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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = ブロッケン
 
| タイトル = ブロッケン
| 外国語表記 = [[外国語表記::Brocken]]
   
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|マジンガーZ (TV)|マジンガーZ}}
 
*{{登場作品 (人物)|マジンガーZ (TV)|マジンガーZ}}
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[Dr.ヘル]]の手によって、[[サイボーグ]]として生まれ変わったドイツ軍(ナチス政権時代)の鬼将校。[[貴族#爵位|爵位]]は伯爵。
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[[Dr.ヘル]]の手によって、[[サイボーグ]]として生まれ変わった元ナチス・ドイツの鬼将校。[[貴族#爵位|爵位]]は伯爵。
   −
[[マジンガーZ]]に敗北が続く状況を打破する為、Dr.ヘルの参謀として前線に投入された。[[飛行要塞グール]]に乗り、配下の鉄十字軍団と[[機械獣]](主に飛行型)を指揮する。残虐な性格で、プライドも高い。同僚の[[あしゅら男爵]]とは犬猿の仲であり、常に手柄を争っていた。[[兜甲児]]の目の前で[[もりもり博士]]を殺害する等、元軍人な為か狡猾な策を弄する。
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[[マジンガーZ]]に敗北が続く状況を打破する為、Dr.ヘルの参謀として前線に投入された。[[飛行要塞グール]]に乗り、配下の鉄十字軍団と[[機械獣]](主に飛行型)を指揮する。残虐な性格で、プライドも高い。同僚の[[あしゅら男爵]]とは犬猿の仲であり、常に手柄を争っていた。[[兜甲児]]の目の前で[[もりもり博士]]を殺害するなど、元軍将校らしく狡猾な策を弄する。
    
[[サイボーグ]]である為、身体能力は非常に高い。軍人時代に爆撃によって千切れた頭部は反重力装置によって浮遊し、そのまま胴体と別々に行動できる。ブロッケン伯爵の胴体と頭部は感覚にズレがあるのか、作戦が上手くいかなかったので怒った時に思わずその辺にあったものを掴んで床に叩きつけたり殴りつけたりした際に、それは自分の頭だったり、床に思いっきりぶつかって痛がったり、挙げ句'''自分の頭を[[Dr.ヘル]]の後頭部に投げつけて怒られたり'''といった[[ギャグイベント|コミカルな様子]]も見せる事があった。また、胴体が頭部を忘れたり、と身体を上手くコントロール出来てないこともある。
 
[[サイボーグ]]である為、身体能力は非常に高い。軍人時代に爆撃によって千切れた頭部は反重力装置によって浮遊し、そのまま胴体と別々に行動できる。ブロッケン伯爵の胴体と頭部は感覚にズレがあるのか、作戦が上手くいかなかったので怒った時に思わずその辺にあったものを掴んで床に叩きつけたり殴りつけたりした際に、それは自分の頭だったり、床に思いっきりぶつかって痛がったり、挙げ句'''自分の頭を[[Dr.ヘル]]の後頭部に投げつけて怒られたり'''といった[[ギャグイベント|コミカルな様子]]も見せる事があった。また、胴体が頭部を忘れたり、と身体を上手くコントロール出来てないこともある。
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あしゅら男爵と違い、OVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』には未登場だが、後年の『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]』には旧作同様のポジションで登場を果たしている。
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あしゅら男爵と違い、OVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』には未登場だが、後年の『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]』には旧作同様のポジションで登場を果たしている。『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』では光子力プラントを制圧し[[INFINITY]]奪取に貢献したが、その際には[[リサ (マジンガー)|リサ]]に頭を蹴り飛ばされるなど、ギャグ的な描写も健在であった。
   −
[[漫画]]『真マジンガーZERO』にもほぼ同様のポジションで登場。あしゅら男爵と共にDr.ヘルから「バードスの杖」を与えられた二大幹部の座にある。やはりコミカルなシーンも多いが、あしゅら男爵と険悪な描写はさほど目立たず、むしろ機械獣に自らを改造した彼の忠節を称え、共同作戦に臨んでいる。酷薄な策戦で[[弓さやか (真マジンガー)|さやか]]達の注意を引きつけて[[光子力研究所]]の広域バリアを破壊せしめる大功をあげた。しかしその戦いの最中甲児達に捕らわれ、Dr.ヘルとの最終決戦では人質扱いにされる。
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=== [[漫画]]『真マジンガーZERO』 ===
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ほぼ同様のポジションで登場。あしゅら男爵と共にDr.ヘルから「バードスの杖」を与えられた二大幹部の座にある。やはりコミカルなシーンも多いが、あしゅら男爵と険悪な描写はさほど目立たず、むしろ機械獣に自らを改造した彼の忠節を称え、共同作戦に臨んでいる。酷薄な策戦で[[弓さやか (真マジンガー)|さやか]]達の注意を引きつけて[[光子力研究所]]の広域バリアを破壊せしめる大功をあげた。しかしその戦いの最中甲児達に捕らわれ、Dr.ヘルとの最終決戦では人質扱いにされる。
    
