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| この行動にズールの怒りが爆発し、マーグを洗脳させて、弟のマーズを敵と思わせて戦いを強要させた。副官に[[ロゼ]]を就かせて監視役としてマーズと敵対することとなる。再び出会ったマーズは実の兄の変わり様に戸惑いながら、戦いを辞めるよう[[説得]]するが、止む得ず戦うことになる。実の兄弟での争いに我が物で見ていたズールだが、マーズの必死の説得と戦いの最中にマーグは傷つき倒れ、そのショックで洗脳が解ける。マーズと再会を喜ぶのも束の間、ロゼの攻撃によりマーグが巻き込まれて、瀕死の重傷を負う。最期は弟に見取られてこの世を去った。 | | この行動にズールの怒りが爆発し、マーグを洗脳させて、弟のマーズを敵と思わせて戦いを強要させた。副官に[[ロゼ]]を就かせて監視役としてマーズと敵対することとなる。再び出会ったマーズは実の兄の変わり様に戸惑いながら、戦いを辞めるよう[[説得]]するが、止む得ず戦うことになる。実の兄弟での争いに我が物で見ていたズールだが、マーズの必死の説得と戦いの最中にマーグは傷つき倒れ、そのショックで洗脳が解ける。マーズと再会を喜ぶのも束の間、ロゼの攻撃によりマーグが巻き込まれて、瀕死の重傷を負う。最期は弟に見取られてこの世を去った。 |
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− | だが肉体は滅びても[[魂]]は滅びなかった。一度は倒したズールが復活してマーズを苦しめると、彼はロゼに憑依して「'''バラの騎士'''」としてマーズを度々助けた。しかしズールの支配する死者の国に囚われてしまう。その場所を必死で伝えるマーグの思いに導かれマーズは死者の国でズールと対峙、ズールの超能力で操られる死者達に絶体絶命の危機に陥いるが、弟を思うマーグ、更に反ズールの死者たちが[[ゴッドマーズ]]に力を与え、ズールは倒された。今度こそ苦しみから解放されたマーグは、マーズに感謝して現世から去った。
| + | だが、マーグの肉体は滅びても、彼の[[魂]]は滅びなかった。一度は倒したズール皇帝が復活してマーズを苦しめると、彼はロゼに憑依して「'''バラの騎士'''」としてマーズを度々助けた。ズールの支配する死者の国に囚われてしまうと、その居場所を必死で伝えるマーグの思いに導かれてマーズは死者の国でズールと対峙する。マーズはズールの超能力で操られる死者達によって絶体絶命の危機に陥いるが、弟を思うマーグ、更に反ズールの死者たちが[[ゴッドマーズ]]に力を与えて、宿敵[[ズール皇帝]]は倒された。今度こそ苦しみから解放されたマーグは、マーズに感謝して現世から去ったのだった。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ;[[スーパーロボット大戦64]] | | ;[[スーパーロボット大戦64]] |
− | :条件を満たせば生存する(自軍には加入しない)。 | + | :条件を満たせば生存する(ただし、自軍には加入しない)。 |
| ;[[スーパーロボット大戦D]] | | ;[[スーパーロボット大戦D]] |
− | :条件を満たせば生存し、自軍に加入する。[[ゴッドマーズ (OVA)]]に乗る。[[能力]]はタケルと同等。なお、洗脳時のマーグには養成は引き継がれないため、遠慮なく養成していいと思われがちだが、実は1度だけ洗脳されていないマーグが敵として登場するシナリオがある(まずマーグとは戦闘しないので実質関係ないが)。 | + | :条件を満たせば生存し、自軍に加入する。[[ゴッドマーズ (OVA)]]に乗る。[[能力]]はタケルと同等。なお、洗脳時のマーグには養成は引き継がれないため、遠慮なく養成していいと思われがちだが、実は1度だけ洗脳されていないマーグが敵として登場するシナリオがある(まずマーグとは戦闘しないので、実質関係ないが)。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]] |
| :初の声付き参戦。今回は原作通りに死亡してしまう。現時点では唯一死亡回避ができない作品。ただしこれまでの作品と同様に[[隠し要素]]に関わっており、条件を満たせば[[強化パーツ]]「勇者の印」が入手できる。 | | :初の声付き参戦。今回は原作通りに死亡してしまう。現時点では唯一死亡回避ができない作品。ただしこれまでの作品と同様に[[隠し要素]]に関わっており、条件を満たせば[[強化パーツ]]「勇者の印」が入手できる。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]] |
− | :今回はNPC。中盤で何度か「バラの騎士」として現れた後、「絶望の世界」「奈落への螺旋」で原作通りの役どころを担う。 | + | :今回は[[NPC]]。中盤で何度か「バラの騎士」として現れた後、「絶望の世界」「奈落への螺旋」で原作通りの役どころを担う。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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| ;[[スーパーロボット大戦D|D]] | | ;[[スーパーロボット大戦D|D]] |
