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== ゲッターエンペラー(Getter Emperor) ==
 
== ゲッターエンペラー(Getter Emperor) ==
 
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『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]』や『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』に登場する、遥か未来で戦っている超巨大な最強最後の[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]。巨大[[戦艦]]型[[ゲットマシン]]3機によって構成されている。<br />
『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]』や『[[真 (チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日]]』に登場する、遥か未来で戦っている超巨大な最強最後の[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]。巨大[[戦艦]]型[[ゲットマシン]]3機によって構成されている。<br />
   
搭乗人物は不明だが、ゲッター軍団と言語による意思疎通を行っていた際の声は'''[[流竜馬]]'''のものと同じであった。
 
搭乗人物は不明だが、ゲッター軍団と言語による意思疎通を行っていた際の声は'''[[流竜馬]]'''のものと同じであった。
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単純な空間把握ではない知覚能力を持っており、何者かが時間移動をするとそれを感知できるらしい。また、ゲッターとの縁が深い拓馬にも精神的に接触していたような描写がある。エンペラーと深い縁を持つ拓馬が相手ならば、全宇宙規模での探査なども可能な様子を見せていた。なお、エンペラーの誕生を根本的に排除しようと時空を遡ってゲッターを駆逐しようとする作戦が行われたことがあるが、逆にゲッターの力を高めるという結果に終わってしまっている。エンペラーがそこにある、という時点でどうやっても誕生は阻止できないらしい。<br />
 
単純な空間把握ではない知覚能力を持っており、何者かが時間移動をするとそれを感知できるらしい。また、ゲッターとの縁が深い拓馬にも精神的に接触していたような描写がある。エンペラーと深い縁を持つ拓馬が相手ならば、全宇宙規模での探査なども可能な様子を見せていた。なお、エンペラーの誕生を根本的に排除しようと時空を遡ってゲッターを駆逐しようとする作戦が行われたことがあるが、逆にゲッターの力を高めるという結果に終わってしまっている。エンペラーがそこにある、という時点でどうやっても誕生は阻止できないらしい。<br />
逆に言えば、'''エンペラーが存在していなければ、阻止できる'''。小説『スーパーロボット大戦』では'''当時連載中の『真ゲッターロボ』でもエンペラーが登場していない時期だった'''ため、[[闇の帝王]]が支配する未来世界では『[[UFOロボ グレンダイザー]]』完結から約100年後に発生した機械の叛乱により人類は滅亡寸前まで追いつめられ、早乙女研究所も消滅。ゲッター線のテクノロジーが闇の帝王に握られた(そして、[[真ゲッターロボ]]以上のロボットを作ろうとしなかった)ため、'''結果としてエンペラーの誕生が阻止されている'''。この未来世界では最終的には闇の帝王一派の全滅に伴って、ゲッター線のテクノロジーが完全に消滅していると思われる。
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逆に言えば、'''エンペラーが存在していなければ阻止できる'''。小説『スーパーロボット大戦』では'''当時連載中の『真ゲッターロボ』でもエンペラーが登場していない時期だった'''ため、[[闇の帝王]]が支配する未来世界では『[[UFOロボ グレンダイザー]]』完結から約100年後に発生した機械の叛乱により人類は滅亡寸前まで追いつめられ、早乙女研究所も消滅。ゲッター線のテクノロジーが闇の帝王に握られた(そして[[真ゲッターロボ]]以上のロボットを作ろうとしなかった)ため、'''結果としてエンペラーの誕生が阻止されている'''。この未来世界では最終的には闇の帝王一派の全滅に伴って、ゲッター線のテクノロジーが完全に消滅していると思われる。
    
=== 誕生 ===
 
=== 誕生 ===
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漫画版『真ゲッターロボ』で繭のような物を形成して進化しながら地中深くに沈んだ[[ゲッタードラゴン]]が、『ゲッターロボアーク』のラストでついに覚醒している(ライガーやポセイドンの顔もあるようで姿はシルエットが窺えるのみ)。石川賢氏はインタビューで「エンペラーは[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が[[真ゲッタードラゴン]]に進化した後、最終進化を遂げたもの」と解説している。この[[真ゲッタードラゴン]]がさらに『真ゲッターロボ 未知との遭遇』で垣間見た未来のゲッター聖ドラゴンへの進化を経由して、さらにエンペラーへと進化したと思われる。<br />
 
