差分
編集の要約なし
*デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったこと等。
*デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったこと等。
その反面前回の主人公の一人として、シンの精神面における導き手の役割を期待されたアスランや周囲の大人たちが全くそれを為せなかったがために成長する機会を失った不運なキャラクターとも言える。逆にシン自身、成長する機会を深く考えず自分の感情のまま行動し、潰してもおり、自分を優遇してくれる人物に甘えていたとも言える。彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない、しかし、それが原因で軍人としては問題のある行動が多いのも事実ではある。<br />アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />歴代の主人公達が多くの人間に出会って成長していったことに比べると、シンは良き理解者や人との出会いに恵まれず、比較的良好な関係であったトダカやハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには未熟、同期であるレイは友情はあるもののシンを利用しようとし、ルナマリアとは恋人になる終盤までこれといったものはなく、上官であるタリアには迷惑をかける、友人であるヨウランたちとの関わりもあまりなく、キラに直接出会って和解したのも最後の最後でステラの死後は彼自身の人間関係の希薄さ(オーブ時代の人間関係が不明なのもあるが)も含めて、歴代のガンダム主人公の中でも孤独な境遇だったと言える(無論、シン自身の性格が一番の原因ではあるが)。<br />逆に言えば、そうした境遇もあってか、主人公という立場の割には重大な情報を得る機会が乏しく、本人も積極的に情報を集める描写は無かった。その結果、レイ以外の主要人物が有する「秘密」や抱えている「事情」と「背景」、そしてアークエンジェル隊がデュランダルに敵対する切っ掛けとなったラクス暗殺未遂やミーアの死など、重大事件が戦いの裏で起きていた事も文字通り「何も知らない」状態だった。これがシンの思考が(良くも悪くも)一方向に固まってしまう原因だったと言える。<br />最後のキラとの和解(※)も賛否両論あるが、新たな人間関係を構築する一歩を踏み出したとも言えるので、もしSEEDの続編が描かれて彼が登場するならばその変化も注目すべきだろう(※FINAL PLUS及びスペシャルエディションのみで、TV放送版ではない場面)。
作中における主人公であるものの、主人公として全体的に出番や活躍が多いとは言えず、特にストーリー後半はメイン視点が前作主人公であるキラ・ヤマトに移ってしまい、終盤はキラ側に敗北する結末も手伝って、実質主人公の座を失ってしまったといえる。EDのキャストクレジットではシンがリストの一番上だったが、終盤ではキラに奪われてしまった(シンはアスランより下の三番目に)。さらに雑誌のインタビューにて遂に監督自ら「主人公はキラ・ヤマトです」と言われてしまう。
作中における主人公であるものの、主人公として全体的に出番や活躍が多いとは言えず、特にストーリー後半はメイン視点が前作主人公であるキラ・ヤマトに移ってしまい、終盤はキラ側に敗北する結末も手伝って、実質主人公の座を失ってしまったといえる。EDのキャストクレジットではシンがリストの一番上だったが、終盤ではキラに奪われてしまった(シンはアスランより下の三番目に)。さらに雑誌のインタビューにて遂に監督自ら「主人公はキラ・ヤマトです」と言われてしまう。
=== プラント ===
=== プラント ===
;[[ギルバート・デュランダル]]
;[[ギルバート・デュランダル]]
:上司。戦争のない平和な世界を目指す彼はシンにとっては頼りにしている存在であり、デュランダル自身もシンに大きく期待していたが、自らの野望成就の為の駒としてシンを見ている側面もあり、その食い違いがシンの悲劇に繋がってしまった。<br />スパロボでは彼との関係が改善されている場合もあり、ZやLでは死の間際に、シンにも人類の未来を託している。
:上司。戦争のない平和な世界を目指す彼はシンにとっては頼りにしている存在であり、デュランダル自身もシンに大きく期待していたが、彼もまた、敵対するジブリールらロゴス同様に戦争を利用して己の目的を達成せんとする人物で、その野望成就の為の駒としてシンを見ている側面もあり、その食い違いがシンの悲劇に繋がってしまった。<br />スパロボでは彼との関係が改善されている場合もあり、ZやLでは死の間際に、シンにも人類の未来を託している。
;[[ミーア・キャンベル]]
;[[ミーア・キャンベル]]
:彼女が「ラクス・クライン」として開いた慰問コンサートに同僚達が熱狂する中、シンだけは無関心な態度を取り、彼が「異国からの移民」であることを印象付けた。なお、デュランダルやアスランと一緒に相席するエピソードはあるが、シンとミーア自身が会話を交わすことはなかった。
:彼女が「ラクス・クライン」として開いた慰問コンサートに同僚達が熱狂する中、シンだけは無関心な態度を取り、彼が「異国からの移民」であることを印象付けた。なお、デュランダルやアスランと一緒に相席するエピソードはあるが、シンとミーア自身が会話を交わすことはなかった。