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| 2011年初頭にシリーズ続編『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』が発表され、晴れて正式にシリーズ化が確定をされ、本作は前シリーズの旧[[αシリーズ]]に次ぐ第3の王道シリーズ、'''「[[Zシリーズ]]」'''の第1作目となり、それに併せて本作もthe Best(廉価版)が2011年3月3日に発売されることになった。 | | 2011年初頭にシリーズ続編『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』が発表され、晴れて正式にシリーズ化が確定をされ、本作は前シリーズの旧[[αシリーズ]]に次ぐ第3の王道シリーズ、'''「[[Zシリーズ]]」'''の第1作目となり、それに併せて本作もthe Best(廉価版)が2011年3月3日に発売されることになった。 |
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− | == 主要新システム・難易度 == | + | == システム == |
− | *[[熟練度]]システムについて、本作では「[[SRポイント]]」と名前が代わり採用。
| + | === 新システム === |
− | *[[小隊]]システムについて、本作では「トライバトルシステム」が採用。
| + | ;トライバトルシステム |
− | *[[プレースメント補正]]の新規導入。
| + | :第3次αまでの[[小隊|小隊戦闘]]システムをブラッシュアップさせた新システム。1小隊の編成メンバーが3機までとなり、替わってコスト制が廃止。フォーメーションの要素が新たに導入され、任意で「トライ」「センター」「ワイド」の3種のフォーメーションを選択できる。 |
− | *[[連続ターゲット補正]]がA PORTABLEに引き続き導入。
| + | ;[[照準値]] |
− | *ユニットの[[改造]]可能な[[能力]]に「照準値」が新たに登場。これは[[命中]]率への補正値であり、それまでのスパロボでも固定値として存在していたものである。
| + | :ユニットの[[改造]]可能な[[能力]]として新たに登場。[[命中]]率への補正値であり、かつては[[運動性]]の改造で賄われていたものが実質復活する形となった。以降の作品でも機体パラメータとして標準化している。 |
− | *[[地形適応]]が機体とパイロット両方SでないとSにならない(A以下も同様)。難易度の上昇に一役買っている。
| + | ;[[プレースメント補正]] |
− | *[[飛行]]ユニットは空中にいるとき、毎ターンの最初にENが自動的に10消費されるようになっている。これも難易度の上昇に一役買っている。
| + | :本作より採用。敵軍ユニットの周囲を自軍ユニットで囲むことで与ダメージにプラス補正がかかる。 |
− | *[[精神コマンド]]の習得数は1人あたり最大5種類。また従来のシリーズに比べてその燃費が悪く、力押しで進めることに多少の歯止めをかけている。
| + | ;[[空]]地形待機時のEN消費 |
| + | :[[飛行]]ユニットが空中で待機した際、毎ターンの最初にENが自動的に10消費されるようになった。[[EN回復]]などがない限り空中に居続けるだけでENが減っていくため、従来作より地上ユニットが有利なバランスとなっている。 |
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− | [[小隊]]システムを改良した「トライバトルシステム」が導入。1小隊のメンバーが3機に変更され、「トライ」「センター」「ワイド」の3種の小隊フォーメーションが実装された。また、熟練度の「[[SRポイント]]」への変更(隠しキャラや隠し機体には一切関与しない熟練度…との情報もあったが、結局、複数の隠し要素に絡んでいる)などなど、過去の作品システムを見直し、より発展させた作りとなっている。なお、本作はファミ通クロスレビューにおいて、スパロボでは初めての'''プラチナ殿堂'''入りを決めている。 | + | === 主な既存システムと変更点 === |
| + | ;[[SRポイント]] |
| + | :[[熟練度]]システムが名称変更。発売前は隠しキャラや隠し機体には一切関与しないものとアナウンスされていたが、実際は複数の隠し要素に絡んでいる。 |
| + | ;[[特殊技能]]、[[パイロット養成]] |
| + | :本作より名称が「特殊スキル」に変更。 |
| + | :「[[再攻撃]]」が実質的な新技能として登場。「[[切り払い]]」「[[シールド防御]]」が「[[ブロッキング]]」にひと纏めにされた。 |
| + | :本作のみの調整として、獲得および養成の際の要[[パイロットポイント]]数が他作品より非常に高くなっている。 |
