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| 音楽 = 冬木透
 
| 音楽 = 冬木透
 
| 制作 = 日本サンライズ<br />(第1スタジオ)
 
| 制作 = 日本サンライズ<br />(第1スタジオ)
| 放送局 = 東京12チャンネル<ref>後のテレビ東京。</ref>
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| 放送局 = 東京12チャンネル(現テレビ東京)
 
| 配給元 =  
 
| 配給元 =  
 
| 発売元 =  
 
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1話から主人公機のダグラムが既に破壊された状態で登場し、'''「鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は二度と火を噴く事はない。鉄の戦士は死んだのだ。狼も死んだ、獅子も死んだ。心に牙を持つ者は、全て逝ってしまった…。」'''と、既にバッドエンドを想起させる演出も話題となった。
 
1話から主人公機のダグラムが既に破壊された状態で登場し、'''「鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は二度と火を噴く事はない。鉄の戦士は死んだのだ。狼も死んだ、獅子も死んだ。心に牙を持つ者は、全て逝ってしまった…。」'''と、既にバッドエンドを想起させる演出も話題となった。
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劇場用作品の『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』や『チョロQダグラム』も公開されており、『[[戦闘メカ ザブングル|ザブングル グラフィティ]]』と併映された。『ドキュメント』は本編を劇場用に再編集・新作カットを加えたものであるのに対して、『チョロQダグラム』は[[スーパーデフォルメ|SD]]化したキャラクターがドタバタ劇を繰り広げる短編ギャグ作品に仕上がっている。
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[[映画|劇場用作品]]の『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』や『チョロQダグラム』も公開されており、『[[戦闘メカ ザブングル|ザブングル グラフィティ]]』と併映された。『ドキュメント』は本編を劇場用に再編集・新作カットを加えたものであるのに対して、『チョロQダグラム』は[[スーパーデフォルメ|SD]]化したキャラクターがドタバタ劇を繰り広げる短編ギャグ作品に仕上がっている。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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*本作にまつわる特記事項のひとつとして、ラポート社刊のアニメ雑誌「アニメック」誌との確執(通称・'''アニメック事件''')が挙げられる。辛口なアニメ批評に定評のある同誌(評価に値しないものは沈黙を貫く、'''批評されれば光栄に思え'''、というスタンス)であったが本作に対しては殊更攻撃的な批評を展開<ref>内容についてもまともに作品を観ていたとは言い難い、言い掛かりに近い記述が大半を占めた(シーンの一つが何故か『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]』と被る、などと比較されていた。無論、そのシーンは比較にする理由がわからないものであったが)。</ref>、特に27号における特集においてはスタッフ代表として高橋監督をインタビューに招きながら傍らで悪ふざけじみた中傷まがいの記事を載せるという、実質的な吊し上げに近い内容であった。これについては読者からの反発も強く、翌号において編集長が全面的に謝罪する事態となった。
 
*本作にまつわる特記事項のひとつとして、ラポート社刊のアニメ雑誌「アニメック」誌との確執(通称・'''アニメック事件''')が挙げられる。辛口なアニメ批評に定評のある同誌(評価に値しないものは沈黙を貫く、'''批評されれば光栄に思え'''、というスタンス)であったが本作に対しては殊更攻撃的な批評を展開<ref>内容についてもまともに作品を観ていたとは言い難い、言い掛かりに近い記述が大半を占めた(シーンの一つが何故か『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]』と被る、などと比較されていた。無論、そのシーンは比較にする理由がわからないものであったが)。</ref>、特に27号における特集においてはスタッフ代表として高橋監督をインタビューに招きながら傍らで悪ふざけじみた中傷まがいの記事を載せるという、実質的な吊し上げに近い内容であった。これについては読者からの反発も強く、翌号において編集長が全面的に謝罪する事態となった。
 
**本件の原因として編集部サイドは担当ライターが副編集長のチェックを通さず記事を入稿したためとしているが、そもそもの作品批判を展開した経緯としては本作のスポンサーのタカラと競合関係にあるバンダイより広告料を受けたためとされる(所謂ライバル潰しのためのネガティブキャンペーン)。それらの信憑性を示すものとして、『ダグラム』と同時期に展開していた同じくサンライズ製アニメ『[[戦闘メカ ザブングル]]』の当時のプラモデル担当者が後に『グレートメカニック』誌のインタビューにおいて本件への関与をほのめかす発言もしており、当時の2大玩具メーカー間の確執も匂わせている。
 
**本件の原因として編集部サイドは担当ライターが副編集長のチェックを通さず記事を入稿したためとしているが、そもそもの作品批判を展開した経緯としては本作のスポンサーのタカラと競合関係にあるバンダイより広告料を受けたためとされる(所謂ライバル潰しのためのネガティブキャンペーン)。それらの信憑性を示すものとして、『ダグラム』と同時期に展開していた同じくサンライズ製アニメ『[[戦闘メカ ザブングル]]』の当時のプラモデル担当者が後に『グレートメカニック』誌のインタビューにおいて本件への関与をほのめかす発言もしており、当時の2大玩具メーカー間の確執も匂わせている。
*アメリカでは『[[超時空要塞マクロス]]』等と世界観を合体させた『ロボテック』シリーズのひとつとなっている。
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*アメリカではロボットSLG『バトルテック』やTRPG『メックウォーリアー』に登場する巨大ロボ「メック(バトルメック)」の一種として知られている。
**これに関係する事件として、『ロボテック』の人気にあやかろうとしたFASA社が、自社で発売したロボットTRPG『バトルテック』に登場する戦闘ロボット「バトルメック」のイラストに、『マクロス』のバトロイドやデストロイドと共にコンバットアーマーのデザインを無断流用した為に、『ロボテック』の配給会社が訴訟を起こして勝訴した騒動が有名である。
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**その実態は、ハーモニーゴールド社の『ロボテック』の人気にあやかろうとしたFASA社がデザインを無断に流用したもの<ref>ロボテックはタツノコプロから正式な許可を得たHG社が『[[超時空要塞マクロス]]』『超時空騎団サザンクロス』『機甲創世記モスピーダ』を改変した作品だが、バトルテックではサザンクロスやモスピーダの代わりにダグラムを採用している。なお機体デザイン以外は完全に別物の内容となっている。</ref>。後にHG社の訴えによりFASA社は敗訴し、デザインが変更された。そして日本での展開が開始された際は『マクロス』のメカデザイナーである河森正治氏によってメックをリデザインが行われた<ref>シャドウホーク(ダグラム)のリデザインも河森氏であって大河原氏ではない。</ref>が、あくまでも日本国内でしか使用されずその後は日本市場からも撤退したため、現行のデザインはアメリカのスタッフによるものである。
**余談だが、『バトルテック』が日本で展開された時は『マクロス』のメカデザイナーの河森正治氏が新たにメックのデザインを書き起こしており、無断流用への一種の戒めとなっている。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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