差分

1,443 バイト追加 、 2014年5月5日 (月) 10:02
22行目: 22行目:     
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
当時13歳。母ミライ、妹チェーミンと共に[[ホンコン・シティ]]より[[宇宙]]に上がることを試みるが、[[アデナウアー・パラヤ|アデナウアー]]の割り込みにより、家族全員がシャトルに搭乗できなくなってしまう。しかし、アデナウアーが割り込んだ詫びで彼の愛人が抜けた分一人だけ乗れるように計らった為、一人で[[宇宙]]へと向かうことになる。搭乗したシャトル「天鹿(テンルゥ)」は[[フィフス・ルナ]]の[[地球]]降下の余波を受けた為、[[ロンド・ベル]]の旗艦[[ラー・カイラム]]に救出される。そこで同艦艦長で父親[[ブライト・ノア|ブライト]]と再会した。
+
当時13歳。母ミライ、妹チェーミンと共に[[ホンコン・シティ]]より[[宇宙]]に上がることを試みるが、[[アデナウアー・パラヤ|アデナウアー]]の割り込みにより、家族全員がシャトルに搭乗できなくなってしまう。しかし、アデナウアーが割り込んだ詫びで彼の愛人が抜けた分一人だけ乗れるように計らった為、一人で[[宇宙]]へと向かうことになる。基本的に母親似の温厚な性格であるが、いざとなると形振り構わないまでの行動力を見せる事もある等、やや危うい面もあった。
   −
アデナウアーの一人娘[[クェス・パラヤ]]に想いを寄せていたが、結局彼女は[[ロンデニオン]]で[[シャア・アズナブル]]に惹かれて[[ネオ・ジオン]]側に行ってしまう。クェスを取り返したい一心でラー・カイラムに密航し、無人となっていた[[ジェガン]]を無断で乗り込んで戦場に赴くも、クェスは[[チェーン・アギ]]の[[リ・ガズィ]]に撃墜されて死亡。そして、ハサウェイは混乱状態となりチェーンを逆に手を掛けてしまうのだった。<br />
+
搭乗したシャトル「天鹿(テンルゥ)」は[[フィフス・ルナ]][[地球]]降下の余波を受けた為、[[ロンド・ベル]]の旗艦[[ラー・カイラム]]に救出される。そこで同艦艦長で父親[[ブライト・ノア|ブライト]]と再会した。
戦闘終結後、無断出撃などの件で軍法会議は行われたが、特に処罰はされなかった。
     −
なお、村上としや氏による漫画版『逆襲のシャア』では扱いが大きく違い、最初から[[地球連邦軍]]のパイロット候補生であり、作中でチェーンを殺す事も無く、地球滅亡を企む[[シャア・アズナブル]]を阻止するため、一人の戦士として戦いに挑んでいった。
+
アデナウアーの一人娘[[クェス・パラヤ]]に想いを寄せていたが、結局彼女は[[ロンデニオン]]で[[シャア・アズナブル]]に惹かれて[[ネオ・ジオン]]側に行ってしまう。クェスを取り返したい一心でラー・カイラムに密航するが、すぐに見つかってしまい、ブライトからも殴打と共に叱責を受ける。
 +
 
 +
しかし、クェスを諦められなかったハサウェイは、クェスの存在を感じ取った事で無人となっていた[[ジェガン]]に乗り込んで戦場に赴き、遭遇したクェスを必死に説得するも、[[チェーン・アギ]]の[[リ・ガズィ]]のミサイルから庇われる形で、クェスは死亡。目の前で彼女を失ったショックのあまり、錯乱状態になってしまったハサウェイは、怒りのあまりビームライフルを乱射させてチェーンを手を掛けてしまうのだった。<br />
 +
戦闘終結後、無断出撃などの件で軍法会議は行われたが、特に処罰はされなかった。また、チェーンの死に関しては、戦闘状態の最中の事である故か、気付かれなかったようである。
 +
 