=== 永井豪の漫画版 ===
 
=== 永井豪の漫画版 ===
『週刊少年ジャンプ』連載時は、[[ローレライ]]に敗れたあしゅら男爵を[[飛行要塞グール]]に収容する際に登場。以後、マジンガーZ攻略の指揮を執る。TV版以上に狡猾かつ卑劣、残忍な性格で、占領した町の子供と30歳以下の女性を機械獣[[グロゴスG5]]の体表にあるカプセルに閉じ込めてマジンガーZに対するけん制に利用し、手出しされた瞬間に爆殺するという外道ぶりを披露している。その一方、駆け付けたボスに頭を奪われ、ムチャ、ヌケを交えたキャッチボールの餌食にされて泣き叫んだりとコミカルな描写が顕著。
+
『週刊少年ジャンプ』連載時は、[[ローレライ]]に敗れたあしゅら男爵を[[飛行要塞グール]]に収容する際に登場。以後、マジンガーZ攻略の指揮を執る。TV版以上に狡猾かつ卑劣、残忍な性格で、占領した町の子供と30歳以下の女性を機械獣[[グロゴスG5]]の体表にあるカプセルに閉じ込めてマジンガーZに対する牽制に利用し、手出しされた瞬間に爆殺するという外道ぶりを披露している。その一方、駆け付けたボスに頭を奪われ、ムチャ(『真マジンガー』ではヌケも参加)を交えたキャッチボールの餌食にされて泣き叫んだりとコミカルな描写が顕著。
   −
『テレビマガジン』連載時でも、3体の機械獣を1体に見せかけて1対1の決闘に誘い込んだ振りをし甲児を不利な状況に追い込むなど、卑劣な戦法は相変わらずで、軍将校らしい策士としての一面も持ち合わせている。一方、一話完結の都合かジャンプ版のようなコミカルさは鳴りを潜めており、あしゅら男爵に比べて今ひとつ影が薄い。
+
『テレビマガジン』連載時でも、3体の機械獣を1体に見せかけて1対1の決闘に誘い込んだ振りをし甲児を不利な状況に追い込むなど、卑劣な戦法は相変わらずで、軍将校らしい策士としての一面も持ち合わせている。一方、一話完結の都合かジャンプ版のようなコミカルさは鳴りを潜めていることもあり、あしゅら男爵に比べて今ひとつ影が薄い。
    
=== 桜多吾作の漫画版 ===
 
=== 桜多吾作の漫画版 ===
Dr.ヘルにより命を救われた恩義の為に行動している。前日談「闘え!!Dr.ヘル」ではDr.ヘルが機械獣軍団を編成しようとした時に[[資金]]不足になった際に姿を現し、サイボーグとしての高性能な身体と、自身が起こした[[スパイ]]組織「鉄十字軍団」を活用し、シンジケート団を襲撃・掌握する事で資金を得る事に成功した。
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Dr.ヘルにより命を救われた恩義の為に行動している。前日譚「闘え!!Dr.ヘル」ではDr.ヘルが機械獣軍団を編成しようとした時に[[資金]]不足になった際に姿を現し、サイボーグとしての高性能な身体と、自身が起こした[[スパイ]]組織「鉄十字軍団」を活用し、シンジケート団を襲撃・掌握する事で資金を得る事に成功した。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 
:『INFINITY』設定で登場。藤原啓治氏のボイスも初収録だが、発売後の2020年に逝去したため、本作が藤原氏のシリーズ最後の音声収録になった。
 
:『INFINITY』設定で登場。藤原啓治氏のボイスも初収録だが、発売後の2020年に逝去したため、本作が藤原氏のシリーズ最後の音声収録になった。
 +
:今作でも自分の首を抱えている立ち絵になっており本来頭がある部分に何もないため、顔を隠すためにかかる黒御簾で'''顔が全く隠れておらず丸見えとなっている'''。
    