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− | 発売前から言われていた難易度に関しては概ね前予想の通りで、HARDで進むと歴代でもかなりの難易度を誇る。なお、1周クリアすると武器・機体改造不可、パイロット育成不可、敵改造済み、難易度常にHARDのEX-HARDを遊ぶことができる。とはいえ、スペシャルモードの出現条件が「ランド・セツコの両方でクリア」に変更された(EX-HARDをクリアする必要が無くなった)為に、かなりコアなプレイヤーでないとプレイする事は無いと思われる。
| + | ;[[精神コマンド]] |
| + | :習得数が1人あたり5種(戦艦サブは3種)に変更。「[[熱血]]」「[[魂]]」習得レベルが引き上げられ、また消費SPも高めとなっている。 |
| + | :新規精神コマンドとして「[[分析]]」「[[希望]]」が登場。 |
| + | ;[[地形適応]] |
| + | :機体とパイロット両方の適応をSにしないとSにならない仕様に変更された(A以下も同様)。 |
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− | これまでの据え置き機作品の中でも驚異的にロードが早く、PS2の性能を限界迄発揮させていると言われている。
| + | == 難易度 == |
| + | 発売前からのアナウンスの通り、精神コマンドや地形適応の調整や[[連続ターゲット補正]]により全体的な難易度は第3次αから引き上げられており、HARDで進んだ場合歴代でもかなりの難易度を誇る。 |
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| + | 第3次α同様に1周クリアで「武器・機体改造不可」「パイロット育成不可」「敵改造済み」「難易度HARD固定」のEX-HARDモードを選択が可能。ただし第3次αとは異なりスペシャルモードの出現条件が「ランド・セツコの両方でクリア」に変更された(EX-HARDをクリアする必要が無くなった)為、かなりコアなプレイヤーでなければプレイする事は無いと思われる。 |
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| + | == 演出面 == |
| + | PS2の最高解像度であるVGAを採用した事により、ユニットグラフィックやカットインがより鮮明かつきめ細やかに表現されている。また攻撃のアクションは同じ武器でも地対空・空対地とそれぞれ別のアニメーションが描き起こされている。一方、敵方[[可変モビルスーツ]]([[モビルアーマー]])は一括りで纏めてられている(攻撃の際に[[モビルスーツ]]と[[モビルアーマー]]の両形態に[[変形]]して攻撃する等)。 |
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| == 話題 == | | == 話題 == |
− | *もともとは、「[[αシリーズ]]」に続く新シリーズという事で「スーパーロボット大戦Ω(オメガ)」というタイトルになる予定だったが、諸事情(おそらくは商標の関係)でタイトルが「スーパーロボット大戦Z」に変更された。Ωがギリシャ文字で最後の言葉である事からラテンアルファベットにおける最後の言葉であるZがつけられている。総合プロデューサーの寺田貴信は、過去に「シリーズ最終作のタイトルをつけるなら『Z』にしたい」と語っていたが、本作発表後に撤回しており、今作の「Z」の意味は新たな始まりと意味を込めてつけたと語っている。(ウィキペディアのスーパーロボット大戦Zより。) | + | *もともとは、「[[αシリーズ]]」に続く新シリーズという事で「スーパーロボット大戦Ω(オメガ)」というタイトルになる予定だったが、諸事情(おそらくは商標の関係)でタイトルが「スーパーロボット大戦Z」に変更された。Ωがギリシャ文字で最後の言葉である事からラテンアルファベットにおける最後の言葉であるZがつけられている。寺田プロデューサーは、過去に「シリーズ最終作のタイトルをつけるなら『Z』にしたい」と語っていたが、本作発表後に撤回しており、今作の「Z」の意味は新たな始まりと意味を込めてつけたと語っている。(ウィキペディアのスーパーロボット大戦Zより。) |
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| *今回オリジナルキャラクターを担当した[[声優]]の何人かはスーパーロボット大戦公式BLOG「[[熱血!必中!スパログ!]]」のブログを書いている声優の方々である。タイトルコールもCMとゲーム開始画面の「ゼェェェット!!」も水木一郎氏である。 | | *今回オリジナルキャラクターを担当した[[声優]]の何人かはスーパーロボット大戦公式BLOG「[[熱血!必中!スパログ!]]」のブログを書いている声優の方々である。タイトルコールもCMとゲーム開始画面の「ゼェェェット!!」も水木一郎氏である。 |
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| *本作のオリジナル敵キャラクター「[[カイメラ]]」はその個性的(過ぎる)な言動と行動の数々で歴代シリーズでも屈指の異彩を放つ存在となっている。 | | *本作のオリジナル敵キャラクター「[[カイメラ]]」はその個性的(過ぎる)な言動と行動の数々で歴代シリーズでも屈指の異彩を放つ存在となっている。 |