漫画版『真ゲッターロボ』で繭のような物を形成して進化しながら地中深くに沈んだ[[ゲッタードラゴン]]が、『ゲッターロボアーク』のラストでついに覚醒している(ライガーやポセイドンの顔もあるようで姿はシルエットが窺えるのみ)。石川賢氏はインタビューで「エンペラーは[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が[[真ゲッタードラゴン]]に進化した後、最終進化を遂げたもの」と解説している。この[[真ゲッタードラゴン]]がさらに『真ゲッターロボ 未知との遭遇』で垣間見た未来のゲッター聖ドラゴンへの進化を経由して、さらにエンペラーへと進化したと思われる。<br />
 
人類は外宇宙に出られず(太陽系毎遮断されていた)、範囲内でゲッターのもたらす進化に適応しており、宇宙進出の準備段階を踏まえていた。本来これらの出来事はゲッター聖ドラゴンの項で描かれる予定であったらしいが、石川氏の死で実現しなかった。<br />
 
人類は外宇宙に出られず(太陽系毎遮断されていた)、範囲内でゲッターのもたらす進化に適応しており、宇宙進出の準備段階を踏まえていた。本来これらの出来事はゲッター聖ドラゴンの項で描かれる予定であったらしいが、石川氏の死で実現しなかった。<br />
厳密にはさらに[[真ゲッターロボ]]とも融合している。そのためか、ドラゴンに始まるGの系譜であるにもかかわらず、エンペラーのフォルムは悪魔を思わせる初代ゲッター1の意匠を残している(2、3はGの意匠を持つ)。「ゲッターの意思」は『ゲッターロボ號』のラストで真ゲッターと共に火星に飛び立って眠りについていた為、ゲッターエンペラーの肉体になったと思われるゲッタードラゴンが経た顛末はゲッターエンペラーに記憶されていない。<br />
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厳密にはさらに[[真ゲッターロボ]]とも融合している。そのためか、ドラゴンに始まるGの系譜であるにもかかわらず、エンペラーのフォルムは悪魔を思わせる初代ゲッター1の意匠を残している(2、3はGの意匠を持つ)。「ゲッターの意思」は『ゲッターロボ號』のラストで真ゲッターと共に火星に飛び立って眠りについていた為、ゲッターエンペラーの肉体になったと思われるゲッタードラゴンが経た顛末はゲッターエンペラーに記憶されていない。
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そして遥か未来、人類が宇宙に進出してロボット兵器で異星人を征服して植民地化するようになっていた時代、人類は始めて自分達より強大なアンドロメダ流国に遭遇。決して降伏を認めず細胞の一片すら根絶やしにするというアンドロメダ流国の徹底した殺戮により滅亡の淵に立たされたが、その時、人類に忘れ去られてかけていた太陽系から3隻の巨大戦艦ゲッターエンペラー(ゲットマシン)が発進して戦況をひっくり返す。ここに第一次オリオン大戦の幕が切って落とされた。<br />
 
そして遥か未来、人類が宇宙に進出してロボット兵器で異星人を征服して植民地化するようになっていた時代、人類は始めて自分達より強大なアンドロメダ流国に遭遇。決して降伏を認めず細胞の一片すら根絶やしにするというアンドロメダ流国の徹底した殺戮により滅亡の淵に立たされたが、その時、人類に忘れ去られてかけていた太陽系から3隻の巨大戦艦ゲッターエンペラー(ゲットマシン)が発進して戦況をひっくり返す。ここに第一次オリオン大戦の幕が切って落とされた。<br />
 
ゲッターエンペラーは戦うたびに進化して巨大化していき、人類もその庇護下でゲッター軍団を生み出し、ゲッターエンペラー出現による第一次オリオン大戦勃発から2500年後(連載時は700年)になっても第三次オリオン大戦という形で宇宙の大戦争は続いている。
 
ゲッターエンペラーは戦うたびに進化して巨大化していき、人類もその庇護下でゲッター軍団を生み出し、ゲッターエンペラー出現による第一次オリオン大戦勃発から2500年後(連載時は700年)になっても第三次オリオン大戦という形で宇宙の大戦争は続いている。
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;[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]
 
;[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]
 
:未来世界でゲッターエンペラーによって無差別攻撃された昆虫型の[[異星人]]が、ゲッター研究所の過去の姿である[[早乙女研究所]]を攻撃。そして、フルパワーの真・ゲッター1で敵宇宙船を叩き、未来を見る。その姿に[[流竜馬]]や[[神隼人]]は驚愕するも、隼人はその存在に少なからず惹き付けられ、逆に竜馬はゲッターを降りる決心をする。
 