==== 単独作品 ====
 
==== 単独作品 ====
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
 
:『INFINITY』設定で登場。担当声優の藤原啓治氏の逝去後初となるライブラリ出演となる。
 
:『INFINITY』設定で登場。担当声優の藤原啓治氏の逝去後初となるライブラリ出演となる。
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:今回は『T』と比べるとあっさりした決着となっているが、マジンカイザー加入シナリオ「怒りの魔神」において別の次元から召喚されたブロッケン伯爵がマジンガーZと真ゲッタードラゴンを奪取する見せ場が存在する。
    
=== 真マジンガー版設定 ===
 
=== 真マジンガー版設定 ===
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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=== Dr.ヘル一派 ===
 
;[[Dr.ヘル]]
 
;[[Dr.ヘル]]
 
:上司。TV版登場初期ではタメ口混じりであり、陰でぞんざいな扱いや評価に不平不満を漏らす時もある。
 
:上司。TV版登場初期ではタメ口混じりであり、陰でぞんざいな扱いや評価に不平不満を漏らす時もある。
 
;[[あしゅら男爵]]
 
;[[あしゅら男爵]]
:同僚その1。非常に仲が悪く、あしゅら男爵とのいがみ合いは日常茶飯事。互いの作戦を妨害する事や同士討ちも珍しくない。
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:同僚その1。非常に仲が悪く、あしゅらとのいがみ合いは日常茶飯事。互いの作戦を妨害する事や同士討ちも珍しくない。
:ただし作戦の内容次第では嫌味なく正当評価する度量を持ち合わせており、初めてまともに協力した第56話では[[超合金Z]]奪取を成し遂げ、あしゅらの葬儀ではDr.ヘルと共にその死を惜しんでいた。
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:ただし作戦の内容次第では、あしゅらを嫌味なく正当評価する度量も持ち合わせており、初めてまともに協力した第56話では[[超合金Z]]奪取を成し遂げ、あしゅらの葬儀ではDr.ヘルと共にその死を惜しんでいた。
 
;[[ピグマン子爵]]
 
;[[ピグマン子爵]]
 
:同僚その2。東映版では「少しばかり出来がいいのを鼻にかけおって」と目の敵にしていた。
 
:同僚その2。東映版では「少しばかり出来がいいのを鼻にかけおって」と目の敵にしていた。
 
:今の所、SRWに出演しているのは『真マジンガー』版のみ。
 
:今の所、SRWに出演しているのは『真マジンガー』版のみ。
 
;[[ゴーゴン大公]]
 
;[[ゴーゴン大公]]
:協力者。
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:[[ミケーネ帝国|組織外部]]からの協力者。しかしブロッケンはヘルがゴーゴンに援軍を要請したと聞いて「ヘルは俺を信用しなかった」と慟哭したり、あしゅらの弔い合戦の助太刀に対し「これは身内の問題」と叫んで拒絶しようとしたりと反抗的だった。
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;[[鉄十字兵]]
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:部下。
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=== 光子力研究所 ===
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;[[兜甲児]]
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:言うまでも無く宿敵。彼により2度も倒された。
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;[[兜シロー]]
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:小説版『INFINITY』ではあしゅらと揃って彼に始末される。
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;[[弓さやか]]
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:漫画版や『真』では辱めを与え、怒りを買った。
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;[[弓弦之助]]
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:『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]』では、娘[[弓さやか|さやか]]を嬲りものにしようとする下衆な本性を曝した事で彼の逆鱗に触れ、引導を渡される結果に。
 
;[[ボス]]、[[ムチャ]]
 
;[[ボス]]、[[ムチャ]]
:敵。永井豪氏の漫画版ではボスが惚れていた女教師を人質にした事で、彼らの「フットボール作戦」で翻弄されてしまった。
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:永井豪氏の漫画版ではボスが惚れていた女教師を人質にした事で、彼らの「フットボール作戦」で翻弄されてしまった。
 
;[[ヌケ]]
 
;[[ヌケ]]
 
:『真マジンガー』では上記のフットボール作戦に参加。
 
:『真マジンガー』では上記のフットボール作戦に参加。
;[[弓弦之助]]
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:敵対関係。『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]』では、娘[[弓さやか|さやか]]を嬲りものにしようとする下衆な本性を曝した事で彼の逆鱗に触れ、引導を渡される結果に。
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;[[鉄十字兵]]
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:部下。
      
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
=== ダイナミック系 ===
 
=== ダイナミック系 ===
 
;[[地獄大元帥]]
 
