされていない謎として、「ガドライト達ジェミニスはどうやってZEUTH・ZEXISの記憶を封じたのか」というものがある。「いがみ合う双子」の力は表面化する感情の逆転であり、記憶を封じる力はない。
 
また、現在明かされていない謎として、「ガドライト達ジェミニスはどうやってZEUTH・ZEXISの記憶を封じたのか」というものがある。「いがみ合う双子」の力は表面化する感情の逆転であり、記憶を封じる力はない。
 
現在のところ有力なのは「サイデリアルに属する別のリアクターが記憶封じを行い、ガドライト達はそれも含めて監視するよう通達されていた」というもの。この「別のリアクター」についてはガドライトが口にした「あの方」「針」という言葉と残り4つのスフィアから考えてさそり座のリアクターである可能性がある。
 
現在のところ有力なのは「サイデリアルに属する別のリアクターが記憶封じを行い、ガドライト達はそれも含めて監視するよう通達されていた」というもの。この「別のリアクター」についてはガドライトが口にした「あの方」「針」という言葉と残り4つのスフィアから考えてさそり座のリアクターである可能性がある。
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=== ガドライトと「いがみ合う双子」===
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本編中でのガドライトの行動には矛盾が多い。具体的には、
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*エタニティ・フラットのことをわざわざ自軍の前に現れて教えている(ガドライトが言わなければZ-BLUEはこれに対して有効な手立てを打てず、対抗のためにジェミニスと戦うという発想すら出てこなかった)。
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*パラダイムシティでヒビキに特異点のことを教えている(突っぱねて何も教えなければZ-BLUEにはこの情報は伝わらなかった)。
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*種族そのものが絶滅の危機であり、それを自覚してアンナロッタと子だけは守る、という意識があったにもかかわらず私闘を優先した(サイデリアルに従っている限り存続の見込みはあり、任務を放棄したことでそれを自ら潰している)。
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**そのような目的があるにも関わらず当のアンナロッタを前線に投入している(本人の意向もあるにはあったが、登場ステージでは「上官命令」で下がらせているため、本当に案じるならそもそも戦わせないのが正解)。
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*経過を見守るだけでよかったにも関わらず、わざわざ部隊を動かしている(これによってZ-BLUEからマークされている)。
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*ジェミナイドの誇りを常々口にする反面、アンナロッタには「誇りじゃ腹は膨れない」とそれを否定する言動を投げている。
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「ラスト・デイ」における現役時代のガドライトは、使命感が強く人間味のある好漢だったが、本編では上述の通り傲慢で狭量な卑劣漢に近い性格へと変貌している。これが「いがみ合う双子」の反作用による変貌であることは想像に難くないが、肝心の反作用の中身は未だ不明となっている。
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だが、これらの事象と、感情の制御が出来なくなっていたガドライトの言動からある推測が出来る。
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ガドライトは「ラスト・デイ」の時点で「故郷を襲った敵への怒りと、それを許そうとする心」という相反する感情を抱えていた。だが、普通に考えると守るべきものを根こそぎ滅ぼした敵を、後々ならまだしもその最中に許すなどということはありえない。その戦闘前台詞から読み取れるのは、「その二つの感情自体がスフィアの影響によるもの」だという事実である。
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怒りの方が明らかにガドライト自身の感情であることは自明の理であり、であればそのさかしまたる許す心はスフィアによるもの、と読める。ここから推察できる「いがみ合う双子」の反作用とは即ち、「'''自らを稼動させる二つの感情のうち、マイナスの感情の励起'''」だと思われる。
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本編中でのガドライトは、セカンド・ステージからサード・ステージへの移行段階(まだ反作用を受けている)であり、励起されていたのは「自らの無力に対する諦観」だと考えられる。「いがみ合う双子」はその属性の関係から、二つの感情が常に釣り合っていないと稼動を停止してしまう。言い換えれば、励起されたマイナスの感情に対して、それに釣り合うほどのプラスの感情を保たないと「いがみ合う双子」の力を使うことは出来ないのである。
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ガドライトの場合、サイデリアルに敗北したことで無力感を覚え、それによってサイデリアルに勝てないという諦観が芽生えたのだが、これによってサード・ステージに移行したことが問題だった。というのは、「いがみ合う双子」は「相反する感情の衝突を力とする⇒'''二つの感情が釣り合わないと停止する'''」ため、そのリアクターであるガドライトはサイデリアルに向き合った場合、怒りが諦観を凌駕する=スフィアが停止することになるため戦おうにも戦えない、という状態に陥っていた。
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その状態でアオの星に監視任務を受けてやって来たことで、同じサイデリアルに目を付けられながら、ジェミナイと違って守られるアオの星に(サイデリアルに向けられない)怒りが向き、その結果行動は完全な八つ当たりとなった……ということだと考えられる。
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また、このような性質を持つがゆえに「偽りの黒羊」に弱いことがわかる(「いがみ合う双子」はその属性から「己の感情に向き合う」ことが求められるが、「偽りの黒羊」は「向き合わずに逃げる」ことが力になる)。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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