:未来世界でゲッターエンペラーによって無差別攻撃された昆虫型の[[異星人]]が、ゲッター研究所の過去の姿である[[早乙女研究所]]を攻撃。そして、フルパワーの真・ゲッター1で敵宇宙船を叩き、未来を見る。その姿に[[流竜馬]]や[[神隼人]]は驚愕するも、隼人はその存在に少なからず惹き付けられ、逆に竜馬はゲッターを降りる決心をする。
;[[真 (チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日]]
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;[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]
 
:[[真ドラゴン]]のシャインスパークで[[インベーダー]]の次元断層に突撃を敢行した際に、別次元の世界で巨大[[インベーダー]]と戦闘を繰り広げるゲッターエンペラーが率いるゲッター軍団の姿があった。[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]、[[神隼人 (OVA)|隼人]]、[[車弁慶 (OVA)|弁慶]]はここからは自分達が始末をつけると言って戦乱の渦に飛び込む。
 
:[[真ドラゴン]]のシャインスパークで[[インベーダー]]の次元断層に突撃を敢行した際に、別次元の世界で巨大[[インベーダー]]と戦闘を繰り広げるゲッターエンペラーが率いるゲッター軍団の姿があった。[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]、[[神隼人 (OVA)|隼人]]、[[車弁慶 (OVA)|弁慶]]はここからは自分達が始末をつけると言って戦乱の渦に飛び込む。
 
;ゲッターロボ アーク(未参戦)
 
;ゲッターロボ アーク(未参戦)
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その無茶苦茶な能力と戦いのスケール上、スパロボにはユニットとしては未参戦だが、作品によっては[[真・ゲッター1]]や[[真ドラゴン]]の「(真)シャインスパーク」の[[カットイン]]でイーグル号に相当にゲットマシンの姿を見る事ができる。また敵の組織やある一部の人間に、その存在をなんらかの形で知られており、敵意を剥き出しにされるケースが多い。
 
その無茶苦茶な能力と戦いのスケール上、スパロボにはユニットとしては未参戦だが、作品によっては[[真・ゲッター1]]や[[真ドラゴン]]の「(真)シャインスパーク」の[[カットイン]]でイーグル号に相当にゲットマシンの姿を見る事ができる。また敵の組織やある一部の人間に、その存在をなんらかの形で知られており、敵意を剥き出しにされるケースが多い。
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=== [[αシリーズ]] ===
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;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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:[[真ゲッター1]]が「真・シャインスパーク」でとどめを刺す際、背景に登場する。
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=== [[Zシリーズ]] ===
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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:[[インベーダー]]との最終決戦にて、『世界最後の日』の最終話のワンシーンを再現した一枚絵にて、エンペラー艦隊が登場。背景のみの登場となっていた今までとは違い、艦隊での登場で「何か」と戦っている様子。再世篇の状況からみれば恐らく[[バアル]]に分類される何かの可能性がある。ちなみにこのイラストでは奥にポセイドン(エンペラー3)、手前にライガーの意匠を持った別形態(エンペラー2)が飛んでいる。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
:[[真ドラゴン]]が「シャインスパーク」を使用すると、背景に登場する。
 
:[[真ドラゴン]]が「シャインスパーク」を使用すると、背景に登場する。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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:[[真・ゲッター1]]が「真・シャインスパーク」でとどめを刺す際、背景に登場する。
   
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
:[[真・ゲッター1]]が「真・シャインスパーク」を使用すると、背景に登場する。また、[[ザ・データベース]]は別の世界でチェンゲの真ゲッターと戦い、そこからこの機体の情報を得ていたらしい。
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:真ゲッター1が「真・シャインスパーク」を使用すると、背景に登場する。また、[[ザ・データベース]]は別の世界でチェンゲの真ゲッターと戦い、そこからこの機体の情報を得ていたらしい。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
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:[[インベーダー]]との最終決戦にて、『真(チェンジ!!)ゲッター』の最終話のワンシーンを再現した一枚絵にて、エンペラー艦隊が登場。背景のみの登場となっていた今までとは違い、艦隊での登場で「何か」と戦っている様子。再世篇の状況からみれば恐らく[[バアル]]に分類される何かの可能性がある。ちなみにこのイラストでは奥にポセイドン(エンペラー3)、手前にライガーの意匠を持った別形態(エンペラー2)が飛んでいる。
     −
ちなみにPS版「ゲッターロボ大決戦」では、「早乙女博士が開発した宇宙戦艦型ゲッター」という設定であり、クロスオーバー含めた登場作品で唯一味方として使用可能。
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ちなみにPS版『ゲッターロボ大決戦』では、「早乙女博士が開発した宇宙戦艦型ゲッター」という設定であり、クロスオーバー含めた登場作品で唯一味方として使用可能。
    
== 名場面 ==
 
== 名場面 ==
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