;[[地獄大元帥]]
:『COMPACT2』、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では上司。……まぁ、Dr.ヘル本人なので当たり前だが。
+
:『COMPACT2』、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では上司。まぁ、Dr.ヘル本人なので当たり前だが。
 
:桜多吾作版『[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|グレートマジンガー]]』では、Dr.ヘル時代の最終決戦時に罵られたことを根に持たれ、死後に「無能な部下」呼ばわりされた。
 
:桜多吾作版『[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|グレートマジンガー]]』では、Dr.ヘル時代の最終決戦時に罵られたことを根に持たれ、死後に「無能な部下」呼ばわりされた。
 
;[[ゲッターチーム]]
 
;[[ゲッターチーム]]
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;[[ソイヤ・ソイヤ]]
 
;[[ソイヤ・ソイヤ]]
 
:『X』では[[ドアクダー軍|ドアクダー軍団]]内での協力者。
 
:『X』では[[ドアクダー軍|ドアクダー軍団]]内での協力者。
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;[[コマンダー・サンドレイク]]
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:『X-Ω』にて共演。スケベ仲間であり、友人と呼んで差し支えない同盟相手。各種イベントでの絡みが多い。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
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;[[アンジュ]]
 
;[[アンジュ]]
 
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では彼女の露出度の高いパイロットスーツを「デザインした奴を表彰してやりたい」とまで言うが、アンジュからは「ヘンタイの相手は[[タスク]]だけで十分」とあしらわれる。
 
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では彼女の露出度の高いパイロットスーツを「デザインした奴を表彰してやりたい」とまで言うが、アンジュからは「ヘンタイの相手は[[タスク]]だけで十分」とあしらわれる。
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;[[エンブリヲ]]
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:『X-Ω』にて共演。スケベ仲間であり、友人と呼んで差し支えない同盟相手。各種イベントでの絡みが多い。
    
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
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:第40話「悪魔の支配者 ブロッケン伯爵」より。マジンガーZの実力をその目で確かめた際、追従して「あしゅら男爵もてこずる」と評した鉄十字に怒鳴る。
 
:第40話「悪魔の支配者 ブロッケン伯爵」より。マジンガーZの実力をその目で確かめた際、追従して「あしゅら男爵もてこずる」と評した鉄十字に怒鳴る。
 
:上記の台詞からブロッケンのプライドの高さが分かる。
 
:上記の台詞からブロッケンのプライドの高さが分かる。
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;「ハハハハハッ!子供だましのバリヤーなど、このブロッケン伯爵に通用すると思っているのか。愚か者ぉ」<br>「フハハハハッ!見たか、バリヤー消滅ミサイルの威力ぅ!」
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:第41話「折れた翼 大空の死闘」より。ブロッケン主導のもとにグール内で開発・完成したカーマK5が、光子力研究所を2度目に空から襲撃してきた際に、腹部からの一発のミサイル攻撃を見舞う前とその直後に。たった一発で研究所のバリア全体を消失させてしまうこのミサイルに、ブロッケンの自信が窺える。尚、撃った直後には首が宙に浮きながら左右に浮かんで笑っているという、その上機嫌ぶりが分かり易く描写されている。
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;「あしゅら男爵。今度という今度はお前の悪知恵に舌を巻いたぞ」
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:第51話「地獄の暗殺者 ドクロ軍団」にて。鉄仮面軍団に光子力研究所へ高速ボート(迎撃ミサイルランチャー付き)で奇襲に向かわせるもまたもマジンガーに阻まれ、失敗し、思案したあしゅらは甲児に100万円の懸賞金をかけて町中に張り紙をした事で町中で持ちきりに。この効果抜群な作戦を珍しく素直に称えるブロッケンである。
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;「弓教授に告ぐ。そこにいるジャイローンJ1は降伏したのではない、私に代わっての和平のための使者なのだ」
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:第43話より、非武装と称した[[ジャイローンJ1]]に白旗を持たせての弓教授との初交渉。しかし和平条件はスクランダー及びマジンガーの破壊など到底受け入れられないものばかりであり、交渉決裂するや否や「こちらは和平を望んだのに拒否したのはそちらだ」(意訳)と揺さぶりをかけて攻撃を開始。更にジャイローンを囮にマジンガーを誘き寄せている間にパラシュート部隊で光子力研究所を占領するなど、卑劣な戦法で研究所を追い詰めた。
 