| :[[不屈]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[覚醒]]、[[愛]] | | :[[不屈]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[覚醒]]、[[愛]] |
− | :必中、気合、熱血、覚醒は弟の[[明神タケル|マーズ]]も所持している。ただし、特殊技能の[[超能力]]があるとはいえ、マーズと違って[[ひらめき]]等の精神コマンドを持たないために[[回避]]面では不安が残る。 | + | :攻撃向きのラインナップがそろっている。ただし、特殊技能の「[[超能力]]」があるとはいえ、弟の[[明神タケル|マーズ]]と違って「[[ひらめき]]」等の精神コマンドを持たないために[[回避]]面では不安が残る。ちなみに「必中」「気合」「熱血」「覚醒」は、弟のマーズも所持している。 |
| :なお、ここで言う「不屈」と「愛」とは、それぞれ「死してもなお弟のマーズを助けたマーグの意志」「マーグのマーズへの兄弟愛」に由来するものであろう。 | | :なお、ここで言う「不屈」と「愛」とは、それぞれ「死してもなお弟のマーズを助けたマーグの意志」「マーグのマーズへの兄弟愛」に由来するものであろう。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[明神タケル]]([[マーズ]]) | | ;[[明神タケル]]([[マーズ]]) |
− | :実の弟であり、彼を何度も助け出している。その思いは慈愛に近いものであった。 | + | :実の弟であり、死してもなお彼を何度も助け出している。その思いは慈愛に近いものであった。 |
| ;[[ロゼ]] | | ;[[ロゼ]] |
− | :洗脳されたマーグの副官兼監視役。洗脳されても失われなかった彼の慈愛の心に、[[信頼]]と敬愛を寄せるようになるが、運命は皮肉な結末を与える。後にマーズを助けるために彼女に憑依して「バラの騎士」となる。 | + | :洗脳されたマーグの副官兼監視役。洗脳されても失われなかった彼の慈愛の心に、[[信頼]]と敬愛を寄せるようになるが、運命は皮肉な結末を与える。 |
| + | :後にマーグは、マーズを助けるために彼女に憑依して「バラの騎士」となる。 |
| ;イデア | | ;イデア |
− | :実の父であり、[[ゴッドマーズ]]の開発者。[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]にてマーグの回想場面にて登場し、彼の死の報はマーグからマーズへと伝えられた。 | + | :実の父であり、[[ゴッドマーズ]]の開発者。[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]ではマーグの回想場面にて登場し、彼の死の報はマーグからマーズへと伝えられた。 |
| ;アイーダ | | ;アイーダ |
− | :実の母。しかし、目の前で殺されてしまう。少年時代のマーグには辛い出来事であった。第2次Z 破界篇にて、彼女の死の報はマーグから弟マーズへと伝えられた。 | + | :実の母。しかし、目の前で殺されてしまう。幼少時代のマーグには辛い出来事であった。第2次Z 破界篇では直接登場しないが、彼女の死の報はマーグから弟マーズへと伝えられた。 |
| ;[[ズール皇帝]] | | ;[[ズール皇帝]] |
− | :ギシン帝国の支配者。諸悪の根源であり、マーグやマーズにとっては宿敵である。マーグは彼に洗脳されて、弟マーズと戦うことになる。 | + | :ギシン帝国の支配者。諸悪の根源であり、マーグ・マーズ兄弟にとっては宿敵である。マーグは彼に洗脳されて、弟マーズと戦うことになる。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「ああするしか、お前と話すチャンスが作れなかった。許してくれ。父と母から受け継いだ記憶をお前に伝えたい」 | | ;「ああするしか、お前と話すチャンスが作れなかった。許してくれ。父と母から受け継いだ記憶をお前に伝えたい」 |
− | :[[明神タケル|マーズ=タケル]]との邂逅は、[[ズール皇帝]]に強制された戦いだった。しかし、タケルと[[コスモクラッシャー隊]]の協力でついに話し合う機会を得る。全てを知るタケルだが、この事態にズール皇帝はマーグを洗脳して戦わせることに。 | + | :[[明神タケル|マーズ=タケル]]との邂逅は、[[ズール皇帝]]に強制された戦いだった。しかし、タケルと[[コスモクラッシャー隊]]の協力で、ついに話し合う機会を得る。全てを知るタケルだが、この事態にズール皇帝はマーグを洗脳して戦わせることに。 |
| ;「勝負だ、マーズ! 死ね!」 | | ;「勝負だ、マーズ! 死ね!」 |
