差分

641 バイト追加 、 2024年5月22日 (水)
編集の要約なし
2行目: 2行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
「フラグ」とは「条件判定」を表すコンピューター用語であり、「死亡フラグ」は端的に言えば「死亡する条件」といった意味合いになる。
+
「フラグ」とは「条件判定」を表すコンピューター用語<ref>更なる語源は「旗(Flag)」。条件の判定が行われる様子を、スポーツの試合で審判員が旗を上げ下げする姿に見立てたもの。</ref>であり、「死亡フラグ」は端的に言えば「死亡する条件」といった意味合いになる。
    
漫画やゲームなど創作物内のキャラクターの言動や経歴が、視聴者・プレイヤーに「この登場人物は今後死にそうだ」と予想させるようなものであった場合、「死亡フラグが立った」と表現される。
 
漫画やゲームなど創作物内のキャラクターの言動や経歴が、視聴者・プレイヤーに「この登場人物は今後死にそうだ」と予想させるようなものであった場合、「死亡フラグが立った」と表現される。
   −
創作物においてキャラクターを死亡させるに当たり、より物語に深みを持たせ視聴者を没入させるために、死亡に悲劇性を持たせる、といった手法は古来から行われてきた。<ref>有名どころでは「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」等、今後の展望を語った後の戦闘で死ぬ、というものがある。これによって視聴者は、キャラクターの死亡時に、幸せを掴めなかった死亡者の無念や結婚相手の悲しみといった背景にまで思いを馳せ、物語に没入することができる。</ref>こうした手法が多くの創作物で使用された結果、視聴者が慣れてしまい、登場人物の言動から物語の展開が容易に予想できるようになった、という事情によって生まれた言葉である。
+
創作物においてキャラクターを死亡させるに当たり、より物語に深みを持たせ視聴者を没入させるために、死亡に悲劇性を持たせる、といった手法は古来から行われてきた<ref>有名どころでは「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」等、今後の展望を語った後の戦闘で死ぬ、というものがある。これによって視聴者は、キャラクターの死亡時に、幸せを掴めなかった死亡者の無念や結婚相手の悲しみといった背景にまで思いを馳せ、物語に没入することができる。</ref>。こうした手法が多くの創作物で使用された結果、視聴者が慣れてしまい、登場人物の言動から物語の展開が容易に予想できるようになった、という事情によって生まれた言葉である。
    
== フラグ回避 ==
 
== フラグ回避 ==
59行目: 59行目:  
:プロポーズをしたが、返事を聞くことなく死亡。なお、[[ソシエ・ハイム|相手]]は生存している。
 
:プロポーズをしたが、返事を聞くことなく死亡。なお、[[ソシエ・ハイム|相手]]は生存している。
 
;[[ティエリア・アーデ]]([[機動戦士ガンダム00]])
 
;[[ティエリア・アーデ]]([[機動戦士ガンダム00]])
:小説版では最終決戦の出撃時に「この戦いが終わったらガンダムの整備に尽力した[[ミレイナ・ヴァスティ|ミレイナ]]に彼女が好きな俳優が出ている映画のビデオチップを贈ろう」と考えていた。
+
:小説版では最終決戦の出撃時に「この戦いが終わったらガンダムの整備に尽力した[[ミレイナ・ヴァスティ|ミレイナ]]に彼女が好きな俳優が出ている[[映画]]のビデオチップを贈ろう」と考えていた。
 
:もっとも、「肉体的に死亡したものの[[ヴェーダ]]との一体化によって生き残った」とは言える。
 
:もっとも、「肉体的に死亡したものの[[ヴェーダ]]との一体化によって生き残った」とは言える。
 
;[[オブライト・ローレイン]]([[機動戦士ガンダムAGE]])
 
;[[オブライト・ローレイン]]([[機動戦士ガンダムAGE]])
310行目: 310行目:  
;[[早乙女ミユキ]]([[ゲッターロボ]])<br/>[[胡蝶鬼]]([[ゲッターロボG]])<br/>[[ナイーダ]]、[[キリカ]]([[UFOロボ グレンダイザー]])
 
;[[早乙女ミユキ]]([[ゲッターロボ]])<br/>[[胡蝶鬼]]([[ゲッターロボG]])<br/>[[ナイーダ]]、[[キリカ]]([[UFOロボ グレンダイザー]])
 
