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| ;[[ゲッターロボシリーズ]] | | ;[[ゲッターロボシリーズ]] |
| :SRWが連綿と積み重ねてきた作品補正・オリジナル要素導入の歴史において大きなターニングポイントを与えたと言って良いシリーズ。 | | :SRWが連綿と積み重ねてきた作品補正・オリジナル要素導入の歴史において大きなターニングポイントを与えたと言って良いシリーズ。 |
− | :その象徴は、原作漫画『[[ゲッターロボ號]]』に登場した範疇では[[真ゲッター1]](と[[真ゲッター2]]の上半身)のみの登場にすぎず断片的なゲッターロボだったに等しい[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]に三つの形態とオリジナル設定を与え、半オリジナルロボットとして再構築・ユニット化した事に始まる。その真ゲッターロボが一過性でなくSRWで定着した結果、『[[ゲッターロボ]]』~『[[ゲッターロボG]]』においてまぎれもなく最強のゲッターロボであった[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]は多くのSRWの中で「格下」「中継ぎ」の立場に落とされた。(それ以後も、真ゲッターが登場せず、ゲッターGが「最強のゲッター」であるSRWも無いわけではない。) | + | :その象徴は、原作漫画『[[ゲッターロボ號]]』に登場した範疇では[[真ゲッター1]](と[[真ゲッター2]]の上半身)のみの登場にすぎず断片的なゲッターロボだったに等しい[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]に三つの形態とオリジナル設定を与え、半オリジナルロボットとして再構築・ユニット化したことに始まる。その真ゲッターロボが一過性でなくSRWで定着した結果、『[[ゲッターロボ]]』~『[[ゲッターロボG]]』においてまぎれもなく最強のゲッターロボであった[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]は多くのSRWの中で「格下」「中継ぎ」の立場に落とされた。(それ以後も、真ゲッターが登場せず、ゲッターGが「最強のゲッター」であるSRWも無いわけではない。) |
| :更に2019年以降は、SRW外の作品『[[ゲッターロボ大決戦!]]』で登場した[[真ゲッタードラゴン (大決戦)]]が追加参戦し、『[[真ゲッターロボ 世界最後の日|世界最後の日]]』の[[流竜馬 (OVA)|流竜馬]]たちの乗り換え機体として採用されている。 | | :更に2019年以降は、SRW外の作品『[[ゲッターロボ大決戦!]]』で登場した[[真ゲッタードラゴン (大決戦)]]が追加参戦し、『[[真ゲッターロボ 世界最後の日|世界最後の日]]』の[[流竜馬 (OVA)|流竜馬]]たちの乗り換え機体として採用されている。 |
| :真ゲッターロボにもかつてのゲッターロボG同様の現象が起こされつあり、もはや「スーパーロボット大戦シリーズの中で新たなゲッターロボサーガを展開している」状況に近く、1つのユニットの大胆な肉付け補正から連なる「進化の果て」とさえ言えるかもしれない。 | | :真ゲッターロボにもかつてのゲッターロボG同様の現象が起こされつあり、もはや「スーパーロボット大戦シリーズの中で新たなゲッターロボサーガを展開している」状況に近く、1つのユニットの大胆な肉付け補正から連なる「進化の果て」とさえ言えるかもしれない。 |
| :;[[新ゲッターロボ]] | | :;[[新ゲッターロボ]] |
− | ::『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』では同作が全年齢対象作品である事、[[エルドランシリーズ]]の子供達をはじめ、同時参戦したタイトルに子供キャラクターが非常に多い傾向もあってか、原作におけるバイオレンス描写や血生臭さは薄められており、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]や[[神隼人 (OVA)|隼人]]のダークさや凶暴性も薄められ、竜馬や[[武蔵坊弁慶|弁慶]]は原作にもあった人情味が強められており、隼人も理知的な側面が強調されている。…それでも過激であると一部のプレイヤーに評されているが。 | + | ::『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』では同作が全年齢対象作品であること、[[エルドランシリーズ]]の子供たちをはじめ、同時参戦したタイトルに子供キャラクターが非常に多い傾向もあってか、原作におけるバイオレンス描写や血生臭さは薄められており、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]や[[神隼人 (OVA)|隼人]]のダークさや凶暴性も薄められ、竜馬や[[武蔵坊弁慶|弁慶]]は原作にもあった人情味が強められており、隼人も理知的な側面が強調されている。…それでも過激であると一部のプレイヤーに評されているが。 |