| :ズール皇帝に洗脳され、敵としてタケルの前に立ちはだかって。しかし、「勝負だ!」と言って立て続けに「死ね!」とは…。これもズールの洗脳が成せる業か…。 | | :ズール皇帝に洗脳され、敵としてタケルの前に立ちはだかって。しかし、「勝負だ!」と言って立て続けに「死ね!」とは…。これもズールの洗脳が成せる業か…。 |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
− | ;「ズール、覚悟しろ!お前を倒し、ギシン星に平和を取り戻して見せる!!父と母の仇、今こそ取らせてもらうぞ!」 | + | ;「ズール、覚悟しろ! お前を倒し、ギシン星に平和を取り戻して見せる!! 父と母の仇、今こそ取らせてもらうぞ!」 |
− | :[[D]]にてズール皇帝との戦いでの特殊台詞。原作では実現しなかった敵討ちに燃える。 | + | :[[D]]にて[[ズール皇帝]]との戦いでの特殊台詞。原作では実現しなかった両親の敵討ちに燃える。 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
| ;[[ゴッドマーズ (OVA)]] | | ;[[ゴッドマーズ (OVA)]] |
− | :[[D]]における愛機。原作では搭乗していない。マーズが搭乗する[[ゴッドマーズ|原作のゴッドマーズ]]との区別との意味合いを込めて、'''「ゴッドマーグ」'''と呼ばれることもある。 | + | :[[D]]における愛機。原作では搭乗していない。マーズが搭乗する[[ゴッドマーズ|原作のゴッドマーズ]]との区別との意味合いを込めて、プレイヤーからは'''「ゴッドマーグ」'''と呼ばれることもある。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | マーグは[[ゴッドマーズ]]の項にも書かれている通り、人間ドラマを中心としなければならなくなった製作側が生み出したキャラクターである。'''マーグが美形キャラクターであることもあって、放送当時は彼が登場すると視聴者が低学年生から大人の女性へと変わってしまうほど、多くのファンを獲得した'''。そしてマーグが死亡すると、ファンから追悼の手紙がスタッフへと多く寄せられるにいたった。関係者はTV局の一室を使い、マーグの追悼式を取り計らった。<br /> | + | マーグは[[ゴッドマーズ]]の項にも書かれている通り、人間ドラマを中心としなければならなくなった製作側が生み出したキャラクターである。'''マーグが美形キャラクターであることもあって、放送当時は彼が登場すると視聴者が低学年生から大人の女性へと変わってしまうほど、多くのファンを獲得した'''。そして、マーグが死亡すると、ファンから追悼の手紙がスタッフへと多く寄せられるにいたった。そのため、関係者はTV局の一室を使い、マーグの追悼式を取り計らった。<br /> |
− | ファンの間ではマーグの復活を嘆願する声も多かったが、シリーズ構成を担当した藤川氏は「復活」は無いと言い(そもそもマーグは死ぬことが始めから決まっていた。三ツ矢氏も「オーディション前に、兄が先に死ぬらしいといううわさは聞いていた」と証言している)、死の痛感さを表現している。結局、「肉体は滅びてもその[[魂]]は弟を助ける」という形で再登板が実現したが、それもここまで女性ファンに愛された男性キャラクターはいないとも言われる人気あってのものであろう。
| + | また、ファンの間ではマーグの復活を嘆願する声も多かったが、シリーズ構成を担当した藤川氏は「マーグの『復活』は無い」と言い(そもそもマーグは死ぬことが始めから決まっていた。三ツ矢氏も「オーディション前に、兄が先に死ぬらしいといううわさは聞いていた」と証言している)、死の痛感さを表現している。結局、「肉体は滅びてもその[[魂]]は弟を助ける」という形で再登板が実現したが、それも「ここまで女性ファンに愛された男性キャラクターはいない」とも言われる人気あってのものであろう。 |
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− | 演じた三ツ矢氏は「僕はオーディションではマーズとマーグの両方を受けていた。水島君が[[明神タケル|マーズ]]役に決まったのでマーグ役になった。でも'''結果的にマーズ役を落ちて、マーグを演じることができてよかったと思っている'''」との趣旨の発言を複数のメディアでしている。なお前述の追悼式では、彼も喪服で参列していたそうである。
| + | 演じた三ツ矢氏は「僕はオーディションでは、マーズとマーグの両方を受けていた。水島君が[[明神タケル|マーズ]]役に決まったので、マーグ役になった。でも、'''結果的にマーズ役を落ちて、マーグを演じることができて良かったと思っている'''」との趣旨の発言を複数のメディアでしている。なお、前述の追悼式では、三ツ矢氏も喪服で参列していたそうである。 |
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