 +
なお、村上としや氏による漫画版『逆襲のシャア』では扱いが大きく違い、物語ではハサウェイを視点に展開する。最初から[[地球連邦軍]]のパイロット候補生であり、作中でクェスに関わる事も無ければチェーンを殺す事も無く、地球滅亡を企む[[シャア・アズナブル]]を阻止するため、一人の戦士として戦いに挑んでいった。
    
=== その後 ===
 
=== その後 ===
3年後を描いた[[小説]]及び[[OVA]]作品『[[機動戦士ガンダムUC]]』において名前だけ登場し、ハイスクールで植物学を専攻している事が語られている。のちにクェスが死亡したトラウマになったままで、まだ療養中の模様。
+
3年後を描いた[[小説]]及び[[OVA]]作品『[[機動戦士ガンダムUC]]』において名前だけ登場し、ハイスクールで植物学を専攻している事が語られている。のちにクェスが死亡した事が精神的なトラウマになったままで、まだ療養中の模様。
   −
また、富野由悠季氏による小説作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』においては、青年となったハサウェイが[[主人公]]として登場している。ただし、この作品は劇場版とは一部設定が違う小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』から続く物語であり、'''劇場版の続編ではない'''。また、直接の続編として扱うと、映像作品での描写と明確な矛盾が生じる事になる。ただ、原作者が富野氏であり同じ宇宙世紀の作品である為か、近年では『閃光のハサウェイ』の出来事が公式年表に含まれている場合がある(『UC』のOVA版ep7にて「これくらい先の時代への布石(『閃光のハサウェイ』)となるようなものも登場する予定」と描かれている)。
+
また、富野由悠季氏による小説作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』においては、青年となったハサウェイが[[主人公]]として登場している。ただし、この作品は劇場版とは一部設定が違う小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』から続く物語であり、'''劇場版の直接的な続編ではない'''。また、直接の続編として扱うと、映像作品での描写と明確な矛盾が生じる事になる。ただ、原作者が富野氏であり同じ宇宙世紀の作品である為か、近年では『閃光のハサウェイ』の出来事が公式年表に含まれている場合がある。</br>『UC』のOVA版ep7にて「これくらい先の時代への布石(『閃光のハサウェイ』)となるようなものも登場する予定と描かれており、閃光のハサウェイに登場するMSである[[ジェガン]]の発展機・[[グスタフ・カール]]が登場予定となっている。
   −
スパロボでは『閃光のハサウェイ』は未参戦だが、『[[スーパーロボット大戦Z]]』では[[ジ・エーデル・ベルナル|ラスボス]]が父親のブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている。このラスボスが同じく語っていた『[[流竜馬 (OVA)|もう一人の流竜馬]]』については、既に『第2次Z』で実現してしまっており、ハサウェイの展開が続編で起こる事も否定出来ない。
      
=== スパロボシリーズにおいて ===
 
=== スパロボシリーズにおいて ===
40行目: 43行目:     
寺田Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない。また'''『ハサウェイを出すからには、Ξガンダムも出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい'''」とコメントしている。ただし『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は、寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。
 
寺田Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない。また'''『ハサウェイを出すからには、Ξガンダムも出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい'''」とコメントしている。ただし『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は、寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。
 +
 +
しかし、近年に展開された[[Zシリーズ]]では、『閃光のハサウィイ』のスパロボ参戦を示唆するかの様なメッセージが度々出されている。『[[スーパーロボット大戦Z]]』では、[[ジ・エーデル・ベルナル|ラスボス]]が父親であるブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている。このラスボスが同じく語っていた『[[流竜馬 (OVA)|もう一人の流竜馬]]』については、既に『第2次Z』で実現してしまっている。</br>また、『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』では、ハサウェイを対象とする[[AG]]のエーストークによって、AGが彼に待ち受ける未来について示唆する等、不吉な展開を見せており、最終作となる『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』にてハサウェイの展開が起こる事も、否定出来なくなっている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
匿名利用者