| :;[[ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間-]] | | :;[[ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間-]] |
− | ::漫画発の作品かつ「[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]」と違ってスパロボ外の作品での映像化やキャスティングがされていないにも拘わらず『30』のDLCで初参戦。それに伴い原作者の一人である[[スタッフ:清水栄一|清水栄一]]氏の全面協力によりキャスティング設定とオリジナルBGMまで製作されている。 | + | ::漫画発の作品かつ『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]』と違ってスパロボ外の作品での映像化やキャスティングがされていないにも拘わらず『30』のDLCで初参戦。それに伴い原作者の一人である[[スタッフ:清水栄一|清水栄一]]氏の全面協力によりキャスティング設定とオリジナルBGMまで製作されている。 |
| ;[[超獣機神ダンクーガ]] | | ;[[超獣機神ダンクーガ]] |
− | :作品そのものに補正がかかった作品の最古参の一つ。[[ダンクーガ]]の[[スタッフ]]サイドの協力もあり、新作への出演の度に機体名などの設定が肉付けされ、設定だけは存在していた[[ファイナルダンクーガ]]の実現、そして遂には『30』オリジナル形態[[アルティメットダンクーガ]]まで登場した。 | + | :作品そのものに補正がかかった作品の最古参の一つ。[[ダンクーガ]]の[[スタッフ]]サイドの協力もあり、新作への出演の度に機体名などの設定が肉付けされ、イラストだけ存在していた[[ファイナルダンクーガ]]の実現、そして遂にはスパロボオリジナル形態の[[アルティメットダンクーガ]]まで登場した。 |
− | :個々のキャラクターへの補正要素ではイゴール父子の生存が代表的で、特に[[アラン・イゴール|アラン]]は原作で戦死するキャラとは全く気付けないような水準で無条件に生存して(死亡後の筈が生存していて)自軍入りする扱いが多い。ゲーム内で登場する時には既にファイナルダンクーガ状態という参戦が増えている事も要因と思われる。 | + | :個々のキャラクターへの補正要素ではイゴール父子の生存が代表的で、特に[[アラン・イゴール|アラン]]は原作で戦死するキャラとは全く気付けないような水準で無条件に生存して(死亡後の筈が生存していて)自軍入りする扱いが多い。ゲーム内で登場する時には既にファイナルダンクーガ状態という参戦が増えていることも要因と思われる。 |
| ;[[無敵超人ザンボット3]] | | ;[[無敵超人ザンボット3]] |
− | :原作においては中盤まで周囲の人たちに迫害され、最終的に敵勢力を倒すものの、その過程で勝平の仲間や家族のほとんどを失い、敵からすらも正義の無意味さをあげつらわれるなど、あまりにも悲しい結末で終わってしまったが、スパロボでは[[神ファミリー]]は周囲から迫害されることがそれ程無く(迫害描写があったのは『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のみ)、戦死者が出ないことが殆どなので、原作での不幸さがかなり薄められている。また悲惨なエピソードの一つである人間爆弾関連も、再現はされながらも救済措置が施されている。 | + | :原作においては中盤まで周囲の人たちに迫害され、最終的に敵勢力を倒すものの、その過程で勝平の仲間や家族のほとんどを失い、敵からすらも正義の無意味さをあげつらわれるなど、あまりにも悲しい結末で終わってしまったが、スパロボでは[[神ファミリー]]は周囲から迫害されることがそれほどなく(迫害描写があったのは『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のみ)、戦死者が出ないことがほとんどなので、原作での不幸さがかなり薄められている。また悲惨なエピソードの一つである人間爆弾関連も、再現はされながらも救済措置が施されている。 |
| ;[[New Story of Aura Battler DUNBINE]] | | ;[[New Story of Aura Battler DUNBINE]] |
− | :長らく[[サーバイン]]と[[ズワウス]]のみがゲスト参戦(時折[[シルキー・マウ|シルキー]]も登場)をする「[[いるだけ参戦]]」の代表作として扱われていたが、近年では変化が見られるようになっている。 | + | :長らく[[サーバイン]]と[[ズワウス]]のみがゲスト参戦(時折[[シルキー・マウ|シルキー]]も登場)をする「[[いるだけ参戦]]」の代表作として扱われていたが、『BX』以降は変化が見られるようになっている。 |