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− | *本作では選択した主人公によってストーリーの印象が全く対極になるように作られている。攻略本の寺田Pでのインタビューによると、女主人公(セツコ)を選んだ場合には陰のイメージを持たせ、男主人公(ランド)を選んだ場合には陽のイメージを持たせたという事である。このため、どちらかの主人公で遊んだかによって本作への印象は大きく変わり、ネット上での本作の感想の関する話題などで会話が噛み合わないことさえある。 | + | *本作では選択した主人公によってストーリーの印象が全く対極になるように作られている。攻略本の寺田Pのインタビューによると、女主人公(セツコ)を選んだ場合には陰のイメージを持たせ、男主人公(ランド)を選んだ場合には陽のイメージを持たせたという事である。このため、どちらかの主人公で遊んだかによって本作への印象は大きく変わり、ネット上での本作の感想の関する話題などで会話が噛み合わないことさえある。 |
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| + | *これまでの据え置き機作品の中でも驚異的にロードが早く、PS2の性能を限界迄発揮させていると言われている。 |
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| *[[キャラクター事典]]や[[ロボット大図鑑]]がウィンキーソフト時代の毒が入ったものに戻っており、ファンならずともニヤリとする事が多い。なお1周クリアすると追記されているキャラやロボも多数存在する。 | | *[[キャラクター事典]]や[[ロボット大図鑑]]がウィンキーソフト時代の毒が入ったものに戻っており、ファンならずともニヤリとする事が多い。なお1周クリアすると追記されているキャラやロボも多数存在する。 |
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− | *グラフィックについてはPS2の最高解像度であるVGAを採用した事により、ユニットグラフィックやカットインがより鮮明かつきめ細やかに表現されている。また攻撃のアクションは同じ武器でも地対空・空対地とそれぞれ別のアニメーションが描き起こされている。一方、敵方[[可変モビルスーツ]]([[モビルアーマー]])は一括りで纏めてられている(攻撃の際に[[モビルスーツ]]と[[モビルアーマー]]の両形態に[[変形]]して攻撃する等)
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| *一部の人物の音声が少し、あるいはとても低く再生される[[バグ (ゲーム)|バグ]]が複数発見されている。代表は子安氏の担当キャラ(新録分)と『[[宇宙大帝ゴッドシグマ]]』のジュリィ。<br />さらに『[[超時空世紀オーガス]]』の特殊トライチャージはリーアの声が異常に遅く再生され、およそまともな声には聞こえない。これらのバグについて今のと所公式見解は発表されていない。『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』およびベスト版では修正されている。 | | *一部の人物の音声が少し、あるいはとても低く再生される[[バグ (ゲーム)|バグ]]が複数発見されている。代表は子安氏の担当キャラ(新録分)と『[[宇宙大帝ゴッドシグマ]]』のジュリィ。<br />さらに『[[超時空世紀オーガス]]』の特殊トライチャージはリーアの声が異常に遅く再生され、およそまともな声には聞こえない。これらのバグについて今のと所公式見解は発表されていない。『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』およびベスト版では修正されている。 |
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| *『[[新スーパーロボット大戦]]』以来久々のスペシャルディスク『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』が製作されている。 | | *『[[新スーパーロボット大戦]]』以来久々のスペシャルディスク『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』が製作されている。 |
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| + | *「週刊ファミ通」をクロスレビューにおいて、スパロボシリーズでは初めてとなる'''プラチナ殿堂'''入りを果たしている。 |
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| == 参戦作品 == | | == 参戦作品 == |