;「俺も同じだ!貴様の如き意気地の無い敗北主義者を『味方』とは思えん!」
 
;「俺も同じだ!貴様の如き意気地の無い敗北主義者を『味方』とは思えん!」
 
:第47話にて「小賢しい人物」との中傷をぶつけてきたあしゅらへ、返す刀でカウンターを放ちDr.ヘルからの仲裁すら拒絶する。
 
:第47話にて「小賢しい人物」との中傷をぶつけてきたあしゅらへ、返す刀でカウンターを放ちDr.ヘルからの仲裁すら拒絶する。
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;Dr.ヘル「少し落ち着いたらどうじゃ、ブロッケン伯爵」<br>「俺は昔からせっかちなたちでね。気にしないでもらいたい」
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:第60話「マジンガーZ秘密兵器発射!!」の冒頭にて。部下の[[鉄仮面]]達に機械獣デスクロスV9(SRW未登場)の建造を急がせる[[あしゅら男爵]]を管制室と思しき部屋からヘルと一緒に見ているブロッケンだが、「せっかくの機械獣が無駄になるだけ」と辛辣に言うのに対し、ヘルが上司として落ち着きを持たせようと釘を刺すも…という会話。
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:尚、少し後の第63話でも似たようなやり取りがあり、その際にブロッケンは「私はじっとしていられないたちでしてね」と受け答えている。'''どちらにせよ、ブロッケンの落ち着きのない性格がうかがえる訳である。'''
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;「良いか鉄十字、Dr.ヘルが自ら激励に来て下さったのだ。この光栄に応じてしっかり作業をするのだ」
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:第63話「爆弾を抱えた美少女」にて。冒頭で地獄城内の工場にて、防護服を着て新型機の溶接作業をする、己が部下達への激励の一言。これには側にいたヘルも機嫌を良くする。
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;「まったく手間をかけやがって。奴は戦った事がないのだからわからんのだ!」
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:第70話「不死身の指揮官兜甲児!!」より。前回の戦いで[[グシオスβIII]]が犠牲にはなったが[[ホバーパイルダー]]を再起不能にしたのを[[ゴーゴン大公]]に報告するも、グシオスを犠牲にした文句を言われた後に、グールでの愚痴。'''ご尤もです'''
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;「恐ろしい人だゴーゴン大公…」
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:第75話「決死の攻撃! ゴーゴン機械獣」より。[[ゴーゴン大公]]が我が物顔でグールで指揮を執り、今度は'''光子力研究所の上に着陸して押しつぶし、超合金Zを全部出すよう迫るという、算段だった。'''これにはさしものブロッケンも驚き、恐れおののいた。
 
;「おい、ブロッケン伯爵、しっかりしろ!」<br>「ブロッケン、しっかりするのだ! 俺が誰だかわかるか? 俺は俺だぞ、おい!」
 
;「おい、ブロッケン伯爵、しっかりしろ!」<br>「ブロッケン、しっかりするのだ! 俺が誰だかわかるか? 俺は俺だぞ、おい!」
 
:第77話「瀕死の参謀ブロッケン伯爵」より。[[マジンガーZ]]の放った'''アイアンカッターで自身の腰部を真っ二つにされた後、ブロッケン伯爵の頭部は真っ二つになった胴体に向かって呼びかける'''。
 
:第77話「瀕死の参謀ブロッケン伯爵」より。[[マジンガーZ]]の放った'''アイアンカッターで自身の腰部を真っ二つにされた後、ブロッケン伯爵の頭部は真っ二つになった胴体に向かって呼びかける'''。
 
:本来ならば凄惨な光景…のはずなのに、ブロッケン伯爵の本体(?)である頭部が幸い無事なので、かえって[[ギャグイベント|コミカルさ]]が漂う場面になってしまっている。
 
:本来ならば凄惨な光景…のはずなのに、ブロッケン伯爵の本体(?)である頭部が幸い無事なので、かえって[[ギャグイベント|コミカルさ]]が漂う場面になってしまっている。
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;「お、俺のグールが燃えている…」
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:同話終盤より。重傷を負った自分に代わりグールで出撃したあしゅらだったが、彼の失態で爆発炎上しながら帰ってくる愛機の無惨な姿を見せられたブロッケン。切断直後や治療中は割とピンピンしていたものの、この光景は流石にショックだったようでその場に崩れ落ちてしまう。
 