| :『BX』では[[サーバイン]]、[[ズワウス]]だけの「[[いるだけ参戦|機体のみ登場]]」でありながら、ストーリーに絡むという珍しい参戦。特に[[ズワウス]]は『[[機甲界ガリアン]]』の[[惑星アースト]]に存在し、白い谷の住人から「黒邪の機甲兵」と呼ばれる他、[[ネオブラックドラゴン|別作品のライバルキャラクター]]とも結びつきが強いなど、他作品とのクロスオーバーを多く受けた破格の扱いとなっている。 | | :『BX』では[[サーバイン]]、[[ズワウス]]だけの「[[いるだけ参戦|機体のみ登場]]」でありながら、ストーリーに絡むという珍しい参戦。特に[[ズワウス]]は『[[機甲界ガリアン]]』の[[惑星アースト]]に存在し、白い谷の住人から「黒邪の機甲兵」と呼ばれる他、[[ネオブラックドラゴン|別作品のライバルキャラクター]]とも結びつきが強いなど、他作品とのクロスオーバーを多く受けた破格の扱いとなっている。 |
| :『T』では『COMPACT3』以来のキャラクターたちの参戦を果たし、『[[聖戦士ダンバイン]]』TVシリーズの他、『[[魔法騎士レイアース]]』も交え、互いに大きく絡みながらストーリーが展開していく。 | | :『T』では『COMPACT3』以来のキャラクターたちの参戦を果たし、『[[聖戦士ダンバイン]]』TVシリーズの他、『[[魔法騎士レイアース]]』も交え、互いに大きく絡みながらストーリーが展開していく。 |
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| :原作では最終的に主人公[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]が自ら世界の憎悪の対象となり[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に扮した[[枢木スザク|スザク]]に討たれることで世界が平和になるという素直に喜べない結末を迎えてしまう<ref>厳密にはルルーシュの生死については曖昧に描かれている。[[コードギアス 反逆のルルーシュ 劇場版|劇場版]]では明確に死亡しており、続編「[[コードギアス 復活のルルーシュ|復活のルルーシュ]]」では[[C.C.]]がCの世界を利用し蘇生を行う。</ref>。だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではルルーシュが[[ゼロレクイエム]]後で真相を知った仲間達に救助され、さらにゼロレクイエム前に条件を満たすことで死亡した主要キャラが生存。ルルーシュもゼロレクイエムを遂行する必要がなくなり、殆どの主要キャラが原作よりも救いのある結末を迎える、といったIF展開が用意される(その場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の立場を[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]が引き継ぐ)。悲惨なエピソードが多い本作も作品自体の補正に成功したと言える。 | | :原作では最終的に主人公[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]が自ら世界の憎悪の対象となり[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に扮した[[枢木スザク|スザク]]に討たれることで世界が平和になるという素直に喜べない結末を迎えてしまう<ref>厳密にはルルーシュの生死については曖昧に描かれている。[[コードギアス 反逆のルルーシュ 劇場版|劇場版]]では明確に死亡しており、続編「[[コードギアス 復活のルルーシュ|復活のルルーシュ]]」では[[C.C.]]がCの世界を利用し蘇生を行う。</ref>。だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではルルーシュが[[ゼロレクイエム]]後で真相を知った仲間達に救助され、さらにゼロレクイエム前に条件を満たすことで死亡した主要キャラが生存。ルルーシュもゼロレクイエムを遂行する必要がなくなり、殆どの主要キャラが原作よりも救いのある結末を迎える、といったIF展開が用意される(その場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の立場を[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]が引き継ぐ)。悲惨なエピソードが多い本作も作品自体の補正に成功したと言える。 |
| ;[[真マジンガー 衝撃! Z編]] | | ;[[真マジンガー 衝撃! Z編]] |