:作画監督が荒木伸吾氏という共通点がある。
 
:作画監督が荒木伸吾氏という共通点がある。
 +
;[[ローレライ]]([[マジンガーZ|マジンガーZ]]) / ローレライ・ハインリッヒ([[真マジンガー 衝撃! Z編]])
 +
:
 
;[[胡蝶]]([[勇者特急マイトガイン]])
 
;[[胡蝶]]([[勇者特急マイトガイン]])
 
:正確には死亡していないが、登場回に上記のフラグを経由して乗機を撃墜され生死不明になったかと思われた。
 
:正確には死亡していないが、登場回に上記のフラグを経由して乗機を撃墜され生死不明になったかと思われた。
758行目: 760行目:  
:
 
:
 
;[[テュッティ・ノールバック]]と恋人同士になったり、彼女に惚れられたり惚れたりする([[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]])
 
;[[テュッティ・ノールバック]]と恋人同士になったり、彼女に惚れられたり惚れたりする([[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]])
:目下'''[[ヅボルバ・ポフ・ミマンサー|たった一人]]を除いて該当者は全滅している'''。<ref>なお、この事実は[[旧シリーズ]]の[[キャラクター事典]]の段階で指摘されており、魔装機神IIIの中断メッセージでもネタにされた。</ref>、ちなみに[[イルムガルト・カザハラ|もう一人]]テュッティを口説いても無事だった人物がいる(尤も、[[リン・マオ|本命の恋人]]がいるのでテュッティと恋人同士になる余地はなかったが)
+
:目下'''[[ヅボルバ・ポフ・ミマンサー|たった一人]]を除いて該当者は全滅している'''。<ref>なお、この事実は[[旧シリーズ]]の[[キャラクター事典]]の段階で指摘されており、魔装機神IIIの中断メッセージでもネタにされた。</ref>、ちなみに[[イルムガルト・カザハラ|もう一人]]テュッティを口説いても無事だった人物がいる(尤も、[[リン・マオ|本命の恋人]]がいるのでテュッティと恋人同士になる余地はなかったが)。更に[[アクレイド・バロム|もう一人]]口説こうとした人物がいたが、'''いきなり横からかっさらわれて未遂に終わった'''ので無事だった。
 
:;[[リカルド・シルベイラ]]
 
:;[[リカルド・シルベイラ]]
 
::向こうからアプローチされていた関係。第一部終盤では良い雰囲気にもなっていたが、後述のルビッカによって最初の犠牲者となった。
 
::向こうからアプローチされていた関係。第一部終盤では良い雰囲気にもなっていたが、後述のルビッカによって最初の犠牲者となった。
983行目: 985行目:  
:TV版ではステーキを食べ損ねて戦死するが、劇場版では作戦中に味方を女関係の事でからかったために戦死した。その[[マクロスF|50年後の世界]]では、'''「バルキリー乗りが、作戦中に味方を女関係の事でからかうと戦死する有名なジンクス」'''として語られる。作中世界における死亡フラグを生み出すという一種の偉業を成し遂げた。
 
:TV版ではステーキを食べ損ねて戦死するが、劇場版では作戦中に味方を女関係の事でからかったために戦死した。その[[マクロスF|50年後の世界]]では、'''「バルキリー乗りが、作戦中に味方を女関係の事でからかうと戦死する有名なジンクス」'''として語られる。作中世界における死亡フラグを生み出すという一種の偉業を成し遂げた。
 
;[[キリコ・キュービィー]]([[装甲騎兵ボトムズ]])
 
;[[キリコ・キュービィー]]([[装甲騎兵ボトムズ]])
:上記のとおり、公式で'''『歩く死亡フラグ』'''扱い。しかもただフラグが立つだけならまだしも'''行く先々が必ず甚大な被害を受ける。'''当のキリコ本人に対しては死亡フラグ自体は無縁なものであると言える(その代わり、悲惨な目には嫌というほど遭っている)。
+
:上記のとおり、公式で'''『歩く死亡フラグ』'''扱い。しかもただフラグが立つだけならまだしも'''行く先々が必ず甚大な被害を受ける'''。当のキリコ本人に対しては死亡フラグ自体は無縁なものであると言える(その代わり、悲惨な目には嫌というほど遭っている)。
 
;[[早乙女ミチル (OVA)|早乙女ミチル]]([[真ゲッターロボ 世界最後の日]])
 
;[[早乙女ミチル (OVA)|早乙女ミチル]]([[真ゲッターロボ 世界最後の日]])
 