;「鉄仮面軍団! ならびに鉄十字軍団! 我が勇敢なるあしゅら男爵の名誉に対して…敬礼!!」
 
;「鉄仮面軍団! ならびに鉄十字軍団! 我が勇敢なるあしゅら男爵の名誉に対して…敬礼!!」
 
:第78話「あしゅら男爵 太平洋に散る!!」にて決死の作戦で死亡したあしゅら男爵に対して。普段はいがみ合いながらも、ブロッケンなりに同僚の死を弔っていたと思われる。
 
:第78話「あしゅら男爵 太平洋に散る!!」にて決死の作戦で死亡したあしゅら男爵に対して。普段はいがみ合いながらも、ブロッケンなりに同僚の死を弔っていたと思われる。
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=== [[漫画|漫画版]] ===
 
=== [[漫画|漫画版]] ===
;「殺したのは貴様だぞ!」
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;「そいつらを殺したのはおまえだぞ兜!」
:グロゴスG5による人質作戦を行使し、いちかばちかの賭けで攻撃を仕掛けた結果、人質2名を死に追いやってしまった兜に対する嘲笑。
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:永井豪版「フットボール作戦の巻」より。グロゴスG5による人質作戦を行使し、いちかばちかの賭けで攻撃を仕掛けた結果、人質2名を死に追いやってしまった兜に対する嘲笑。
:直接的に手を下したのはブロッケンとは言え、人質の命を盾にされている状況下で手を出した結果なので間違ってはいない。
+
:直接的に手を下したのはブロッケンとはいえ、人質の命を盾にされている状況下で手を出した結果なので間違ってはいない。
;「てめーっ[[正義]]の[[主人公]]のくせに汚ねえ真似しやがってー、いいのかーっ、ファンが泣くぞ! にゃロー」
+
;「てめーっ[[正義]]の[[主人公]]のくせにきたねえ真似しやがってー いいのかーっ ファンが泣くぞ! ニャロー」
:永井豪版より。卑劣な人質作戦に屈した[[兜甲児|甲児]]から降参する振りをしての奇襲を受けた際の一言。あまりにもメタフィクショナルな正論である。
+
:同上。卑劣な人質作戦に屈した[[兜甲児|甲児]]から降参する振りをしての奇襲を受けた際の一言。あまりにもメタフィクショナルな正論である。
:もっとも、これ以前にブロッケン伯爵は散々外道なマネをしていたため、甲児から'''「うるせー!! バーロー!!」「自分のこと棚に上げやがって!! ふざけんなー!!」'''とごもっともな正論で返されている。
+
:もっとも、これ以前にブロッケン伯爵は散々外道なマネをしていたため、甲児から'''「うるせーっ バーローッ」「人のこと非難できる立場かテメエ!」「自分のことたなにあげやがってふざけんなー」'''とごもっともな正論で返されている。
;「わしって悲惨なキャラクターだなーっ、司令官なのに」
+
;「わーっありがとうきみは見上げた紳士だ きっと貴族の生まれだハハハ」<br />「ぎゃあっ貴様はみさげはてた野蛮人だーっ」
:同じく永井豪版より。上記のやり取りの末に吹き飛んだ首をキャッチした[[ボス]]と[[ムチャ]]の「フットボール作戦」に翻弄されて。
+
:永井豪版「プレイボールの巻」より。上記のやり取りの末に吹き飛んだ首をキャッチした[[ボス]]と[[ムチャ]]の「フットボール作戦」に翻弄され、ボスから首をキャッチし親切に受け取って「からだ」に返してくれると思いきや、ご無体に足蹴にするムチャに対して。
;「わーっ、ありがとう、きみは見上げた紳士だ、きっと貴族の生まれだ、ハハハ」<br />「ぎゃあっ、貴様は見下げ果てた野蛮人だーっ」
  −
:同じく永井豪版より。自分の首を親切に受け取ってくれたと思いきや、ご無体に足蹴にするムチャに対して。
   
:余談だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]との戦闘前会話に似たようなやり取りがある。
 
:余談だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]との戦闘前会話に似たようなやり取りがある。
 +
;「わしって悲惨なキャラクターだなーっ 司令官なのに」
 +
:同上。助けに入った鉄十字兵にスライディングキックを受けて。
 
;「Guten Abend(こんばんは!)」
 
;「Guten Abend(こんばんは!)」
 
:桜多吾作版の台詞。過去にシンジケート団を襲撃した際に[[ドイツ語]]で挨拶し、直後に組織の幹部を皆殺しにした。
 
:桜多吾作版の台詞。過去にシンジケート団を襲撃した際に[[ドイツ語]]で挨拶し、直後に組織の幹部を皆殺しにした。