− | :原作では最終的に[[ミケーネ神|古代ミケーネの神々]]の復活という事態が起こってしまい、さらに続編が制作されていないので'''人類側の完全敗北も同然'''という結末を迎えてしまったが、スパロボでは『第3次Z』にて前述の展開が再現されるも諦めずに戦い続けるという独自の流れが組まれたためハッピーエンドを迎えることができ、更に原作では殆ど出番がなかった[[ゼウス神]]が自軍に参戦するなどでプレイヤーを驚かせた。さらに『BX』では『[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]』とのクロスオーバーにより、マジンガーとカイザーが力を合わせて[[暗黒大将軍]]を撃破するという独自の流れとなった。 | + | :原作では最終的に[[ミケーネ神|古代ミケーネの神々]]の復活という事態が起こってしまい、さらに続編が制作されていないので'''人類側の完全敗北も同然'''という結末を迎えてしまったが、スパロボでは『第3次Z』にて前述の展開が再現されるも諦めずに戦い続けるという独自の流れが組まれたためハッピーエンドを迎えることができ、さらに原作ではほとんど出番がなかった[[ゼウス神]]が自軍に参戦するなどでプレイヤーを驚かせた。さらに『BX』では『[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]』とのクロスオーバーにより、マジンガーとカイザーが力を合わせて[[暗黒大将軍]]を撃破するという独自の流れとなった。 |
− | :『V』においても、[[マジンガーZERO]]と[[マジンエンペラーG]]が登場した事もあり、最終的に[[闇の帝王]]までも撃破する事となる。 | + | :『V』においても、[[マジンガーZERO]]と[[マジンエンペラーG]]が登場したこともあり、最終的に[[闇の帝王]]までも撃破することとなる。 |
| ;[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]] | | ;[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]] |
| :原作が地上波の限界に挑戦していると言われるほど過激な描写が多いためか、『V』において原作と比較して、毒を残しつつも多少マイルドな作風となっている。 | | :原作が地上波の限界に挑戦していると言われるほど過激な描写が多いためか、『V』において原作と比較して、毒を残しつつも多少マイルドな作風となっている。 |
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| :無論、原作にロボットは存在せず、ロボの存在自体が[[オリジナル設定]]という極めて稀なケースと言える。 | | :無論、原作にロボットは存在せず、ロボの存在自体が[[オリジナル設定]]という極めて稀なケースと言える。 |
| ;[[魔法騎士レイアース]] | | ;[[魔法騎士レイアース]] |
− | :原作はロボの扱いは比較的小さく本格的な活躍は第二章になってからという事もあり、第一章のストーリーが簡略化され早い段階で[[魔神 (レイアース)|魔神]]と[[イーグル・ビジョン|イーグル]]が登場する他、原作漫画やOVA版を思わせる展開も取り入れられている。 | + | :原作はロボの扱いは比較的小さく本格的な活躍は第二章になってからということもあり、第一章のストーリーが簡略化され早い段階で[[魔神 (レイアース)|魔神]]と[[イーグル・ビジョン|イーグル]]が登場する他、原作漫画やOVA版を思わせる展開も取り入れられている。 |
| :『T』では第1章が簡略化されつつストーリーデモの段階で物語序盤から始まり、第二章で登場する他国勢は未登場。『30』では第1章の途中からストーリーが始まり、『T』で未登場だった他国勢が初登場して本格的な原作再現が行われた。 | | :『T』では第1章が簡略化されつつストーリーデモの段階で物語序盤から始まり、第二章で登場する他国勢は未登場。『30』では第1章の途中からストーリーが始まり、『T』で未登場だった他国勢が初登場して本格的な原作再現が行われた。 |
| :『T』では原作通り恋心報われぬまま死んでしまったアルシオーネだが、『30』においては本編中では生き延びて柱制度消滅を見届けたことで恋慕の情を捨て去るという形でけじめをつけることができているため、エクストラチャプターで原作通り死んでしまうものの救われていると言える。また、エクストラチャプターにおいてサイクラミノスのバッグにいるデボネアを表に引きずり出すという大きな務めも果たしている。 | | :『T』では原作通り恋心報われぬまま死んでしまったアルシオーネだが、『30』においては本編中では生き延びて柱制度消滅を見届けたことで恋慕の情を捨て去るという形でけじめをつけることができているため、エクストラチャプターで原作通り死んでしまうものの救われていると言える。また、エクストラチャプターにおいてサイクラミノスのバッグにいるデボネアを表に引きずり出すという大きな務めも果たしている。 |