:破界篇第36話にて[[早乙女元気 (OVA)|元気]]とあとで一緒にケーキを食べようと約束した後、ゲッターロボGの合体事故により落命してしまった。しかも乗ったのが[[ポセイドン号]]なので二重の意味でフラグを立ててしまった事になる。
 
:破界篇第36話にて[[早乙女元気 (OVA)|元気]]とあとで一緒にケーキを食べようと約束した後、ゲッターロボGの合体事故により落命してしまった。しかも乗ったのが[[ポセイドン号]]なので二重の意味でフラグを立ててしまった事になる。
989行目: 991行目:  
:[[α外伝]]後半で敵として登場し、その時にフラグを立てるとイベントで死亡してしまうが、そのフラグの名前が攻略本などでは'''「ロザミア死亡フラグ」'''となっている。<br />なお、このイベントは非常に倒しにくい敵を簡単に倒せる上に[[Ζガンダム]]が強化される(ロザミアは生存しても味方パイロットにならない)という、スパロボでは珍しい'''「生かしても得せず、殺した方が得をする救済イベント」'''であるため、プレイヤーから積極的に死亡フラグが立てられることとなった。ちなみに[[第3次α]]では生存が確認されているため、正史では生存している。
 
:[[α外伝]]後半で敵として登場し、その時にフラグを立てるとイベントで死亡してしまうが、そのフラグの名前が攻略本などでは'''「ロザミア死亡フラグ」'''となっている。<br />なお、このイベントは非常に倒しにくい敵を簡単に倒せる上に[[Ζガンダム]]が強化される(ロザミアは生存しても味方パイロットにならない)という、スパロボでは珍しい'''「生かしても得せず、殺した方が得をする救済イベント」'''であるため、プレイヤーから積極的に死亡フラグが立てられることとなった。ちなみに[[第3次α]]では生存が確認されているため、正史では生存している。
 
;[[ギム・ギンガナム]]([[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]])
 
;[[ギム・ギンガナム]]([[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]])
:最終決戦で[[∀ガンダム]]に搭乗したジョゼフに対し「'''戦場で恋人や女房の名前を呼ぶ時というのは、瀕死の兵隊が甘ったれて言うセリフ'''」と死亡フラグ講座を披露した。[[α外伝]]ではガロードとウッソに、[[ZSPD]]ではレントンに対して発言する。
+
:最終決戦で[[∀ガンダム]]に搭乗したジョゼフに対し「'''戦場で恋人や女房の名前を呼ぶ時というのは、瀕死の兵隊が甘ったれて言うセリフ'''」と死亡フラグ講座を披露した。「瀕死の」なので正確には死ぬ間際(手遅れになってから)のセリフだという意見である。[[α外伝]]ではガロードとウッソに、[[ZSPD]]ではレントンに対して発言する。
 
;[[アリー・アル・サーシェス]]([[機動戦士ガンダム00]])
 
;[[アリー・アル・サーシェス]]([[機動戦士ガンダム00]])
 
:上記のとおり作中で死亡フラグを立て、最後は彼が引導を渡す人物が多い。黒いガンダムに乗っている[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]、スナイパータイプの機体に乗っている[[ロックオン・ストラトス|ニール]]、裏組織の真実に首を突っ込む[[絹江・クロスロード|絹江]]は彼に殺され、なお政府を裏で操る組織の存在の[[ラグナ・ハーヴェイ|ラグナ]]、おまけに主役格である[[刹那・F・セイエイ|刹那]]やディランディ一家の死にも直接ではないが関わっている。1stの最終決戦で死んだと思いきや辛くも生き残って2ndでもレギュラーとなるが、2ndではその能力を発揮することはなく、彼に家族を奪われた[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]に引導を渡された。
 
:上記のとおり作中で死亡フラグを立て、最後は彼が引導を渡す人物が多い。黒いガンダムに乗っている[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]、スナイパータイプの機体に乗っている[[ロックオン・ストラトス|ニール]]、裏組織の真実に首を突っ込む[[絹江・クロスロード|絹江]]は彼に殺され、なお政府を裏で操る組織の存在の[[ラグナ・ハーヴェイ|ラグナ]]、おまけに主役格である[[刹那・F・セイエイ|刹那]]やディランディ一家の死にも直接ではないが関わっている。1stの最終決戦で死んだと思いきや辛くも生き残って2ndでもレギュラーとなるが、2ndではその能力を発揮することはなく、彼に家族を奪われた[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]に引導を渡された。
4,959

回編集